【上野の森美術館】上野の森美術館所蔵作品展 なんでもない日ばんざい!開催

上野の森美術館

「なんでもない、どこにでもある日常」をテーマに、 いま、こういう時期だからこそ見てみたい、
心に響く作品を上野の森美術館所蔵作品からピックアップ!

 

今年2 月に日本でも本格化した新型コロナウィルスの感染問題により、私たちの意識や社会が根本から変わりつつ あります。その後の緊急事態宣言下では、それまで考えてもいなかった行動制限̶できるだけ人と距離をとること、 会わないこと、集まらないこと、外出や遠出をしないことが求められ、家で過ごす時間が長くなり、だれもがいままで当たり前と思っていた日常生活をみつめ直すことになりました。

上野の森美術館では1983年からこれまで38回開催してきた上野の森美術館大賞展の受賞作品を多数所蔵しています。
今回、このなかから「 なんでもない、どこにでもある日常」 をテーマに、いま、こういう時期だからこそ見てみたい
と思う作品を約80点選びました。

明るく楽しい気持ちにさせてくれるもの、おだやかな日常の情景、いつも変わらずそこにある街や自然、そして身近な人や風景からユニークな想像や思索を巡らせたものなどをグループにして構成しています。

会場には、同じく所蔵作品から、版画家・野田哲也が家族や日常の断片を日々記録した〈日記〉シリーズのうち約40点、そして秋山さやかが上野公園を題材に制作した作品を展示します。
アーティストがごく身近な日常に向けた素朴で素直なまなざしのなかに、いまの私たちの心に響くたいせつなものを見出せるのではないでしょうか。

主な展示作品
・上野の森美術館大賞展受賞作品(油彩、日本画など)から、約80点
・野田哲也作品(版画)約40点 ※前後期にわけ展示替えがあります。
・秋山さやか 「 あるく 私の往来基本形 上野恩賜公園 2008 年 12月25日、2009 年4月3日、7日、14日、5月12日、16日」
※サイズ表記:F100=162.1×130.3 ㎝ S100=162.1×162.1 ㎝

 

春日 佳歩 「惨くて、美味しくて、」

油彩 F100 2020 年

欲に対する罪悪感や嫌悪感、同時に存在するあっけらかんとした爽快感を写真的な極端な三点透視法で描き、インパクトがある。孤独を感じさせる場面、それを鷲掴みにするような大胆なカットと冷静な描写力が強烈な印象をあたえている。

春日佳歩「惨くて、美味しくて、」 油彩 F100 2020年上野の森美術館

 

藤原 早苗 「ピクニック」

日本画 F100 2020 年

家族と出かけた楽しい時間を描いている。
今までそこにいた人たちが立ち上がった後にできる凹んだ感じもそのままに、まだ賑やかな時間が続いているようだ。
リズム感のある明るい色彩がウキウキさせてくれる。

藤原 早苗「ピクニック」日本画 F100 2020年 上野の森美術館

 

 

千葉 美香 「神秘」

油彩 F100 2017 年

水面に差し込む光が乱反射することによって生み出される効果をうまくとらえている。
女性の体はほとんどが透き通った水中にあり、清涼感と浮遊感を繊細な光で表現した秀作。

千葉 美香 「神秘」 油彩 F100 2017年 上野の森美術館

 

 

冨樫 昭裕 「FORM、小鳥がとぶ」 

アクリル・水性ペイントほか S100 2000 年

中央に大きく木のようなものが描かれ、周囲に動物たちや鳥たちが描かれる。素材や技法も様々で、画面の上に布を縫い付けたり、ボタンや塗料を使ったり、自由な手法で伸びやかな画面を作り上げている。

 

冨樫 昭裕 「FORM、小鳥がとぶ」 アクリル・水性ペイント S100 2000年 上野の森美術館

 

 

[特集展示] 野田哲也 版画 < 日記>シリーズ

 

展示替えがあります。
前期:7 月23 日( 木・祝)~8 月10 日( 月・祝)
後期:8 月12 日( 水)~8 月30 日( 日)

 

本展の「なんでもない、どこにでもある日常」のテーマのもと、日本を代表する版画家の一人である野田哲也の〈日記〉シリーズを特集展示します。

身の回りの風景や家族を題材にした〈日記〉シリーズは、1968 年から現在まで続く野田のライフワークであり、本展では当館が所蔵する1970~80 年代の作品から約 40 点を前後期に分けて展示します。

自身が撮った写真をもとに木版、シルクスクリーンなどで制作された作品には、家族の肖像、野菜や果物、買い物袋、ソファ、車窓からの眺めなど日々の生活や出来事を想像させるものが淡々と綴られます。

作家自身の日常生活というきわめて私的な主題に徹しながら、それらは「なんでもない、どこにでもある」情景だけに、だれもが共有できる普遍性を持っているのかもしれません。

野田 哲也「日記 1977 年8 月8 日」 和紙に木版、シルクスクリーン 1977 59.9×84.4cm 上野の森美術館

 

野田 哲也 「日記 1978年12月6日」 和紙に木版、シルクスクリーン 59.8×84.0㎝ 1978年 上野の森美術館

 

(※「画像写真の無断転載を禁じます」)

【概要】

 

タイトル   上野の森美術館所蔵作品展 なんでもない日ばんざい!
会   場  上野の森美術館 〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2
会   期  2020年7月23日(木・祝)-8月30日(日)
休   館  月曜日(ただし8月10日は開館)、8月11日(火)
時   間     午前10 時─午後5 時(入場は閉館30 分前まで)
主   催     日本美術協会 上野の森美術館、フジテレビジョン
後   援     フジサンケイグループ

 

※タイトルについて
「なんでもない日ばんざい!」は、もともとルイス・キャロルの「鏡の国のアリス」に出てくる「誕生日じゃない日のプレゼント」(un-birthday present)という言葉に由来。ディズニーの「不思議の国のアリス」では、「お誕生日じゃない日のうた」のなかに「なんでもない日おめでとう!」(A Very Merry Unbirthday To You)という歌詞がある。

 

チケット情報 

*この展覧会は日時予約制です

①10:00~10:59  ②11:00~11:59  ③12:00~12:59  ④13:00~13:59
⑤14:00~14:59  ⑥15:00~16:30

 

ご来館前にあらかじめ下記(e+ イープラス、ファミリーマート店舗)で日時指定券を購入のうえ
会場にお越し下さい。美術館内の混雑緩和のため、会期中は入場制限をさせていただきます。
*この展覧会は日時予約制です。

 

ネット環境をお持ちでない方へ
日時指定の予約なく当日直接お越しになる方は【当日窓口】でお越しいただいた時間帯の空いている時間枠を照会いたします。
日時指定予約をされた方が優先となりますので、ご入場までお待ちいただく場合がございます。予めご了承ください。

※入替制ではございません。 ※指定時間内にご入場ください。

 

入場料一般1000 円、大学生500 円、高校生以下無料

※障がい者とその付き添いの方1名は無料、入館の際に障がい者手帳などをご提示ください。

 

販売期間

①2020 年7月10日(金)10時~
[7月23 日( 木・祝)~8 月10 日(月・祝) の期間のチケットを販売します。]

 

②2020 年7 月22 日( 水) 0 時~
[8 月12 日( 水)~8 月30 日( 日) まで の期間のチケットを販売します。]

 

販売場所  e+(イープラス) / QRチケット 【WEB 販売】 https://eplus.jp/ueno-mori/

【 コンビニ店頭販売】 ファミリーマート店内Famiポート

※ファミリーマート店頭購入方法 https://www.family.co.jp/services/famiport.html
※上野の森美術館窓口(開館日のみ)

 

・当館内で新型コロナウイルスの感染者が確認された場合、上野の森美術館ホームページにその情報を掲出いたします。
・会期等に変更等ある場合は上野の森美術館ホームページにてお知らせいたします。

 

 

記事提供:ココシル上野


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