4.【上野の森美術館】「正倉院 THE SHOW」取材レポートを公開しました!
【上野の森美術館】「正倉院 THE SHOW」取材レポート。宝物の美を全身で体感、伝説の香木「蘭奢待」の香り再現も
上野の森美術館

奈良・東大寺旧境内にあり、天平文化の粋を伝える9,000件もの宝物を1300年近く守り伝えてきた奇跡の宝庫・正倉院。毎年秋には宝物が一般公開される「正倉院展」が行われていますが、このたび上野の森美術館では、実物の観覧とは異なるアプローチで宝物の新しい楽しみ方を提案する「正倉院 THE SHOW-感じる。いま、ここにある奇跡-」が開催されています。
会期は2025年9月20日(土)から11月9日(日)まで。

国分寺の建立や東大寺の大仏造立で知られる第45代聖武天皇(701-756)をたすけ、仏教政策や貧民救済に取り組んだ光明皇后(701-760)。正倉院宝物の歴史は、聖武天皇の冥福を祈念した光明皇后が、その遺愛品を東大寺大仏に奉献したことから始まりました。約9,000件におよぶ宝物の中には、制作年代、用途、由来が明確に記録されたものが多数含まれており、当時の技術や美意識、そして人々の想いを今に伝えています。
本展は宮内庁正倉院事務所全面監修のもと、「愛 美 紡ぐ」をテーマに、勅封制度により大切に保護されてきた宝物の背景にあるさまざまなストーリーを紐解き、その魅力を全身で体感させるもの。
会場の冒頭では正倉院宝物の起源を示す形で、奉納された宝物群を記した全長14m以上にもおよぶ目録「国家珍宝帳」の原寸大再現物が、全紙広げた状態で紹介されています。なお、本展は大阪会場からの巡回展ですが、「国家珍宝帳」は東京会場からの新作展示となっています。

先立って行われた記者説明会で、宮内庁正倉院事務所の飯田剛彦所長は、1300年を経て脆弱になっている宝物を厳重に管理しようとすると、一般への公開がままならなくなるジレンマを語り、打開策として本展が生まれたと説明。「宝物そのものを見ることよりも斬新な体験ができればと考え、五感に訴えるような展示も行い、あらゆる角度から宝物の魅力を味わっていただけるような展覧会になっています」とのコメントのとおり、本展には宝物の実物展示がありません。
「なんだ、本物はないのか」とガッカリされる方もいるかもしれませんが、代わりに、宮内庁正倉院事務所が長年研究・製作を手がけている「再現模造」が出陳されています。

再現模造は一般的なレプリカとは異なり、単に見た目を似せるのではなく、各種の分析装置や光学機器を駆使して当時の素材や技法を探り、人間国宝ら名工が熟練の技を駆使し、宝物本来の姿を再現することを目指したもの。本展ではそのうち、正倉院を代表する宝物として名高い、世界で唯一現存する古代の五絃琵琶「螺鈿紫檀五絃琵琶」や「螺鈿箱」など11件の再現模造を紹介しています。



「正倉院宝物をもうひとつ作ること」、それが正倉院事務所の目標であるそう。再現模造はいわば現代にタイムスリップしてきた宝物であり、私たちは変色や欠損のない、奈良時代の人々が実際に見ていた宝物に限りなく近しい姿を知ることができるのです。
また、正倉院事務所は2019年からTOPPANと協業し、最新の3次元計測や高精細写真撮影、質感取得技術を駆使して宝物の精緻な3Dデジタルデータ(デジタルアーカイブ)を作成してきました。
本展では、そうした3Dデジタルデータに特別な演出を施した映像作品を、高さ約4メートル、幅約20メートルという巨大スクリーンに約12Kという高精細映像で上映。スクリーンには、2023年にノーベル化学賞を受賞した「量子ドット(Quantum Dot)」の研究をベースに開発されたスクリーン塗料が導入されているため、宝物が一層鮮明なコントラストで輝きます。

上映時間は約17分あり、壮大な音楽のもと、正倉院に秘められた物語をめぐる「ストーリー映像」と、宝物の圧倒的な「美」そのものに迫る「デジタル宝物映像」、「再現模造対象宝物映像」の3編で展開していきます。特に圧巻のパートはストーリー映像にある【正倉院「美」の世界】で、宝物群に施された花鳥文様や螺鈿装飾の中をラクダや象、幻獣らが闊歩する幻想的な「美」の宇宙を再構築。宝物に込められた美意識を凝縮しており、スクリーンの目の前に立てば没入感もひとしおです。

デジタル宝物映像では、花鳥文様の間にラピスラズリやトルコ石の細片が散りばめられた豪華な装飾鏡「円鏡 平螺鈿背 第11号」や、32枚の極彩色の花弁が美しい香炉台「漆金薄絵盤 乙」など、肉眼では捉えにくい宝物の細部や質感を舐めるようなアングルで投影。単眼鏡を使わずとも臨場感あふれる鑑賞体験が叶います。「漆金薄絵盤 乙」はまるで花がほころぶように花弁を解体して絵柄を見せてみたり、香が立ちのぼる様子を再現していたりと、まさにデジタルデータならではの楽しみ方を提供しています。

伝説の香木「蘭奢待(らんじゃたい)」の香りの再現展示も見どころの一つ。蘭奢待(宝物名は黄熟香)は東南アジアに分布するジンチョウゲ科アクイラリア属の切り株などに樹脂や精油が沈着してできた沈香であり、織田信長や足利義満・義政など時の為政者が切望したことから「天下第一の名香」と呼ばれてきました。なんと、現在でもわずかに香りがするそうです。

その消えゆく香りを記録するため、正倉院事務所は2024年度から高砂香料工業の協力のもと、蘭奢待から揮散する空気中の香気成分などの分析調査を実施。さらに調香師の聞香(香木を香炉で暖め、香りを味わう香道の作法)により、シスタスという植物の樹脂から抽出される天然香料ラブダナムに似ていることを発見し、それをベースに史上初となる再現香料を制作したといいます。

高砂香料工業のIR/広報室 鈴木隆さんは、「蘭奢待そのものを嗅いだときの香りというよりは、聞香したときの香り、織田信長らが嗅いだ香りに近いのではないか」と解説。会場ではガラス容器の中に再現香料を入れ、来場者が実際に香りを楽しめるようになっています。
筆者はシナモンや杏仁を想起させる上品な香りだと感じました。現代によみがえった天下の名香、会場で体感してみることを特におすすめします。

多種多様な宝物の文様を色鮮やかに天井まで敷き詰めた「美のアベニュー」を抜けた先には、現代アーティストが正倉院からインスピレーションを受けて制作した新作の展示エリアが広がります。
参加アーティストは、音楽プロデューサー・亀田誠治さん、写真家・瀧本幹也さん、陶芸家・亀江道子さん、そしてデザイナー・篠原ともえさんの4名。

亀田誠治さんは、宝物である琵琶や尺八の演奏音源に現代の音楽を融合した楽曲「光」を発表しています。
瀧本幹也さんは暗闇の中、月明かりの照らす方角から光を受けた荘厳な正倉院正倉を切り取ったモノクロームの写真群を展示。現代のような明かりのなかった1300年前の人々が見ていた夜の世界を思わせます。
亀江道子さんは、見たことのない色彩や素材、文様に心動かされたであろう当時の人々の物語を想像し、それを演じながら作品制作にあたったそう。デジタル技術とアナログな筆を巧みに組み合わせて紡いだ文様が彩る小皿や花器などが並びます。
報道内覧会に駆けつけた篠原ともえさんは、正倉院宝物がもつ「いまに通じる美」に着想を得て、ペルシア風の水差し「漆胡瓶(しっこへい)」をモチーフに伝統と現代を融合させたドレス「LACQUERED EWER SHOSOIN DRESS」について制作過程やこだわりを語りました。

東アジア独特の漆芸を用いて、銀の薄板で草花や鳥獣の文様を繊細に表した「漆胡瓶」。篠原さんは本作の圧倒的な存在感に魅せられ、「おおらかな大陸の流れや時を超えた美意識を感じた」といいます。
構想から約1年かけたという作品制作にあたっては、宝物の3Dデータを元に400種以上にも及ぶ文様のパーツを、過去の職人たちの情熱と向き合いながら手作業でトレース。1300年の月日を具現化することにこだわり、カットした真鍮を薬剤に漬けたり、熱を加えてニュアンスを加えたりと試行錯誤を繰り返し、クラッシュベルベットの生地に一つ一つ施していったそう。
ドレスのこだわりはフォルムにあり、「3Dデータに基づいて、『漆胡瓶』のオリエンタルなフォルムをなるべくそのまま残すことを大切にしました。3Dデータから衣装を作るのは初めてのチャレンジでしたが、皆さんが宝物を実際に覗き込んでいるような気持ちになってもらえたら嬉しいな、と想像しながら制作しました」とコメント。

「漆胡瓶」を観察しているうち、鹿や鳥などの動物だけでなく小さな昆虫までも雄と雌の番で存在していることに気づいたといいます。そこに「聖武天皇と光明皇后の愛の物語」を見出し、心が震えたというエピソードも明かしながら、次のようなメッセージを寄せました。
「本展は正倉院宝物をアートとして体感できるのが大きな特徴で、宮内庁正倉院事務所さんの本気度を感じる展覧会になっています。本展を通じて、正倉院宝物の魅力、手仕事の価値、そしてこれまで受け継いできた先人たちの情熱を感じ取っていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。ぜひ皆さん遊びに来てください」
最新技術により現代によみがえった宝物の魅力を全身で体感できるだけでなく、悠久の歴史を守り伝えてきた人々の想いにも触れられる「正倉院 THE SHOW-感じる。いま、ここにある奇跡-」。会期は11月9日(日)までとなっています。
「正倉院 THE SHOW-感じる。いま、ここにある奇跡-」概要
| 会期 | 2025年9月20日(土)~11月9日(日) |
| 会場 | 上野の森美術館 |
| 開館時間 | 10:00~17:00(※入館は閉館の30分前まで) |
| 観覧料 | (当日券)一般2,300円 高校生・大学生1,700円 小学生・中学生1,100円 ※未就学児無料 ※チケットの詳細は展覧会公式サイトをご覧ください。 |
| 主催 | 上野の森美術館、「正倉院 THE SHOW」実行委員会(読売テレビ、読売新聞社、TOPPAN、角川メディアハウス)、日本テレビ放送網、BS日テレ |
| 監修 | 宮内庁正倉院事務所 |
| お問い合わせ | ハローダイヤル 050-5541-8600(9:00~20:00 無休) |
| 展覧会公式サイト | https://shosoin-the-show.jp/tokyo/ |
※記事の内容は取材時点のものです。最新情報は展覧会公式サイト等でご確認ください。
「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」取材レポート。「江戸のメディア王」蔦重の物語を体感しよう

江戸時代中期に活躍した江戸のメディア王・蔦重こと蔦屋重三郎の波瀾万丈な生涯を描く大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』。
今回お伺いした「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」は、『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公・蔦屋重三郎ゆかりの地である東京都台東区にオープンした施設です。大河ドラマ館には登場人物の衣装や小道具など、ドラマをより楽しむことができるコンテンツが盛りだくさん。
今回の取材レポートではその魅力と見どころをお伝えいたします。

江戸情緒溢れる空間を肌で感じよう


大河ドラマ館のある台東区民会館は浅草駅から徒歩数分。9階フロアは江戸のまちに見立てた「大江戸からまる町」となっており、足を踏み入れるとまるでタイムスリップしたかのような没入感を感じることができます。
フラッシュ撮影でシルエットから人物が浮き出てくるパネル、見る角度によって変化する浮世絵が描かれた壁面など、エレベーターから大河ドラマ館に続く通路にもさまざまな仕掛けがあり、訪れる人々を楽しませてくれます。
そして「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」に足を踏み入れると、迎えてくれるのは横浜流星さんが演じる蔦重のメインビジュアル。
蔦屋重三郎は、寛延3年(1750)に、江戸・新吉原(現在の台東区千束)で生まれ、20代で吉原大門前に書店「耕書堂」を開業。東洲斎写楽、喜多川歌麿ら、江戸文化を代表する作家たちを交流し、「江戸のメディア王」として大成功を収めた人物です。
この蔦重の生涯を描く大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、2025年1月5日から放送開始され、取材時の10月初旬においても多くの視聴者を楽しませています。
主要キャスト・スタッフを紹介する「べらぼう入門編」

大河ドラマ館内は9つのゾーンに分かれています。
「べらぼう入門編」では、蔦重の衣装の展示や、主要キャスト・スタッフを紹介。
注目は中央にディスプレイされた蔦重の衣装。ドラマの中で蔦重が着用していた「黒緑色地紬縞着物」です。
衣装デザインを担当された伊藤佐智子さんは主人公の蔦重の着物に一般的な藍色ではなく緑色を選んだ理由として、
「まだ何者でもない彼が何にも縛られず、やんちゃで発想豊かに新しいものを生み出していく。そんなオリジナリティーあふれる人生のスタートを象徴する色として、たやすく再現できない緑という色を選びました」
と語っています。


主演の横浜流星さんや、語り役であり、九朗助稲荷を演じる綾瀬はるかさんといった俳優陣をはじめ、脚本家の森下佳子氏や音楽を手がけるジョン・グラム氏、題字を書いた石川九楊氏といった制作陣のコメントも展示。
また海外向けの英語タイトルである「UNBOUND(アンバウンド)」の文字を押し出したフォトスポットは大人気のようで、多くの人が蔦重と同じ腕組みポーズを取って写真を撮影されていくとのこと。
ちなみに「UNBOUND(アンバウンド)」とは「解放された」「とらわれない」という意味。身分や出自にとらわれず、慣例に縛られないべらぼうな生き様を見せた蔦屋重三郎を表現する言葉として選ばれたようです。
蔦重ゆかりの小道具やパネルなどを展示する「五十間道ゾーン」



続く「五十間道ゾーン」では、版元(現在の出版社。もともと印刷に使われる「版」を持っている事業主を指す)である蔦重ゆかりの小道具や、関連する登場人物のパネルを展示。実際の撮影に使用された衣装や小道具(複製品の場合もあり)などが並べられており、非常に貴重な展示となっています。
特に第34回に登場した『画本虫撰(えほんむしえらみ)』は、歌麿の優れた観察眼と写実力とが遺憾なく発揮された豪華な絵本。その発色の鮮やかさと精巧な写実力につい目を奪われてしまいます。
ドラマのエピソードに欠かせないアイテムをこれほど間近で見られる機会は非常に貴重ですね。


「蔦屋」の再現セットも展示されています。もちろん縮尺は会場に合わせられていますが、まさに「蔦屋」そのもの。再現度が素晴らしい。
内部は箪笥から神棚まで精巧に再現され、さらに軒先には蔦重が出版に携わった本や貸本が並んでいます。中に座ることもできますので、ぜひ記念撮影を。
吉原一の大通りを再現!「仲ノ町ゾーン」


やはりひときわ目を引くのは、小芝風花さん演じる伝説の遊女、瀬川が花魁道中で着用した衣装の展示。注目を浴びながら大通りを颯爽と歩く、花魁たちの様子が目に浮かびます。
背景の吉原一の大通り「仲ノ町」のビジュアルも鮮烈な印象を残しますが、実際のドラマ撮影ではそこまで長大なセットを組むことはできないため、LEDウォールの映像を使って奥行きを見せていたということが紹介されているパネルもありました。
また、「仲ノ町ゾーン」の隣の「4Kシアター」では番組のテーマや裏側を掘り下げる映像コンテンツを上映。蔦重にまつわる台東区の名所旧跡も紹介してくれます。
大河ドラマ館から蔦重の菩提寺である正法寺、彼と交流があった平賀源内の墓など、蔦重ゆかりの地をめぐる循環バスも運行していますので、シアターで見たスポットを実際に訪れてみるのも良いですね(循環バスの乗車には大河ドラマ館の来館記念証の提示が必要です)。
「蔦重ゆかりの地 台東区」公式サイトでは、大河ドラマ館や蔦重ゆかりの地をめぐる観光モデルコースのほか、蔦重が生きた江戸時代の文化に関するイベントや伝統行事について紹介しています。
ぜひ興味のある方は「蔦重ゆかりの地 台東区」公式サイトをチェックしてみてください。
将軍家や幕臣たちにスポットを当てる「江戸城ゾーン」


江戸城も物語の中では重要な場所の一つでしょう。
「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の舞台である江戸時代中期は、泰平の世が長く続くなかで芸術文化が花開いた時代でしたが、「松平定信」の「寛政の改革」を契機に、蔦重たちを取り巻く状況も大きく変化していきます。
「江戸城ゾーン」では、将軍家や幕臣といった江戸幕府に関わる面々に焦点を当てた展示や、番組美術や撮影の舞台裏などについての紹介パネルがあります。
「大河ドラマ館」のエンディングには出演者の直筆メッセージやサイン色紙が飾られており、このドラマに賭ける熱い思いが伝わってきます。自分の「推し」のサインを見つけたり、残念ながらすでに退場となってしまった登場人物をあらためて思い出してみるのもよいでしょう。
江戸の「市」を体感できる!「たいとう江戸もの市」





併設する「たいとう江戸もの市」では、大河ドラマ「べらぼう」のロゴが入ったお土産に加え、江戸にゆかりのあるアイテム、地元である台東区の企業が手がける商品を展開。
この「たいとう江戸もの市」だけで1時間は見られるのではないかというほどの多彩なお土産、そして美麗な館内装飾にも注目です。中には江戸に流行した「なぞなぞ」である「判じ絵」に挑戦できるコーナーもあり、遊び心にあふれています。お子さんと一緒にチャレンジしたら面白そうですね。


遊び心といえば、ロビーにある記念スタンプのコーナーにもユニークな仕掛けが。
これは来館記念証の裏面に5色の版を重ねていくと、最終的には歌川広重の『名所江戸百景・浅草金龍山』が完成するというもの。浮世絵の「多色刷り」という技法を楽しく体験できます。
また、現在大河ドラマ館ではガイドツアーを開催中。初めての方はもちろん、リピーターの方でも楽しめる内容になっているとのことですので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
筆者はドラマ未見でしたが、ドラマを通じて描かれる「江戸のメディア王」蔦重の人物像、そして彼を育んだ台東区という場所に強く興味を惹かれるような内容でした。
「大河ドラマ館」の開館は年明けの2026年1月12日(月・祝)まで。
大河ドラマ館を鑑賞したあとは、蔦重ゆかりの地をめぐり、江戸の当時に想いを馳せてみてはいかがでしょうか?
■「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」概要
| 期間 | 2025年2月1日(土)~2026年1月12日(月・祝) |
| 開館時間 | 9時〜17時(最終入館 16時30分) |
| 休館日 | 毎月第2月曜日(第2月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始等 |
| 場所 | 東京都台東区花川戸2-6-5 台東区民会館9階 |
| 主催 | 台東区大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会 |
| お問い合わせ | 03-4330-1409(大河ドラマ館) |
| 「蔦重ゆかりの地 台東区」公式サイト | https://taito-tsutaju.jp/features/exhibition |
■「たいとう江戸もの市」概要
| 期間 | 2025年2月1日(土)~2026年1月12日(月・祝) |
| 開館時間 | 9時〜17時(最終入館 16時30分) |
| 休館日 | 毎月第2月曜日(第2月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始等 |
| 場所 | 東京都台東区花川戸2-6-5 台東区民会館9階 |
| お問い合わせ | 03-6802-8150(たいとう江戸もの市) |
| 「蔦重ゆかりの地 台東区」公式サイト | https://taito-tsutaju.jp/features/edomonoichi |
※記事の内容は取材時点のものです。最新情報は公式サイト等でご確認ください。
「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京都美術館)取材レポート。なぜゴッホは世界で愛される画家になったのか?
東京都美術館

世界中で愛される画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜1890)を献身的に支えた弟テオ、その妻ヨー、そして甥フィンセント・ウィレム。彼らファン・ゴッホ家の活動をたどりながら、フィンセントの夢と作品群が、どのように今日まで引き継がれてきたのかを紹介する展覧会「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が、東京都美術館で開催されています。
会期は2025年9月12日(金)から12月21日(日)まで。


フィンセント・ファン・ゴッホが画家を志したのは1880年、27歳になってからとやや遅いスタートでしたが、1890年7月に37歳で亡くなるまでのわずか10年間で約2,000点もの作品を残しました。生前のフィンセントを精神・経済の両面で献身的に支えたのは、弟であり親友であり、芸術に情熱を燃やす同志でもあったテオ(テオドルス・ファン・ゴッホ)でしたが、兄の死後半年で後を追うように他界してしまいます。

生前のフィンセントは無名というわけではなかったももの、作品が数点しか売れなかったというのは有名なエピソードです。それでは、どのような経緯で今日、世界中の美術館に愛蔵される画家として輝かしい名声を得るに至ったのでしょうか。
そこには、テオの死後、膨大なコレクションを引き継いだテオの妻ヨー(ヨハンナ・ファン・ゴッホ=ボンゲル)の活躍がありました。ヨーは義兄の作品を世に出すことに人生を捧げ、展覧会への出品、戦略的な作品の売却、書簡の整理・出版などを通じて、画家として正当に評価されるよう奔走したのです。


さらに、テオとヨーの息子フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホは、コレクションの散逸を防ぐため、1960年にフィンセント・ファン・ゴッホ財団を設立。作品貸与に寛大な方針をうたう国立フィンセント・ファン・ゴッホ美術館(現・ファン・ゴッホ美術館)の開館にも尽力しました。
本展は、そうして大切に受け継がれたファミリー・コレクションに焦点を当てた日本初の展覧会です。ファン・ゴッホ美術館のコレクションを中心に、フィンセントの油彩画や素描30点以上を展示。加えて、ポール・ゴーガンやエドゥアール・マネらの油彩画や素描、イギリスやフランスの新聞の挿絵版画、あるいは浮世絵版画といったファン・ゴッホ兄弟の関心や同時代の美術動向を示す収集品、日本初公開となるフィンセント直筆の手紙4通などを、全5章構成で紹介しています。



画家を志し、1881年からオランダ・ハーグや農村ニューネンで素描や油彩画の技術を磨いた後、1886年に移り住んだパリで現代的な様式を確立し、南仏のアルル、サン=レミ、終焉の地オーヴェール=シュル=オワーズで革新的な傑作を生み出すに至ったフィンセント。本展の作品展示では、そうした濃密な10年の画業をたどることができます。

《防水帽を被った漁師の顔》(1883)は、ハーグ時代、挿絵入り新聞の版画から写実主義的な題材や白と黒のコントラストなどの影響を受け、鉛筆、チョーク、インクといった黒の画材を熱心に研究していた頃に描かれたもの。ニューネン滞在中には、色彩理論への関心が高まるにつれ、色彩を扱う訓練のため静物画を積極的に手掛けるようになりました。《ルナリアを生けた花瓶》(1884)は、1884年の晩秋から初冬にかけて植物の静物画を初めて制作した際の1点です。

パリに着くと、新しい前衛画家たちの作品が自分の想像とは全く異なるものであることに驚き、本作に見られるような暗い色調からの脱却、新たな色彩や筆遣いの習得をも図るようになります。ドラクロワの色彩やモンティセリの厚塗りの技法など、尊敬する画家たちを手本とし、1886年の夏だけで30点以上の花の静物画を制作。《グラジオラスとエゾギクを生けた花瓶》(1886)はそのうちの1点で、十字を重ねたような背景も特徴的です。

そして、本展のハイライトであり、パリ時代最後に手掛けられたという傑作《画家としての自画像》(1887-1888)に目を移すと、オランダ時代の油彩画と比較して、たった2年の間に極めて近代的な画家へと変貌を遂げたことに驚くでしょう。

パリでの色彩理論研究が結実した豊かで巧みな色遣いは、まさに画面上に見えるパレットの色から生み出されており、ゆるぎない自信を帯びた筆触が生き生きと画面に広がっています。姿勢よく、視線はやや陰りつつもまっすぐ鑑賞者に向けられ、画家としての自負、あるいは決意表明のような強い意志が感じ取れます。
本作については、1890年にサン=レミの療養院を出てオーヴェール=シュル=オワーズへ向かう前、フィンセントとヨーが初めて出会った際のエピソードが残されています。ヨーは、フィンセントの病気や健康不良の話を散々聞かされていたため、弱弱しい風貌の男を想像していましたが、「がっちりとした肩幅の広い男で、健康的な顔色をし、顔には笑みを浮かべ、とても毅然とした様子」だったと回顧録につづっています。さらに、「数ある自画像の中でも、彼がイーゼルに向かっている作品(本作)が、あの頃の彼にいちばん似ている」と付け加えました。
フィンセント自身は死神と関連付けるなどネガティブな印象も持っていたようですが、いずれにせよ、本作はフィンセント・ファン・ゴッホ財団、ひいてはファン・ゴッホ美術館にとって、最も重要な宝の一つとして扱われています。

また、フィンセントは画業の初期から「農村画家」と呼ばれたジャン=フランソワ・ミレーを敬愛しており、模写も多数残しています。アルル時代に描かれた《種まく人》(1888)はミレーの同名の作品を下敷きに制作されたもの。自分なりの色彩豊かな「種まく人」を描きたいと、納得いくまで試作を繰り返して本作の構図にたどり着いたといいます。
農夫を大胆にひざ下でトリミングする斬新な構図、極端な遠近法で手前にクローズアップした木の幹、農夫を神々しく照らす巨大な太陽など、モチーフの扱いやデフォルメ描写の節々に浮世絵の影響が顕著に認められるということで、展示では浮世絵のコレクションと併置されています。


一方で本展には、ヨーの比類なき企業家精神や美術界における功績を紹介するため、ヨーが売却した、つまりファン・ゴッホ美術館のコレクション以外の作品を特集したセクションも存在します。
ヨーはもともと美術分野では素人だったものの、テオと結婚してから、しだいにファン・ゴッホをはじめとする近現代美術に関する知識や、個人収集家や美術館の世界、美術取引の仕組みについても精通していきました。テオの死後、定期的にフィンセントの作品を売却していきましたが、親子が生計を立てるためという経済的な理由は二の次で、そこには近代美術の中心的人物であると確信したフィンセントの評価を確立するという野心的な目的があったのです。

こうしたヨーの尽力を明らかにしたのがテオとヨーの「会計簿」です。当初は家計の収支が記録されるのみでしたが、テオの死後には作品の売却についても記されるようになり、ヨーがどの作品をいつ、誰に、いくらで売却したのか、生々しい記録が残されました。調査・研究の結果、記載されたもののうち170点以上の絵画と44点の紙作品が特定されており、本展にはそのうちの油彩画3点が展示されています。

ファン・ゴッホ美術館は、フィンセントの油彩画約200点、素描約500点という世界最大規模のコレクションを誇っていますが、ヨーが売却しなければ、さらに250点ほど多かったとされています。しかし、ヨーが戦略的に立ち回ったからこそ、世界中のコレクションに作品が収められ、こうして日本に暮らす私たちも比較的簡単に実物を目にし、正しく評価できるようになりました。「100年後を生きる人々にも自分の絵を見てもらいたい」と願ったフィンセントの夢は、こうして実現したのです。
また、ファン・ゴッホ美術館のコレクションは、とくに1980年代後半以降に寄付や寄贈の恩恵を受け、徐々に拡充されていったといいます。バルビゾン派やハーグ派、象徴主義、印象派、ポスト印象派らの作品、あるいは版画、ポスターといった紙作品など収集対象が拡大する一方で、フィンセントの作品や書簡が組み込まれることもありました。本展では、長らく所在不明だったものの2006年に個人コレクションの中から発見されたというアントン・ファン・ラッパルト宛ての手紙4通が初来日。


フィンセントがブリュッセルで出会った先輩画家であるファン・ラッパルトに宛てた4通の手紙のうち、ベンチに座る人々や高齢者が暮らす救貧院で見かけた老人などの挿絵が入った4枚の紙片です。こうした手紙は劣化しやすく、展覧会に出品されることは非常に少ないため、今回の出品は大変貴重な機会といえます。




展示の終わりには、高さ4m、幅14mを超える空間で体感する「イマーシブ・コーナー」が出現。巨大モニターで《花咲くアーモンドの木の枝》や《カラスの飛ぶ麦畑》といったファン·ゴッホ美術館の代表作を高精細画像で投影するほか、3DスキャンでCGにした《ひまわり》(SOMPO美術館蔵)の映像も上映しています。肉眼では迫り切れない大胆な視点から新たな発見が期待できる没入体験を、ぜひ会場で楽しんでみてください。
「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」概要
| 会場 | 東京都美術館 |
| 会期 | 2025年9月12日(金)~12月21日(日) ※土日、祝日および12月16日(火)以降は日時指定予約制 |
| 開室時間 | 9:30~17:30 ※金曜日は20:00まで (入室は閉室の30分前まで) |
| 休室日 | 月曜日、 10月14日(火)、 11月4日(火)、 11月25日(火) ※10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)は開室 |
| 観覧料 | 展覧会公式サイトでご確認ください。 |
| 主催 | 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、 NHK、 NHKプロモーション、 東京新聞 |
| お問い合わせ | (ハローダイヤル)050-5541-8600 |
| 展覧会公式サイト | https://gogh2025-26.jp |
※記事の内容は取材時点のものです。最新情報は展覧会公式サイト等でご確認ください。
記事提供:ココシル上野
ゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」、東京都台東区上野で開催決定!

その日、君の街が巨大なゲーム空間になる。
株式会社Gabは、2025年10月18日東京都台東区上野にて開催予定のゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」に企画運営として参画することをお知らせいたします。
ゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」が東京都台東区上野にやってくる!
様々なミッションをクリアして、ミッション達成を目指そう!
上野がゲームエリアとなり、落ちているゴミがポイントに変わる新感覚体験をお楽しみください。
・イベント詳細
【実施案内】
開催日:2025年10月18日(土)
受付場所:御徒町公園
主催:台東区観光課
企画・運営:株式会社Gab
定員:抽選100名
受付開始:9:15/開会式:9:45/終了:12:00
参加費:無料
小雨決行/荒天延期
【イベント延期の場合】
イベント当日の天候により開催が延期となる場合がございます。
延期日:2025年10月19日(日)
受付場所:御徒町公園
受付開始:9:15/開会式:9:45/終了:12:00
【申し込み締め切り】
10月12日(日) 23:59まで
【抽選結果発表】
10月13日(月)
延期の場合は10月15日(水)頃、メールにてご連絡いたします。
イベントに関する大事なご連絡のメールが送信されますので、seisouchu@gab.tokyoのメールが受信できるようにドメインの設定をお願いいたします。メールが届かない場合は迷惑メールボックスをご確認ください。
【持ち物】
・飲み物
・1チームに1台LINEが使えるスマートフォン等
・動きやすい服装(はきなれた靴、帽子、雨具)
※所有されている方はモバイルバッテリーをお持ちください。
※トングや袋、軍手等の備品は運営にて用意してございますので、 掃除用具等の持ち物はございません。
【参加に関するQ&A】
Q:小学生のみの参加はできますか?また、乳幼児の参加にはチケットが必要ですか?
A:安全上、小学生のみの参加はできません。小学生以下の方は18歳以上の保護者と一緒にご参加ください。保護者や乳幼児を含む、当日来場される方全員にチケットが必要です。
Q:チケットは何枚まで申し込みできますか?
A:清走中はチーム戦のため、1回のお申し込み(1チーム)につき最大5名までとなっております。6名以上で参加される場合はチームを分けてお申し込みください。
Q:掃除用具などの持ち物は必要ですか?
A:トングや袋、軍手などの備品は運営側で用意しますので、掃除用具は必要ありません。飲み物や動きやすい服装、履き慣れた靴などを持参ください。暑さ対策ができるものもあれば各自ご用意ください。
Q:モバイルバッテリーの準備は必要ですか?
A:当イベントは無料通話アプリ「LINE」と地図アプリ「Google マップ」を使用し、イベント中にミッションの配信等を行います。必要な方は、モバイルバッテリーの準備をお願いします。
Q:写真撮影やメディア取材で映りたくない場合はどうすればよいですか?
A:当日、写真撮影やメディア取材が入る場合があります。映りたくない場合は事前に運営スタッフにお声がけください。
【参加についてのご注意】
・データの通信料金はご自身の負担となります。
・感染症流行時や災害発生時にはやむを得ず、イベントを延期する可能性がございます。
・一度ご提出いただいた応募フォームに加筆や情報の編集はできませんのでご注意ください。
・イベント中に写真及び動画の撮影を行います。画像の権利は株式会社Gab、台東区観光課が保有し、報道、SNS、その他清走中の宣伝等に使用することができるものとします。(画像の使用を拒否する場合には、当日受付スタッフへお伝えください。)
・また、メディアによる取材が入る場合もございますのでご了承ください。
・参加申込み完了で、本注意・免責条項・清走中プライバシーポリシー(https://www.seisouchu.com/privacypolicy)に同意したこととなります。
【免責条項】
・本チケット1枚で1名が参加できます。
・チケットのキャンセルはteketのチケットキャンセル規定に従います。
・申し込みサイト内でご入力いただいた個人情報は、清走中プライバシーポリシーに基づいて厳正に管理し、社内で共有いたします。また、広報活動の一環として使用しますが、当イベント関連事業以外の目的には一切使用いたしません。
・利用規約その他当社が定めるルールに違反した場合、本チケットが無効になる場合があります。
・不可抗力その他当社の責めに帰さない事由によりイベントが延期・中止になった場合、本チケットに関する返金その他の補償には応じられない場合があります。
・イベント中に発生した自然災害・トラブル・事件・事故等により生じた損害等について、当社は一切責任を負いません。
・清走中のイベント中に発生した下記に該当する項目に関しましては責任を負いかねます。
1. ゲーム進行ページを開いていた際に発生した携帯端末の故障
2. イベント中に発生した参加者さま間でのトラブル等
3. 歩きスマホを行った事による事故・事件
4. 故意にゲームエリア外に行って起こった事故・事件
5. イベントと関係のない建物に入って起こった一切のトラブル・事件・事故
6. 注意事項を守らなかったことで起こったトラブル・事件・事故
7. 清走中スタッフの指示に従わなかったことで起こったトラブル・事件・事故
8. 自然災害等
※本イベントは保険に加入しています。
▼ご参加を希望される場合は、下記よりお申し込みください。
https://teket.jp/9471/54434
・清走中とは?

「清走中」は、株式会社フジテレビジョン及び「逃走中」制作チームの正式な許諾を受け、株式会社Gabの責任において管理・運営しております。
清走中は、ゴミ拾いにゲーミフィケーション(※1)を融合したゲーム感覚ゴミ拾いイベントです。チームで協力して拾ったゴミの種類や重量、スマートフォンで通達されるミッションの達成度などがポイント換算され、上位チームには豪華景品が贈呈されます。ポイ捨てされたゴミがアイテムに変わり、街全体がゲームエリアとなるような世界観を演出することで「楽しさ」を入口にゴミ問題について考える機会を提供できる近未来の環境教育コンテンツです。
※1 ゲーミフィケーション (Gamification)は、ゲームデザイン要素やゲームの原則をゲーム以外の物事に応用することを言う。ゲーム感覚で楽しみながら、ストレスを感じさせない学習や行動に効用がある事で近年研究が進んでいる。
・運営会社について
会社名:株式会社Gab
所在地:東京都渋谷区渋谷3-5-16渋谷3丁目スクエアビル2階
代表者:山内萌斗
会社概要:「。ユニークに解く」をミッションに掲げた創業5期目のスタートアップ企業。ゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」や社会課題解決につながる暮らしのヒントを発信するインスタアカウント「エシカルな暮らし」、お買い物を楽しむだけで社会課題解決につながる「エシカルな暮らしオンラインストア」、各地でのPOPUP開催など持続可能な社会の実現に寄与する事業を手掛ける。
HP:https://www.gab.tokyo/
【株式会社Gab】プレスリリースより
脚本・演出・出演に栗原大河、早川維織、佐藤智広らが出演皇帝ロックホッパー5th stage performance『やり遺したこと』キービジュアル公開!

『分かりやすく、見やすい』をコンセプトに、『嘘の世界に真実を』をモットーに、感情に嘘のないエンタメ演劇を創作する皇帝ロックホッパーによる5th stage performance『やり遺したこと』が、2025年11月6日(木)~11月10日(月)に上野ストアハウスにて上演されます。そのキービジュアルが公開となりました。
本作は、舞台「振り子」やミュージカル「忍たま乱太郎」など舞台を中心に活躍する早川伊織と、映画『ふたり ふたつの再見』やミュージカル「忍たま乱太郎」活動の幅を広げる佐藤智広が、兄弟の役として、余命宣告をされた弟(早川伊織)のために「やり残したこと」を必死に探す兄(佐藤智広)を演じます。他にも個性豊かな俳優が出演し、本作を盛り上げます。
脚本・演出にはミュージカル『忍たま乱太郎』、舞台『弱虫ペダル』舞台『風が強く吹いている』など舞台を中心に数々の人気作に出演している実力派俳優の栗原大河が担い、出演もします。チケットは9月22日(月)より販売開始。
【栗原大河コメント】
脚本、演出を務めます栗原大河です。今作では人生最後だからこその「やり残したこと」をテーマに作品をお届けいたします。W主演のお二人をはじめ、素敵な俳優陣の皆様にお集まりいただきました。それぞれの役のそれぞれの葛藤。逝く側のやり遺したこと。送る側のやり残したこと。それぞれの視点を是非お楽しみください。
【早川維織コメント】
今回佐藤智広さんとW主演を務めさせて頂きます。早川維織です。初めて大河さんの脚本、演出の作品に出演させて頂けることがすごくワクワクしています!あらすじを見ただけでもどんな作品になるんだろう!とドキドキです!観て良かったと思って頂ける作品が出来上がるよう誠心誠意取り組ませて頂きます。
【佐藤智広コメント】
初めましての方は初めまして。知っている方はいつもありがとうございます。佐藤智広です。今回お話をいただき、あらすじを見て、ビジュアル撮影へと進む中で、 1つ1つの場面や言葉を大切にしないと後悔するなと感じております。きっと台本を読んだら更に気持ちが引き締まるでしょう。稽古から千秋楽までしっかり繋げます。
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<公演概要>
皇帝ロックホッパー 5th stage performance『やり遺したこと』
脚本・演出:栗原大河
■上演スケジュール
2025年11月6日(木)~10日(月)
11月6日(木)19:00★
11月7日(金)14:00/19:00
11月8日(土)13:00/18:00
11月9日(日)13:00/18:00
11月10日(月)14:00
※開場は開演の45分前、受付・当日券販売は開演60分前より。
※上演時間は約120分を予定しております。
※未就学児不可
※★はBlu-ray撮影が入ります
■劇場:上野ストアハウス(東京都台東区北上野1-6-11 NORDビルB1)
■あらすじ:
余命宣告をされた青年、亮太。
亮太が死ぬ前にひとつだけ「やり残したこと」があると言うが何かは教えてくれない。
その「やり残したこと」を兄の雄太が必死に探し続ける。
亮太の願いを叶えることができるのか…。
■出演:
早川維織(W主演)
佐藤智広(W主演)
小原卓也
後本萌葉
田中愛実
月乃美海
三姫奈々
串田真人
工藤広誠
村上拓哉
神﨑飛鳥
美波花音
保科光
栗原大河
■チケット情報:
特典付き最前列※ ¥8,500
特典付き2列目※ ¥7,500
通常A席 ¥5,900
当日券 +¥500
※非売品2L版ブロマイド(サイン入り)付き
最前列の座席はミニ椅子となりますので予めご了承くださいませ。
■チケット取扱い
一般販売 2025年9月22日(月)10:00
カンフェティ https://www.confetti-web.com/@/kouteirockhopper_5
こりっち https://ticket.corich.jp/apply/400815/
■スタッフ
脚本・演出:栗原大河(皇帝ロックホッパー)/舞台監督:前田圭一(LDA)/舞台美術/前田愛子(LDA) /音響:角丸雄亮(DISCOLOR Company) /照明:祝迫佳小里(DISCOLOR Company) /物販撮影:丸山太一/物販ヘアメイク:望月香織/当日物販:satsuki/Practice Manager:三国由佳(皇帝ロックホッパー) /宣伝美術:坂藤秀峰/映像撮影・編集:小野寺昭憲/制作・票券:style office/主催:Vtoly/企画:皇帝ロックホッパー/プロデューサー:小原卓也(皇帝ロックホッパー)
■協力(50音順)
アデッソ/ Apollo Bay(アポロベイ)/RMP/イッツフォーリーズ/SPM/オールスタッフ/クィーンズアベニュー/スペースクラフト/タイムリーオフィス
■団体名:皇帝ロックホッパー
■団体公式HP:https://kouteirockhopper.wixsite.com/main
■団体公式X:https://x.com/k_rockhopper
■公演HP:https://yarinoko2025.com/
【株式会社style office】プレスリリースより
スクウェア・エニックスによる新感覚の《猫×旅×謎解き》体験『Catrip』上野編 早期購入特典つき予約開始

~謎解き「RIDDLER」や「JRE WALLET」と連携し10月開始~
株式会社スクウェア・エニックスは、2025年10月中旬に、地域密着した観光周遊型の謎解きコンテンツ『Catrip』(キャトリップ)を開始いたします。第一弾の東京・上野編では松丸亮吾氏率いる「RIDDLER」が謎解き制作を担当、またJR東日本「JRE WALLET」との連携でデジタルクーポンを付与するなど、街・店舗を巡るリアルと“ちょっとフシギ”なファンタジーが交錯する周遊体験を提供します。
『Catrip』第一弾は上野恩賜公園エリアにて開催します。それに先立ち本日9月18日に謎解きキットの予約受付を開始いたしました。数量限定の早期購入特典として『Catrip』のゲーム内で受け取れる特製御朱印が付属します。
『Catrip』公式サイト https://www.jp.square-enix.com/catrip/

『Catrip』(キャトリップ)について
『Catrip』は、“猫(Cat)と旅(Trip)する”をテーマに実際の街を歩きながら物語を進める体験型コンテンツです。参加者となる旅人は紙製冊子の謎解きキットとLINEアプリを使い、ナビゲーターの猫「ニャオヨロズ」に導かれながら特色豊かな名所を描いた御朱印を集め、風景や史跡を舞台にしたストーリーを楽しむことができます。日常の街歩きが、ひらめきと発見に満ちた特別な時間へと変わります。
さらにJR東日本が提供するデジタルサービス「JRE WALLET」との連携により、謎解きやミッションの達成者には報酬として提携店舗での割引や特典利用が可能なデジタルクーポンを付与するなど、旅行体験の「おトク」な要素で付加価値を高めました。地域の魅力を再発見しながらスマートな観光をお楽しみいただけます。
『Catrip』第一弾 東京・上野編について
第一弾となる東京・上野編は10月中旬に上野恩賜公園エリアで開始いたします。今回の謎解き制作はテレビ番組などでも活躍する松丸亮吾氏率いるRIDDLER株式会社が担当し、歯応えのある体験に仕上がりました。同じく「ニャオヨロズ」は『ファイナルファンタジーXII』の開発に携わったスクウェア・エニックスのアーティスト伊藤龍馬が担当し、伝統ある地域文化と融合した新しい世界観を楽しく彩ります。『Catrip』は今回の東京・上野編を皮切りにさまざまなエリアでの展開を予定しており、土地ごとに異なるストーリーやキャラクターデザインを起用して新たな発見を提供します。

| タイトル | Catrip 上野 |
|---|---|
| 開始予定日 | 2025年10月中旬 |
| 参加人数 | 1人~ |
| 必須アイテム | スマートフォン(LINEアプリ対応)、インターネット接続環境、謎解きキット(当日・事前購入ともに可) |
| 開催エリア | 東京都台東区 上野恩賜公園周辺 |
| 『Catrip』公式サイト | https://www.jp.square-enix.com/catrip/ |
| 謎解きキット販売サイト | スクウェア・エニックス e-STORE https://store.jp.square-enix.com/item/SE_E4224.html RIDDLER NAZO SHOP |
| 謎解きキット価格 | 2,500円(税込) ※数量限定の早期購入特典として『Catrip』のゲーム内で受け取れる特製御朱印が付属 |
| 謎解き制作 | RIDDLER株式会社 |
| コピーライト | © SQUARE ENIX |
スクウェア・エニックスは、デジタルとリアルを横断した顧客接点の強化を中期経営計画における重要施策の一つに掲げています。今後も多くのお客様にさまざまなコンタクトポイントで当社作品に触れていただけるよう積極的に取り組みを拡げてまいります。
<ご参考>
株式会社スクウェア・エニックスについて
株式会社スクウェア・エニックスは、エンタテインメント分野において、創造的かつ革新的なコンテンツ/サービスのヒット作品を生み続けるリーディングカンパニーです。当社グループの自社IPの代表作には「ドラゴンクエスト」シリーズ(累計出荷・ダウンロード販売本数9,500万本以上)、「ファイナルファンタジー」シリーズ(同2億400万本以上)、「スペースインベーダー」シリーズなどがあります。(https://www.jp.square-enix.com)
【株式会社スクウェア・エニックス】プレスリリースより
4.台東区立朝倉彫塑館にて「生誕100年ASAKURA Kyoko」が開催されています!
https://www.culture.city.taito.lg.jp/ja/asakura_kyoko
【来場者数20万人突破!】特別展「氷河期展 ~人類が見た4万年前の世界~」にて9月19日(金)・26日(金)にナイトミュージアムの開催が決定
国立科学博物館
【来場者数20万人突破!】特別展「氷河期展 ~人類が見た4万年前の世界~」にて9月19日(金)・26日(金)にナイトミュージアムの開催が決定
国立科学博物館で開催中の特別展「氷河期展 ~人類が見た4万年前の世界~」にて、来場者が20万人を突破しました。また、9月19日(金)・26日(金)には「ナイトミュージアム」イベントを開催します。

このたび、国立科学博物館(東京・上野)で開催中の特別展「氷河期展 ~人類が見た4万年前の世界~」は、来場者が20万人を突破しました。これを記念し、9月11日(木)に来場者20万人突破記念セレモニーを行いました。セレモニーにご参加いただいた大原様ご家族へ、本展総合監修を務めた国立科学博館の篠田 謙一館長から、本展限定のオリジナルグッズおよび展覧会図録を贈呈しました。
氷河期展をSNSでチェックされていたという大原様からは、「人類の祖先であるネアンデルタール人やクロマニョン人を見られるのを楽しみにして来ました」とコメントをいただきました。これに対し、篠田館長は「是非、かつてこうした人々が生きていたことに思いを馳せながら展示を御覧いただけたら」と、お二人に声をかけました。
9月19日(金)・9月26日(金)には「ナイトミュージアム」イベントを開催します。ナイトミュージアムでは、来場者は懐中電灯と、足元を照らすランタンの光を頼りに暗闇の展示会場を巡ります。また同イベント内では、特別展の監修者による解説・トークセッションも予定しています
【氷河期展 ナイトミュージアム 概要】
イベント名:特別展「氷河期展 ~人類が見た4万年前の世界~」ナイトミュージアム
開催日程:9月19日(金)、9月26日(金) 18:00~20:00 (最終入場は19:30)
登壇者:
森田 航(国立科学博物館 生命史研究部 人類史研究グループ 研究員)
矢部 淳(国立科学博物館 生命史研究部 進化古生物研究グループ長)
村井 良徳(国立科学博物館 植物研究部 多様性解析・保全グループ 研究主幹)
解説・トークセッション:
9月19日(金) 森田 航、村井 良徳
9月26日(金) 森田 航、矢部 淳
定員:各日250名
ナイトミュージアム チケット情報【チケット残りわずか!】
販売期間:
9月19日(金)ナイトミュージアムチケット:~2025年9月19日(金)16:30 ※先着順、なくなり次第終了
9月26日(金)ナイトミュージアムチケット:~2025年9月26日(金)16:30 ※先着順、なくなり次第終了
販売方法:公式チケットサイト、TBSチケットサイトにて販売
料金:一般・大学生 2,300円、小・中・高校生 600円
※前売り券・当日券・無料観覧券等はご利用いただけません。
※チケット購入ページの注意書きを必ずご確認ください。
▼チケット購入ページ
公式オンラインチケット https://www.e-tix.jp/hyogakiten/
TBSチケット https://tickets.tbs.co.jp/hyogakiten/


【群馬県みどり市 みどモス グリーティングイベント】
群馬県みどり市の公式マスコットキャラクター「みどモス」が、
2025年9月13日(土)に氷河期展に来場します。「みどモス」は、同市の岩宿遺跡に由来し、マンモスをイメージして制作されたキャラクターです。
【イベント 概要】
開催日時:2025年9月13日(土)
①10:00~10:30 ②11:30~12:00 ③14:30~15:00
開催場所:国立科学博物館 地球館 特別展会場 連絡通路
・グリーティングイベントへのご参加には、特別展「氷河期展 ~人類が見た4万年前の世界~」のチケットが必要です。

■氷河期展 概要
展覧会名:特別展「氷河期展 ~人類が見た4万年前の世界~」
会期:2025年7月12日(土)~10月13日(月・祝)
開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
夜間開館:10月10日(金)~13日(月・祝)は19:00閉館(入場は18:30まで)
休館日:9月16日(火)、22日(月)、29日(月)
※会期・開館時間・休館日等は変更になる場合がございます。
展示構成:
第1章:氷河期 ヨーロッパの動物
氷河期のヨーロッパ北部は氷床に覆われ、中央部に乾燥した草原地帯が広がり、「氷河期のメガファウナ(巨大動物群)」と呼ばれる大型の動物たちが君臨していました。
過酷な環境を生きた巨大動物とは一体どんな生物だったのでしょうか。そして、彼らの中で何が絶滅して、何が現代まで生き残ったのでしょうか。
第2章:ネアンデルタール人とクロマニョン人
氷河期を生きたネアンデルタール人とクロマニョン人(ホモ・サピエンス)。
その実物の頭骨が日本初上陸します。ネアンデルタール人はがっしりした体格と強靭な筋肉を持っていたのに対し、クロマニョン人は比較的ほっそりした体格に長い手足を持っていました。同じ時代を生きていた両者。しかし4万年前までにネアンデルタール人は姿を消します。
一体何が両者の命運を分けたのでしょうか。
第3章:氷河期の日本列島
南北に長く、多様な環境が広がっている日本列島。
人類は最終氷期、約3万8千年前までには日本にわたってきたと考えられています。当時を生きた日本三大絶滅動物(ナウマンゾウ、ヤベオオツノジカ、ハナイズミモリウシ)などの動物たち、そして氷河期の日本列島での人類の暮らしはどのようなものだったのでしょうか。
【総合監修】
篠田 謙一 :国立科学博物館長
【監修】
森田 航:国立科学博物館 生命史研究部 人類史研究グループ 研究員
矢部 淳:国立科学博物館 生命史研究部 進化古生物研究グループ長
村井 良徳 :国立科学博物館 植物研究部 多様性解析・保全グループ 研究主幹
森先 一貴:東京大学 大学院人文社会系研究科 准教授
西岡 佑一郎 :ふじのくに地球環境史ミュージアム 准教授
会場:国立科学博物館(東京・上野公園)
〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20

アクセス:
■JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
■東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分
■京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分
※敷地内に駐車場および駐輪場はございません。
主催:国立科学博物館、TBS、TBSグロウディア、東京新聞
協賛:TOPPAN、ビックカメラ
後援:BS-TBS、TBSラジオ
公式サイト:https://hyogakiten.jp/
公式X:https://x.com/hyogakiten
■スペシャルチケット(数量限定)
販売期間:~10月13日(月・祝)16:30まで
※公式オンラインチケットのみの販売
・BE@RBRICK付き 当日券:5,200円(税込)

■当日券
販売期間:電子チケットは10月13日(月・祝)16:30まで
※その他各種プレイガイドは10月13日(月・祝)15:00まで
・一般、大学生:2,300円(税込)
・小中高生:600円(税込)
※未就学児は無料。
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料。
※学生証、各種証明書をお持ちの方は、ご入場の際にご提示ください。
チケット販売場所:国立科学博物館(休館日を除く)、公式サイト(オンラインチケット)、TBSチケット、アソビュー、セブンチケット、e+、ローソンチケット、チケットぴあ、CNプレイガイド、楽天チケット、いこーよ
【TBSグロウディア】プレスリリースより
