東京国立博物館
東京国立博物館 平成館(上野公園)は、来年2019年1月16日(水)~2月24日(日)の期間、特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」を開催します。
中国の歴史上、東晋時代(317–420)と唐時代(618–907)は書法が最高潮に到達しました。書聖・王羲之(おうぎし、303–361)が活躍した東晋時代に続いて、唐時代には虞世南、欧陽詢、褚遂良(ぐせいなん、おうようじゅん、ちょすいりょう)ら初唐の三大家が楷書の典型を完成させました。
そして顔真卿(がんしんけい、709–785)は三大家の伝統を継承しながら、顔法と称される特異な筆法を創出します。王羲之や初唐の三大家とは異なる美意識のもとにつちかわれた顔真卿の書は、後世にきわめて大きな影響を与えました。
本展は、書の普遍的な美しさを法則化した唐時代に焦点をあて、顔真卿の人物や書の本質に迫ります。また、後世や日本に与えた影響にも目を向け、唐時代の書の果たした役割を検証します。
開催概要
展覧会名 | 特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」 |
会 期 | 2019年1月16日(水) ~2月24日(日)
9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、2月11日(月・祝)は開館、翌12日(火)は休館) |
会場 | 東京国立博物館 平成館(上野公園) |
観覧料 | 一般1600円(1300円)、大学生1200円(900円)、高校生900円(600円)
中学生以下無料 ※ ( )内は20名以上の団体料金 ※ 障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名様は無料 |
公式サイト | https://ganshinkei.jp/ |
記事提供:ココシル上野