東京の地場に発する国際芸術祭「東京ビエンナーレ2025」を10月17日(金)から開催。ArtStickerでお得なチケットを販売中

東叡山寛永寺

株式会社The Chain Museumは、2025年10月17日(金)〜 12月14日(日)の会期、東京の地場に発する国際芸術祭 「東京ビエンナーレ2025」に当社が運営するアート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」のチケット販売システムを導入開始いたしました。

開催テーマ

東京ビエンナーレは、東京という都市のさまざまなエリアに「飛び込む」ことで、そこに集い、暮らす人びとの営みや風土の中に息づく魅力、新たな価値を発見し、ともに創り上げていく「ソーシャルダイブ(social dive)型」の国際芸術祭です。

今回のテーマ「いっしょに散歩しませんか?」は、「誰と」「どこを」歩くかによって私たちのつながり方が変わることに着目し、私たちをやわらかく、優しく結びつけます。「散歩」をテーマにした多様なアート作品によって、新しい関係性を発見し、創造することを試みる今年の東京ビエンナーレ。拠点会場となる東叡山 寛永寺は江戸時代から、エトワール海渡も1902年創業と、地域で時を重ねてきた場所です。歴史的な2つの会場で居ながらにして「散歩」の奥深さを味わってもよし、6つのエリアを実際に歩いてみてもよし。人と人、人と都市の出会いが生まれる「ソーシャルダイブ」としての表現を体験しませんか?

 

■総合プロデューサーからのメッセージ

ミッションは、東京にダイブし、街と深く関わること

東京ビエンナーレは、東京という都市のさまざまなエリアに「飛び込む」ことで、そこに集い、暮らす人びとの営みや風土の中に息づく魅力、新たな価値を発見し、ともに創り上げていく「ソーシャルダイブ(social dive)型」の国際芸術祭です。
今回のテーマ「いっしょに散歩しませんか?」は、「誰と」「どこを」歩くかによって私たちのつながり方が変わることに着目し、私たちをやわらかく、優しく結びつける新しいかたちの「散歩」を創造する試みです。その未知なる散歩を通して、人と人、人と都市の出会いが生まれる「ソーシャルダイブ」としての表現を探求します。
対立が深まる世界情勢の中でも、たとえ初対面であっても、誰かと並んで歩くという身体的な行為が、互いを知り合うきっかけとなり、街や文化への関心を芽生えさせ、対話の種となっていく。そして、関東大震災や第二次世界大戦により二度にわたって焼け野原となったこの都市・東京が、今なお多様な街並みと人々の暮らしを育んでいることに対し、「ともに歩ける」こと自体の奇跡的な時間を大切にしたいと考えています。特に、江戸から続く都市生活の知恵や信仰、自治、芸能、町人文化といった「基層文化」の存在を、私たちは忘れてはなりません。それらは目立たぬかたちで今も街のあちこちに息づいており、現代において新たな創造の土壌となりうる重要な文化資源です。東京ビエンナーレ2025では、こうした見えにくい東京の基層文化を丁寧にすくい上げ、アートプロジェクトを通して未来につないでいく試みに挑戦します。
そのためにも、アーティストの想像力と方法論によって、東京の街角をあえて漂流し、積極的に「道草」するような表現のあり方を模索します。新たな関係性を紡ぐ「散歩」するアートプロジェクトが、街と人をやわらかくつなぎます。たとえば、創建400年を迎える東叡山 寛永寺でのインスタレーション作品や、街のスキマにひっそりと置かれた作品群に会いに行くとき、その道すがら出会う風景や人々との何気ない交流にこそ、今ここでしか味わえない発見があります。気になるものに出会ったときは、ぜひ立ち止まって、少し時間をかけて眺めてみてください。そこには、思いがけなく心がひらく瞬間が潜んでいるかもしれません。
東京ビエンナーレ2025は、14か所におよぶ展示会場、39名の参加アーティストによる作品、たくさんの散歩プログラムを通して、東京にダイブし、まちと深く関わるアートプロジェクトを生み出します。

総合プロデューサー 中村政人

東京ビエンナーレ2025 3つの特徴

特徴1:さんぽ”をテーマにした市⺠が主体となる参加型芸術祭

2つの拠点展⽰、6つのエリアに展開する作品やプロジェクトを巡る東京ビエンナーレ2025。参加する市⺠の⽅々が、⾃分⾃⾝の独⾃ルートをつくり、作品以外にも“これってアート⁈”と発⾒していく、市⺠の⼿でつくる芸術祭です。会期前から「さんぽ⼤学特別講義」も開催。さんぽの意義や新しい視点を共有していきます。会期中は散歩にちなんだワークショップやツアーも多数開催します。

 

特徴2:2つの拠点・6つのエリアを結ぶ、紙とデジタルの2つの「アートマップ」

イラスト:⾼橋和暉

東京ビエンナーレ2025に参加し、“歩く” “発⾒する”のお伴をするのが、アートマップです。楽しいイラストで見どころがひと目でわかるアートマップを手に展示会場やエリアを回ってみましょう。さらに、作品展⽰以外にも地域の⽂化施設、パブリックアート、まちに潜む⾯⽩い情報を繋げたるために「これもアート発⾒隊」が結成され、事前に調査・情報収集します。また、「江⼾/東京⽣活考現学」に基づいて世相や⽂化、⼈々の暮らしの痕跡をプロット。これらがデジタル空間でひとつのマップに反映され、東京ビエンナーレの開催エリアを繋ぎます。

 

特徴3:国際性と地域性、そこに⼈々が交差する

アダム・ロイガード《FOR THE PUBLIC I-III》2024年

海外アーティスト公募プロジェクト「SOCIAL DIVE」や「海外連携プロジェクト」など海外から招聘されるアーティストと多⾓的な視点で、私たちの暮らし・⽂化、振る舞い・⾔葉に潜むポテンシャルを再発⾒・再構築していきます。散歩やイベント、対話などを通して、私たちが普段なかなか気づけない、東京の新しい⾒⽅や可能性を市⺠のみなさんと⼀緒に⾒つけていきます。

■開催場所と出展アーティストーー会場は東京北東部の多彩な6エリア

東京ビエンナーレ2025は、東京の北東に位置する千代⽥区、中央区、⽂京区、台東区にある複数の施設や公共空間で開催されます。東叡⼭寛永寺、エトワール海渡リビング館の2つの拠点展⽰会場(有料)を中⼼に、それぞれの歴史や⽂化をもつ6エリア(無料)で、展⽰やイベントをお楽しみいただけます。

拠点展⽰
東叡⼭寛永寺(台東区上野桜⽊1-14-11)
エトワール海渡リビング館(千代⽥区東神⽥1-15-15)

展⽰エリア
上野・御徒町エリア、⽔道橋エリア、神⽥・秋葉原エリア、⼤⼿町・丸の内・有楽町エリア、⽇本橋・⾺喰町エリア、⼋重洲・京橋エリア

東京ビエンナーレ2025 開催イベント

さんぽ⼤学特別講義第4回「さんぽの街(まち)」

吉見俊哉

さんぽ大学学⻑國學院大学観光まちづくり学部教授

⼀般:1,500円/学⽣:500円
東京の地場に潜むゲニウス・ロキに⽿を傾けながら、そこに脈々と受け継がれる歴史や記憶と対話します。
⽇時:2025年11⽉6⽇(⽊)18:30~20:00
ゲスト:⼤城直樹(明治⼤学⽂学部教授、⽂化地理学)

開催概要

タイトル
東京の地場に発する国際芸術祭 「東京ビエンナーレ2025」

テーマ
いっしょに散歩しませんか?

会期
2025年10月17日(金)〜 12月14日(日)

会場
拠点展示(2会場):東叡山 寛永寺、エトワール海渡リビング館
展示エリア(6か所):上野・御徒町エリア、神田・秋葉原エリア、水道橋エリア、日本橋・馬喰町エリア、八重洲・京橋エリア、大手町・丸の内・有楽町エリア
*各エリアの歴史的建築物、公共空間、店舗、遊休化した建物等

チケット料金
前売券(2会場共通チケット)
一般:2,500円
学生:1,500円

一般券(2会場共通チケット)
一般:2,900円
学生:1,700円

会場別チケット:エトワール海渡リビング館
一般:2,100円
学生:1,400円

会場別チケット:東叡山 寛永寺
一般:1,100円
学生:400円

主催
一般社団法人東京ビエンナーレ

後援
千代田区、中央区、文京区、台東区、一般社団法人 千代田区観光協会、一般社団法人中央区観光協会、一般社団法人文京区観光協会、駐日アルメニア共和国大使館、デンマーク王国大使館、ドイツ連邦共和国大使館、ノルウェー大使館、駐日ブラジル大使館、ポーランド広報文化センター

特別助成
公益財団法人石橋財団

助成
アーツカウンシル東京 [東京芸術文化鑑賞サポート助成]
国際交流基金

協賛
三井不動産株式会社、三菱地所株式会社、株式会社 大丸松坂屋百貨店、パレスホテル東京、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社、YKK株式会社、パークホテル東京、株式会社ワンダーパワードユー

事業パートナー
株式会社東京ドーム

特別協力
東叡山 寛永寺、株式会社エトワール海渡

協力
一般社団法人京橋彩区エリアマネジメント、NTT東日本、海老原商店、株式会社大手町ファーストスクエア、合同会社コマンドA、東京藝術大学、戸田建設株式会社、東日本旅客鉄道株式会社

補助事業
令和7年度日本博2.0事業(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁)

本事業は、障害の有無や、言語・文化の違いを超えて、誰もが楽しめる東京を目指すキャンペーン「オールウェルカムTOKYO」に賛同しています。

参加アーティスト⼀覧(50⾳順)

[国内]
秋⼭珠⾥、岩岡純⼦、L PACK.、⼤内⾵、⽚岡純也+岩⽵理恵、⽚⼭真理、窪⽥望、栗原良彰、⿊川岳、⼩瀬村真美、SIDE CORE、佐藤直樹、6lines studio+塚本由晴、鈴⽊真梧、鈴⽊昭男、鈴⽊理策、⾼橋和暉、寺内⽊⾹、⼾⽥祥⼦、豊島康⼦、中村政⼈、畠⼭直哉、藤原信幸、ホガリー、港千尋、ミルク倉庫ザココナッツ、村⼭悟郎、森淳⼀、森靖、与那覇俊、渡辺英司

[海外]
ナラカ・ウィジェワルダネ(スリランカ)、カミラ・スヴェンソン(ブラジル)、Tenthaus Art Collective and the OVEN Network (テントハウスアートコレクティブ& オーブンネットワーク /(ノルウェー/タイ)、マリアム・トヴマシアン(アルメニア)、チュオン・クエ・チー/ グエン・フォン・リン(ベトナム)、ピョトル・ブヤク(ポーランド)、エルケ・ラインフーバー(ドイツ)、アダム・ロイガート(スウェーデン)

WEBサイト
https://tokyobiennale.jp/

ArtSticker(アートスティッカー)について

株式会社The Chain Museumが運営する、アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっています。
また、ArtStickerはデジタル上だけでなく、リアルでユニークな場所と出会うことで、アートやアーティストが世界と直接つながることを希求しています。

▽ArtSticker Webサイト
https://artsticker.app/

▽ArtSticker ダウンロードURL
App Store:https://apps.apple.com/app/artsticker/id1446438049


チケット販売機能を導入したい美術館様・イベント運営者様へ

現在、ArtStickerでは、チケット機能を導入したいイベント運営者様を募集中です。
また、展示に合わせ、音声ガイドを販売・連携することも可能です。
詳しくは以下をご覧の上、お問い合わせください。

▽お問い合わせはこちら
チケット:https://artsticker.app/services/ticket/
音声ガイド:https://artsticker.app/services/audio-guide/

株式会社The Chain Museum概要

社名   :株式会社 The Chain Museum(読み:ザ・チェーンミュージアム)
所在地  :東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階 代官山TOKO
代表者  :代表取締役 遠山 正道

▽The Chain Museum 公式Webサイト
https://www.t-c-m.art/

 

【株式会社The Chain Museum】プレスリリースより


その他の展覧会情報を見る

約400点の原画が大集結!シティーハンター史上最大規模の原画展「シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER 11月22日(土)より上野の森美術館で開催!

上野の森美術館

株式会社コアミックスが発行する『シティーハンター』が、2025年2月26日に連載開始から40周年を迎えたことを記念して、作品史上最大規模となる原画展「シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER~」を 、2025年11月22日(土)から12月28日(日)まで、上野の森美術館で開催いたします。

また、本展覧会のチケットを9月25日(木)10:00より販売開始いたします。本展は、『シティーハンター』に魅せられたすべてのファンに捧げる、誰もが心に刻んだ名場面と名台詞満載の作品史上最大の展覧会です。獠と香の運命的な出会い。個性豊かな仲間や依頼人と築き上げた信頼。そしてかけがえのないパートナーとして互いを認め合う獠と香の絆。クールで、コミカルで、時に切なく、心揺さぶる感動の物語を、今ここに凝縮します。展示されるのは、圧巻の400点を超える直筆原画。さらに、貴重な資料や、世界観に没入できるフォトスポット、特別映像など、ファン必見の展示が満載です。

40年の時を超えて輝き続ける『シティーハンター』の尽きることのない魅力を、心ゆくまでご堪能ください。本展示会に関する続報は、10月下旬から11月上旬にご案内予定です。なお、展覧会の開催にあたり、『XYZ…冴羽獠を上野の森美術館に呼びたい!!』というクラウドファンディング企画も実施されております。

展覧会チケット情報

通常チケットのほか、一般観覧に先駆けいち早く展覧会を楽しみたい方のために、11/22-23日時指定券をご用意いたしました。ほかにも、「オリジナルスノードーム」や「オリジナルピンズ」が特典のセット券、2名でご来場いただくとお得なパートナー券など、バラエティ豊かなチケットを販売いたします。チケットの詳細は展覧会HPや各プレイガイドをご参照ください。

■発売日
9月25日(木)10:00〜

■チケット販売URL
イープラス
通期券・11/22-23日時指定券
https://eplus.jp/cityhunter40th_ex/

JRE MALL
通期券
https://event.jreast.co.jp/activity/detail/a075/a075-00012
11/22-23日時指定券
https://event.jreast.co.jp/activity/detail/a075/a075-00001

■チケット詳細
11/22-23日時指定券:3,500円
※11月22日(土)、23日(日)、1時間毎の時間指定、入場特典(ホロステッカー)※非売品
この2日間は通常の前売券・当日券ではご入場いただけません。

当日券:一般 2,900円 小・中学生 1,100円
前売券:一般 2,500円 小・中学生 800円
パートナー券:4,500円
※パートナー券は期間限定販売 9月25日(木)~10月10日(金)
※入場の際は2名でご来場ください。1名ずつのご入場はできません。

特典グッズ付きチケット
特典グッズ付きチケット①:10,000円
特典グッズ付きチケット②:13,000円


特典グッズ①「シティーハンター大原画展オリジナルスノードーム」


特典グッズ②「シティーハンター大原画展オリジナルピンズセット」

※価格は全て税込です。
※特典画像はイメージです。予告なくデザインが変更になる場合があります。

XYZ…冴羽獠を上野の森美術館に呼びたい!!

『シティーハンター』連載開始40周年という大きな節目に合わせ、ファンの皆様と一緒に名場面を再現するクラウドファンディング企画を開催いたします。
【シティーハンター大原画展 ~FOREVER, CITY HUNTER!!~】の会場内に『シティーハンター』作中でよく見た喫茶キャッツ・アイのカウンターでコーヒーを飲みくつろぐ獠ちゃんを実物大で再現。喫茶キャッツ・アイのカウンターに座る冴羽獠の横に腰をかけたり、記念撮影ができるスポットを皆様と一緒に実現します!

■募集期間
9月24日(水)19:00 ~10月26日(日)23:59

■プロジェクトページURL
https://ubgoe.com/projects/981

■返礼品例一部
※原画展会場“巨大XYZ伝言板”に支援者名とコメント掲載
※SAEBA商事”社員粗品6点セット【①SAEBA商事名刺(あなたのお名前)、②SAEBA商事 社長・冴羽獠名刺、③ネックストラップ付パスケース、④特製ボールペン、⑤特製メモ、⑥粗品タオル】
※11月21日前日プレミアム内覧会ご招待
※北条司サイン入り図録
※等身大冴羽獠

 

「シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER~」開催概要
開催期間 :2025年11月22日(土)~12月28日(日)
開場時間 :10:00~17:00 (最終入場 16:30)
会場 :上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
主催 :東映・コアミックス
公式サイト: https://www.cityhunter-ex.jp
X : https://x.com/cityhunter_ex
Instagram : https://www.instagram.com/cityhunter_ex/

原作情報

新宿駅東口の伝言板に書き込まれる「XYZ」のアルファベット3文字──それは、“もう後がない”という依頼人からの切実なメッセージ。腕は超一流ながら無類の美女好き・冴羽獠と、そのパートナー・槇村香のコンビが、裏社会の始末屋(スイーパー)「シティーハンター」として、時に依頼人の美女にもっこりしながら、さまざまな依頼を解決するアクションコメディ作品です。「週刊少年ジャンプ」に1985年から1991年まで連載され、2025年2月26日に連載開始から40周年を迎えました。

【コミックス情報】
ゼノンセレクション『CITY HUNTER』全29巻発売中
北条司
発行:コアミックス
価格:880円(税込)

 

【株式会社コアミックス】プレスリリースより


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【上野の森美術館】「正倉院 THE SHOW」取材レポート。宝物の美を全身で体感、伝説の香木「蘭奢待」の香り再現も

上野の森美術館

 

奈良・東大寺旧境内にあり、天平文化の粋を伝える9,000件もの宝物を1300年近く守り伝えてきた奇跡の宝庫・正倉院。毎年秋には宝物が一般公開される「正倉院展」が行われていますが、このたび上野の森美術館では、実物の観覧とは異なるアプローチで宝物の新しい楽しみ方を提案する「正倉院 THE SHOW-感じる。いま、ここにある奇跡-」が開催されています。

会期は2025年9月20日(土)から11月9日(日)まで。

「正倉院 THE SHOW-感じる。いま、ここにある奇跡-」会場風景

国分寺の建立や東大寺の大仏造立で知られる第45代聖武天皇(701-756)をたすけ、仏教政策や貧民救済に取り組んだ光明皇后(701-760)。正倉院宝物の歴史は、聖武天皇の冥福を祈念した光明皇后が、その遺愛品を東大寺大仏に奉献したことから始まりました。約9,000件におよぶ宝物の中には、制作年代、用途、由来が明確に記録されたものが多数含まれており、当時の技術や美意識、そして人々の想いを今に伝えています。

本展は宮内庁正倉院事務所全面監修のもと、「愛 美 紡ぐ」をテーマに、勅封制度により大切に保護されてきた宝物の背景にあるさまざまなストーリーを紐解き、その魅力を全身で体感させるもの。

会場の冒頭では正倉院宝物の起源を示す形で、奉納された宝物群を記した全長14m以上にもおよぶ目録「国家珍宝帳」の原寸大再現物が、全紙広げた状態で紹介されています。なお、本展は大阪会場からの巡回展ですが、「国家珍宝帳」は東京会場からの新作展示となっています。

「国家珍宝帳」の再現展示

先立って行われた記者説明会で、宮内庁正倉院事務所の飯田剛彦所長は、1300年を経て脆弱になっている宝物を厳重に管理しようとすると、一般への公開がままならなくなるジレンマを語り、打開策として本展が生まれたと説明。「宝物そのものを見ることよりも斬新な体験ができればと考え、五感に訴えるような展示も行い、あらゆる角度から宝物の魅力を味わっていただけるような展覧会になっています」とのコメントのとおり、本展には宝物の実物展示がありません。

「なんだ、本物はないのか」とガッカリされる方もいるかもしれませんが、代わりに、宮内庁正倉院事務所が長年研究・製作を手がけている「再現模造」が出陳されています

「螺鈿紫檀五絃琵琶」再現模造

再現模造は一般的なレプリカとは異なり、単に見た目を似せるのではなく、各種の分析装置や光学機器を駆使して当時の素材や技法を探り、人間国宝ら名工が熟練の技を駆使し、宝物本来の姿を再現することを目指したもの。本展ではそのうち、正倉院を代表する宝物として名高い、世界で唯一現存する古代の五絃琵琶「螺鈿紫檀五絃琵琶」「螺鈿箱」など11件の再現模造を紹介しています。

「螺鈿箱」再現模造
「紺玉帯」再現模造
「金銀鈿荘唐太刀」再現模造

「正倉院宝物をもうひとつ作ること」、それが正倉院事務所の目標であるそう。再現模造はいわば現代にタイムスリップしてきた宝物であり、私たちは変色や欠損のない、奈良時代の人々が実際に見ていた宝物に限りなく近しい姿を知ることができるのです。

また、正倉院事務所は2019年からTOPPANと協業し、最新の3次元計測や高精細写真撮影、質感取得技術を駆使して宝物の精緻な3Dデジタルデータ(デジタルアーカイブ)を作成してきました。

本展では、そうした3Dデジタルデータに特別な演出を施した映像作品を、高さ約4メートル、幅約20メートルという巨大スクリーンに約12Kという高精細映像で上映。スクリーンには、2023年にノーベル化学賞を受賞した「量子ドット(Quantum Dot)」の研究をベースに開発されたスクリーン塗料が導入されているため、宝物が一層鮮明なコントラストで輝きます。

ストーリー映像

上映時間は約17分あり、壮大な音楽のもと、正倉院に秘められた物語をめぐる「ストーリー映像」と、宝物の圧倒的な「美」そのものに迫る「デジタル宝物映像」、「再現模造対象宝物映像」の3編で展開していきます。特に圧巻のパートはストーリー映像にある【正倉院「美」の世界】で、宝物群に施された花鳥文様や螺鈿装飾の中をラクダや象、幻獣らが闊歩する幻想的な「美」の宇宙を再構築。宝物に込められた美意識を凝縮しており、スクリーンの目の前に立てば没入感もひとしおです。

デジタル宝物映像「円鏡 平螺鈿背 第11号」のシーン

デジタル宝物映像では、花鳥文様の間にラピスラズリやトルコ石の細片が散りばめられた豪華な装飾鏡「円鏡 平螺鈿背 第11号」や、32枚の極彩色の花弁が美しい香炉台「漆金薄絵盤 乙」など、肉眼では捉えにくい宝物の細部や質感を舐めるようなアングルで投影。単眼鏡を使わずとも臨場感あふれる鑑賞体験が叶います。「漆金薄絵盤 乙」はまるで花がほころぶように花弁を解体して絵柄を見せてみたり、香が立ちのぼる様子を再現していたりと、まさにデジタルデータならではの楽しみ方を提供しています。

デジタル宝物映像「「漆金薄絵盤 乙」のシーン

伝説の香木「蘭奢待(らんじゃたい)」の香りの再現展示も見どころの一つ。蘭奢待(宝物名は黄熟香)は東南アジアに分布するジンチョウゲ科アクイラリア属の切り株などに樹脂や精油が沈着してできた沈香であり、織田信長や足利義満・義政など時の為政者が切望したことから「天下第一の名香」と呼ばれてきました。なんと、現在でもわずかに香りがするそうです。

「蘭奢待(レプリカ)」

その消えゆく香りを記録するため、正倉院事務所は2024年度から高砂香料工業の協力のもと、蘭奢待から揮散する空気中の香気成分などの分析調査を実施。さらに調香師の聞香(香木を香炉で暖め、香りを味わう香道の作法)により、シスタスという植物の樹脂から抽出される天然香料ラブダナムに似ていることを発見し、それをベースに史上初となる再現香料を制作したといいます。

「蘭奢待」の香りの体験展示

高砂香料工業のIR/広報室 鈴木隆さんは、「蘭奢待そのものを嗅いだときの香りというよりは、聞香したときの香り、織田信長らが嗅いだ香りに近いのではないか」と解説。会場ではガラス容器の中に再現香料を入れ、来場者が実際に香りを楽しめるようになっています。

筆者はシナモンや杏仁を想起させる上品な香りだと感じました。現代によみがえった天下の名香、会場で体感してみることを特におすすめします。

東京会場で新設された「美のアベニュー」

多種多様な宝物の文様を色鮮やかに天井まで敷き詰めた「美のアベニュー」を抜けた先には、現代アーティストが正倉院からインスピレーションを受けて制作した新作の展示エリアが広がります。

参加アーティストは、音楽プロデューサー・亀田誠治さん、写真家・瀧本幹也さん、陶芸家・亀江道子さん、そしてデザイナー・篠原ともえさんの4名。

亀江道子さんの展示

亀田誠治さんは、宝物である琵琶や尺八の演奏音源に現代の音楽を融合した楽曲「光」を発表しています。
瀧本幹也さんは暗闇の中、月明かりの照らす方角から光を受けた荘厳な正倉院正倉を切り取ったモノクロームの写真群を展示。現代のような明かりのなかった1300年前の人々が見ていた夜の世界を思わせます。
亀江道子さんは、見たことのない色彩や素材、文様に心動かされたであろう当時の人々の物語を想像し、それを演じながら作品制作にあたったそう。デジタル技術とアナログな筆を巧みに組み合わせて紡いだ文様が彩る小皿や花器などが並びます。

報道内覧会に駆けつけた篠原ともえさんは、正倉院宝物がもつ「いまに通じる美」に着想を得て、ペルシア風の水差し「漆胡瓶(しっこへい)」をモチーフに伝統と現代を融合させたドレス「LACQUERED EWER SHOSOIN DRESS」について制作過程やこだわりを語りました。

篠原ともえさんと新作ドレス「LACQUERED EWER SHOSOIN DRESS」

東アジア独特の漆芸を用いて、銀の薄板で草花や鳥獣の文様を繊細に表した「漆胡瓶」。篠原さんは本作の圧倒的な存在感に魅せられ、「おおらかな大陸の流れや時を超えた美意識を感じた」といいます。

構想から約1年かけたという作品制作にあたっては、宝物の3Dデータを元に400種以上にも及ぶ文様のパーツを、過去の職人たちの情熱と向き合いながら手作業でトレース。1300年の月日を具現化することにこだわり、カットした真鍮を薬剤に漬けたり、熱を加えてニュアンスを加えたりと試行錯誤を繰り返し、クラッシュベルベットの生地に一つ一つ施していったそう。

ドレスのこだわりはフォルムにあり、「3Dデータに基づいて、『漆胡瓶』のオリエンタルなフォルムをなるべくそのまま残すことを大切にしました。3Dデータから衣装を作るのは初めてのチャレンジでしたが、皆さんが宝物を実際に覗き込んでいるような気持ちになってもらえたら嬉しいな、と想像しながら制作しました」とコメント。

水差しの持ち手までリスペクトを込めてデザインに取り入れられている。

「漆胡瓶」を観察しているうち、鹿や鳥などの動物だけでなく小さな昆虫までも雄と雌の番で存在していることに気づいたといいます。そこに「聖武天皇と光明皇后の愛の物語」を見出し、心が震えたというエピソードも明かしながら、次のようなメッセージを寄せました。

「本展は正倉院宝物をアートとして体感できるのが大きな特徴で、宮内庁正倉院事務所さんの本気度を感じる展覧会になっています。本展を通じて、正倉院宝物の魅力、手仕事の価値、そしてこれまで受け継いできた先人たちの情熱を感じ取っていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。ぜひ皆さん遊びに来てください」

最新技術により現代によみがえった宝物の魅力を全身で体感できるだけでなく、悠久の歴史を守り伝えてきた人々の想いにも触れられる「正倉院 THE SHOW-感じる。いま、ここにある奇跡-」。会期は11月9日(日)までとなっています。

「正倉院 THE SHOW-感じる。いま、ここにある奇跡-」概要

会期 2025年9月20日(土)~11月9日(日)
会場 上野の森美術館
開館時間 10:00~17:00(※入館は閉館の30分前まで)
観覧料 (当日券)一般2,300円 高校生・大学生1,700円 小学生・中学生1,100円
※未就学児無料
※チケットの詳細は展覧会公式サイトをご覧ください。
主催 上野の森美術館、「正倉院 THE SHOW」実行委員会(読売テレビ、読売新聞社、TOPPAN、角川メディアハウス)、日本テレビ放送網、BS日テレ
監修 宮内庁正倉院事務所
お問い合わせ ハローダイヤル 050-5541-8600(9:00~20:00 無休)
展覧会公式サイト https://shosoin-the-show.jp/tokyo/

※記事の内容は取材時点のものです。最新情報は展覧会公式サイト等でご確認ください。

 


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「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」取材レポート。「江戸のメディア王」蔦重の物語を体感しよう

 

江戸時代中期に活躍した江戸のメディア王・蔦重こと蔦屋重三郎の波瀾万丈な生涯を描く大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』。

今回お伺いした「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」は、『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公・蔦屋重三郎ゆかりの地である東京都台東区にオープンした施設です。大河ドラマ館には登場人物の衣装や小道具など、ドラマをより楽しむことができるコンテンツが盛りだくさん。

今回の取材レポートではその魅力と見どころをお伝えいたします。

「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」の外観(台東区民会館)

江戸情緒溢れる空間を肌で感じよう

大河ドラマ館から続く通路にもさまざまな仕掛けが
横浜流星さん演じる蔦重の大判メインビジュアル

大河ドラマ館のある台東区民会館は浅草駅から徒歩数分。9階フロアは江戸のまちに見立てた「大江戸からまる町」となっており、足を踏み入れるとまるでタイムスリップしたかのような没入感を感じることができます。

フラッシュ撮影でシルエットから人物が浮き出てくるパネル、見る角度によって変化する浮世絵が描かれた壁面など、エレベーターから大河ドラマ館に続く通路にもさまざまな仕掛けがあり、訪れる人々を楽しませてくれます。

そして「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」に足を踏み入れると、迎えてくれるのは横浜流星さんが演じる蔦重のメインビジュアル。

蔦屋重三郎は、寛延3年(1750)に、江戸・新吉原(現在の台東区千束)で生まれ、20代で吉原大門前に書店「耕書堂」を開業。東洲斎写楽、喜多川歌麿ら、江戸文化を代表する作家たちを交流し、「江戸のメディア王」として大成功を収めた人物です。

この蔦重の生涯を描く大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、2025年1月5日から放送開始され、取材時の10月初旬においても多くの視聴者を楽しませています。

主要キャスト・スタッフを紹介する「べらぼう入門編」

横浜流星さんが実際に着用した衣装を展示

大河ドラマ館内は9つのゾーンに分かれています。
「べらぼう入門編」では、蔦重の衣装の展示や、主要キャスト・スタッフを紹介。
注目は中央にディスプレイされた蔦重の衣装。ドラマの中で蔦重が着用していた「黒緑色地紬縞着物」です。

衣装デザインを担当された伊藤佐智子さんは主人公の蔦重の着物に一般的な藍色ではなく緑色を選んだ理由として、

「まだ何者でもない彼が何にも縛られず、やんちゃで発想豊かに新しいものを生み出していく。そんなオリジナリティーあふれる人生のスタートを象徴する色として、たやすく再現できない緑という色を選びました」

と語っています。

制作陣のメッセージボード
随所にフォトスポットが設けられている

主演の横浜流星さんや、語り役であり、九朗助稲荷を演じる綾瀬はるかさんといった俳優陣をはじめ、脚本家の森下佳子氏や音楽を手がけるジョン・グラム氏、題字を書いた石川九楊氏といった制作陣のコメントも展示。

また海外向けの英語タイトルである「UNBOUND(アンバウンド)」の文字を押し出したフォトスポットは大人気のようで、多くの人が蔦重と同じ腕組みポーズを取って写真を撮影されていくとのこと。

ちなみに「UNBOUND(アンバウンド)」とは「解放された」「とらわれない」という意味。身分や出自にとらわれず、慣例に縛られないべらぼうな生き様を見せた蔦屋重三郎を表現する言葉として選ばれたようです。

蔦重ゆかりの小道具やパネルなどを展示する「五十間道ゾーン」

「五十間道ゾーン」
べらぼう第34回に登場した『画本虫撰(えほんむしえらみ)』
「江戸生艶気樺焼」に登場する艶二郎が非常にユニーク

続く「五十間道ゾーン」では、版元(現在の出版社。もともと印刷に使われる「版」を持っている事業主を指す)である蔦重ゆかりの小道具や、関連する登場人物のパネルを展示。実際の撮影に使用された衣装や小道具(複製品の場合もあり)などが並べられており、非常に貴重な展示となっています。

特に第34回に登場した『画本虫撰(えほんむしえらみ)』は、歌麿の優れた観察眼と写実力とが遺憾なく発揮された豪華な絵本。その発色の鮮やかさと精巧な写実力につい目を奪われてしまいます。
ドラマのエピソードに欠かせないアイテムをこれほど間近で見られる機会は非常に貴重ですね。

蔦重の活動拠点「蔦屋」再現セット
軒先には蔦重が出版に携わった本や貸本が並ぶ

「蔦屋」の再現セットも展示されています。もちろん縮尺は会場に合わせられていますが、まさに「蔦屋」そのもの。再現度が素晴らしい。

内部は箪笥から神棚まで精巧に再現され、さらに軒先には蔦重が出版に携わった本や貸本が並んでいます。中に座ることもできますので、ぜひ記念撮影を。

吉原一の大通りを再現!「仲ノ町ゾーン」

小芝風花さん演じる瀬川が着用した衣装を展示
吉原を掘り下げる特集パネルや小道具が並ぶ

やはりひときわ目を引くのは、小芝風花さん演じる伝説の遊女、瀬川が花魁道中で着用した衣装の展示。注目を浴びながら大通りを颯爽と歩く、花魁たちの様子が目に浮かびます。
背景の吉原一の大通り「仲ノ町」のビジュアルも鮮烈な印象を残しますが、実際のドラマ撮影ではそこまで長大なセットを組むことはできないため、LEDウォールの映像を使って奥行きを見せていたということが紹介されているパネルもありました。

また、「仲ノ町ゾーン」の隣の「4Kシアター」では番組のテーマや裏側を掘り下げる映像コンテンツを上映。蔦重にまつわる台東区の名所旧跡も紹介してくれます。

大河ドラマ館から蔦重の菩提寺である正法寺、彼と交流があった平賀源内の墓など、蔦重ゆかりの地をめぐる循環バスも運行していますので、シアターで見たスポットを実際に訪れてみるのも良いですね(循環バスの乗車には大河ドラマ館の来館記念証の提示が必要です)。

「蔦重ゆかりの地 台東区」公式サイトでは、大河ドラマ館や蔦重ゆかりの地をめぐる観光モデルコースのほか、蔦重が生きた江戸時代の文化に関するイベントや伝統行事について紹介しています。
ぜひ興味のある方は「蔦重ゆかりの地 台東区」公式サイトをチェックしてみてください。

将軍家や幕臣たちにスポットを当てる「江戸城ゾーン」

渡辺謙さん演じる田沼意次の衣装
将軍家や幕臣たちにスポットを当てて紹介

江戸城も物語の中では重要な場所の一つでしょう。
「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の舞台である江戸時代中期は、泰平の世が長く続くなかで芸術文化が花開いた時代でしたが、「松平定信」の「寛政の改革」を契機に、蔦重たちを取り巻く状況も大きく変化していきます。

「江戸城ゾーン」では、将軍家や幕臣といった江戸幕府に関わる面々に焦点を当てた展示や、番組美術や撮影の舞台裏などについての紹介パネルがあります。

「大河ドラマ館」のエンディングには出演者の直筆メッセージやサイン色紙が飾られており、このドラマに賭ける熱い思いが伝わってきます。自分の「推し」のサインを見つけたり、残念ながらすでに退場となってしまった登場人物をあらためて思い出してみるのもよいでしょう。


江戸の「市」を体感できる!「たいとう江戸もの市」

「たいとう江戸もの市」入口
浮世絵に関するさまざまなグッズを展開
商品説明の二次元コードから、実際の店舗の情報を得ることができる
江戸のなぞなぞ「判じ絵」にチャレンジ!
桜の鮮やかなディスプレイ。とにかく映える店内

併設する「たいとう江戸もの市」では、大河ドラマ「べらぼう」のロゴが入ったお土産に加え、江戸にゆかりのあるアイテム、地元である台東区の企業が手がける商品を展開。

この「たいとう江戸もの市」だけで1時間は見られるのではないかというほどの多彩なお土産、そして美麗な館内装飾にも注目です。中には江戸に流行した「なぞなぞ」である「判じ絵」に挑戦できるコーナーもあり、遊び心にあふれています。お子さんと一緒にチャレンジしたら面白そうですね。

記念スタンプコーナー
浮世絵の多色刷りをちょっぴり体験できる

遊び心といえば、ロビーにある記念スタンプのコーナーにもユニークな仕掛けが。
これは来館記念証の裏面に5色の版を重ねていくと、最終的には歌川広重の『名所江戸百景・浅草金龍山』が完成するというもの。浮世絵の「多色刷り」という技法を楽しく体験できます。

また、現在大河ドラマ館ではガイドツアーを開催中。初めての方はもちろん、リピーターの方でも楽しめる内容になっているとのことですので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

筆者はドラマ未見でしたが、ドラマを通じて描かれる「江戸のメディア王」蔦重の人物像、そして彼を育んだ台東区という場所に強く興味を惹かれるような内容でした。

「大河ドラマ館」の開館は年明けの2026年1月12日(月・祝)まで。
大河ドラマ館を鑑賞したあとは、蔦重ゆかりの地をめぐり、江戸の当時に想いを馳せてみてはいかがでしょうか?

■「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」概要

期間 2025年2月1日(土)~2026年1月12日(月・祝)
開館時間 9時〜17時(最終入館 16時30分)
休館日 毎月第2月曜日(第2月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始等
場所 東京都台東区花川戸2-6-5 台東区民会館9階
主催 台東区大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会
お問い合わせ 03-4330-1409(大河ドラマ館)
「蔦重ゆかりの地 台東区」公式サイト https://taito-tsutaju.jp/features/exhibition

■「たいとう江戸もの市」概要

期間 2025年2月1日(土)~2026年1月12日(月・祝)
開館時間 9時〜17時(最終入館 16時30分)
休館日 毎月第2月曜日(第2月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始等
場所 東京都台東区花川戸2-6-5 台東区民会館9階
お問い合わせ 03-6802-8150(たいとう江戸もの市)
「蔦重ゆかりの地 台東区」公式サイト https://taito-tsutaju.jp/features/edomonoichi

※記事の内容は取材時点のものです。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

 


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「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京都美術館)取材レポート。なぜゴッホは世界で愛される画家になったのか?

東京都美術館

 

世界中で愛される画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜1890)を献身的に支えた弟テオ、その妻ヨー、そして甥フィンセント・ウィレム。彼らファン・ゴッホ家の活動をたどりながら、フィンセントの夢と作品群が、どのように今日まで引き継がれてきたのかを紹介する展覧会「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が、東京都美術館で開催されています。
会期は2025年9月12日(金)から12月21日(日)まで。

「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」会場写真
「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」会場写真

フィンセント・ファン・ゴッホが画家を志したのは1880年、27歳になってからとやや遅いスタートでしたが、1890年7月に37歳で亡くなるまでのわずか10年間で約2,000点もの作品を残しました。生前のフィンセントを精神・経済の両面で献身的に支えたのは、弟であり親友であり、芸術に情熱を燃やす同志でもあったテオ(テオドルス・ファン・ゴッホ)でしたが、兄の死後半年で後を追うように他界してしまいます。

フィンセント・ファン・ゴッホとテオドルス・ファン・ゴッホ

生前のフィンセントは無名というわけではなかったももの、作品が数点しか売れなかったというのは有名なエピソードです。それでは、どのような経緯で今日、世界中の美術館に愛蔵される画家として輝かしい名声を得るに至ったのでしょうか。

そこには、テオの死後、膨大なコレクションを引き継いだテオの妻ヨー(ヨハンナ・ファン・ゴッホ=ボンゲル)の活躍がありました。ヨーは義兄の作品を世に出すことに人生を捧げ、展覧会への出品、戦略的な作品の売却、書簡の整理・出版などを通じて、画家として正当に評価されるよう奔走したのです。

ヨハンナ・ファン・ゴッホ=ボンゲル
フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホ

さらに、テオとヨーの息子フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホは、コレクションの散逸を防ぐため、1960年にフィンセント・ファン・ゴッホ財団を設立。作品貸与に寛大な方針をうたう国立フィンセント・ファン・ゴッホ美術館(現・ファン・ゴッホ美術館)の開館にも尽力しました。

本展は、そうして大切に受け継がれたファミリー・コレクションに焦点を当てた日本初の展覧会です。ファン・ゴッホ美術館のコレクションを中心に、フィンセントの油彩画や素描30点以上を展示。加えて、ポール・ゴーガンやエドゥアール・マネらの油彩画や素描、イギリスやフランスの新聞の挿絵版画、あるいは浮世絵版画といったファン・ゴッホ兄弟の関心や同時代の美術動向を示す収集品、日本初公開となるフィンセント直筆の手紙4通などを、全5章構成で紹介しています。

ジョン・ピーター・ラッセル《フィンセント・ファン・ゴッホの肖像》1886年 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
ポール・ゴーガン《雪のパリ》1894年 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
マシュー・ホワイト・リドリー《坑夫、「民衆の顔Ⅳ」『グラフィック』紙より》1876年4月 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

画家を志し、1881年からオランダ・ハーグや農村ニューネンで素描や油彩画の技術を磨いた後、1886年に移り住んだパリで現代的な様式を確立し、南仏のアルル、サン=レミ、終焉の地オーヴェール=シュル=オワーズで革新的な傑作を生み出すに至ったフィンセント。本展の作品展示では、そうした濃密な10年の画業をたどることができます。

フィンセント・ファン・ゴッホ《防水帽を被った漁師の顔》1883年1月 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

《防水帽を被った漁師の顔》(1883)は、ハーグ時代、挿絵入り新聞の版画から写実主義的な題材や白と黒のコントラストなどの影響を受け、鉛筆、チョーク、インクといった黒の画材を熱心に研究していた頃に描かれたもの。ニューネン滞在中には、色彩理論への関心が高まるにつれ、色彩を扱う訓練のため静物画を積極的に手掛けるようになりました。《ルナリアを生けた花瓶》(1884)は、1884年の晩秋から初冬にかけて植物の静物画を初めて制作した際の1点です。

フィンセント・ファン・ゴッホ《ルナリアを生けた花瓶》1884年秋-冬 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

パリに着くと、新しい前衛画家たちの作品が自分の想像とは全く異なるものであることに驚き、本作に見られるような暗い色調からの脱却、新たな色彩や筆遣いの習得をも図るようになります。ドラクロワの色彩やモンティセリの厚塗りの技法など、尊敬する画家たちを手本とし、1886年の夏だけで30点以上の花の静物画を制作。《グラジオラスとエゾギクを生けた花瓶》(1886)はそのうちの1点で、十字を重ねたような背景も特徴的です。

フィンセント・ファン・ゴッホ《グラジオラスとエゾギクを生けた花瓶》1886年8-9月 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

そして、本展のハイライトであり、パリ時代最後に手掛けられたという傑作《画家としての自画像》(1887-1888)に目を移すと、オランダ時代の油彩画と比較して、たった2年の間に極めて近代的な画家へと変貌を遂げたことに驚くでしょう。

フィンセント・ファン・ゴッホ《画家としての自画像》1887年12月-1888年2月 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

パリでの色彩理論研究が結実した豊かで巧みな色遣いは、まさに画面上に見えるパレットの色から生み出されており、ゆるぎない自信を帯びた筆触が生き生きと画面に広がっています。姿勢よく、視線はやや陰りつつもまっすぐ鑑賞者に向けられ、画家としての自負、あるいは決意表明のような強い意志が感じ取れます。

 本作については、1890年にサン=レミの療養院を出てオーヴェール=シュル=オワーズへ向かう前、フィンセントとヨーが初めて出会った際のエピソードが残されています。ヨーは、フィンセントの病気や健康不良の話を散々聞かされていたため、弱弱しい風貌の男を想像していましたが、「がっちりとした肩幅の広い男で、健康的な顔色をし、顔には笑みを浮かべ、とても毅然とした様子」だったと回顧録につづっています。さらに、「数ある自画像の中でも、彼がイーゼルに向かっている作品(本作)が、あの頃の彼にいちばん似ている」と付け加えました。

フィンセント自身は死神と関連付けるなどネガティブな印象も持っていたようですが、いずれにせよ、本作はフィンセント・ファン・ゴッホ財団、ひいてはファン・ゴッホ美術館にとって、最も重要な宝の一つとして扱われています。

フィンセント・ファン・ゴッホ《種まく人》1888年11月 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

また、フィンセントは画業の初期から「農村画家」と呼ばれたジャン=フランソワ・ミレーを敬愛しており、模写も多数残しています。アルル時代に描かれた《種まく人》(1888)はミレーの同名の作品を下敷きに制作されたもの。自分なりの色彩豊かな「種まく人」を描きたいと、納得いくまで試作を繰り返して本作の構図にたどり着いたといいます。

農夫を大胆にひざ下でトリミングする斬新な構図、極端な遠近法で手前にクローズアップした木の幹、農夫を神々しく照らす巨大な太陽など、モチーフの扱いやデフォルメ描写の節々に浮世絵の影響が顕著に認められるということで、展示では浮世絵のコレクションと併置されています。

左はフィンセント・ファン・ゴッホ《夜(ミレーによる)》1889年10-11月 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
フィンセント・ファン・ゴッホ《オリーブ園》1889年9月 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

一方で本展には、ヨーの比類なき企業家精神や美術界における功績を紹介するため、ヨーが売却した、つまりファン・ゴッホ美術館のコレクション以外の作品を特集したセクションも存在します。

ヨーはもともと美術分野では素人だったものの、テオと結婚してから、しだいにファン・ゴッホをはじめとする近現代美術に関する知識や、個人収集家や美術館の世界、美術取引の仕組みについても精通していきました。テオの死後、定期的にフィンセントの作品を売却していきましたが、親子が生計を立てるためという経済的な理由は二の次で、そこには近代美術の中心的人物であると確信したフィンセントの評価を確立するという野心的な目的があったのです。

テオ・ファン・ゴッホ、ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲル『テオ・ファン・ゴッホとヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲルの会計簿』1889-1925年 ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

こうしたヨーの尽力を明らかにしたのがテオとヨーの「会計簿」です。当初は家計の収支が記録されるのみでしたが、テオの死後には作品の売却についても記されるようになり、ヨーがどの作品をいつ、誰に、いくらで売却したのか、生々しい記録が残されました。調査・研究の結果、記載されたもののうち170点以上の絵画と44点の紙作品が特定されており、本展にはそのうちの油彩画3点が展示されています。

「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」会場写真

ファン・ゴッホ美術館は、フィンセントの油彩画約200点、素描約500点という世界最大規模のコレクションを誇っていますが、ヨーが売却しなければ、さらに250点ほど多かったとされています。しかし、ヨーが戦略的に立ち回ったからこそ、世界中のコレクションに作品が収められ、こうして日本に暮らす私たちも比較的簡単に実物を目にし、正しく評価できるようになりました。「100年後を生きる人々にも自分の絵を見てもらいたい」と願ったフィンセントの夢は、こうして実現したのです。

また、ファン・ゴッホ美術館のコレクションは、とくに1980年代後半以降に寄付や寄贈の恩恵を受け、徐々に拡充されていったといいます。バルビゾン派やハーグ派、象徴主義、印象派、ポスト印象派らの作品、あるいは版画、ポスターといった紙作品など収集対象が拡大する一方で、フィンセントの作品や書簡が組み込まれることもありました。本展では、長らく所在不明だったものの2006年に個人コレクションの中から発見されたというアントン・ファン・ラッパルト宛ての手紙4通が初来日。

アントン・ファン・ラッパルト宛ての手紙の展示
フィンセント・ファン・ゴッホ「傘を持つ老人の後ろ姿が描かれたアントン・ファン・ラッパルト宛ての手紙」1882年9月23日頃 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

フィンセントがブリュッセルで出会った先輩画家であるファン・ラッパルトに宛てた4通の手紙のうち、ベンチに座る人々や高齢者が暮らす救貧院で見かけた老人などの挿絵が入った4枚の紙片です。こうした手紙は劣化しやすく、展覧会に出品されることは非常に少ないため、今回の出品は大変貴重な機会といえます。

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《サン=ラザールにて》1886年 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム
ジュール=バスティアン=ルパージュ《ブドウの収穫》1880年 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム
ポール・シニャック《フェリシテ号の浮桟橋、アニエール(作品143)》1886年 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム
イマーシブ・コーナー

展示の終わりには、高さ4m、幅14mを超える空間で体感する「イマーシブ・コーナー」が出現。巨大モニターで《花咲くアーモンドの木の枝》や《カラスの飛ぶ麦畑》といったファン·ゴッホ美術館の代表作を高精細画像で投影するほか、3DスキャンでCGにした《ひまわり》(SOMPO美術館蔵)の映像も上映しています。肉眼では迫り切れない大胆な視点から新たな発見が期待できる没入体験を、ぜひ会場で楽しんでみてください。

「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」概要

会場 東京都美術館
会期 2025年9月12日(金)~12月21日(日)
※土日、祝日および12月16日(火)以降は日時指定予約制
開室時間 9:30~17:30  ※金曜日は20:00まで (入室は閉室の30分前まで)
休室日 月曜日、 10月14日(火)、 11月4日(火)、 11月25日(火)
※10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)は開室
観覧料 展覧会公式サイトでご確認ください。
主催 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、 NHK、 NHKプロモーション、 東京新聞
お問い合わせ (ハローダイヤル)050-5541-8600
展覧会公式サイト https://gogh2025-26.jp

※記事の内容は取材時点のものです。最新情報は展覧会公式サイト等でご確認ください。

記事提供:ココシル上野


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ゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」、東京都台東区上野で開催決定!

その日、君の街が巨大なゲーム空間になる。

株式会社Gabは、2025年10月18日東京都台東区上野にて開催予定のゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」に企画運営として参画することをお知らせいたします。

ゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」が東京都台東区上野にやってくる!
様々なミッションをクリアして、ミッション達成を目指そう!
上野がゲームエリアとなり、落ちているゴミがポイントに変わる新感覚体験をお楽しみください。

 

・イベント詳細

【実施案内】
開催日:2025年10月18日(土)
受付場所:御徒町公園
主催:台東区観光課
企画・運営:株式会社Gab
定員:抽選100名
受付開始:9:15/開会式:9:45/終了:12:00
参加費:無料
小雨決行/荒天延期

【イベント延期の場合】
イベント当日の天候により開催が延期となる場合がございます。
延期日:2025年10月19日(日)
受付場所:御徒町公園
受付開始:9:15/開会式:9:45/終了:12:00

【申し込み締め切り】
10月12日(日) 23:59まで

【抽選結果発表】
10月13日(月)

延期の場合は10月15日(水)頃、メールにてご連絡いたします。
イベントに関する大事なご連絡のメールが送信されますので、seisouchu@gab.tokyoのメールが受信できるようにドメインの設定をお願いいたします。メールが届かない場合は迷惑メールボックスをご確認ください。

【持ち物】
・飲み物
・1チームに1台LINEが使えるスマートフォン等
・動きやすい服装(はきなれた靴、帽子、雨具)
※所有されている方はモバイルバッテリーをお持ちください。
※トングや袋、軍手等の備品は運営にて用意してございますので、 掃除用具等の持ち物はございません。
 
【参加に関するQ&A】
Q:小学生のみの参加はできますか?また、乳幼児の参加にはチケットが必要ですか?
A:安全上、小学生のみの参加はできません。小学生以下の方は18歳以上の保護者と一緒にご参加ください。保護者や乳幼児を含む、当日来場される方全員にチケットが必要です。

Q:チケットは何枚まで申し込みできますか?
A:清走中はチーム戦のため、1回のお申し込み(1チーム)につき最大5名までとなっております。6名以上で参加される場合はチームを分けてお申し込みください。

Q:掃除用具などの持ち物は必要ですか?
A:トングや袋、軍手などの備品は運営側で用意しますので、掃除用具は必要ありません。飲み物や動きやすい服装、履き慣れた靴などを持参ください。暑さ対策ができるものもあれば各自ご用意ください。

Q:モバイルバッテリーの準備は必要ですか?
A:当イベントは無料通話アプリ「LINE」と地図アプリ「Google マップ」を使用し、イベント中にミッションの配信等を行います。必要な方は、モバイルバッテリーの準備をお願いします。

Q:写真撮影やメディア取材で映りたくない場合はどうすればよいですか?
A:当日、写真撮影やメディア取材が入る場合があります。映りたくない場合は事前に運営スタッフにお声がけください。

【参加についてのご注意】
・データの通信料金はご自身の負担となります。
・感染症流行時や災害発生時にはやむを得ず、イベントを延期する可能性がございます。
・一度ご提出いただいた応募フォームに加筆や情報の編集はできませんのでご注意ください。
・イベント中に写真及び動画の撮影を行います。画像の権利は株式会社Gab、台東区観光課が保有し、報道、SNS、その他清走中の宣伝等に使用することができるものとします。(画像の使用を拒否する場合には、当日受付スタッフへお伝えください。)
・また、メディアによる取材が入る場合もございますのでご了承ください。
・参加申込み完了で、本注意・免責条項・清走中プライバシーポリシー(https://www.seisouchu.com/privacypolicy)に同意したこととなります。

【免責条項】
・本チケット1枚で1名が参加できます。
・チケットのキャンセルはteketのチケットキャンセル規定に従います。
・申し込みサイト内でご入力いただいた個人情報は、清走中プライバシーポリシーに基づいて厳正に管理し、社内で共有いたします。また、広報活動の一環として使用しますが、当イベント関連事業以外の目的には一切使用いたしません。
・利用規約その他当社が定めるルールに違反した場合、本チケットが無効になる場合があります。
・不可抗力その他当社の責めに帰さない事由によりイベントが延期・中止になった場合、本チケットに関する返金その他の補償には応じられない場合があります。
・イベント中に発生した自然災害・トラブル・事件・事故等により生じた損害等について、当社は一切責任を負いません。
・清走中のイベント中に発生した下記に該当する項目に関しましては責任を負いかねます。
1. ゲーム進行ページを開いていた際に発生した携帯端末の故障
2. イベント中に発生した参加者さま間でのトラブル等
3. 歩きスマホを行った事による事故・事件
4. 故意にゲームエリア外に行って起こった事故・事件
5. イベントと関係のない建物に入って起こった一切のトラブル・事件・事故
6. 注意事項を守らなかったことで起こったトラブル・事件・事故
7. 清走中スタッフの指示に従わなかったことで起こったトラブル・事件・事故
8. 自然災害等
※本イベントは保険に加入しています。

 

▼ご参加を希望される場合は、下記よりお申し込みください。
https://teket.jp/9471/54434

 

・清走中とは?

「清走中」は、株式会社フジテレビジョン及び「逃走中」制作チームの正式な許諾を受け、株式会社Gabの責任において管理・運営しております。

清走中は、ゴミ拾いにゲーミフィケーション(※1)を融合したゲーム感覚ゴミ拾いイベントです。チームで協力して拾ったゴミの種類や重量、スマートフォンで通達されるミッションの達成度などがポイント換算され、上位チームには豪華景品が贈呈されます。ポイ捨てされたゴミがアイテムに変わり、街全体がゲームエリアとなるような世界観を演出することで「楽しさ」を入口にゴミ問題について考える機会を提供できる近未来の環境教育コンテンツです。

※1 ゲーミフィケーション (Gamification)は、ゲームデザイン要素やゲームの原則をゲーム以外の物事に応用することを言う。ゲーム感覚で楽しみながら、ストレスを感じさせない学習や行動に効用がある事で近年研究が進んでいる。

 

・運営会社について

会社名:株式会社Gab
所在地:東京都渋谷区渋谷3-5-16渋谷3丁目スクエアビル2階
代表者:山内萌斗
会社概要:「。ユニークに解く」をミッションに掲げた創業5期目のスタートアップ企業。ゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」や社会課題解決につながる暮らしのヒントを発信するインスタアカウント「エシカルな暮らし」、お買い物を楽しむだけで社会課題解決につながる「エシカルな暮らしオンラインストア」、各地でのPOPUP開催など持続可能な社会の実現に寄与する事業を手掛ける。
HP:https://www.gab.tokyo/

 

【株式会社Gab】プレスリリースより


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脚本・演出・出演に栗原大河、早川維織、佐藤智広らが出演皇帝ロックホッパー5th stage performance『やり遺したこと』キービジュアル公開!

 

『分かりやすく、見やすい』をコンセプトに、『嘘の世界に真実を』をモットーに、感情に嘘のないエンタメ演劇を創作する皇帝ロックホッパーによる5th stage performance『やり遺したこと』が、2025年11月6日(木)~11月10日(月)に上野ストアハウスにて上演されます。そのキービジュアルが公開となりました。

本作は、舞台「振り子」やミュージカル「忍たま乱太郎」など舞台を中心に活躍する早川伊織と、映画『ふたり ふたつの再見』やミュージカル「忍たま乱太郎」活動の幅を広げる佐藤智広が、兄弟の役として、余命宣告をされた弟(早川伊織)のために「やり残したこと」を必死に探す兄(佐藤智広)を演じます。他にも個性豊かな俳優が出演し、本作を盛り上げます。

脚本・演出にはミュージカル『忍たま乱太郎』、舞台『弱虫ペダル』舞台『風が強く吹いている』など舞台を中心に数々の人気作に出演している実力派俳優の栗原大河が担い、出演もします。チケットは9月22日(月)より販売開始。

 

【栗原大河コメント】
脚本、演出を務めます栗原大河です。今作では人生最後だからこその「やり残したこと」をテーマに作品をお届けいたします。W主演のお二人をはじめ、素敵な俳優陣の皆様にお集まりいただきました。それぞれの役のそれぞれの葛藤。逝く側のやり遺したこと。送る側のやり残したこと。それぞれの視点を是非お楽しみください。

【早川維織コメント】
今回佐藤智広さんとW主演を務めさせて頂きます。早川維織です。初めて大河さんの脚本、演出の作品に出演させて頂けることがすごくワクワクしています!あらすじを見ただけでもどんな作品になるんだろう!とドキドキです!観て良かったと思って頂ける作品が出来上がるよう誠心誠意取り組ませて頂きます。

【佐藤智広コメント】
初めましての方は初めまして。知っている方はいつもありがとうございます。佐藤智広です。今回お話をいただき、あらすじを見て、ビジュアル撮影へと進む中で、 1つ1つの場面や言葉を大切にしないと後悔するなと感じております。きっと台本を読んだら更に気持ちが引き締まるでしょう。稽古から千秋楽までしっかり繋げます。

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<公演概要>
皇帝ロックホッパー 5th stage performance『やり遺したこと』
脚本・演出:栗原大河

■上演スケジュール
2025年11月6日(木)~10日(月)
11月6日(木)19:00★
11月7日(金)14:00/19:00
11月8日(土)13:00/18:00
11月9日(日)13:00/18:00
11月10日(月)14:00
※開場は開演の45分前、受付・当日券販売は開演60分前より。
※上演時間は約120分を予定しております。
※未就学児不可
※★はBlu-ray撮影が入ります

■劇場:上野ストアハウス(東京都台東区北上野1-6-11 NORDビルB1)

■あらすじ:
余命宣告をされた青年、亮太。
亮太が死ぬ前にひとつだけ「やり残したこと」があると言うが何かは教えてくれない。
その「やり残したこと」を兄の雄太が必死に探し続ける。
亮太の願いを叶えることができるのか…。

■出演:
早川維織(W主演)
佐藤智広(W主演)

小原卓也
後本萌葉
田中愛実
月乃美海

三姫奈々
串田真人
工藤広誠
村上拓哉
神﨑飛鳥
美波花音
保科光

栗原大河

■チケット情報:
特典付き最前列※ ¥8,500
特典付き2列目※ ¥7,500
通常A席 ¥5,900
当日券 +¥500
※非売品2L版ブロマイド(サイン入り)付き
最前列の座席はミニ椅子となりますので予めご了承くださいませ。

■チケット取扱い
一般販売 2025年9月22日(月)10:00
カンフェティ https://www.confetti-web.com/@/kouteirockhopper_5
こりっち https://ticket.corich.jp/apply/400815/

■スタッフ
脚本・演出:栗原大河(皇帝ロックホッパー)/舞台監督:前田圭一(LDA)/舞台美術/前田愛子(LDA) /音響:角丸雄亮(DISCOLOR Company) /照明:祝迫佳小里(DISCOLOR Company) /物販撮影:丸山太一/物販ヘアメイク:望月香織/当日物販:satsuki/Practice Manager:三国由佳(皇帝ロックホッパー) /宣伝美術:坂藤秀峰/映像撮影・編集:小野寺昭憲/制作・票券:style office/主催:Vtoly/企画:皇帝ロックホッパー/プロデューサー:小原卓也(皇帝ロックホッパー)

■協力(50音順)
アデッソ/ Apollo Bay(アポロベイ)/RMP/イッツフォーリーズ/SPM/オールスタッフ/クィーンズアベニュー/スペースクラフト/タイムリーオフィス

■団体名:皇帝ロックホッパー
■団体公式HP:https://kouteirockhopper.wixsite.com/main
■団体公式X:https://x.com/k_rockhopper
■公演HP:https://yarinoko2025.com/

 

【株式会社style office】プレスリリースより


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スクウェア・エニックスによる新感覚の《猫×旅×謎解き》体験『Catrip』上野編 早期購入特典つき予約開始


 

~謎解き「RIDDLER」や「JRE WALLET」と連携し10月開始~

株式会社スクウェア・エニックスは、2025年10月中旬に、地域密着した観光周遊型の謎解きコンテンツ『Catrip』(キャトリップ)を開始いたします。第一弾の東京・上野編では松丸亮吾氏率いる「RIDDLER」が謎解き制作を担当、またJR東日本「JRE WALLET」との連携でデジタルクーポンを付与するなど、街・店舗を巡るリアルと“ちょっとフシギ”なファンタジーが交錯する周遊体験を提供します。
『Catrip』第一弾は上野恩賜公園エリアにて開催します。それに先立ち本日9月18日に謎解きキットの予約受付を開始いたしました。数量限定の早期購入特典として『Catrip』のゲーム内で受け取れる特製御朱印が付属します。

『Catrip』公式サイト https://www.jp.square-enix.com/catrip/

 

『Catrip』(キャトリップ)について

『Catrip』は、“猫(Cat)と旅(Trip)する”をテーマに実際の街を歩きながら物語を進める体験型コンテンツです。参加者となる旅人は紙製冊子の謎解きキットとLINEアプリを使い、ナビゲーターの猫「ニャオヨロズ」に導かれながら特色豊かな名所を描いた御朱印を集め、風景や史跡を舞台にしたストーリーを楽しむことができます。日常の街歩きが、ひらめきと発見に満ちた特別な時間へと変わります。
さらにJR東日本が提供するデジタルサービス「JRE WALLET」との連携により、謎解きやミッションの達成者には報酬として提携店舗での割引や特典利用が可能なデジタルクーポンを付与するなど、旅行体験の「おトク」な要素で付加価値を高めました。地域の魅力を再発見しながらスマートな観光をお楽しみいただけます。

 

『Catrip』第一弾 東京・上野編について

第一弾となる東京・上野編は10月中旬に上野恩賜公園エリアで開始いたします。今回の謎解き制作はテレビ番組などでも活躍する松丸亮吾氏率いるRIDDLER株式会社が担当し、歯応えのある体験に仕上がりました。同じく「ニャオヨロズ」は『ファイナルファンタジーXII』の開発に携わったスクウェア・エニックスのアーティスト伊藤龍馬が担当し、伝統ある地域文化と融合した新しい世界観を楽しく彩ります。『Catrip』は今回の東京・上野編を皮切りにさまざまなエリアでの展開を予定しており、土地ごとに異なるストーリーやキャラクターデザインを起用して新たな発見を提供します。

 

タイトル Catrip 上野
開始予定日 2025年10月中旬
参加人数 1人~
必須アイテム スマートフォン(LINEアプリ対応)、インターネット接続環境、謎解きキット(当日・事前購入ともに可)
開催エリア 東京都台東区 上野恩賜公園周辺
『Catrip』公式サイト https://www.jp.square-enix.com/catrip/
謎解きキット販売サイト スクウェア・エニックス e-STORE
https://store.jp.square-enix.com/item/SE_E4224.html

RIDDLER NAZO SHOP
http://shop.riddler.co.jp/products/catrip

謎解きキット価格 2,500円(税込)
※数量限定の早期購入特典として『Catrip』のゲーム内で受け取れる特製御朱印が付属
謎解き制作 RIDDLER株式会社
コピーライト © SQUARE ENIX

スクウェア・エニックスは、デジタルとリアルを横断した顧客接点の強化を中期経営計画における重要施策の一つに掲げています。今後も多くのお客様にさまざまなコンタクトポイントで当社作品に触れていただけるよう積極的に取り組みを拡げてまいります。

 

<ご参考>
株式会社スクウェア・エニックスについて
株式会社スクウェア・エニックスは、エンタテインメント分野において、創造的かつ革新的なコンテンツ/サービスのヒット作品を生み続けるリーディングカンパニーです。当社グループの自社IPの代表作には「ドラゴンクエスト」シリーズ(累計出荷・ダウンロード販売本数9,500万本以上)、「ファイナルファンタジー」シリーズ(同2億400万本以上)、「スペースインベーダー」シリーズなどがあります。(https://www.jp.square-enix.com

 

【株式会社スクウェア・エニックス】プレスリリースより


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