【東京文化会館】児童・青少年向け舞台公演「シアター・デビュー・プログラム」スタート! 12月18・19日「平 常×宮田 大『Hamlet』」、2月5・6日『虫めづる姫君』を上演

東京文化会館


東京文化会館が贈る新企画。一流アーティストを起用して、小学生から高校生向けに劇場で舞台芸術を初めて体験できる機会を新たに作ります。

青少年向けの公演やワークショップを多数開催している東京文化会館は、新しいプロジェクト「シアター・デビュー・プログラム」を始めます。クラシック音楽と他ジャンルがコラボレーションしたオリジナルの舞台作品を、一流アーティストを起用して小学生と中学・高校生に向け、企画・制作するプログラムです。
東京文化会館でミュージック・ワークショップや乳幼児向けコンサートを経験した子供達が小学生、中・高校生へと成長するに伴い、次のステップとして「舞台芸術」に出会い、「劇場」という空間を体験できるプログラムをお届けします。また、学校でのアウトリーチの実施や対象年齢を絞った招待枠を設定することで、幅広い児童・生徒が生の舞台に触れられる機会を創出していきます。

初回となる今年度は、12月18・19日に「平 常×宮田 大『Hamlet』」(中学生・高校生向け)、2022年2月5・6日に『虫めづる姫君』(小学生向け)を上演します。
 

Music Program TOKYO シアター・デビュー・プログラム
平 常×宮田 大「Hamlet ハムレット」〈2021年新演出〉

人形劇俳優とチェリストで織りなす、シェイクスピアの世界。
衝撃のコラボレーションが再び!

独自の表現方法を確立した人形劇俳優で演出家の平 常(たいらじょう)とクラシック音楽界の第一線で活躍するチェリスト、宮田 大によるコラボレーション。全ての役を独りで演じる平の真に迫る圧倒的な演技と登場人物の心理状況や場面をチェロで表現する宮田の奥深い演奏が見事に融合し、二人の芸術性が凝縮された本作品は、観客に新鮮な驚きと感動を呼び起こします。2016年に東京文化会館で初演を迎えた「Hamlet」の改訂版を、このたび中学・高校生向けに新制作。一流のアーティストによる舞台、そして、シェイクスピア文学とクラシック音楽の魅力を同時に体験することによって、子供たちの創造性、想像力を伸ばします。

【公演情報】
https://www.t-bunka.jp/stage/10855/

公演日:2021年12月18日(土)・19日(日)14:00開演
〈予定上演時間:約2時間(休憩1回を含む)〉
会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅公園口前)

脚本・演出・美術・人形操演:平 常
音楽構成・チェロ:宮田 大

【曲目】
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007より「プレリュード」
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌより
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8より
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ第3番 イ短調 RV43より
他、様々な作曲家の作品から選曲

【スタッフ】
黒衣:牛頭奈織美、新井彩冬実、荒川藍子
編曲:小林幸太郎
照明:望月太介(ASG)
音響:森 崇晃
舞台監督:上原伸二
演出助手:伊奈山明子

【チケット】
S席5,500円 A席4,400円 B席売切 25歳以下(全席共通)2,200円 18歳以下(全席共通)1,100円
東京文化会館チケットサービス他で販売中。
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※やむを得ない事情により、内容が変更になる場合がございますので予めご了承ください。

【青少年招待】
対象:中学3年生・高校1年生
人数:各公演50名、合計100名(申込多数の場合は抽選)
応募期間:11月15日(月)~11月28日(日)
応募方法:東京文化会館ウェブサイトから(https://www.t-bunka.jp/stage/10855/

【あらすじ】
ハムレットの父であるデンマーク王が急死。王の弟クローディアスがハムレットの母であり王妃のガートルートと結婚し、デンマーク王の座に就く。父の死と母の再婚に憂い沈むハムレットは、ホレイショーから父の亡霊が現れると聞き、会いに行く。亡霊はハムレットに、自分はクローディアスに毒殺されたのだと語り、このことを決して許してはいけないと言い残す。ハムレットは苦悩の中、狂気を装い真実を突き止める決心をする。ハムレットに命を狙われていると悟ったクローディアスは殺害を企み…

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Music Program TOKYO シアター・デビュー・プログラム
虫めづる姫君〈新制作〉

舞踏とクラシック音楽で綴る斬新な平安絵巻
平安時代の短編集「堤中納言物語」に収められている、虫を愛する風変わりな姫君と彼女を取り巻く人々を描いた「虫めづる姫君」。
日本独自の舞踊スタイルである「舞踏」と、誰もが聞き覚えのある名曲を含むクラシック音楽のコラボレーションによって、全く新しい平安絵巻の世界が広がります。

【公演情報】
https://www.t-bunka.jp/stage/10729/
〈我妻恵美子(演出・振付・舞踏)による解説「舞踏って何?」掲載〉

公演日:2022年2月5日(土)・6日(日)15:00開演
〈予定上演時間:約1時間(休憩なし)〉
会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅公園口前)

演出・振付・舞踏:我妻恵美子
音楽監督・作編曲・ピアノ:加藤昌則
ソプラノ(語り部):三宅理恵
フルート:上野由恵 *第2回東京音楽コンクール木管部門第1位
クラリネット:濱崎由紀
チェロ:笹沼 樹 *第12回弦楽部門第2位
舞踏:塩谷智司、阿目虎南(燦然CAMP)

【曲目】
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 二短調 BWV1043
グリーグ:『ペール・ギュント』第1組曲より「山の魔王の宮殿にて」
リー・ホイビー:蛇
加藤昌則:虫めづる姫君(世界初演)
他、様々な作曲家の作品から選曲

【スタッフ】
台本:ペヤンヌマキ
美術:松生紘子
衣裳:武田久美子
ヘアメイク:石原ももこ
照明:望月太介(ASG)
音響:末廣友紀(東京文化会館)
舞台監督:浅沼宣夫(ザ・スタッフ)
演出助手:伊奈山明子

【チケット】
小中学生(全席共通)1,100円 大人 S席3,300円 A席2,200円
東京文化会館チケットサービス他で11月6日(土)発売
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※やむを得ない事情により、内容が変更になる場合がございますので予めご了承ください。

【児童招待】
対象:小学校4年生
人数:各公演50名、合計100名(申込多数の場合は抽選)
応募期間:11月15日(月)~12月5日(日)
応募方法:東京文化会館ウェブサイトから(https://www.t-bunka.jp/stage/10729/

【あらすじ】
姫君は花や蝶を好み、美しくあるのが当たり前だった平安時代に、虫を愛し、身だしなみをまったく気にしない姫君がいました。侍女や両親が困りはててもどこ吹く風。
そんな姫君に興味を持った貴族の若者が、姫君をからかおうと恋の歌とともにカラクリの蛇を贈ります。受け取った姫君は、はたして!?

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【プロフィール】
平 常(「Hamlet」脚本・演出・美術・人形操演) TAIRA Jo

平 常 ©Daisuke Omori

ひとり芝居と人形劇を融合させた独自の表現方法を確立。脚本・演出・音楽・美術も手掛ける。「毛皮のマリー」(寺山修司原作)で日本人形劇大賞銀賞を最年少で受賞。オリジナル作品が厚生労働省より表彰されるなど受賞多数。2011年には外務省の主催により、日本人アーティストとして初めてパレスチナを巡回公演。現地の観客を熱狂させた。新国立劇場中劇場での「オズの魔法使い」など、多彩なレパートリーを全国各地で上演。東京文化会館舞台芸術創造事業「王女メディアの物語」(2014)、「Hamlet」(2016)、「SALOME」(2019)に出演、歌劇「400歳のカストラート(主演:藤木大地/朗読:大和田獏・大和田美帆)」(2020)を演出。「おはよう日本」、「ノンフィクションW」などのメディアでも度々特集が組まれるなど、各界からの注目を集めている。

宮田 大(「Hamlet」音楽構成・チェロ) MIYATA Dai

宮田 大

2009年、ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールにおいて、日本人として初めて優勝。これまでに参加した全てのコンクールで優勝を果たしている。その圧倒的な演奏は、作曲家や共演者からの支持が厚く、世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され、日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている。録音活動も活発で、2020年にギタリスト・大萩康司との初のデュオアルバム「Travelogue」。2019年にトーマス・ダウスゴー指揮、BBCスコッティッシュ交響楽団との共演による「エルガー:チェロ協奏曲」をリリース。(日本コロムビア)マスメディアでも「らららクラシック」「題名のない音楽会」「徹子の部屋」などへ出演している。使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1698年製A. ストラディヴァリウス“Cholmondeley”である。

我妻恵美子(「虫めづる姫君」演出・振付・舞踏) AGATSUMA Emiko

我妻恵美子 ©Naoko Kumagai

舞踏家、Agaxart代表。早稲田大学文学部を卒業と同時に舞踏集団・大駱駝艦に入艦、麿赤兒に師事。2020年の独立まで全ての作品に出演。2015年に自らの振付・演出作品「肉のうた」にて第46回舞踏批評家協会新人賞を受賞、「舞踏の一角に新風を吹き込んでいる」と評価を受ける。2019年、目黒区蟠龍寺にて舞踏と茶道のコラボレーション「をてらをどりをちゃ」を発表。2020年、台北国際芸術村の滞在芸術家として選出、舞踏ソロ作品「Future Temple」を発表し第39回 Battery Dance Festiva(l ニューヨーク)より日本代表として招聘される。舞踏指導の経歴は15年以上あり、早稲田大学、国立台北芸術大学、国立台南芸術大学等、日本と台湾のプロのパフォーマーに向けた講義やワークショップも行っている。外部作品としては「神なき国の騎士」(野村萬斎演出)出演、映画「検察側の罪人」(原田眞人監督)舞踏振付・出演等。

加藤昌則(「虫めづる姫君」音楽監督・作編曲・ピアノ) KATO Masanori

加藤昌則

作曲家・ピアニスト。東京藝術大学作曲科首席卒業、同大学大学院修了。作品はオペラ、管弦楽、声楽、合唱曲など幅広く、作品に新しい息吹を吹き込む創意あふれる編曲にも定評があり、多くのソリストに楽曲提供、共演ピアニストとしても評価が高い。王子ホール「銀座ぶらっとコンサートCaféシリーズ」(企画・ピアノ)、東京・春・音楽祭「ベンジャミン・ブリテンの世界」(企画・構成)、など、独自の視点、切り口で企画する公演やクラシック講座などのプロデュース力にも注目を集めている。作品は2012年オペラ「白虎」(第11回佐川吉男音楽賞)、2018年「Sixteen Montage」(セントラル愛知響委嘱作品)など。2016年よりNHK-FM「鍵盤のつばさ」パーソナリティーを担当。2019年4月長野市芸術館レジデント・プロデューサーに就任。NHK2020応援ソング「パプリカ」の合唱編曲を手掛けている。

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主催:東京都/公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館・アーツカウンシル東京
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会/一般財団法人地域創造

 

記事提供:ココシル上野


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御朱印が源氏物語絵巻に!? 4枚続きの特別御朱印の授与を開始|小野照崎神社


小野照崎神社、2021年の実りを感謝する特別御朱印を2ヶ月連続で授与

852年に創建、東京の入谷に鎮座する 小野照崎神社(東京都台東区下谷 2丁目13-14)は、秋の祭礼を描いた、絵柄がつながる2つの特別御朱印の授与を開始しました。
こちらの御朱印は「源氏物語絵巻」の技法用いて描かれた2つの御朱印がつながり、4面ひと続きの「絵巻屏風」を模したあしらいとなっております。

 

・4面続きの「絵巻屏風」特別御朱印

10月は宮中にて「神嘗祭(かんなめさい)」、11月は「新嘗祭(にいなめさい)」と、今年の実りを感謝する大事なお祭りが続きます。
この祭礼に際し、ご参拝のおしるしの御朱印も、2か月合わせて2つのお祭りの絵柄がつながる【4面の特別御朱印】という形で奉製を致しました。

片面には朱印と日付を、もう片面には奉祝の祝詞を配し、帳面への押印の後「透かし紙」を貼り合わせる二層式の特別な御朱印になっております。

祭礼の様子を分かり易く絵で伝える「透かし紙」には、二千円札にも描かれている平安時代の名作「源氏物語絵巻」の技法を採用。ところどころに絵巻物をオマージュしたあしらいを散りばめています。
2つの御朱印をつなげると、4面続きの豪華な「屏風絵巻」に変化します。

「絵巻屏風」特別御朱印の他にも、稲穂とススキをモチーフに飾り紙をあしらった「みのり」「むすび」の特別御朱印もご用意しております。

(「みのり」特別御朱印(左側) 10月1日~11月末日まで/「むすび」特別御朱印(右側)11月1日~末日まで 各800円)

宮中祭祀や神社の恒例のお祭りは外部に非公開の場面も多いですが、国の基となる大事なお祭りです。
御朱印や記事を通して身近に感じていただければ幸いです。

 

【紹介動画】

 

・「神嘗祭(かんなめさい)」奉祝御朱印(右2面)

【初穂料】 1,000 円 【授与期間】10月1日~11月末日まで

 

・「新嘗祭(にいなさい)」特別御朱印(左2面)

【初穂料】 1,000 円 【授与期間】11月1日~末日まで

 

・10月・11月は特別な月?

日本人は昔から、お米を「神様から頂いた食べ物」として大切にしてきました。
宮中や各地の神社においても、年間を通して稲にまつわる祭事や行事がたくさんあります。

秋は収穫の季節。
10月は「神嘗祭(かんなめさい)」、11月は「新嘗祭(にいなめさい)」と、今年の実りを感謝する国の基となる大事なお祭りが続きます。

10月の「神嘗祭」は、天皇陛下が皇居でお育てになられたお米を収穫。八百万の神々に先駆けて、天照大御神の鎮まる伊勢の「神宮」と、皇居の「賢所(かしこどころ)」にお供えして今年の豊穣への感謝を捧げるお祭りです。

11月の「新嘗祭」は、宮中にて天皇陛下自ら新穀を八百万の神々にお供えし収穫への感謝を捧げ、祭儀の中で神々をもてなします。お供え物を共に食することで絆を深め、神様のお力をいただく、恒例の宮中祭祀の中でも最も重要なお祭りでもあります。

10月・11月は、秋の豊作を感謝する国を挙げてのお祭りが2ヶ月にわたって行われる神社にとっても特別な月。

御朱印も祭礼の様子をわかりやすく絵で伝え、今月、来月と合わせて、2つのお祭りがつながる【4面の特別御朱印】という形で奉製致しました。

宮中祭祀や神社の恒例のお祭りは外部に非公開の場面も多いですが、国の基となる大事なお祭りです。
御朱印や記事を通して身近に感じていただければ幸いです。

 

・「月参り」と「芸術・芸能・仕事」の神様

当社では「月参り」のおしるしに、日本画の挿絵をあしらった月毎に変わる「2種類の御朱印」をご用意しております。

https://onoteru.or.jp/goshuin/

「月参り」という形で月に一度か二度、日を決めて参拝をすることで、親しくご神徳を戴きながらも自身の心を整え、心新たに日常に向かってゆく。

これは、より良い一年を過ごすための日本人の知恵であり、古来より続く信仰の形でもあります。

https://onoteru.or.jp/trip-season/r310/

また、毎月のお参りが難しい方にも、生活の中で親しく神社を感じて頂ければと、月毎に変わる「2種類の待ち受け壁紙」も無料で配布しております。

芸術芸能の神様をお祀りする神社ということで、毎月お楽しみにして頂けるような趣向を凝らしたものとなっております。

今月も穏やかな秋の陽気をいただかれ、ご参拝での手を合わされるひとときが自身のこころに想いを致す、健やかな時間となりますように。

皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

 

・【小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)】

台東区入谷に鎮座する神社。平安時代初期の政治家でありマルチアーティストである小野篁命(おののたかむらのみこと)をご祭神としてお祀りしている。852年に上野照崎の地に創建され、江戸時代、寛永寺の建立とともに現在の地に遷される。境内に鎮座する富士山から運んだ溶岩で築き上げた「富士塚」は重要有形民俗文化財に指定。大祓と富士山の開山に合わせた6月30日と7月1日の例祭には一般の登拝が可能。本殿は、関東大震災、東京大空襲という2度の大火を免れ、正面部分は江戸時代後期のものとされている。
例大祭は毎年5月19日に一番近い週末に実施。

また、国民的俳優である故・渥美清氏ゆかりの神社としても知られている。渥美氏がまだ無名だった頃、煙草を断つので役を下さいと願掛け。直後に映画『男はつらいよ』シリーズの主役に抜擢された逸話がある。

小野照崎神社 公式サイト https://onoteru.or.jp/
公式Instagram  https://www.instagram.com/onoterupr/
公式Twitter  https://twitter.com/onoterupr
公式Youtube  https://www.youtube.com/channel/UCQYipGvbPMMZYj8DDynBXFw

 

 

記事提供:ココシル上野


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【東京都美術館】コロナ禍だからこそ観てほしい展覧会、オンライン・ギャラリートーク公開

東京都美術館

コロナ禍だからこそ観ていただきたい企画展「Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる」(会期:2021年10月9日(土)まで)のオンライン・ギャラリートークを公開しました。

東京都美術館で開催中の企画展「Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる」(10月9日(土)まで)は、表現への飽くなき情熱によって、自らを取巻く「障壁」を、展望を可能にする「橋」へと変え得た5人のつくり手たち ― 東勝吉(絵画)、増山たづ子(写真)、シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田(彫刻/絵画)、ズビニェク・セカル(彫刻/絵画)、ジョナス・メカス(写真/映像)ー をご紹介する展覧会です。

観覧された方からは「パワーを感じた」「目が釘づけ」「幸せになれた」「勇気をもらった」「癒された」「深く胸を打たれた」「心が浄化された」「こんなに豊かな時間を持てたことに心より感謝したい」など、数多くの感想をいただいています。

本展は、コロナ禍だからこそ、是非ご覧いただきたいのですが、県境をまたぐ移動の自粛が呼びかけられている現在、東京まで行きたくても行けない、という声も数多く頂戴しています。そこで、担当学芸員によるオンラインによるギャラリートークを公開しましたので、ぜひご覧ください。

 

Walls & Bridges展 ギャラリートーク(約15分)

 

 

◆図録のご紹介(通信販売あり)◆

出品作家の東勝吉、増山たづ子、シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田、ズビニェク・セカル、ジョナス・メカスの5人は、いずれもまとまった作品集の入手が困難なつくり手たちです。デザイナーの松本孝一さんの自信作でもあるこの図録は、つくり手ごとに紙を変えたこだわりとチャーミングな佇まいが人気です。小さな本につまった作品の魅力をご堪能ください。
(B5変型、ハードカバー、全271頁)[販売価格 2,000円(税込)]

*通信販売も承ります(別途着払い送料がかかります)。
ご希望の方は、現金書留にて図録代金(1冊2,000円)を送付先のご住所、お名前を添えて下記までご送付ください。(図録お申込み宛先:〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36 東京都美術館 Walls & Bridges展 図録担当 03―3823-6921)

 

◆開催概要◆ ※事前予約不要ですが、混雑時に入場制限を行う場合がございます。

展覧会名:Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる
会期:2021年7月22日(木・祝)~10月9日(土)
開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
休室日:月曜日(9月20日(月・祝)は開室)、9月21日(火)
会場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C
観覧料:一般 800円 / 65歳以上 500円
・学生以下は無料
・83歳から絵筆を握った東勝吉にちなみ、80歳以上の方は無料
・外国籍の方は無料
・身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
※いずれも証明できるものをご持参ください
・10月1日(金)は「都民の日」につき、どなたでも無料
・特別展「イサム・ノグチ 発見の道」「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」のチケット(半券可)提示にて、一般料金より300円引き
・その他各種割引あり
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
お問い合わせ:東京都美術館 03-3823-6921
特設ウェブサイト:https://www.tobikan.jp/wallsbridges

 

 

記事提供:ココシル上野


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【東京都美術館】〈上野〉の記録と記憶をたどる展覧会(観覧無料)

東京都美術館

「東京都コレクションでたどる〈上野〉の記録と記憶」
Tokyo Metropolitan Collection Exhibition-Records and Memories of Ueno
会期:2021年11月17日(水)~2022年1月6日(木)

上野恩賜公園内やその周辺に美術館・博物館・動物園が集まる文化的な地域として親しまれる一方、小売店や飲食店が密集するアメ横もその代名詞的存在である〈上野〉という土地。さまざまな歴史の舞台ともなったこの地には、過去から現在まで多種多様な人々が行き交い、ここを題材とする数多くの作品や記録が生み出されてきました。
本展では、東京都が所蔵する美術コレクションの中から、〈上野〉に関連する約60点の作品・資料を展示します。表現者たちをひきつけた〈上野〉の魅力を再発見いただき、かつてここであった出来事、そしてここに存在した人々のことを思うひとときをお過ごしください。美術館を後にするとき、それまでとは違う風景が、あなたの目の前に広がるかもしれません。

展覧会のみどころ
1 版画に記録され伝えられた近代の〈上野〉
戊辰戦争や明治期の内国勧業博覧会といった歴史的事件をとらえた浮世絵、織田一磨の石版画、恩地孝四郎、平塚運一、藤森静雄らによる創作版画など、版画というメディアを通して記録され伝えられた近代の〈上野〉の姿をたどっていただきます。

永島春暁 《上野公園風船之図》 1890年 東京都江戸東京博物館蔵
織田一磨 《東京風景 十四 上野広小路》 1916年 東京都江戸東京博物館蔵

2 さまざまな表現者によって記録され、描かれた戦前・戦後の〈上野〉
桑原甲子雄、濱谷浩、木村伊兵衛、林忠彦らが写した戦前・戦後の〈上野〉。終戦後、画家・佐藤照雄が描いた上野駅の地下道に眠る人々の姿。そのほか、戦前~戦時下の諜報活動を題材とする米田知子の写真作品等を通じ、消えつつある「戦争と〈上野〉」の記憶を見つめなおします。

桑原甲子雄 《下谷区上野駅(台東区)》 1936年 東京都写真美術館蔵
林忠彦 《引き揚げ(上野駅)》 1946年 東京都写真美術館蔵
米田知子 《東京都美術館(ゾルゲ/宮城)―『パラレル・ライフ:ゾルゲを中心とする国際諜報団密会場所』より》 2008年 東京都写真美術館蔵 Courtesy of ShugoArts

展覧会基本情報
展覧会名:東京都コレクションでたどる〈上野〉の記録と記憶
Tokyo Metropolitan Collection Exhibition-Records and Memories of Ueno
会期:2021年11月17日(水)~2022年1月6日(木)
会場:東京都美術館 ギャラリーB
休室日:2021年12月6日(月)、12月20日(月)~2022年1月3日(月)
開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
観覧料:無料
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
連携:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、東京都写真美術館、東京都現代美術館
展覧会ウェブサイト:https://www.tobikan.jp/exhibition/2021_collection.html
問い合わせ先:東京都美術館 03-3823-6921

同時開催:上野アーティストプロジェクト2021「Everyday Life : わたしは生まれなおしている」
https://www.tobikan.jp/exhibition/2021_uenoartistproject.html

 

記事提供:ココシル上野


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『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展』東京都美術館にて2022年1月22日(土)~4月3日(日)開催決定!

東京都美術館


初期の傑作《窓辺で手紙を読む女》を修復後、所蔵館以外で世界初公開!!

本展の注目作品である17世紀のオランダ絵画の巨匠ヨハネス・フェルメールの《窓辺で手紙を読む女》は、窓から差し込む光の表現、室内で手紙を読む女性像など、フェルメールが自身のスタイルを確立したといわれる初期の傑作です。

本作品は、1979年のⅩ線調査で壁面にキューピッドの描かれた画中画が塗り潰されていることが判明し、長年、その絵はフェルメール自身が消したと考えられてきました。
しかし、2017年の調査により、フェルメール以外の人物により消されたことが新たに分かり、翌年から画中画の上塗り層を取り除く修復が開始されました。2019年5月には、キューピッドの画中画が部分的に現れた修復途中の作品が、記者発表にて公開されました。
本展では、この修復過程を紹介する資料とともに、大規模な修復プロジェクトによってキューピッドが完全に姿を現した《窓辺で手紙を読む女》の当初の姿を、所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館のお披露目に次いで公開します。所蔵館以外では世界初公開となります。

また、ドレスデン国立古典絵画館が所蔵するレンブラント、メツー、ファン・ライスダールなど、17世紀オランダ絵画の黄金期を彩る珠玉の名品約70点もあわせてご紹介します。

 

■修復前


■修復中 ※2019年5月発表時点
徐々に現れるキューピッドの画中画


◆みどころ
●フェルメール《窓辺で手紙を読む女》を修復後、所蔵館以外で世界初公開!
隠されていたキューピッドの画中画が姿を現した本作を、所蔵館でのお披露目に次いで公開します。修復後の姿を公開するのは、所蔵館以外では世界初となります。


●修復プロジェクトの過程をご紹介
上塗りされた絵具層を慎重に取り除き、徐々に姿を現していくキューピッド。その修復の過程を、映像等でご紹介します。

●ドレスデン国立古典絵画館が誇る17世紀オランダ絵画コレクション
フェルメールだけでなく、レンブラント、メツー、ファン・ライスダールといった17世紀オランダを代表する画家たちの名品約70点を展示します。

 

【開催概要】
展覧会名:ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展
英語展覧会名:Johannes Vermeer and the Dutch Masters of the Golden Age from the collection of the Gemäldegalerie Alte Meister, Staatliche Kunstsammlungen Dresden
会場:東京都美術館 企画展示室(東京都台東区上野公園8-36)
会期:2022年1月22日(土)~4月3日(日)
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、産経新聞社、フジテレビジョン
特別協力:ソニー・ミュージックエンタテインメント

お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式サイト:https://www.dresden-vermeer.jp
※休室日、開室時間、観覧料などは、決まり次第、展覧会公式ウェブサイト等でお知らせいたします。
※展示作品、会期等については、今後の諸事情により変更する場合がありますので、最新情報は展覧会公式ウェブサイト等でご確認ください。

巡回展:
【北海道展】北海道立近代美術館 2022年4月~6月 ※調整中
【大阪展】大阪市立美術館 2022年7月16日(土)〜9月25日(日)
【宮城展】会場、会期ともに調整中

 

記事提供:ココシル上野


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江戸から学ぶ 第13回『江戸の大火と盛り場』(令和3年度)

たくさんのお申込みありがとうございました。当落通知は10月中旬頃発送の予定です。

締切 令和3年10月3日(日)

<講演概要>
江戸は振袖火事(1657年)をはじめ度々の大家に見舞われました。その対策として設けられたのが延焼防止のための明地=火除地です。ところが庶民は、そこを盛り場に造り替えてしまいます。そこに江戸の面白さ、江戸庶民のたくましさがみえてきます。

日時 令和3年 10月31日(日)14:00開演(120分程度を予定)
会場 ミレニアムホール(台東区生涯学習センター・台東区西浅草3丁目25-16)

講師 波多野 純 氏(日本工業大学名誉教授)
昭和21年生まれ、神奈川県出身。日本工業大学名誉教授(前学長)、波多野純建築設計室代表。工学博士。『江戸城Ⅱ』で建築史学会賞。「ネパールにおける仏教僧院の保存修復」で日本建築学会賞(業績・共同)。

<留意事項>
・新型コロナウイルス感染症拡大等の理由により、内容の変更や中止となる可能性があります。
・参加の際は、新型コロナウイルス感染症対策のため、必ずマスクを着用し、私語は控えるようお願いします。

 

 

 

 

江戸から学ぶ 第16回『徳川将軍菩提寺の謎』(令和3年度)

たくさんのお申込みありがとうございました。当落通知は12月上~中旬頃発送の予定です。

締切 令和3年11月28日(日)

<講演概要>
日時 令和3年 12月25日(土)10:30開演(90分程度の予定)
会場 寛永寺輪王殿(台東区上野公園14-5)

徳川家は代々浄土宗の檀家でした。
しかしその霊廟は、宗派も場所も違う三か所に作られるようになります。
何故このようなことになってしまったのか、その時浄土宗はどのように対応したのか。
表舞台には出てこない、裏側の歴史を解き明かします。

講師 浦井 正明 氏(寛永寺住職)
昭和12年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学文学部史 学科卒業。東叡山寛永寺山内現龍院住職、寛永寺長臈を経て、令和2年2月より東叡山輪王寺門跡門主・寛永寺貫首。台東区文化財保護審議会委員、台東区教育委員会委員長を歴任し、現在は台東区文化政策懇談会委員、 上野の山文化ゾーン連絡協議会顧問を務める。 平成29年10月に台東区文化功労栄誉章を受章。

<留意事項>
・新型コロナウイルス感染症拡大等の理由により、内容の変更や中止となる可能性があります。
・参加の際は、新型コロナウイルス感染症対策のため、必ずマスクを着用し、私語は控えるようお願いします。

 

 

 

 

江戸から学ぶ 『クロージングイベント』(令和3年度)

日時 令和4年2月27日(日)14:00開演(120分程度の予定)
会場 ミレニアムホール(台東区生涯学習センター・台東区西浅草3丁目25-16)

第一部「八代将軍吉宗 鷹狩と桜の名所」
〇概要
江戸幕府八代将軍徳川吉宗は、29年余にわたり国家をリフォームするために享保改革を展開しました。
享保改革のさまざまな政策のうち、台東区とかかわりの深い2つの政策、鷹狩と桜の名所づくりについてお話しします。
〇講師:大石 学 氏(東京学芸大学名誉教授・独立行政法人日本芸術文化振興会監事)
昭和28年生まれ、東京都足立区出身。台東区立下谷中学校卒業、都立上野高校卒業、東京学芸大学卒業、同大学院修士課程修了、筑波大学博士課程単位取得、名城大学助教授、東京学芸大学教授などをへて、現在は東京学芸大学名誉教授、独立行政法人日本芸術文化振興会監事。『台東区史』(1997年刊)分担執筆。

第二部 トークセッション「江戸に学び、未来を拓く」
〇出演
大石 学 氏(東京学芸大学名誉教授・独立行政法人日本芸術文化振興会監事)
浦井 正明 氏(寛永寺住職)
昭和12年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学文学部史 学科卒業。東叡山寛永寺山内現龍院住職、寛永寺長臈を経て、令和2年2月より東叡山輪王寺門跡門主・寛永寺貫首。台東区文化財保護審議会委員、台東区教育委員会委員長を歴任し、現在は台東区文化政策懇談会委員、 上野の山文化ゾーン連絡協議会顧問を務める。 平成29年10月に台東区文化功労栄誉章を受章。

<留意事項>
・新型コロナウイルス感染症拡大等の理由により、内容の変更や中止となる可能性があります。
・参加の際は、新型コロナウイルス感染症対策のため、必ずマスクを着用し、私語は控えるようお願いします。

江戸から学ぶ 第15回『江戸の時刻と時の鐘』(令和3年度)

たくさんのお申込みありがとうございました。当落通知は11月中~下旬頃発送の予定です。

締切 令和3年11月7日(日)

<講演概要>
江戸時代、人々はどうやって時刻を取り、報せていたのでしょう。
時代劇などにも登場する「時の鐘」ですが、その実態はほとんど知られていません。本講演では、江戸時代の時刻制度と江戸における時の鐘についてご紹介します。

日時 令和3年 12月5日(日)14:00開演(90分程度を予定)
会場 台東区民会館 9階 ホール(台東区花川戸2丁目6番5号 都立産業貿易センター台東館併設)

講師 浦井 祥子 氏(徳川林政史研究所非常勤研究員)
昭和45年生まれ、東京都台東区出身。日本女子大学大学院文学研究科博士課程後期終了。博士(文学)。専門は日本近世史。時刻制度を中心に、江戸から明治期までの制度や文化について、幅広く研究している。東京大学史料編纂所非常勤研究員、日本女子大学・成城大学・跡見学園女子大学などの非常勤講師を経て、現在徳川林政史研究所非常勤研究員。

<留意事項>
・新型コロナウイルス感染症拡大等の理由により、内容の変更や中止となる可能性があります。
・参加の際は、新型コロナウイルス感染症対策のため、必ずマスクを着用し、私語は控えるようお願いします。

 

江戸から学ぶ 第14回『江戸の富くじ興行』(令和3年度)

たくさんのお申込みありがとうございました。当落通知は11月上旬頃発送の予定です。

締切 令和3年10月24日(日)

<講演概要>
江戸文化を象徴的に示す富くじは、当時「富」や「富突」と呼ばれ、幕府の認可を得た寺社のみが一定期間助成事業として興行できるもので、江戸では谷中感応寺や浅草寺などが有名でした。今回は富くじのやり方や当選規定、歴史的推移、興行請負の実態などについて、具体的な資料をもとに紹介します。

日時 令和3年 11月21日(日)14:00開演(90分程度を予定)
会場 台東区民会館 9階 ホール(台東区花川戸2丁目6番5号 都立産業貿易センター台東館併設)

講師 滝口 正哉 氏(立教大学特任准教授)
早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。立正大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。専門は近世都市史・文化史。著書に『千社札にみる江戸の社会』(同成社)、『江戸の社会と御免富』(岩田書院)、『江戸の祭礼と寺社文化』(同成社)。編著に『赤坂氷川神社の歴史と文化』(都市出版)。

<留意事項>
・新型コロナウイルス感染症拡大等の理由により、内容の変更や中止となる可能性があります。
・参加の際は、新型コロナウイルス感染症対策のため、必ずマスクを着用し、私語は控えるようお願いします。