いよいよ全国美術館ツアーフィナーレ「木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-」 東京・上野の森美術館で6月4日開幕

上野の森美術館

産経新聞社などが主催する「木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-」が、6月4日(土)から26日(日)まで上野の森美術館(東京都台東区)で開催されます。2018年7月の大阪会場を皮切りに、全国20カ所の美術館を巡る美術展ツアーの最終会場として、いよいよ東京へやってきます。【URL】 https://www.kinashiten.com/

 

タレントとして活躍しながら、アーティストとしても国内外から高い評価を受ける木梨憲武さん。全国美術館ツアーは、2014年から2016年にかけて8会場を巡った「木梨憲武展×20years」以来2度目で、これまでに115万人以上を動員しています。展示作品や見せ方などは木梨さん自ら会場ごとに決定しており、これまで観たことがある方も、初めて観る方も楽しめる展覧会です。

海外の個展でも披露された大人気シリーズなど、絵画、ドローイング、映像やオブジェ等約200点が展示されます。東京会場にあわせ制作した新作も加わり、パワーアップした“木梨ワールド”を是非お楽しみください。

撮影:杉田裕一/©NORITAKE

■プロフィール
木梨憲武/Noritake Kinashi
1962年、東京生まれ。とんねるずとして活躍する一方、アトリエを持ち画家としても活動している。1994年に「木梨憲太郎」名義で愛知県名古屋市で開催した初個展『太陽ニコニカ展』から日本国内では今回で9度の個展を開催。開催会場はのべ35会場目となる。アメリカ・ニューヨーク(2015年)およびイギリス・ロンドン(2018年)での2度の海外個展でも成功を収める。
メッセージ:2018年からスタートした『木梨憲武展 Timing』の最終開催となります、東京・上野の森美術館。新たな作品も描き加えました。PEACEな展覧会を目指します! ぜひ遊びに来てください。

■音声ガイド
LiLiCoさんが木梨さんとの楽しいトークで、皆さんを木梨ワールドにご案内! 木梨さんのインスピレーションの源、創作過程にも迫ります。笑いたっぷりの音声ガイド、ぜひ展覧会のお供にお楽しみください。
所要時間:約40分 / 貸出価格:600円(税込)

■チケット販売
・電子チケット「アソビュー!」 ※事前予約(日時指定)
https://www.asoview.com/channel/ticket/8X4S8pBQkR/ticket0000013211
※ご来場日の30日前より購入が可能

・プレイガイド
<日時指定券>
1期:6月4日(土)~6月10日(金) ※発売中
2期:6月11日(土)~6月17日(金) ※発売中
3期:6月18日(土)~6月26日(日) ※5月25日(水)10時より発売

ローソンチケット https://l-tike.com/kinashiten-tokyo/
【Lコード】1期:38301、2期:38302、3期:38303
【店頭販売】ローソン・ミニストップ店内Loppi

e+(イープラス) https://eplus.jp/kinashiten-tokyo/
【店頭販売】ファミリーマート店内マルチコピー機

チケットぴあ https://w.pia.jp/t/kinashiten-tokyo/
【Pコード】1期:562-267、2期:562-268、3期:562-269
【店頭販売】セブン-イレブン店内マルチコピー機(チケットぴあ)

※システム利用料、発券手数料がかかる場合があります

 

■「木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-」概要
会期:2022年6月4日(土)~6月26日(日) ※会期中無休
会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
開館時間:9時半~17時半 ※入場は閉館の30分前まで(金土日は19時まで)

公式HP: https://www.kinashiten.com/
公式SNS:@kinashiten(Instagram、Twitter、Facebook)

主催:産経新聞社、フジテレビジョン、イムラアートギャラリー、上野の森美術館
特別協力:キナシコッカ
協賛:ソニー・ミュージックエンタテインメント、ソニーマーケティング、野崎印刷紙業

入場料:一般2200円(土日2400円)、大学・高校生1500円(土日1600円)、中・小学生700円(土日800円)
※入場料は、すべて税込
※日時指定予約制
※未就学児および障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料(要証明)

お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル、全日/9時~20時)
 

記事提供:ココシル上野


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【報道発表会レポ】特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」 所蔵する国宝89件をすべて公開するメモリアルな展覧会!

東京国立博物館
報道発表会 解説スライドより

東京・上野にある東京国立博物館(東博)が今年で創立150周年を迎えたのを記念して、2022年10月18日~12月11日、同館が所蔵する国宝89件をすべて公開する東京国立博物館開館150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」が開催されます。

5月20日に報道発表会が行われ、東京国立博物館 列品管理課登録室長の佐藤寛介さんが特別展の見どころを解説してくれましたので、詳しくご紹介します!

特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」の見どころ

1.史上初!所蔵する国宝89件をすべて公開!
2.国宝刀剣19件が集結!「国宝刀剣の間」出現!
3.明治から令和まで、東博150年の歩みを追体験!

報道発表会

史上初! 所蔵する国宝89件をすべて公開!

明治5年(1872年)の発足以来、日本で一番長い歴史をもつ博物館として、日本の文化を未来や世界へ伝えていく役割を果たしてきた東京国立博物館。特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」は、そんな東博の全貌を紹介するべく、約12万件という膨大な所蔵品の中から国宝89件すべてを含む名品と、明治から令和にいたる150年の歩みを物語る関連資料を展示するものです。

「第1部 東京国立博物館の国宝」、「第2部 東京国立博物館の150年の歩み」の2部構成となっている本展。

「第1部 東京国立博物館の国宝」はその名前のとおり、日本最大の国宝コレクションを誇っている東博が史上初、89件の国宝を一つの展覧会で一挙公開(※)するというもの。メモリアルイヤーにふさわしい気合の入りぶりです!

(※)会期中、一部作品は展示替えが行われます。1度訪れるだけでは全件を鑑賞できないのでご注意ください。

配布されたプレスリリース資料より。大判の用紙に展示される89件の国宝がズラリと並び壮観! 本来なら1件1件が展覧会の目玉になるような作品です。
配布された国宝一覧(1)右側の丸印が展示期間。絵画系と書跡系は前期(10月18日〜30日、11月1日〜13日)と後期(11月15日〜27日、11月29日〜12月11日)でガラッと入れ替わるようです。
配布された国宝一覧(2)錚々たる顔ぶれに震えが走ります。

国宝一覧は公式サイトでも確認できます⇒https://tohaku150th.jp/

ちなみに、89件は現在国宝に指定されている美術工芸品902件のうちの約1割に当たる数。本展に足を運ぶだけで国宝の10分の1と出会えてしまうなんてすごすぎます……!

佐藤さんたち東博の研究員の方々も、国宝89件すべてを勢ぞろいさせた光景は今まで見たことがないそう。その理由について次のように話します。

「私たちは通常、文化財の保存と公開の両立を図るために展示期間を制限して、1年~数年間のサイクルで、分野ごとに数点ずつ計画的に公開しています。一度にまとめて公開するためには、数年前から数年後までを見越して展示計画を調整する必要がありました。これが一番大変なことでしたが、各分野の研究員の理解と協力を得まして実現できることになりました。

本当に奇跡的な、創立150年だからできたこと。もしかしたら次は創立200年、50年後になるかもしれません」

ふむふむ……。つまり本展は東博の歴史を動かす一大イベントというわけですね。佐藤さんの言うとおり、一生に一度のチャンスとなるかもしれません。今から期待が高まります!

報道発表会 解説スライドより

国宝89件の内訳は、絵画21件、書跡14件、東洋絵画4件、東洋書跡10件、法隆寺献納宝物11件、考古6件、漆工4件、刀剣19件

佐藤さんは「それぞれの作品に最適な展示デザインや照明を追求し、理想的な展示空間と最高の環境体験を提供したいと考えています」と開催への意気込みを語りました。

報道発表会 解説スライドより
報道発表会 解説スライドより
報道発表会 解説スライドより
報道発表会 解説スライドより

各分野の国宝の紹介の中で、特に目を引いたのは21件と一番数の多い絵画の分野です。

報道発表会 解説スライドより

《孔雀明王像》のような平安仏画から、雪舟等楊《秋冬山水図》のような室町水墨画もあれば、狩野永徳《檜図屛風》のような桃山絵画、渡辺崋山《鷹見泉石像》のような江戸肖像画まで……。誰しも見覚えがあるだろう、まさに日本美術の教科書のような豪華なラインナップになっています。

その中でも佐藤さんが注目してほしいというのが《平治物語絵巻 六波羅行幸巻》。

報道発表会 解説スライドより

「鎌倉時代に描かれた現存する最古の合戦絵巻で、武士たちが身につけた甲冑や刀剣のリアルな描写が見どころです。本展では展示期間が2週間と限られていますが、そのぶん全長9m50cmにおよぶすべての場面を広げてご覧いただくようにします」とのこと。

普段の展示ではスペースの都合で一部しか見られない作品も、メモリアルイヤーだからこその大サービスで展示してくれるようですね。

国宝刀剣19件が集結!「国宝刀剣の間」出現!

報道発表会 解説スライドより
報道発表会 解説スライドより

東博所蔵の国宝の刀剣は19件と絵画に次いで数が多く、一つの博物館の所蔵数としては日本最多とのこと。今回はその19件を「国宝刀剣の間」と名付けた展示室に集め、全期間(うれしい!)を通じて展示するそうです。

「ちなみに、国宝刀剣19件のうち、刀剣をテーマにした某ゲームで男性キャラクターになっています6振の国宝刀剣も勢ぞろいして、ファンの皆様をお待ちしています」と佐藤さん。

某ゲームとはもちろん人気ゲーム『刀剣乱舞』のことですね。三日月宗近、大包平、厚藤四郎、亀甲貞宗、大般若長光、小龍景光……ファンの方々垂涎の空間になりそうです。

報道発表会 解説スライドより

佐藤さんは刀剣や甲冑を中心とする武器・武具を専門に研究されているということで、刀剣については特に熱を込めて魅力を語ってくれました。

「《太刀 銘 三条(名物 三日月宗近)》と《太刀 銘 安綱(名物 童子切安綱)》、この2つは日本刀成立初期の名刀として有名なのですが、実は刀身の刃の部分の寸法がまったく同じなんです」

報道発表会 解説スライドより

「刃の長さが80cm、反りが2.7cmあります。しかしながら刀身のシルエットはずいぶん違うことにお気づきになられたでしょうか。

三日月宗近は刀身が細身で手元の部分が強く沿って先が細くなっています。全体的に優美な印象を与えるわけですね。一方で童子切安綱は刀身が全体的にカーブを描いていて、がっしりとした力強さがある。これは京の都を拠点とした宗近に対し、伯耆の国(現在の鳥取県)を拠点とした安綱という作者の居住地の地域文化が刀の姿に反映されているのではないかと思います」

なかなか写真や言葉では伝えきれない違いも、「国宝刀剣の間」で実物を見比べることで感覚的に理解できるといいます。

「この19件の展示にあたり、刀剣の見どころである刃紋や地金をより美しくご覧いただくためにケースの形状や照明にもこだわっています。時代や地域のによる違いを見比べたり、一振りずつじっくり鑑賞したり、それぞれの刀剣がもつ物語に思いを馳せたり。この国宝刀剣の間で日本刀の魅力にどっぷり没入していただければ」

明治から令和まで、東博150年の歩みを追体験!

「第2部 東京国立博物館の150年」では、日本の博物館の歴史ともいえる東博の150年を、三つの時代に分けて各時代の収蔵品や関連資料を紹介。明治〜令和までの歩みを「追体験」できるような展示構成になる予定とのこと。

報道発表会 解説スライドより

東博は明治5年(1872年)に旧湯島聖堂大成殿で開催された博覧会をきっかけに誕生した「文部省博物館」をルーツとし、10年後の明治15年(1882年)に上野に拠点を移して活動を本格化させたという歴史があります。

「第1章 博物館の誕生」では、初期の東博のコレクションとともに、東博の始まりである湯島聖堂博覧会で展示された実際の作品の一部を紹介。博覧会で最も人気を集めた名古屋城の金のシャチホコの実物大のレプリカも展示して、当時の雰囲気を再現するそうです。

報道発表会 解説スライドより

明治19年(1886年)に博物館は旧宮内省の所管になり、3年後に「帝国博物館」、さらに11年後に「東京帝室博物館」と名前を変えます。

もともと博物館に植物園、動物園、図書館などの機能を備えた総合博物館を目指していた同館ですが、次第に国家の文化的象徴、皇室の美の伝統と位置付けられ、歴史・美術の博物館としての性格を強めていったそうです。

「第2章 皇室と博物館」では、皇室とのゆかりを物語る作品や、「帝国博物館」「帝室博物館」時代の東博コレクションを紹介します。特にユニークなのが、「帝室博物館」時代に天産(自然史)資料として展示されていたキリンの剥製標本。

報道発表会 解説スライドより

このキリンは、明治40年(1907年)に日本に生きたままやって来た初めてのキリンで、上野動物園の人気者だったとか。大正12年(1923年)の関東大震災のあとお隣にある国立科学博物館の所蔵品になりました。本展で約100年ぶりに同館に里帰りする形です。

報道発表会 解説スライドより

約100年前の展示ケースなども活用し、当時のレトロな展示空間を再現するということで、作品以外にも注目すべき点がたくさんありそうですね。

「第3章 新たな博物館へ」では、終戦後、国民のための開かれた博物館として新たな一歩を踏み出た東博が、時代の変化や社会の要請に応じて取り組んできたさまざまな博物館活動を代表的な戦後のコレクションとともに紹介。

報道発表会 解説スライドより
報道発表会 解説スライドより

展示の最後には「令和の東博コレクション」として、昨年あらたに東博の所蔵品となった《金剛力士立像》が初公開されます。数少ない平安時代末期、12世紀の金剛力士立像で、かつて滋賀県の寺院に安置されていたもの。2体とも高さは2m80cm近くあり、東博の所蔵する仏像の中では最大のものだとか。たくましい肉体と怒りの表情が見どころです。

最後に、佐藤さんは次のようにメッセージを寄せました。

「このように本展は、89件の国宝と150年の歴史を通して東博のすべてを紹介する、創立150周年だからこそ実現したメモリアルイヤーにふさわしい展覧会です。東博の国宝と歴史をまとめて見ることができるので、東博が初めての方にはデビューするのにもってこいですし、これまで何度もお越しいただいているリピーター方にとっても新発見や再発見がきっとあると思います。

展覧会の具体的な準備はこれからが本番。より充実した内容になるよう、そして展覧会ポスターのように祝祭間の溢れた展覧会になるよう努めてまいります。どうぞご期待ください!」

展覧会ポスター

国宝89件だけでなく、重要文化財24件を含む計150件と、150周年にちなんだ盛りだくさんの内容で来場者を迎える特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」は2022年10月18日から開幕予定。楽しみに待ちましょう!

東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」開催概要

会期 2022年10月18日(火)~12月11日(日)
会場 東京国立博物館 平成館2階 特別展示室
主催 東京国立博物館、毎日新聞社、NHK、NHKプロモーション、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
公式サイト https://tohaku150th.jp/
注意事項 ※会期中、一部作品の展示替えが行われます。
※開館時間、休館日、入館方法、観覧料金、その他最新情報は公式サイトでご確認ください。
※展示作品、会期、展示期間等については今後の諸事情により変更となる場合があります。

※記事の内容は取材日(2022/5/20)時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

 

記事提供:ココシル上野

 


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【東京都美術館】オープン・レクチャー募集開始 上野の文化施設発!「こどもと大人のためのミュージアム思考」のススメ

東京都美術館

 

5月5日(木・祝)午後2時~ オンライン開催

東京都美術館と東京藝術大学、そして上野公園に集まる9つの文化機関が連携し、すべてのこどもたちが、文化やアートを介して「社会に参加しつながりを持つこと」を推進するラーニング・デザイン・プロジェクト「Museum Startあいうえの」。約10年間の取組みをまとめた『こどもと大人のためのミュージアム思考』(左右社刊、2022年)の出版を記念し、『上野の文化施設発!「こどもと大人のためのミュージアム思考」のススメ』をテーマに、5月5日(木・祝)にオンラインにて、オープン・レクチャーを開催します。

 

「Museum Startあいうえの」の理念や実践例を紹介しつつ、社会におけるアート・コミュニケータの役割とともに、これからのミュージアムのあり方を考えていきます。登壇は、著者の稲庭彩和子氏、伊藤達矢氏、鈴木智香子氏ほか。多様な文化や人々が関わり合い、豊かなコミュニケーションが生まれるミュージアムを舞台に、どんな学びが育まれてきたのでしょうか。市民とともにつくりだす新しい学びの姿について思考を深めていきたいと思います。オンライン開催ですので、みなさまぜひお気軽にご参加ください。

 

・オープン・レクチャー開催概要

日時|2022年5月5日(木・祝)14:00~16:30
会場|オンライン(Zoomウェビナー使用)
定員|300名(事前申込制、先着順、※定員になり次第締め切ります。)
参加費|無料
登壇者|稲庭彩和子(独立行政法人国立美術館 主任研究員)
伊藤達矢(東京藝術大学社会連携センター特任教授)
鈴木智香子(独立行政法人国立美術館 特任研究員)ほか
その他|手話通訳、UD トークによる文字表示支援あり
申込方法|下記フォームよりお申込みください。申込みアドレス宛に招待URLをお送りします。
申込みフォーム|https://tobikan.jp/form/294
オープン・レクチャーの詳細|https://tobira-project.info/openlecture12
問い合わせ先|「とびらプロジェクト」運営チーム p-tobira@tobira-project.info

 

・書籍紹介

 

編著:稲庭彩和子
著:伊藤達矢、河野佑美、鈴木智香子、渡邊祐子
装幀:松田行正+杉本聖士
定価:本体1800円+税
四六判並製/296ページ
2022年3月31日 第一刷発行
978-4-86528-079-1 C0070
オンライン販売:http://sayusha.com/catalog/books/paiueno

 

・「Museum Start あいうえの」とは…

東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、東京藝術大学が主催し、国立科学博物館、国立国会図書館国際子ども図書館、上野の森美術館、国立西洋美術館、東京国立博物館、恩賜上野動物園、東京文化会館が共催する、ラーニング・デザイン・プロジェクトです。

上野公園に集まる9つの文化機関が連携し、すべてのこどもたちが、文化やアートを介して「社会に参加しつながりを持つこと」を推進するプロジェクトです。文化を介して人々のコミュニケーションの機会を作り、人々の平等性、多様性を肯定し、人々の関わり合いを育み、人々のウェル・ビーイング(well-being : 心身ともに健康で幸福感がある状態)を高めることを目的としています。
「Museum Start あいうえの」ウェブサイト:https://museum-start.jp/

 

 

記事提供:ココシル上野


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第四十三回 上野東照宮 春のぼたん祭

上野東照宮

“ジパング”“赤胴の輝”など希少品種を始め、開苑当時からの大株や珍しい緑色のボタンなど110種500株以上が春を彩ります。

1980年に日中友好を記念に開苑し、江戸の風情を今に残す上野東照宮のぼたん苑では、2022年4月9日(土)~5月8日(日)の間、110種500株以上が彩る春のぼたん祭を開催します。

※当苑では新型コロナウイルス感染拡大防止の取り組みとして、苑内の定期消毒や現金授受の撤廃、従業員の健康管理などの対策を行っています。ご来苑いただく皆様に安心して庭園を鑑賞していただくため、ご来苑者様には手指の消毒とマスク着用のご協力をお願いしています。

 

開苑当時からの大株や、緑色に咲く『まりも』など110種500株以上

期間中、日本、中国、アメリカ、フランスなど110種500株以上のボタンが咲き誇ります。中には開苑当時から咲き続ける大株や、中国品種と日本品種の自然交配による緑色の花が珍しい『まりも』などもお楽しみいただけます。

[苑内風景※昨年のイメージ]

[まりも]

今回ご覧いただける希少品種
[ジパング]

黄色の千重咲きのボタンで上向きに咲く唯一のボタン。とても上品な香りと共にお楽しみいただけます。

[赤銅の輝]
黄色に桃色がかった橙色の花弁でとても珍しい品種のボタンです。花弁一枚一枚が際立ち、上向きに咲くのも特徴です。

 

■『ボタン』とは
ボタンの花は「富貴」の象徴とされ、「富貴花」「百花の王」などと呼ばれています。
日本には奈良時代に中国から薬用植物として伝えられたとされ、江戸時代以降、栽培が盛んになり数多くの品種が作り出されました。中国文学では盛唐(8世紀初頭)以後、詩歌に盛んに詠われるようになり、日本文学でも季語として多くの俳句に詠まれ、絵画や文様、家紋としても親しまれてきた花です。

[紫紅殿(しこうでん)]
[黄冠(おうかん)]

 

『旧寛永寺 五重塔』をはじめとする本格的な江戸建築とボタンを楽しむ
苑内からは旧寛永寺五重塔や東照宮の参道に並ぶ石灯籠を見る事ができ、枯山水の日本庭園とあわせて他では味わえない江戸風情の中でボタンを見る事ができます。

■他にも写真撮影スポットが充実!
ボタンの撮影を楽しまれるお客さまが多く訪れる当苑では、季節感のある撮影をお楽しみいただける色鮮やかな鯉のぼりや、苑内の随所に寄せ植えや盆栽などをご用意しています。
500株以上が咲くボタンとの撮影をお楽しみください。

 

■ボタンと共に咲くお花達
苑内にはボタンの他にシャクナゲや約20品種のシャクヤクなどが随時開花しボタンとの艶やかな共演をお楽しみいただけます。

[シャクナゲ(4月初旬~下旬)]
[シャクヤク(4月下旬~5月中旬)]
[シャクヤク(4月下旬~5月中旬)]

 

[上野東照宮 春のぼたん祭]概要
名称:第四十三回 上野東照宮 春のぼたん祭
期間:2022年4月9日(土)~5月8日(日)※期間中無休
開苑時間:9:00~17:00(入苑締切)
入苑料:大人(中学生以上)700円、団体(20名以上)600円、会期入苑券2,000円、小学生以下無料
主催:一般社団法人 上野観光連盟 後援:台東区
住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園9-88 TEL:03-3822-3575(ぼたん苑)
アクセス:JR上野駅 公園口より徒歩5分
京成電鉄京成上野駅 池之端口より徒歩5分
東京メトロ根津駅 2番出口より徒歩10分
URL:https://uenobotanen.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/utbotanen_official/

 

記事提供:ココシル上野


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藝大コレクション展2022 ー春の名品探訪 天平の誘惑ーが、4月2日(土)から開催。

東京藝術大学大学美術館
《浄瑠璃寺吉祥天厨子絵》「弁財天及び四眷属像」 建暦2年(1212) 頃 重要文化財 東京藝術大学蔵

 

藝大ならではのさまざまな分野が混在したコレクションを鑑賞できる、年に一度の貴重な機会。

東京藝術大学は、前身である東京美術学校の設立から135年の長きにわたって作品や資料の収集につとめてきました。その内容は古美術から現在の学生制作品まで多岐に及びます。当館では、この多彩なコレクションを広く公開する機会として、毎年藝大コレクション展を開催しています。
2022年の藝コレは、「春の名品探訪」と題して約3万件の所蔵品の中から選りすぐった名品を中心に展示します。さらに今回は、天平の美術に思いを馳せた特集展示も見どころとなっています。
著しい損傷を被りながらも威風を伝えている《月光菩薩坐像》は、天平彫刻を代表する仏像のひとつです。また今回の展示では所蔵する乾漆仏像の断片や東大寺法華堂天蓋残欠に新たな光を当てています。最新の研究成果により南都仏師たちの技法が解き明かされます。

《月光菩薩坐像》 奈良時代 東京藝術大学蔵

そして特集の白眉は、《浄瑠璃寺吉祥天厨子絵》(重要文化財)です。今回の展示では、厨子とその内側四方に描かれた合計7面全て、さらに吉祥天像(模刻)によって立体的な展示を試みます。鎌倉時代に制作されたこの名品にも、天平の面影を見ることができます。

《浄瑠璃寺吉祥天厨子絵》「弁財天及び四眷属像」 建暦2年(1212) 頃 重要文化財 東京藝術大学蔵

 

◆みどころ◆

1. 浄瑠璃寺吉祥天厨子を大展開

《浄瑠璃寺吉祥天厨子絵》(重要文化財)は、もとは京都・浄瑠璃寺の木造吉祥天立像を収めた厨子の扉および背面板で、明治22 年(1889)に東京美術学校の所蔵となりました。今回の展示では当初はめられていた厨子(模造)および吉祥天像(模刻)とあわせ、全7面を一挙公開します。目前に開かれた厨子のなかに足を踏み入れていくようなイメージをご覧いただける立体的な展示を試みます。

 

2. ぐるっと名品、一巡り

本学が所蔵する約3万件の作品や資料のなかから、古美術から現代美術に至る名品を展示空間をぐるりと取り囲むように陳列します。《小野雪見御幸絵巻》(重要文化財)や狩野常信《鳳凰図屏風》などの古美術からはじまり、藝コレでは約 10 年ぶりの出品となる長原孝太郎《入道雲》、初公開の白川一郎《不空羂索観音》といった近代洋画の逸品、そして狩野芳崖《悲母観音》(重要文化財)や橋本雅邦《白雲紅樹》(重要文化財)などの近代日本画の名品までご覧いただけます。

長原孝太郎 《入道雲》 明治42 年(1909) 東京藝術大学蔵

3. 近代の天平探求

フェノロサや岡倉天心らの奈良古社寺調査に同行した狩野芳崖は、31 社寺で調査した所蔵品や建築物などをスケッチに描き留めました。本展に出品する《奈良官遊地取》はこのスケッチを後世、12 巻の巻子装にしたものです。そこには当時の調査で再発見された天平美術が写し取られています。また芳崖の弟子たちの証言によれば、この時の古美術研究が芳崖の絶筆《悲母観音》の面貌表現につながったといいます。《奈良官遊地取》との同時展示により《悲母観音》の淵源に思いを馳せる旅へとご案内します。

狩野芳崖 《悲母観音》 明治21 年(1888) 重要文化財 東京藝術大学蔵

 

◆開催情報◆

会期:2022 年4月2日(土)~5月8日(日)
休館日:月曜日(ただし、5 月2 日は開館)
開館時間:午前10 時~午後5時(入館は午後4時30 分まで)
※本展は事前予約制ではありませんが、今後の状況により変更及び入場制限を実施する可能性がございます。
会場:東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1
(〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8)
交通案内:JR上野駅(公園口)、東京メトロ千代田線根津駅(1 番出口)より徒歩 10 分
京成上野駅(正面口)、東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅(7 番出口)より徒歩 15 分
当館に駐車場はございません 。
観覧料:一般440(330)円、大学生:110(60)円
※高校生以下及び18 歳未満は無料
※( )は20 名以上の団体料金
※団体鑑賞者20 名につき1 名の引率者は無料
※障がい者手帳をお持ちの方(介護者1 名を含む)は無料

主催:東京藝術大学

お問合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
ホームページ:https://museum.geidai.ac.jp/

 

記事提供:ココシル上野


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【国立科学博物館】第9回 ヒットネット(HITNET) ミニ企画展「音の誘惑-日本の産業技術-」開催について

国立科学博物館


国立科学博物館では、2022(令和4)年3月23日(水)~5月8日(日)までの期間、第9回 ヒットネット(HITNET) ミニ企画展「音の誘惑-日本の産業技術-」を開催します。
【詳細URL:https://www.kahaku.go.jp/event/2022/03hitnet/ 】

国立科学博物館では、日本の産業系博物館等の資料を検索できる共通データベース(ヒットネット=HITNET)を構築し、公開してきています。産業技術に関する資料を所蔵・展示している多くの産業系博物館が日本各地に存在することを紹介するために、このたび、ヒットネットに登録している161館から、「音楽」に関連する4館を紹介するミニ企画展を開催します。各館に展示されている音に関するエピソードなどをお楽しみください。パネルや展示を見ながら、日々の生活を支え、豊かな文化を育んできた産業技術の面白さや、技術の歴史を見る楽しさを感じていただければ幸いです。

第8回 HITNET ミニ企画展「香りの魅力-日本の産業技術-」開催時の様子(2020年)

 

第9回ヒットネット(HITNET)ミニ企画展 「音の誘惑-日本の産業技術-」 開催概要

【会場】国立科学博物館 地球館2階(東京都台東区上野公園7-20)
【開催期間】2022(令和4)年3月23日(水)~5月8日(日) 47日間
【料金】常設展示入館料のみでご覧いただけます。
【休館日】毎週月曜日(月曜日が休日の場合は火曜日) ※ただし3月28日(月)、5月2日(月)は臨時開館
【開館時間】9:00~17:00 ※現在、入館時間は予約制
【主催】国立科学博物館
【共催】新冠町聴体験文化交流館 レ・コード館(北海道新冠町)、津軽三味線会館(青森県五所川原市)
浜松市楽器博物館(静岡県浜松市)、ブラザーミュージアム(愛知県名古屋市)

【詳細URL:https://www.kahaku.go.jp/event/2022/03hitnet/ 】
※入館にはオンラインによる事前予約が必要です。ご来館前に必ず公式ホームページをご確認ください。

 

・ヒットネット(HITNET)とは…

【ヒットネット=HITNET】では、日本全国の登録した産業系博物館等が収蔵・展示する資料を横断的に検索・閲覧することができます。ホームページ( http://sts.kahaku.go.jp/hitnet/ )から、関心のあるキーワードを入力すると、データベース内の該当する情報が表示されます。私たちの生活を豊かにしてきた産業技術のルーツや、技術者・職人たちの創意工夫の跡を見ることができます。

 

・国立科学博物館

※入館にはオンラインによる事前予約が必要です。ご来館前に必ず公式ホームページをご確認ください。

【所在地】〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20
【開館時間】9:00 ~17:00
【休館日】毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)※ただし、本展開催期間のうち3月28日(月)、5月2日(月)は臨時開館
【入館料】一般・大学生 630円、高校生(高等専門学校生含む)以下および65歳以上 無料
【問い合わせ】ハローダイヤル:03-5777-8600

< 国立科学博物館 >
ホームページ:https://www.kahaku.go.jp/
産業技術史資料情報センター: http://sts.kahaku.go.jp/
第9 回ヒットネット(HITNET)ミニ企画展 「音の誘惑-日本の産業技術-」:https://www.kahaku.go.jp/event/2022/03hitnet/ 

YouTube:https://www.youtube.com/user/NMNSTOKYO/
Twitter:https://twitter.com/museum_kahaku
Facebook:https://www.facebook.com/NationalMuseumofNatureandScience/
Instagram:https://www.instagram.com/kahaku_nmns/

 

記事提供:ココシル上野


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【国立科学博物館】遠隔操作ロボットを使用した博物館鑑賞体験 ~病気で外出できない子供達に恐竜博士が国立科学博物館を案内!~

国立科学博物館

 

国立科学博物館は千葉大学医学部附属病院と千葉県こども病院、NPO法人ミルフィーユ小児がんフロンティアーズと共同で遠隔操作ロボットを使用した博物館鑑賞事業を実施します。

本事業では千葉大学医学部附属病院と千葉県こども病院に入院する子供達がロボットを操作し、恐竜など中生代の爬虫類・鳥類が専門の真鍋真副館長が当館の恐竜展示フロアから解説します。ロボットを介し、病気で外出できない子供達と恐竜の謎に迫り、病気と戦う子供達への応援メッセージを込めて本事業を実施します。

概要
【日時】:令和4年1月17日(月)16時から(約1時間)
【内容】:
第1部 (約30分)
千葉大学医学部附属病院に入院する子供達が国立科学博物館にいるロボットを操作
第2部 (約30分)
千葉県こども病院に入院する子供達が国立科学博物館にいるロボットを操作
【案内役】:国立科学博物館 真鍋真副館長
【使用するロボット】:アバター「newme(ニューミー)」(avatarin株式会社提供)

 

newme

※  NPO法人ミルフィーユ小児がんフロンティアーズは、小児がん患児・家族を、そして治療終了後の小児がん経験者への支援活動を行っている団体です。詳細は、こちら( https://www.millefeuille.or.jp/ )を御参照ください。

 

案内役:真鍋 真(まなべ まこと)のプロフィール

真鍋真 国立科学博物館副館長  Ⓒ 田中健一

国立科学博物館 副館長
​(兼)標本資料センターコレクションディレクター
(兼)研究調整役
(兼)人類研究部長事務取扱

■ 生態系進化の時空的分析をテーマに、中生代の恐竜、中生代末の大量絶滅などに注目しています。

■ 常設展示では、地球館地下1階恐竜フロアを担当しました。最近の展覧会では「恐竜博2016」、特別展「恐竜博2019」、企画展「絵本でめぐる生命の旅」(2019.12.17~2020.3.1)の企画制作に携わりました。

■ 著書
「深読み!絵本『せいめいのれきし』」(岩波科学ライブラリー、2017)、「恐竜の魅せ方」(CCCメディアハウス、2019)、「恐竜博士のめまぐるしくも愉快な日常」(ブックマン社、2019)、「せいめいのれきし(改訂版)」(2015)の監修、「わたしはみんなのおばあちゃん」(岩波書店、2019)の翻訳など。

地球館地下1階 恐竜の謎を探る

 

記事提供:ココシル上野


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特別展「ポンペイ」 1月14日(金)東京国立博物館で開幕! 

東京国立博物館
バックス(ディオニュソス)とヴェスヴィオ山 ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo©Luciano and Marco Pedicini

 

人気声優の小野賢章さん・小野友樹さんが音声ガイドナビゲーター初共演!

株式会社朝日新聞社が主催する特別展「ポンペイ」(https://pompeii2022.jp/)が、2022年1月14日(金)に東京国立博物館(東京・上野公園)で開幕します。イタリア・ナポリ国立考古学博物館の全面的な協力のもと、火山の噴火で消滅した古代ローマ都市・ポンペイに生きた人びとの実像に迫ります。

■開催概要

会場:東京国立博物館(東京・上野公園)
会期:2022年1月14日(金)~4月3日(日)※会期等は変更になる場合があります。
開館時間:9時30分~17時
休館日:月曜日、3月22日(火)※ただし3月21日(月・祝)、3月28日(月)は開館
入場料:一般2,100円 大学生1,300円 高校生900円(いずれも税込)
※中学生以下、障がい者とその介護者一名は無料
※公式チケットサイト(https://pompeii2022.jp/ticket/)からの事前予約(日時指定)を推奨
主催:東京国立博物館、ナポリ国立考古学博物館、朝日新聞社、NHK、NHKプロモーション
特別協賛:住友金属鉱山
協賛:大和ハウス工業、凸版印刷、竹中工務店
後援:イタリア大使館
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
公式サイト:https://pompeii2022.jp/

■ポンペイの街角で出会ったふたりの物語 そこに息づく確かな彩りと豊かな情景を音声ガイドで

「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、「黒子のバスケ」をはじめ数々の人気アニメで活躍する声優、小野賢章さんと小野友樹さんが美術展の音声ガイドナビゲーター初共演。お二人が扮するキャラクターがポンペイで出会い、町の見どころをめぐっていきます。当時のポンペイの文化、人々の暮らしぶり、そして作品の見どころも、ストーリー仕立てで臨場感たっぷりにご案内します。音声ガイドだけのクイズも特別収録。2000年前のポンペイの街にタイムスリップする感動を、ぜひ音声ガイドと共にお楽しみください。
【音声ガイド詳細】
貸出料金(1台・税込):会場レンタル版600円、ボーナスコンテンツ付アプリ配信版730円。
※詳細は本展公式サイト(https://pompeii2022.jp/goods/)でご確認ください。

■小野賢章(写真左)
映画「ハリー・ポッター」シリーズのハリー役をきっかけに、声優として「黒子のバスケ」黒子テツヤ役、「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」ジョルノ・ジョバァーナ役、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」ハサウェイ・ノア役など多数の出演作品がある。また、ミュージカル「WEST SIDE STORY」Season2でリフ役、「Jack The Ripper」 で主人公ダニエル役を務めるなど、俳優としても注目を集めている。

■小野友樹(写真右)
「黒子のバスケ」火神大我役、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」東方仗助役など代表作多数。そのほかナレーション、ラジオや番組MC、YouTubeと幅広く活躍。またアーティストとしては自身のレーベルからアルバムをリリースするなど、こちらも精力的な活動を展開している。

 

記事提供:ココシル上野


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第四十回 上野東照宮 冬ぼたん

上野東照宮

徳川家康公・徳川吉宗公・徳川慶喜公を祀る神社として建立された上野東照宮(東京台東区 上野公園内)では、2022年1月1日(土)~2月23日(水・祝)の間、常時約160株のぼたんが社殿や五重塔など本格的な江戸建築に彩りを添える『上野東照宮 冬ぼたん』を開苑します。
 ※当苑では新型コロナウイルス感染拡大防止の取り組みとして、苑内の定期消毒、従業員の健康管理などの対策を行っています。ご来苑いただく皆様に安心して庭園を鑑賞していただくため、ご来苑者様には手指の消毒とマスク着用のご協力をお願いしています。

■関東最大級、常時約40品種160株以上を展示
開苑期間中は人気品種の“八千代椿”、“島錦”、“黄冠”など春と夏に寒冷地で開花を抑制し秋に温度調節して冬に開花させる冬ぼたんや、“戸川寒”、“流れ星”といった着花率2割以下と咲かせるのが極めて困難な寒ぼたんをあわせて約40品種160株以上展示します。
入口付近は和ごよみに倣った装飾を施し、訪れる時期によって異なる趣きが楽しめます。

冬ぼたん・島錦
冬ぼたん・黄冠
寒ぼたん・戸川寒
正月の装飾

■『わらぼっち(藁囲い)』に包まれて寒さをしのぐ
冬の厳しい環境から保護する為、開苑中の冬ぼたんは“わらぼっち”に包まれています。
“わらぼっち”は地域によって形や結び方等が様々ありますが、当苑では開苑当時から荒縄を用いた男結びや梅等のお花を模した飾り結びで見る人の目を楽しませています。

荒縄を用いた男結び
お花を模した飾り結び

■『旧寛永寺 五重塔』をはじめとする本格的な江戸建築と楽しむ
苑内からは旧寛永寺五重塔や東照宮の参道に並ぶ石灯籠を見る事ができ、枯山水の日本庭園とあわせて他では味わえない江戸風情の中でぼたんを見る事ができます。
また、雪が降れば格別の趣があり、しんしんと降り積もる雪の中に凛と佇むぼたんの姿は見る人の目を惹きつけます。

 ■ロウバイやウメそしてフクジュソウなど時期により異なる花木が楽しめます。
1月上旬からはロウバイや早咲きのウメが、そして2月上旬頃からはフクジュソウやマンサクなど苑内では様々な花木が見頃を迎えぼたんと共に華やぎを添えています。

ロウバイ
フクジュソウ

■ぼたん苗とダリア球根の即売会
1/8(土)、1/9(日)、2/12(土)、2/13(日)の計4日間、期間限定で春咲き牡丹の苗とダリアの球根を販売します。

■御朱印への双子パンダの押印
来年1月から上野動物園の双子パンダ、シャオシャオとレイレイの公開が予定されています。
それに合わせて来年2022年1月1日〜2月28日に御朱印への双子パンダの押印を行います。
御朱印は東照宮社務所にて受け付けており、全て書き置きです。
期 間 2022年1月1日〜2月28日
初穂料 書き置き半紙 500円
    当宮御朱印帳に書き置きしたもの 2000円
※ 冬ぼたん期間中ですが牡丹の押印は行っておりません。
※ 郵送は行っておりません。

双子パンダの押印

[上野東照宮 冬ぼたん概要]
名称:第四十回 上野東照宮 冬ぼたん
開苑期間:2022年1月1日(土)~2月23日(水・祝)※期間中無休
開苑時間:9:30~16:30(入苑締切)
入 苑 料:大人(中学生以上)700円、団体(20名以上)600円、小学生以下無料、
      東照宮社殿共通拝観券1,100円
住  所:〒110-0007 東京都台東区上野公園9-88
             TEL:03-3822-3575(ぼたん苑)
アクセス:JR上野駅 公園口より徒歩5分
             京成電鉄京成上野駅 池之端口より徒歩5分
             東京メトロ根津駅 2番出口より徒歩10分
公式HP:https://uenobotanen.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/utbotanen_official/

記事提供:ココシル上野


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【国立科学博物館】ミニ企画展「エウブロンテス・ノビタイ ~のび太の夢を叶えた恐竜の足跡化石」開催のご案内

国立科学博物館

ノビタイ想像図 (©️Cheung Chung Tat)

日本の人気漫画「ドラえもん」のファンであるシン・リーター(Xing, Lida、邢立达)中国地質大学(北京)准教授は、2021年7月、中国の四川省で発見された肉食恐竜の足跡化石に「のび太」の名前を献名し、エウブロンテス・ノビタイと命名しました。

独立行政法人国立科学博物館はシン・リーター准教授と研究交流があることから、エウブロンテス・ノビタイの足跡1点のレプリカが寄贈されることになり、このレプリカを公開し、足跡化石とその研究について、令和3(2021)年11月30日(火)~12月12日(日)までの期間、ミニ企画展「エウブロンテス・ノビタイ ~のび太の夢を叶えた恐竜の足跡化石」を開催します。
【詳細URL:https://www.kahaku.go.jp/event/2021/12nobitai/ 】

・ミニ企画展 開催概要

ミニ企画展「エウブロンテス・ノビタイ ~のび太の夢を叶えた恐竜の足跡化石」
【会場】国立科学博物館 地球館1階オープンスペース(東京都台東区上野公園7-20)
【会期】令和3(2021)年11月30日(火)~12月12日(日)
【入館料】一般・大学生:630 円(団体 510 円)税込、高校生以下および 65 歳以上無料
※本展は常設展示入館料のみでご覧いただけます。
【休館日】毎週月曜日
※会期等は変更となることがあります。
【入館方法】新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を実施しています。
※入館の際は、当館ホームページでの事前予約が必要です。
※入館前に検温、体調等の確認をし、発熱等がある場合は入館をお断りします。
※入館方法の詳細等については、当館ホームページの予約サイトをご覧ください。https://www.kahaku.go.jp/news/2020/reservation/index.html
【ウェブページ】https://www.kahaku.go.jp/event/2021/12nobitai/

ノビタイの足跡化石写真とイラスト(©Lida Xing)

足の想像図 (©Cheung Chung Tat)

【ノビタイ命名の経緯】
シン准教授は子供の頃からの「ドラえもん」ファンで、2020年の「映画ドラえもん のび太の新恐竜」の中で、のび太が新種の恐竜に自分の名前をつけるシーンがあったことから、のび太の夢を叶えたいと思ったそうです。学名はラテン語の文法で綴られるのが基本で、「のび太」に人名を示す接尾辞「i」(イ)をつけてノビタイと命名しました。

【ノビタイの足跡化石】
ノビタイの足跡化石は、2020年7月の四川省での集中豪雨の後、板状の岩石上に発見された4歩の足跡化石で、中型で足裏が幅広で、第2趾の指の付け根の痕跡が明瞭であることなどからエウブロンテス属に分類されました。今回の化石は、エウブロンテス属のこれまで報告されている種よりも、第2趾と第4趾の左右の開きが大きいこと、中央の指(中指)がやや外側に向いていることなどから、新種エウブロンテス・ノビタイと命名されました。

足裏の長さ(約30センチメートル)から、ノビタイは全長4メートルくらいの肉食恐竜で、足跡は、今から約1億2500万年(白亜紀前期)前、現在の中国・四川省金魚渓(成都より南に約310km)の地面に残されたものです。この地層からは肉食恐竜の骨の化石はほとんど発見されていませんが、白亜紀前期の中国に生息した肉食恐竜にはアロサウルス類、カルカロドントサウルス類などがいました。歩幅から時速4キロメートルくらいで歩いていたものと推定されます。

エウブロンテスはもともとアメリカのコネチカット州で発見されたジュラ紀の肉食恐竜の足跡につけられた学名で、エウ(真の)+ブロンテス(地響き、雷)という意味です。二足歩行で、3本の指先には鋭いカギツメの痕があるため、肉食恐竜であることがわかります。エウブロンテスは足跡の長さが30センチメートルぐらいで、幅の広めの足を持つ肉食恐竜の足跡の学名で、19世紀にアメリカ東海岸で最初の報告がされてから、南極大陸以外の三畳紀からジュラ紀の地層から十数種が知られています。中国のエウブロンテスはノビタイで5種目ですが、白亜紀(約1億4500万年前〜6600万年前)のエウブロンテスは世界でも初めての報告となります。

ノビタイ想像図 (©️Cheung Chung Tat)

【エウブロンテス・ノビタイ発見に対する真鍋 真(国立科学博物館・副館長)のコメント】
中生代の日本はアジア大陸の一部だったので、ノビタイは日本にも生息していたかもしれません。ノビタイは肉食恐竜の足跡なので、のび太が喜んでくれるのではないかと思います。足跡化石は足裏の特徴しか残っていませんが、歩幅から時速を推定したり、足跡化石の集合状況から群れ行動などを推測したりすることが出来ます。ノビタイをきっかけに、足跡化石にも注目していただけるようになると嬉しいです。ノビタイの姿を想像したり、体の化石を探したくなったりするなど、これをきっかけに恐竜や足跡化石の研究者が育ってくれたら嬉しいです。

【シン准教授からのメッセージ】
 I was on cloud nine when making this decision. Nobita and Doraemon are one of the sweetest memories of the Millennial generation in China, arousing great curiosity among us with all the fabulous imagination.  Most importantly, for me, Nobita, Draemon and their adventures with dinosaurs are my childhood gems that I still recall fondly every now and then.  I am pleased as punch to have an opportunity to express my intense affection.

シンXing, Lida(邢立达)中国地質大学(北京)准教授(右)とシン研究室の助手(左) 画像提供:シンXing, Lida(邢立达)准教授

【発表論文】
表題:「中国四川省の白亜紀前期足跡化石の新種エウブロンテス・ノビタイの報告と竜盤類恐竜の足跡化石について」
著者:Xing, Lida ほか
掲載紙:「古地理学雑誌Journal of Palaeogeography」(スプリンガー・ネイチャー社発行)
下記サイトから論文のpdfを無料でダウンロードできます。
https://link.springer.com/content/pdf/10.1186/s42501-021-00096-y.pdf

・国立科学博物館ホームページ:https://www.kahaku.go.jp/
・ミニ企画展「エウブロンテス・ノビタイ ~のび太の夢を叶えた恐竜の足跡化石」ウェブページ:
https://www.kahaku.go.jp/event/2021/12nobitai/

記事提供:ココシル上野


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