藝大アートプラザ企画展「Beautiful Foolishness~遊びをせんとや生まれけむ」開催! 10月26日(土) より

2024年10月26日(土)- 12月8日(日)上野・藝大アートプラザにて開催(入場無料)

小学館と東京藝術大学の協働事業である、東京藝術大学美術学部構内(台東区・上野)のギャラリー「藝大アートプラザ(https://artplaza.geidai.ac.jp/ )」にて、2024年10月26日(土)より企画展「Beautiful Foolishness~遊びをせんとや生まれけむ」を開催。本展では約10名の藝大関連アーティストによる作品を展示販売します。入場は無料、原則撮影OK。お子様連れも歓迎です。

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企画展開催告知ページ
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/25475/
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2024年10月26日(土)開催 企画展「Beautiful Foolishness~遊びをせんとや生まれけむ」

東京藝術大学美術学部の前身である東京美術学校の校長を務めた岡倉天心は著書「The Book of Tea(茶の本)」の第一章をこんな言葉で終えています。

”Let us dream of evanescence, and linger in the beautiful foolishness of things”
(しばしの間はかなさを夢見ようではないか。そして物事の美しい愚かさに身をゆだねようではないか)

”foolishness”という言葉は通常否定的な意味でしか使われません。その言葉を”beautifull”と形容することによって、天心は功利的には役に立たないことやものに、あるいは、社会の文脈や関係性から解き放たれた一見無価値な存在に対して、最大の賛辞を送っているように見えます。

また、日本におけるポップの帝王ともいえる後白河法皇が編んだ「梁塵秘抄」には「遊びをせんとや生まれけむ戯れせんとや生まれけん」というその後の文学作品に大きな影響を与えた一節が収録されています。

今回藝大アートプラザは「美しき愚かさ」「遊びをせんとや生まれけむ」という二つの言葉に注目しました。もしかしてそんな存在のアートがあってもいいのでは?と思うからです。

藝大アーティストが織りなす「美しくて愚かな」そして「遊びをするために生まれた」作品の数々にしばしの間身をゆだねてください。

 

■ 企画展概要
企画展名:企画展「Beautiful Foolishness~遊びをせんとや生まれけむ」
会場:藝大アートプラザ(東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内)
会期:2024年10月26日(土)〜12月8日(日)
入場料:無料
営業時間:10:00-18:00
定休日:月曜
※営業日時が変更になる場合がございます。最新情報は公式Webサイト・SNSをご確認ください

■ 出展予定作家一覧
浅野井春奈 / 今井完眞 / 尾形凌 / 加藤健一 / 倉敷安耶 / 真田 将太朗 / 須田日菜子 / 松尾 ほなみ / 林樹里 / 林 奈緒子

 

藝大アートプラザとは

トップアーティストを数多く輩出する、東京藝術大学(以下、藝大)の教職員、学生、卒業生の作品を展示販売するギャラリー「藝大アートプラザ」。藝大上野キャンパス構内において、一般の方々が、年間を通して自由に入場・見学することができる、貴重な場所のひとつです。小学館と藝大の協働事業として、2018年から運営をスタートしました。

現在は、1,2カ月ごとに異なるテーマの展示を開催。企画展には毎回10〜50名のアーティストが参加し、油画、日本画、彫刻、工芸、デザイン等、藝大ならではの多様な技法とアプローチで表現された作品が、一堂に会します。

2024年8-10月開催の企画展「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者招待展〜藝大の星〜」展示風景
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/25284/

店舗内には、器やアクセサリーなど生活に寄り添うアートを中心とした常設作品コーナー「LIFE WITH ART」、企画展と連動した書棚も設置。店舗の営業時間中は、屋外のキッチンカー「NoM cafe」のカフェドリンクで、一息つくこともできます。

藝大アートプラザは、入場無料。写真撮影やSNSでのシェアも原則大歓迎です。アートファンのみならず、どなたさまでも、気軽にアートに触れられる場所を目指しています。

常設コーナー「LIFE WITH ART」展示風景

 

藝大アートプラザ基本情報

■ アクセス
最寄駅:JR上野駅(公園口)、鶯谷駅 下車徒歩約10分
東京メトロ千代田線・根津駅 下車徒歩約10分
東京メトロ日比谷線・上野駅 下車徒歩約15分
京成電鉄 京成上野駅 下車徒歩約15分
都営バス上26系統(亀戸〜上野公園)谷中バス停 下車徒歩約3分
※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください


■ 公式SNSアカウント

Instagram:
https://www.instagram.com/geidai_art_plaza
X:
https://x.com/artplaza_geidai
Podcast(Spotify):
https://open.spotify.com/show/2FlkumYv9ScWy69UlBtqWy
Threads:
https://www.threads.net/@geidai_art_plaza

 

■ 2024年の展示

2024年1-3月
「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者展」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/22308/

2024年3-5月
「藝大動物園 Welcome to the art zoo!」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/22560/

2024年6-7月
「The Art of Tea」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/23855/

2024年8-10月
「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者招待展〜藝大の星〜」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/25284/

 

■ お問合せ
よくあるご質問はこちら
https://artplaza.geidai.ac.jp/qa/

 

【株式会社小学館】プレスリリースより

記事提供:ココシル上野


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上野駅PLATFORM13にて「上野発の名列車」をアート作品として放映します

○東日本旅客鉄道株式会社は、『Beyond Stations構想』のモデル駅である上野駅において、2024年8月1日に「PLATFORM13」を全体開業しました。

○上野駅は文化創造HUBをコンセプトに掲げ、様々な文化を発信しており、その取り組みの一環として、PLATFORM13にて、鉄道×アートコンテンツ「上野発の名列車」を8月30日から放映します。上野駅の歴史を彩ってきた名列車とデジタルグラフィック・書道アートと掛け合わせ、「鉄道」と「書道」という日本が世界に誇る文化をPLATFORM13のダイナミックな映像空間を通して体感いただけます。

○また鉄道グラフィックをモチーフに、生成AIによる鉄道画像と融合したQRコードを駅ホーム空間にプロジェクター投影する実証実験を、エプソン販売株式会社・株式会社Flybyと共に実施します。

 

1.鉄道×アートコンテンツ「上野駅発の名列車」の放映について
上野駅の長い歴史の中で、時代ごとの鉄道文化や物語を彩ってきた8つの名列車と、デジタルグラフィックという手法、書道という人の感性・リアルな手が生み出すアートを掛け合わせることで、新機軸の鉄道文化発信コンテンツとして展開いたします。
上野駅の歴史をたどるとともに、名列車の活躍した往年の姿を100mの壁面に投影し、現実に列車が進入・進出するかのようなダイナミックな演出と書道家が書き下ろした列車愛称の迫力ある書道アートが掛け合わさることで、懐かしさも感じさせる壮大なアートを体感いただけます。

(1)放映場所:上野駅 13番線 PLATFORM13
(2)放映期間:2024年8月30日(金)~2024年10月14日(月・祝)
(3)放映時間:8:00~21:30※
(4)登場列車:特急とき 特急あさま 寝台特急はくつる 特急ひたち
     寝台特急あけぼの 寝台特急北斗星 寝台特急カシオペア E5系新幹線はやぶさ

(※)・下記時間帯は放映を停止しております。
9月30日以降の月曜日4:00~11:30/木曜日16:00~19:00/土曜日4:00~11:30/日曜日16:00~19:00
・輸送障害時など、都合により13番線ホームへの立ち入りを規制する場合や事前の告知なく放映を停止する場合がございます。

 

〈放映イメージ〉

 

〈書道アートについて〉
スポーツ・音楽・ゲーム・ファッションなど様々なカルチャーシーンとのコラボレーション実績を持ち、ルーブル美術館での書道パフォーマンスや柔道グランドスラム大阪2019の題字揮毫など、国際的に活躍する書道家の真澪(SHIN-REI)氏を起用することで、「文化創造HUB」としての上野駅が世界に向けて文化価値発信を行う映像コンテンツにふさわしい書道アートを制作しました。

真澪氏

 

2.生成AIによる鉄道画像と融合したQRコード投影の実証実験について
鉄道×アートコンテンツ「上野駅の名列車」の放映とあわせて、エプソン販売株式会社・株式会社Flybyの協力のもと、プロジェクターの投影映像を活用した新技術の実証実験をPLATFORM13で行います。
生成AIによる、鉄道グラフィック画像と融合したQRコードが駅ホーム空間にプロジェクター投影されます。スマートフォンのカメラからこのQRコードを読み込むことで、JRE MALLサイトの8つの名列車のグッズ特集ページへとアクセスすることができます。

QRコード(イメージ)

 

【参考】真澪(SHIN-REI)氏
書道家 真澪
7歳から書道を始める。読売書法展や日本書芸院展などで数々の賞を受賞。書道パフォーマンスに関しては、日本のみならず、フランス・ルーヴル美術館での書道パフォーマンスなどヨーロッパ、アメリカ、アジアでのパフォーマンス、ワークショップ、個展等グローバルに活動している。世界初となった、書道家 真澪 × ウォーターライトグラフィティのコラボレーションを実施するなど書の新たな可能性や分野の開拓も積極的に行っている。

【参考】『Beyond Stations構想』が目指す姿
ヒトの生活における「豊かさ」を起点として、リアルの交流拠点である駅の強みを活かしながら駅空間の配置と機能を変革するとともに、JRE POINT生活圏の拡充を通じ、駅を「交通の拠点」から「暮らしのプラットフォーム」へと転換します。
モデル駅の上野駅では、今後もリアルとオンラインの融合サービスを拡大し、私たちだからこそ提供できる「心豊かな生活」を実現してまいります。

【参考】2024年7月29日プレスリリース 上野駅「PLATFORM13」が全体開業します
URL:https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240729_ho03.pdf

 

【東日本旅客鉄道株式会社】プレスリリースより

記事提供:ココシル上野


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企画展「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者招待展〜藝大の星〜」開催

2024年8月17日(土) ~ 10月20日(日) 上野・藝大アートプラザにて開催(入場無料)

小学館と東京藝術大学の協働事業である、東京藝術大学美術学部構内(台東区・上野)のギャラリー「藝大アートプラザ(https://artplaza.geidai.ac.jp/ )」にて、2024年8月17日(土)より企画展「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者招待展〜藝大の星〜」を開催。本展では約30名の藝大関連アーティストによる作品を展示販売します。入場は無料、原則撮影OK。お子様連れも歓迎です。

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企画展開催告知ページ
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/24936/
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2024年8月17日(土)開催 企画展「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者招待展」

藝大アートプラザ大賞は約20年続く、藝大の学生を対象とした年に1回のアートコンペです。本年からは藝大アートプラザ・アートアワードと名称を変え、「小学館賞」「JR東日本賞」を新設するとともに、デジタルアート部門を創設するなど新たな展開を迎えました。

これまでの美術部門受賞者の新作が一堂に会する「アートアワード受賞者招待展」を今年も開催いたします。これからの活躍が楽しみな現役の藝大生のものから、アーティストとして注目を浴びる卒業生の作品まで、幅広い年代・ジャンルがそろいます。それぞれのアーティストの「現在(いま)」を感じられる展覧会をぜひお楽しみください。

■ 企画展概要
企画展名:「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者招待展〜藝大の星〜」
会場:藝大アートプラザ(東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内)
会期:2024年8月17日(土)〜10月20日(日)
前期:2024年8月17日(土)〜9月15日(日)
後期:2024年9月21日(土)〜10月20日(日)
※9月16日(月)〜9月20日(金)は展示替えのため休業
入場料:無料
営業時間:10:00-18:00
定休日:月曜

※営業日時が変更になる場合がございます。最新情報は公式Webサイト・SNSをご確認ください

■ 出展予定作家一覧

前期
石田 菜々子/大野 直志/河崎 海斗/小林 真理子/鹿間 麻衣/鈴木 初音/先﨑 了輔/東條 明子/中村 弘峰/前田 恭兵/間瀨 春日/本村 綾

後期
大島 利佳/小倉 慎太郎/加藤 萌/齋藤 愛未/杉本 ひなた/地村 洋平/野村 絵梨/堀口 晴名/水代 達史/満田 晴穂/安河内 裕也/RO KIKO

 


藝大アートプラザとは

トップアーティストを数多く輩出する、東京藝術大学(以下、藝大)の教職員、学生、卒業生の作品を展示販売するギャラリー「藝大アートプラザ」。藝大上野キャンパス構内において、一般の方々が、年間を通して自由に入場・見学することができる、貴重な場所のひとつです。小学館と藝大の協働事業として、2018年から運営をスタートしました。

現在は、1,2カ月ごとに異なるテーマの展示を開催。企画展には毎回10〜50名のアーティストが参加し、油画、日本画、彫刻、工芸、デザイン等、藝大ならではの多様な技法とアプローチで表現された作品が、一堂に会します。

▼2024年6-7月開催の企画展「The Art of Tea」展示風景
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/24666/

店舗内には、器やアクセサリーなど生活に寄り添うアートを中心とした常設作品コーナー「LIFE WITH ART」、企画展と連動した書棚も設置。店舗の営業時間中は、屋外のキッチンカー「NoM cafe」のカフェドリンクで、一息つくこともできます。

藝大アートプラザは、入場無料。写真撮影やSNSでのシェアも原則大歓迎です。アートファンのみならず、どなたさまでも、気軽にアートに触れられる場所を目指しています。

常設コーナー「LIFE WITH ART」展示風景

 

藝大アートプラザ基本情報

■ アクセス
最寄駅:JR上野駅(公園口)、鶯谷駅 下車徒歩約10分
東京メトロ千代田線・根津駅 下車徒歩約10分
東京メトロ日比谷線・上野駅 下車徒歩約15分
京成電鉄 京成上野駅 下車徒歩約15分
都営バス上26系統(亀戸〜上野公園)谷中バス停 下車徒歩約3分
※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください

■ 公式SNSアカウント
Instagram:https://www.instagram.com/geidai_art_plaza
X:https://twitter.com/artplaza_geidai
Podcast(Spotify):https://open.spotify.com/show/2FlkumYv9ScWy69UlBtqWy
Threads:https://www.threads.net/@geidai_art_plaza

■ 2024年の展示
2024年1-3月「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者展」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/22308/
2024年3-5月「藝大動物園 Welcome to the art zoo!」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/22560/
2024年6-7月「The Art of Tea」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/23855/

■ お問合せ
 よくあるご質問はこちら
https://artplaza.geidai.ac.jp/qa/

 

【株式会社小学館】プレスリリースより

記事提供:ココシル上野


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新進気鋭作家によるアート作品 2024年8月特別展示アーティスト関根 洋子氏の作品5点を期間限定で展示

「ランデヴー・Ⅰ」「ランデヴー・Ⅱ」(2022年)

ツーリストホテル『ホテルリソル上野』リビングロビー内アートギャラリー「Resol Gallery Ueno」(会期:2024年8月1日(木)~8月31日(土) 入場無料)

リソル株式会社が運営する「リソルホテルズ」ブランドのツーリストホテル『ホテルリソル上野』では、リビングロビー内アートギャラリー「Resol Gallery Ueno」にて、アーティスト 関根 洋子氏による作品5点の特設展示を2024年8月1日(木)~8月31日(土)の期間実施します。

『ホテルリソル上野』では、アートと下町が調和する「上野」という地域に根ざしたホテルづくりの一環として、リビングロビー内アートギャラリー「Resol Gallery Ueno」を、未来の文化を発信する新進気鋭のアーティストと、旅するお客さまとの出会いを創出する場として活用する取り組みを、本年2月よりスタートいたしました。以来、新進気鋭のアーティストの方々の感性・作品に触れる場として、宿泊者のみならず一般の方にもお楽しみいただいています。

第四弾のアーティストとなる関根洋子(せきね ひろこ)氏は、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了後、1988年東京都美術館の国展出品や、2007年国画会 準会員推挙、2012年国画会 会員推挙などの経験を重ね、現在は銀座ギャラリーあづまなどを中心に個展を開催されています。また、昨年2023年は夫・小川浩司氏と「FU-FU展」を開催しており、現在は横浜清風高等学校にて講師として精力的に活躍されております。

今回展示する作品は、2枚で1枚の絵になる「ランデヴー・Ⅰ」「ランデヴー・Ⅱ」(2022)や、「夏・花束」(2023)、「花・椿」(2023)、「朱・紫陽花」(2023)など、色鮮やかなお花が印象的な作品となっております。

「リソルホテルズ」では、今後もすべての旅人(ツーリスト)たちのニーズに徹底的に応えるホテル運営を通じて、かけがえのない旅の「物語」を紡いでまいります。

 

開催概要|
会 期:2024年8月1日(木)~8月31日(土)
アーティスト:関根洋子氏
入場料:無料  ※宿泊者以外の方も気軽に立ち寄っていただけます。
開館時間:【ご宿泊者様】24時間見学いただけます。 / 【ご宿泊者以外の方】:10時~20時

 

展示作品:

「ランデヴー・Ⅰ」(左)
「ランデヴー・Ⅱ」(右)
(2022 油彩・パネル綿布 変形1260×297)
連作。顔を合わせても何処となく目線が合わないの
でもね、気持ちはわかっているの

「夏・花束」
(2023 油彩・パネル綿布F4)
夏の花束を持つ少女

「花・椿」
(2023 油彩・パネル綿布 F3)
和のモチーフの中に白椿を生ける

朱・紫陽花」
(2023 油彩・パネル綿布 F3)
朱の背景に対照的な青の紫陽花

プロフィール:関根洋子(せきね ひろこ)- Hiroko Sekine  –
1986  東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1988  東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了
1988  国展出品(東京都美術館 東京上野)
2007  国画会 準会員推挙
2012  国画会 会員推挙

個展
1988  個展(ギャラリー檜 東京銀座)
1990  個展(銀座スルガ台画廊 東京銀座)
1992  個展(銀座スルガ台画廊 東京銀座)
2010  個展(ACギャラリー)
2018  個展(銀座ギャラリーあづま 東京銀座)
2021  個展(銀座ギャラリーあづま 東京銀座)

グループ展
2011  美珠彩の会(一畑百貨店 松江)
    国画女流展(銀座スルガ台画廊 東京銀座)  以後2023まで出品
2013  国画会新会員展(銀座井上画廊 東京銀座)
2019  小川浩司 関根洋子 二人展(ギャラリーピクトル 神奈川鎌倉)
2020  HOPE展 (ギャラリーピクトル 神奈川鎌倉)
2021    アミューザン展  以後2025まで出品予定 (銀座ギャラリー向日葵 東京銀座)
2023    FUーFU展 小川浩司×関根洋子 (銀座ギャラリーあづま 東京銀座)
現在  国画会会員    横浜清風高等学校 講師

 

「Resol Gallery Ueno」について|
『ホテルリソル上野』のリビングロビー内にあるアートギャラリー「Resol Gallery Ueno」では、新進気鋭のアーティストたちが、その想いや技術を具現化したアートの数々を展示しています。
アカデミズムの街上野ならではの芸術体験は、単なるホテルステイとはひと味違ったスパイスを、旅人たちに提供します。
ギャラリーでは特設展示と常設展示を隔月で交互に実施。訪れるたびに新たな発見と成長の機会を与えてくれます。

【特設展示について】
「Resol Gallery Ueno」では、新進気鋭のアーティストの作品発表の場として、無償でギャラリーを提供しています。
「旅、旅人、または旅先をイメージさせる作品」「下町文化、風土、歴史をイメージさせる作品」「アカデミズムを感じさせる作品」「観る者の心を癒し、新たな発見やインスピレーションを与える作品」など、様々な作品とお客さまとの出会いを創出していきます。

<出展希望者からの問い合わせ先>
Tel:  03-5325-9269(担当:伊藤)
Mail: ka.ito@resol.jp

 

【常設展示について】

(画像左から)
太陽と月(2020 清水慶太 木製パネルにアクリル絵の具 2枚1組)
パンダ(2020 石川マサル・清水慶太 樹脂製フィギュアにアクリル絵の具)
EDO, rotated 90°(2020 清水慶太 キャンバスにプリント)
うえの(2020 清水慶太 木製パネルにアクリル絵の具)

プロフィール:清水 慶太(しみず けいた)
デザイナー、デザインコンサルタント
1974年、東京都生まれ。
東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了後、ミラノを拠点にデザイナーとして活動を開始。
アメリカで過ごした幼少期、およびイタリアでのデザイナー生活によって培われたグローバルな価値観から作られる包含性のあるデザインは、国内外で高い評価をうける。昨今は、プロダクトのデザインのみでなく、ホテルのコンセプト開発や企業のコーポレートデザインも手掛けている。

『ホテルリソル上野』概要
◇所在地:  東京都台東区上野7丁目2-9
◇交通:      JR上野駅、浅草口・入谷口から徒歩1分
◇構造:     鉄骨造[地上10階]
◇客室数:   115室[モダレット(セミダブル)107 室 /ツイン8室]
◇公式サイト: https://www.resol-hotel.jp/ueno/

 

【リソル株式会社】プレスリリースより

記事提供:ココシル上野


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「大ゴッホ展」 開催決定!《夜のカフェテラス》など来日 東京で2026年から

上野の森美術館

画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~90)の名品を集めた巡回展「大ゴッホ展」(産経新聞社など主催)が東京都台東区の上野の森美術館を東京会場として開催されることが決定しました。世界屈指のファン・ゴッホコレクションを誇るオランダのクレラー=ミュラー美術館所蔵の名品を2期に分けて公開します。
【公式ホームページ】https://grand-van-gogh.com/

 

本展は神戸を皮切りに福島、東京を2期に分けて巡回。神戸では阪神・淡路大震災から30年、福島では東日本大震災から15年の節目の年に取り組む事業として企画されました。

第1期の目玉は、約20年ぶりに日本で公開となる《夜のカフェテラス》。他にも《自画像》をはじめとする初期のオランダ時代から数多の傑作を生みだしたアルル時代までのファン・ゴッホ作品約60点や、同館が所蔵するクロード・モネ、オーギュスト・ルノワールら同時代の印象派巨匠の名作を展示します。
アルル時代から晩年までを紹介する第2期の注目作品はオランダの至宝と称される《アルルの跳ね橋》で、2027年に東京に巡回します。

《夜のカフェテラス》
南フランスの都市アルルにある広場のカフェテラスを描いた名品。夕闇とカフェの明かりの鮮やかなコントラストに、平坦(へいたん)な色塗りと勢いのある筆遣いが見事です。

《アルルの跳ね橋》
《夜のカフェテラス》とならんでファン・ゴッホ最高傑作のひとつ。オランダの国宝とされ国外に貸し出されることは極めてまれで、日本での公開は約70年ぶりです。空と水の青が印象的で、ファン・ゴッホの熟練した技術を示しています。

■クレラー=ミュラー美術館
オランダ・ヘルダーラント州のデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園内にある美術館。約90点の油彩画と約180点の素描などからなる世界屈指のファン・ゴッホ作品を収蔵・展示しています。

■「大ゴッホ展」東京会場 開催概要
会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
会期:第1期/2026年5月29日(金)~8月12日(水)
第2期/2027年10月~2028年1月頃(期間確定後に公表)
主催:産経新聞社、TBS、TBSグロウディア、博報堂DYメディアパートナーズ、上野の森美術館

■巡回情報
第1期
神戸会場:神戸市立博物館 2025年9月20日(土)~2026年2月1日(日)
福島会場:福島県立美術館 2026年2月21日(土)~5月10日(日)

第2期
神戸会場:神戸市立博物館 2027年2月~5月頃(開催確定後に公表)
福島会場:福島県立美術館 2027年6月19日(土)~9月26日(日)

 

【産経新聞社】プレスリリースより

記事提供:ココシル上野


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【国立科学博物館】企画展「高山植物~高嶺の花たちの多様性と生命のつながり~」開催のお知らせ

国立科学博物館

国立科学博物館は、2024(令和6)年7月30日(火)から11月4日(月・休)までの期間、下記のとおり、企画展「高山植物~高嶺の花たちの多様性と生命のつながり~」を開催いたします。
【詳細URL:https://www.kahaku.go.jp/event/2024/07alpineplants/

企画展「高山植物~高嶺の花たちの多様性と生命のつながり~」ポスター①
企画展「高山植物~高嶺の花たちの多様性と生命のつながり~」ポスター

夏山を彩る高山植物たちの多様な形態や生態、そのほかの生き物との繋がりなどを、科学的な知見とともに、数多くの標本資料などで紹介します。また、高山植物の危機的な現状や保全の取り組みなどについても解説します。迫力の映像や臨場感のある展示会場で、高山植物の多様性を知り、その魅力を体感してください。

・開催概要

企画展「高山植物~高嶺の花たちの多様性と生命のつながり~」

【開催場所】国立科学博物館(東京・上野公園)
日本館1階 企画展示室および中央ホール(~9月1日)

【開催期間】2024(令和6)年7月30日(火)~11月4日(月・休)

【開館時間】9時~17時
※8月10日(土)~8月15日(木)は18時まで ※入館は各閉館時刻の30分前まで

【休館日】月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
※ただし8月5日(月)・13日(火)・19日(月)・26日(月)、10月7日(月)は開館

【入館料】一般・大学生:630円(団体510円)、高校生以下および65歳以上:無料
※本展は常設展示入館料のみでご覧いただけます ※団体は20名以上
※入館方法の詳細等については、当館ホームページをご覧ください
https://www.kahaku.go.jp/

【主催】国立科学博物館
【協賛】モンベル
【協力】 岩手大学農学部附属農業教育資料館、環境省、市立大町山岳博物館、須川長之助顕彰会、長野県環境保全研究所、日本植物園協会、白馬館、白馬五竜高山植物園、北海道大学植物園・博物館、北海道大学大学文書館、郵政博物館

 

・展示紹介

第1章 高山植物とは
はじめに、高山植物の特徴について、形態や生態などを紹介します。きびしい高山環境で生きる植物たちは、さまざまな生存戦略を発達させながら環境に適応しています。さらに高山植物は、高山生態系において重要な位置にあり、ほかの生物と密接に関わりながら生きており、その例についても紹介します。

コマクサ(写真:国立科学博物館)

第2章 日本の高山植物の多様性
日本列島は南北に長く、さらに起伏に富みます。亜熱帯から亜寒帯までの気候が存在し、実に多種多様な植物が分布しています。そのなかでも、本州中部から北海道にかけては、高山植物の生育する地域が、まるで島のように点在しています。また、特殊な地質の地域には、そこにしか生育しない固有種も多く見られ、日本の高山植物の多様性をより豊かなものにしています。

ハヤチネウスユキソウ(写真:国立科学博物館)
キタダケソウ(写真:国立科学博物館)

第3章 高山植物の研究
高山植物に関する研究について、日本での初期の研究に関わった人物や代表的な山岳地域などを中心に紹介します。貴重な標本や資料、写真などをご覧ください。さらに近年、高山植物の多様性を知るための研究は、大きく進展してきているため、その研究成果や新たな取り組みなどについても紹介します。

ツクモグサ(写真:国立科学博物館)

第4章 高山植物の現状と多様性を守る取り組み
高山植物の素晴らしい多様性は、大変な危機に瀕しています。気候変動の影響により高山植生にはすでに変化が起こっています。シカの食害によりお花畑が消失した場所も多くあります。このような状況に対して自生地では、植生の保護や回復のための試みが行われています。また、筑波実験植物園などでは、絶滅危惧種を中心に、自生地外での保全が進められています。

第5章 高山植物の楽しみ方
本展で高山植物を知っていただいたら、ぜひ観察をしに出かけてみましょう。国内で高山植物が観察できるおすすめスポットをいくつか紹介します。また、海外にまで足をのばすと、日本では見ることのできない奇想天外な高山植物も楽しめます。さらに、植物観察の際に注意したい点なども紹介します。高山植物をさまざまな角度からお楽しみください。

ボンボリトウヒレン(写真:国立科学博物館)
ウルップソウ(写真:国立科学博物館)

 

・本展監修者

植物研究部 多様性解析・保全グループ 研究主幹
村井 良徳(むらい よしのり) 

専門分野は植物科学、化学生態学、環境適応学。主に高山植物について、化学成分の多様性や機能、環境適応機構などについて研究を行っています。また、標本資料センターのコレクションマネージャーも兼務し、筑波実験植物園では収集した100 種以上の高山植物を栽培しながら、絶滅危惧種の栽培・増殖方法の開発など生育域外保全にも取り組んでいます。

 

【文化庁】プレスリリースより

記事提供:ココシル上野


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【国立科学博物館】科博NEWS展示「我が家にまりも!?~一般家庭の水槽で見つかったまりもの調査~」のご案内

国立科学博物館

独立行政法人国立科学博物館において、来る2024年7月17日(水)から9月1日(日)まで、科博NEWS展示「我が家にまりも!?~一般家庭の水槽で見つかったまりもの調査~」を開催いたします。

当館が本年3月27日に行ったプレスリリース「ふたたび見つかった民家の水槽だけで発生するモトスマリモ」は多くのメディアに幅広く取り上げられました。新聞やテレビ報道を通じて、当館研究者が同様の事例に関する情報提供の呼びかけを行ったことにも大きな反響があり、当館へ日本各地から続々と情報が寄せられ、「まりも」と思われる実物試料も送られてきました。 解析の結果、これらの試料にはモトスマリモだけでなく、日本で知られている全てのまりもの仲間(5分類群)が含まれていることが分かり、様々な新しい知見を得ることができました。これらのまりもについて、水槽の展示と共に、まりもの仲間の紹介、全国各地のまりもが見つかった水槽写真の一覧展示、そして当館研究者等が富士五湖で行ってきたまりもの研究について紹介します。

【開催期間】 令和6年7月17日(水)~9月1日(日)
【開催場所】 国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)地球館1階オープンスペース
【主  催】  国立科学博物館

 

・展示概要

展示は下記の3つのゾーンから成り立ちます。

①まりものなかまたち
今回の調査では今まで日本で知られていた全てのまりもの仲間(5分類群)が、見つかりました。それらについて、イラストも交えてその特徴を紹介します。

②まりものいる風景
今年2例目のモトスマリモが見つかり、各メディアで当館が水槽のまりもの情報提供を呼びかけたところ、46件もの情報が寄せられました。そのうち、26件の方に試料を送っていただき当館で検討を行った結果、まりもの5つのなかまの全てが家庭の水槽から見つかりました。今年初めまでは日本で2例しか情報がありませんでしたが、3ヶ月足らずのあいだに20例を超える出現例が集まりました。東京の湧水地帯に由来すると考えられるタテヤママリモが見つかるなど、新しい知見も多く含んでいます。

全国各地から送られてきたまりもの仲間
千葉県市原市の家庭用水槽

③当館のまりも調査
当館のまりもの調査は、山中湖村から1956年(昭和31年)に当時小学3年生だった亀田良成氏が採集し、栽培したものを50年後に当館に持ち込まれたのが始まりです。この経緯について絵本「富士山のまりも」(福音館書店)として出版されました。この事がきっかけとなり、2013年から当館と山中湖村教育委員会との間で山中湖の共同でのまりもの学術調査が始まりました。2022年の甲府、2024年の川崎、そして今回の水槽からのモトスマリモの発見に伴い、今では富士五湖全体の調査や、関東周辺での河川調査も始めています。

【関連情報】

プレスリリース 
ふたたび見つかった民家の水槽だけで発生するモトスマリモ(2024年3月27日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000746.000047048.html

プレスリリース 
日本では3種目のマリモ類の発見!モトスマリモと命名(2022年11月10日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000523.000047048.html

プレスリリース
「山中湖のまりも(山中湖村フジマリモ生息調査報告書)」の出版 ~ふたたび退潮傾向が明らかになった山中湖のマリモ 地球温暖化が影響か?~(2021年3月31日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000232.000047048.html

ホームページ:小さな「も」の世界
https://www.kahaku.go.jp/research/db/botany/microalgae/microalgal_kids/

 

【文化庁】プレスリリースより

記事提供:ココシル上野


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今秋、恐竜たちが東京国立博物館でナイトパレード!?「恐竜大夜行」記者発表会レポート

東京国立博物館

 

国宝89件を含む約12万件の膨大なコレクションを誇り、その建築自体も重要文化財に指定されている、まさに日本の美の殿堂である東京国立博物館(以下、東博)。ふだんは厳かな雰囲気が漂う東博ですが、その本館前中庭にティラノサウルスやギガノトサウルスなどの巨大恐竜たち約20頭が出現! 原始の咆哮を上げながらナイトパレードを行うという意外過ぎるイベント「恐竜大夜行」が、2024年9月27日(金)・28日(土)の2日間にわたり開催されます。

本イベントに先立って実施された記者発表会に参加してきました。


「恐竜大夜行」は、株式会社ON-ARTが開発した恐竜型メカニカルスーツ「DINO-TECHNE」による体験型恐竜ライブショープロジェクト「DINO-A-LIVE(ディノアライブ)」の企画で開催されるナイトイベントです。

■「DINO-A-LIVE」の紹介動画

「恐竜が生きていたら、現代に蘇ったら、私たちはそれをどんな風に感じるのだろう?」――そんな素朴な疑問から誕生したという「DINO-A-LIVE」。言葉や情報、知識ではなく「生きている存在」を目の当たりにし、体感することでしか生まれないセンス・オブ・ワンダー(言葉にならない驚き)の感動を届ける、2011年から始動したプロジェクトです。

主役となる自立歩行恐竜型メカニカルスーツ「DINO-TECHNE」は、世界に類のないリアルな恐竜ライブショーを実現するため、ON-ART社が特殊美術品やリアルバルーンの制作などで培った技術を活かして独自に開発を進めたもの。(現在、世界14か国で特許を取得)

ON-ART社の代表者取締役社長・金丸賀也氏

「私たちの恐竜というのは、まるで生きているかのように蘇る。魂を込めるように作り上げてきました」と語るのは、ON-ART社の代表者取締役・金丸賀也氏です。

ライブショーで目指すのは、自然環境や生き物の世界を学びながら楽しむエデュテイメント(エデュケーションとエンターテイメントを合わせた造語)であること。誰も本物を見たことがない恐竜ですが、最新の学説や専門家の意見を取り入れて造形の改良を重ね、骨格や皮膚、関節の動きなどあらゆる部分の再現性に徹底してこだわっているといいます。また、現生動物の鳴き声などのサンプリング音を使って1種につき数十通りの生体音を合成。恐竜の動きとリアルタイムでシンクロさせて”恐竜の音”を表現しているとか。

「DINO-A-LIVE」ライブショーの様子

人間が操演しているとは思えない生き生きとした恐竜が目の前を闊歩し、しっぽを振り回しながら叫び、ときに観客に牙をむく。ダイナミックで躍動感にあふれた「DINO-A-LIVE」は、近年では国内5大都市アリーナツアーを成功させるほどに人気を集めているほか、クウェート王立博物館のロイヤルオープニングセレモニーやイタリアの人気テレビ番組に招待されるなど、海外でも脚光を浴びています。

「DINO-A-LIVE」ライブショーの様子
「DINO-A-LIVE」ライブショーの様子

「恐竜のイベントなら、お隣の国立科学博物館で開催するほうがお似合いでは?」と不思議に思う方もいるでしょう。

じつは、東博では2022~23年に創立150年を記念して「150年後の国宝展」を開催しており、その企業部門で“150年後の国宝候補”として参加したのが「DINO-A-LIVE」の恐竜たちでした。その縁から金丸氏らが「東博アンバサダー」に就任。日本のものづくり精神の素晴らしさを発信するため、そしてものづくり文化の粋が集積した東博への関心を高めるために企画されたのが、今回のアンバサダー企画「恐竜大夜行」というわけです。

「恐竜大夜行」の開催場所

「恐竜大夜行」は、古来より日本の絵巻物や書簡に描かれてきた、人々が寝静まった夜中に妖怪や鬼たちが繰り広げる大行列「百鬼夜行」から着想を得たもの。プロジェクト初の野外イベントになります。

金丸氏は「本館前の中庭で夜な夜な恐竜たちに大パレードさせようという、それに尽きます」としつつ、コンセプトについては次のように説明しました。

「中庭には巨大なユリの木があります。あれは恐竜時代から形をそこまで変えずに今まで生き残った種なんですね。その木が夜な夜な語り出し、恐竜たちを招聘します。そこで恐竜とともに、参加されているお客さんたちみんなで未来へ向かって野生の雄叫びを上げよう! という企画になります。人間の作った芸術や文化という価値のあるものと、原始的な感覚を融合したような演出ができればと考えています」

ティラノサウルス
ステゴサウルス

2日間の公演で、公演時間はそれぞれ約1時間。前半30分でさまざまな民族楽器を使った演奏、後半30分で恐竜のパレードを予定しているとのこと。全長8メートルのティラノサウルスやギガノトサウルスをはじめ、トリケラトプス、ステゴサウルス、アロサウロスなど、各時代を代表する人気者の恐竜たち約20頭が集結するそうです。

記者発表会後半では、一足早くティラノサウルスとギガノトサウルスの2頭が乱入し、会場は大盛り上がり! 長いしっぽを振り回しながら会場内を練り歩き、ときには取材陣にかみつく仕草も。

恐竜たちが記者発表会に乱入!
フラッシュがたかれる中、雄叫びを上げながら我が物顔で会場を闊歩。
じろじろ値踏みされたと思ったら一気に距離を詰められました。

造形ももちろんですが、動きがあまりに生々しく、目の前で口を大きく開けられたときには本物ではないとわかっていても「食べられる!」とゾッとした気分になりました。頭ではなく感覚から原始的な「生きる力」を意識するこの心の動きこそが、まさに「DINO-A-LIVE」の醍醐味なのかもしれません。

フォトセッションでは東京国立博物館の浅見副館長にちょっかいをかけるなど、最後まで制御が利かない恐竜たちでした。

受け継がれてきたものづくりの歴史と最先端技術との融合の形を体験する、東京国立博物館アンバサダー企画「恐竜大夜行」の開催は2024年9月27日(金)・28日(土)の2日間。天候によっては恐竜の頭数の制限やイベント内容の変更、または中止の可能性もあるそうなので、当日が天候に恵まれることを祈るばかりです。

なお、座席やチケット料金などは追って発表されますので、詳細は特設ページでご確認ください。

 

記事提供:ココシル上野


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【国立西洋美術館】みんなでアートを楽しもう!おしゃべりOK!観覧料無料「にぎやかサタデー」開催

国立西洋美術館

国立西洋美術館は、会話しながら作品をご覧いただくなど、どなたでも気軽にそれぞれの鑑賞スタイルで楽しんでいただける、常設展・企画展が観覧料無料となる1日「にぎやかサタデー」を8月3日(土)に開催します。

 

■開催主旨
「美術館では静かにしなくてはいけないから緊張する」「小さな子ども連れだとなかなか展覧会には行きづらい」…そんなお客様にも気兼ねなく美術館での作品鑑賞を楽しんでいただきたい。その想いから、作品について自由にお話しいただくことで、作品鑑賞の驚きや喜びの輪がさらに広がる日「にぎやかサタデー」を開催いたします。当日は、キッズスペースや授乳室も設置し、年齢を問わず作品鑑賞を楽しめる企画をご用意しております。(通常の開館日のお客様同士の会話を制限するものではありません)

■概要
開 催 日 :2024年8月3日(土)
会  場:国立西洋美術館(常設展/企画展)
開館時間:9:30~20:00
料  金:無料(但し、ショップや「CAFÉすいれん」をご利用の場合は別途料金がかかります)
Webサイト:https://www.nmwa.go.jp/jp/experience-learn/detail/event_74.html

 

【常設展企画】
モネの「睡蓮」や教科書などで一度は目にしたことのある作品を展示している常設展では「この作品をさがしに行こう!」企画を実施。1人1枚お配りするポストカードには、作品の一部分を切り取った写真が添付されており、ゲーム感覚でアート鑑賞を楽しめます。作品の細部に注目することで新しい発見があるかもしれません。

【企画展企画】
企画展では「内藤コレクション 写本―いとも優雅なる中世の小宇宙」を開催中。作品をより楽しんでもらうための問いかけや作品解説を掲載した小冊子を配布するほか、本年は、写本作品の一部を並べたビンゴをご用意します。写本の中には興味深い要素がもりだくさん。作品を鑑賞しながら、絵やイニシャルを探してビンゴを目指しましょう!

〈イメージ:一人一部お配りする小冊子〉
〈イメージ:一人一枚お配りするビンゴ〉

どの企画もお子さまだけでなく、年齢を問わず、美術館は初めてという方もリピーターの方も楽しめます。

 

■国立西洋美術館について
国立西洋美術館はフランス政府から寄贈返還された松方コレクション(モネやルノワール、ロダンらの名品を含む)を基礎に、西洋美術に関する作品を広く公衆の観覧に供する機関として、1959(昭和 34)年 4 月に発足しました。本館は、フランスの建築家ル・コルビュジエ(1887-1965)の設計により、1959(昭和 34)年 3 月に竣工し、2016 年に世界文化遺産に登録されました。

【アクセス】詳細は当館のWebサイトをご覧ください。
https://www.nmwa.go.jp/jp/visit/map.html

(電車)
JR上野駅下車(公園口出口)徒歩1分
京成電鉄京成上野駅下車 徒歩7分
東京メトロ銀座線、日比谷線上野駅下車 徒歩8分

 

【文化庁】プレスリリースより

記事提供:ココシル上野


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展覧会アンバサダー・石田ゆり子さんも登壇!【国立西洋美術館】「モネ 睡蓮のとき」記者発表会レポート

国立西洋美術館

国立西洋美術館において、2024年10月5日(土)から2025年2月11日(火・祝)の期間、「モネ 睡蓮のとき」が開催されます。今回は、6月12日(水)の報道発表会で発表された本展の情報についてお伝えします。

開催趣旨

印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ(1840-1926)。

モネの晩年は、最愛の家族の死や自身の眼の病、第一次世界大戦といった多くの困難に直面した時代でもありましたが、そのような中で彼の最たる創造の源となったのが、ジヴェルニーの自邸の庭に造られた睡蓮の池に、周囲の木々や空、光が一体となって映し出されるその水面でした。

そして、この主題を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆いつくす “大装飾画”の構想が、最期のときにいたるまでモネの心を占めることになります。本展の中心となるのは、この試行錯誤の過程で生み出された、大画面の〈睡蓮〉の数々です。

今回、パリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開となる重要作を多数含むおよそ50点が来日。さらに日本各地に所蔵される作品も加わり、日本では過去最大規模の〈睡蓮〉が集う貴重な機会となります。

展覧会のみどころ

クロード・モネ《睡蓮》1914-1917年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

1.  モネ最後の挑戦—“光の画家”集大成となる、晩年の制作に焦点をあてた究極のモネ展

2.  モネ最世界最大級のモネ・コレクションを誇るマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開作品7点を含む、厳選されたおよそ50点が来日!さらに、日本国内に所蔵される名画も加えた、国内外のモネの名作が一同に集結する充実のラインアップ

3. モネ晩年の最重要テーマ、「睡蓮」の作品20点以上が展示

4. 2メートルを超える大画面の〈睡蓮〉に囲まれて、モネの世界に浸る、本物の没入体験

展示作品紹介

本展における展示作品の中から一部をご紹介します。

クロード・モネ《睡蓮、夕暮れの効果》

1897年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet / Studio Christian Baraja SLB

モネ、最初期の「睡蓮」。

モネが初めて睡蓮を描いたのは1897年のこととされています。本作は、その最初期の「睡蓮」と推定される作品のひとつ。ここでは後年の連作とは対照的に、水面を淡いばら色に染める光の効果よりむしろ、睡蓮の花それ自体がクローズアップされ、細やかな筆致で描写されています。

 

クロード・モネ《睡蓮、柳の反映》

1916-1919年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

失明の危機に瀕したモネが描いた、光への渇望。

二股に分かれた枝垂れ柳の幹がかたちづくるゆるやかなS字形の反映像。縦横2メートルにもおよぶ巨大な習作です。垂直の鋭いタッチで表された木漏れ日のきらめきは、当時白内障による失明の恐怖の只中にあった画家の光への渇望を伝えるかのようです。

 

クロード・モネ《日本の橋》

1918-1924年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

浮世絵との邂逅がもたらした色彩と抽象性。

モネが蒐集していた葛飾北斎や喜多川歌麿の浮世絵から想を得たとされる、太鼓橋のモティーフ。今日24点が知られる最晩年の「日本の橋」連作において、モネはこのモティーフをほとんど抽象的といってよい色彩と筆触で大胆に描き出しています。

展覧会アンバサダー・石田ゆり子さんが登壇!

6月12日(水)に日テレホールにて実施された記者発表会では、本展アンバサダーに就任した俳優・石田ゆり子さんが登壇しました。

モネの睡蓮の花を彷彿とさせる艶やかな紫色の衣装で登場した石田さんは、同展覧会のアンバサダーをはじめ音声ガイド、さらに本展のテーマソングを担当。テーマソング「私のモネ」は、大橋トリオさんプロデュースによる石田さんのアーティスト名「lily」として、約2年ぶりとなる新曲となります。

本展のアンバサダーに就任した時の心境を聞かれた石田さんは

「本当に夢のような心地でした。ずっと大きな美術展のアンバサダーという役割に憧れを持っていて、しかも、私の大好きなモネの展覧会ということで・・・。こんなに素敵なご褒美のようなお仕事は他にないですね」

と、喜びを語りました。
また、今回自身で作詞を手がけた本展のテーマソングについて聞かれた石田さんは

「私、本当にひっそりと音楽活動をやっていて。知られないままでいたかったという思いもあるんです(笑)。でも、今回お話をいただいた時、もうこんなチャンスは二度とないだろうと思ってお引き受けしました」

と、少し照れくさそうに思いを打ち明けました。

この後、音楽プロデューサーの大橋トリオさんからサプライズのコメントが流されると、思わず感極まる場面も。年齢を重ねても変わらない、ピュアな石田さんの素顔が垣間見れました。

個人的には、絵画を鑑賞する時のこだわりについて尋ねられた石田さんが

「あまり知識を入れずに、感覚だけで見たいという思いがあります。モネの絵画に関しても予備知識が必要だと考えられている方もいるかもしれませんが、一人一人の見方や受け入れ方は千差万別だと思います。心をまっさらにして、ただただ浸ってみてほしいですね」

と答えられていたのがとても印象的でした。

日本国内に所蔵される作品も加え、“印象派を超えた”モネの芸術の豊かな展開をたどる「モネ 睡蓮のとき」。
ぜひ、ご自身の感性でモネの織りなす光と水の饗宴をご堪能ください。
開催は2024年10月5日(土)からです。

開催概要

会期 2024年10月5日[土]-2025年2月11日[火・祝]
会場 国立西洋美術館
開館時間  9:30 〜 17:30(金・土曜日は21:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日、10月15日[火]、11月5日[火]、 12月28日[土]-2025年1月1日[水・祝]、1月14日[火]
(ただし、10月14日[月・祝]、11月4日[月・休]、2025年1月13日[月・祝]、 2月10日[月]、2月11日[火・祝]は開館)
主催  国立西洋美術館、マルモッタン・モネ美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社、BS日テレ
問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会HP https://www.ntv.co.jp/monet2024/

 

記事提供:ココシル上野


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