「講演会シリーズ『江戸から学ぶ』連続講座」往復はがきでの申込方法

下記内容を記載し、申込先までご郵送ください。

【往復用裏面】

(1)講演会タイトル
(2)郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、年齢
(3)同伴者の有無
同伴者1名まで。有の場合は「同伴者氏名、年齢」も記入してください。
(4)電話番号(日中対応可能な番号)
(5)ライブ配信実施時の参加希望調査
新型コロナウイルス感染症等の影響により、講演会の開催ができない場合に、講演のライブ配信(生中継)を実施する可能性があります(現在、調整中)。ライブ配信を実施する場合、参加を希望される方は、「ライブ配信参加希望」と記載してください。
<ライブ配信を検討中の講演会>
第13回「江戸の大火と盛り場」
第14回「江戸の富くじ興行」
第15回「江戸の時刻と時の鐘」
第16回「徳川将軍菩提寺の謎」
第17回「災害都市江戸と穴蔵大工」
※開催方法については、当落通知にて連絡予定です。

【返信面表面】

郵便番号、住所、氏名を記入する

【各講演会 申込締切日】※必着

番外編第2回「江戸の音を観る」奥浅草編:令和3年9月5日(日)
第13回「江戸の大火と盛り場」:令和3年10月3日(日)
第14回「江戸の富くじ興行」:令和3年10月24日(日)
第15回「江戸の時刻と時の鐘」:令和3年11月7日(日)
第16回「徳川将軍菩提寺の謎」:令和3年11月28日(日)
第17回「災害都市江戸と穴蔵大工」:令和3年12月19日(日)
クロージングイベント:令和4年1月30日(日)

【注意事項】

・同日者による複数口の申込はご遠慮ください。
・開催日の10日前までに、当落いずれの場合も抽選結果をおしらせします。当選者には参加券をお送りします。
・ご提供いただいた個人情報は、当該目的にのみ使用いたします。

【申込先】

〒110-8615 台東区東上野4-5-6
台東区文化振興課「江戸から学ぶ」担当

江戸から学ぶ 『クロージングイベント』(令和3年度)

日時 令和4年2月27日(日)14:00開演(120分程度の予定)
会場 ミレニアムホール(台東区生涯学習センター・台東区西浅草3丁目25-16)

第一部「八代将軍吉宗 鷹狩と桜の名所」
〇概要
江戸幕府八代将軍徳川吉宗は、29年余にわたり国家をリフォームするために享保改革を展開しました。
享保改革のさまざまな政策のうち、台東区とかかわりの深い2つの政策、鷹狩と桜の名所づくりについてお話しします。
〇講師:大石 学 氏(東京学芸大学名誉教授・独立行政法人日本芸術文化振興会監事)
昭和28年生まれ、東京都足立区出身。台東区立下谷中学校卒業、都立上野高校卒業、東京学芸大学卒業、同大学院修士課程修了、筑波大学博士課程単位取得、名城大学助教授、東京学芸大学教授などをへて、現在は東京学芸大学名誉教授、独立行政法人日本芸術文化振興会監事。『台東区史』(1997年刊)分担執筆。

第二部 トークセッション「江戸に学び、未来を拓く」
〇出演
大石 学 氏(東京学芸大学名誉教授・独立行政法人日本芸術文化振興会監事)
浦井 正明 氏(寛永寺住職)
昭和12年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学文学部史 学科卒業。東叡山寛永寺山内現龍院住職、寛永寺長臈を経て、令和2年2月より東叡山輪王寺門跡門主・寛永寺貫首。台東区文化財保護審議会委員、台東区教育委員会委員長を歴任し、現在は台東区文化政策懇談会委員、 上野の山文化ゾーン連絡協議会顧問を務める。 平成29年10月に台東区文化功労栄誉章を受章。

<留意事項>
・新型コロナウイルス感染症拡大等の理由により、内容の変更や中止となる可能性があります。
・参加の際は、新型コロナウイルス感染症対策のため、必ずマスクを着用し、私語は控えるようお願いします。

江戸から学ぶ 第15回『江戸の時刻と時の鐘』(令和3年度)

たくさんのお申込みありがとうございました。当落通知は11月中~下旬頃発送の予定です。

締切 令和3年11月7日(日)

<講演概要>
江戸時代、人々はどうやって時刻を取り、報せていたのでしょう。
時代劇などにも登場する「時の鐘」ですが、その実態はほとんど知られていません。本講演では、江戸時代の時刻制度と江戸における時の鐘についてご紹介します。

日時 令和3年 12月5日(日)14:00開演(90分程度を予定)
会場 台東区民会館 9階 ホール(台東区花川戸2丁目6番5号 都立産業貿易センター台東館併設)

講師 浦井 祥子 氏(徳川林政史研究所非常勤研究員)
昭和45年生まれ、東京都台東区出身。日本女子大学大学院文学研究科博士課程後期終了。博士(文学)。専門は日本近世史。時刻制度を中心に、江戸から明治期までの制度や文化について、幅広く研究している。東京大学史料編纂所非常勤研究員、日本女子大学・成城大学・跡見学園女子大学などの非常勤講師を経て、現在徳川林政史研究所非常勤研究員。

<留意事項>
・新型コロナウイルス感染症拡大等の理由により、内容の変更や中止となる可能性があります。
・参加の際は、新型コロナウイルス感染症対策のため、必ずマスクを着用し、私語は控えるようお願いします。

 

江戸から学ぶ 第14回『江戸の富くじ興行』(令和3年度)

たくさんのお申込みありがとうございました。当落通知は11月上旬頃発送の予定です。

締切 令和3年10月24日(日)

<講演概要>
江戸文化を象徴的に示す富くじは、当時「富」や「富突」と呼ばれ、幕府の認可を得た寺社のみが一定期間助成事業として興行できるもので、江戸では谷中感応寺や浅草寺などが有名でした。今回は富くじのやり方や当選規定、歴史的推移、興行請負の実態などについて、具体的な資料をもとに紹介します。

日時 令和3年 11月21日(日)14:00開演(90分程度を予定)
会場 台東区民会館 9階 ホール(台東区花川戸2丁目6番5号 都立産業貿易センター台東館併設)

講師 滝口 正哉 氏(立教大学特任准教授)
早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。立正大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。専門は近世都市史・文化史。著書に『千社札にみる江戸の社会』(同成社)、『江戸の社会と御免富』(岩田書院)、『江戸の祭礼と寺社文化』(同成社)。編著に『赤坂氷川神社の歴史と文化』(都市出版)。

<留意事項>
・新型コロナウイルス感染症拡大等の理由により、内容の変更や中止となる可能性があります。
・参加の際は、新型コロナウイルス感染症対策のため、必ずマスクを着用し、私語は控えるようお願いします。

 

 

 

 

 

江戸から学ぶ 番外編第2回『江戸の音を観る』奥浅草編(令和3年度)

たくさんのお申込みありがとうございました。

締切 令和3年9月5日(日)

<講演概要>
日時 令和3年10月3日(日)14:00開演(120分程度を予定)
会場 ミレニアムホール(台東区生涯学習センター・台東区西浅草3丁目25-16)

第一部「奥浅草における江戸文化の歩み」
〇概要
江戸時代、街道筋のこの地には、遊郭、芝居町、ちょっと変わった由来を持つ神社仏閣など個性的な場所が集まりました。なかでも遊廓は江戸の文化の一翼を担い、おもてなしの源泉でもありました。その歴史と生まれた文化が現在にどのように引き継がれたかをたどります。
〇講師:佐野 陽子 氏(慶應義塾大学名誉教授・嘉悦大学名誉学長)
慶應義塾大学経済学部1954年卒。同大学院を経て経済学博士。専攻は労働経済。慶應大学商学部教授。東京国際大学商学部教授。嘉悦大学学長を歴任。近年の著作に『ドバイのまちづくり』(慶應義塾大学出版会 2009)、『奥浅草 地図から消えた吉原と山谷』(共著 サノックス 2018)。台東区浅草田原町在住65年。

第二部「現在(いま)に息づく江戸の音」
〇概要
お祭、歌舞伎、落語などになくてはならない「囃子」を通して江戸文化のエッセンスを感じ、日本人の中に変わらず生き続けてきた江戸の響きを体感します。
〇出演:望月 太左衛 氏(重要無形文化財 長唄<総合認定>保持者)
東京藝術大学にて博士号(音楽)取得。伝統芸能教場・鼓樂庵代表。250 年前より続く歌舞伎囃子望月流宗家家元である父・十代目望月太左衛門に幼少より師事。台東区内「おはやしの会」はじめ国内及びアメリカ、ドイツ、オーストリア( 2019年台東区・ウィーン市第1区姉妹都市提携30周年記念事業参加)など海外における演奏、講演と普及活動に邁進している。

<留意事項>
・新型コロナウイルス感染症拡大等の理由により、内容の変更や中止となる可能性があります。
・参加の際は、新型コロナウイルス感染症対策のため、必ずマスクを着用し、私語は控えるようお願いします。

お知らせ

「江戸をたずねる」奥浅草ガイドツアー

「江戸の音を観る 奥浅草編」でとりあげる地域を、実際に巡るガイドツアーです。「江戸の音を観る 奥浅草編」とあわせてご参加いただくと、よりお楽しみいただけます。(イベントタイトルをクリックすると該当のページへ移行します)。

<概要>
<日時>
令和3年11月6日(土)
A班・13時00分開始/B班・13時30分開始
※班により集合時間が異なります。
※雨天決行(荒天時中止)
<講師>
待乳山聖天解説/平田 真純 氏(待乳山聖天本龍院住職)
ガイドツアー/日比谷 孟俊 氏(元慶應義塾大学教授・燈虹塾代表)
ガイドツアー/不破 利郎 氏(奥浅草観光協会専務理事・燈虹塾会員)

 

 

 

 

 

「講演会シリーズ『江戸から学ぶ』講演記録集 」を配付しています

<配付場所> 各配付場所ごとなくなり次第配付を終了します。
〇文化振興課(台東区役所9階4番窓口)
〇区政情報コーナー(台東区役所3階7番窓口)
〇生涯学習センター、中央図書館
〇浅草文化観光センター
〇江戸たいとう伝統工芸館

<記録集の郵送を希望の方>
文化振興課「江戸から学ぶ」担当宛てに、下記内容を記載・封入してご郵送ください。
〇郵便番号
〇住所
〇氏名
〇連絡先(日中つながりやすい電話番号)
〇送付希望の講演記録集の内訳
<記載例1> 講演記録集 壱:1 計1冊
<記載例2> 講演記録集 壱:1/講演記録集 弐:1 計2冊
<記載例3> 講演記録集 壱:1/講演記録集 弐:1/講演記録集 参:1  計3冊
〇送料分の切手等(記録集1冊約200g)
<例1>普通郵便の場合
1冊:250円分の切手を封入
2冊:390円分の切手を封入
3冊:580円分の切手を封入
<例2>レターパックの場合
お届け先欄にご住所、お名前、お電話番号を記載したレターパックを封入
1枚のレターパック(370円)で3冊送付できます。
※上記以外の方法で送付を希望の方(書留・速達等)は、希望の送付方法を記載し、送付料分の切手を封入ください

<規格> A4、48ページ(表紙4ページ 本文44ページ)

06. 江戸をたずねる(令和3年度終了)

「江戸たずねる」とは

台東区内に根付く江戸に関連する史跡や文化財に焦点を当て、現地で江戸文化や歴史を体感できるガイドツアーを開催しました。

イベント開催内容(令和3年度)

(1)上野東照宮ガイドツアー
①事前講習会
日時 令和3年8月28日(土)
講師 浦井 正明 氏(寛永寺住職)
昭和12年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学文学部史 学科卒業。東叡山寛永寺山内現龍院住職、寛永寺長臈を経て、令和2年2月より東叡山輪王寺門跡門主・寛永寺貫首。台東区文化財保護審議会委員、台東区教育委員会委員長を歴任し、現在は台東区文化政策懇談会委員、 上野の山文化ゾーン連絡協議会顧問を務める。 平成29年10月に台東区文化功労栄誉章を受章。
内容 東照宮の歴史や建立の理由などの基礎知識について

②ガイドツアー
日時 
第1回 令和3年 9月23日(木・祝)
第2回 令和3年10月10日(日)
内容
・上野東照宮拝観
・上野東照宮社殿拝観(特別公開)
・神田囃子鑑賞
・五條天神社拝観
講師
波多野 純 氏(日本工業大学名誉教授)
昭和21年生まれ、神奈川県出身。日本工業大学教授、同学長を歴任。現在は、波多野純建築設計室代表。工学博士。『江戸城Ⅱ』で建築史学会賞、「ネパールにおける仏教僧院の保存修復」で日本建築学会賞(業績・共同)。
嵯峨 まき 氏(上野東照宮禰宜)
東京都出身。東京女子医科大学医学部医学科卒業。医師としての仕事の傍ら神職資格を習得し、2005年より上野東照宮禰宜を務める
始澤 澄江 氏(五條天神社宮司)
東京都出身。日本女子大学文学部史学科卒業。先代の父の跡を継いで宮司を拝命し、現在に至る。

上野東照宮 社殿
上野東照宮 社殿内部

「Youtube 台東区公式チャンネル」にて、令和3年10月10日(日)に開催した「上野東照宮ガイドツアー」の様子を配信しています。

(2)奥浅草ガイドツアー
日時
令和3年11月6日(土)
内容
・待乳山聖天拝観
・浮世絵鑑賞
・奥浅草まち歩き(待乳山聖天~吉原弁財天)
講師
平田 真純 氏(待乳山聖天本龍院住職)
昭和32年生まれ 大正大学仏教学部仏教学科卒業。平成11年本龍院住職を拝命。法務、信徒指導の傍ら、江戸名所としても名高い待乳山を「浮世絵展」等の催事開催を通じて広く紹介。
日比谷 孟俊 氏(元慶應義塾大学教授・燈虹塾代表)
昭和20年生まれ。慶應義塾大学大学院修了。専門は、材料工学、宇宙工学、システム工学。工学博士、文学博士。江戸後期の妓楼 新吉原江戸町一丁目「和泉屋平左衛門」の末裔で、平成30年に『江戸吉原の経営学』を笠間書院より出版。浮世絵(遊女絵)の解析から、遊女の人事を解明し、吉原俄や、歌舞伎、神田明神祭礼の出し物には、吉原の男芸者が関わったことを指摘。
不破 利郎 氏(奥浅草観光協会専務理事・燈虹塾会員)
昭和36年生まれ、台東区出身。奥浅草地区の伝統・文化を地域振興のアイテムとして定着させ、地域活性と観光振興を図る活動を行う奥浅草観光協会の専務理事を務める。現在もかつての遊郭の地であった台東区千束にてビジネスホテル「ホテルみかさ」を営む。吉原商店会長。吉原青年部部長。

待乳山聖天

お問い合わせ

台東区文化振興課 TEL.03(5246)1153

特別展「『江戸風像人形』の世界~建物・人形・小物の三位一体の妙~」

本企画展は令和2年2月24日をもって終了しました。

台東区立中央図書館で開催している企画展「吉原細見の世界Ⅱ」については、
令和2年3月15日(日)まで開催です。詳細は台東区立中央図書館HPをご覧ください。


「江戸風俗人形」は、檜(ひのき)細工師・三浦宏氏による建物、人形師・辻村寿三郎氏による人形、江戸小物細工師・服部一郎氏による小物によって構成され、3人の職人技が一体となって造り上げた作品です。およそ一坪の展示台の上には、四季折々の情景を表した部屋が展開された建物を見ることができ、その様式や各部屋に配置される調度品あるいは人形などは、細部にまでこだわって造り込まれています。現在に甦った江戸時代の華やかな廓(くるわ)の情景をお楽しみください。

あわせて、「江戸風俗人形」の舞台となった吉原に関連する錦絵、地図、絵はがきなどを展示し、江戸の頃より連綿と続く優美な世界をご紹介します。

およそ一坪ある見ごたえのある展示
細部までこだわりのある遊郭と人形

会場
台東区立下町風俗資料館 2階展示室

開催期間
令和元年12月7日(土)~ 令和2年2月24日(月休)

開館時間
午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)

休館日
毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日)
令和元年12月3日(火)~ 12月6日(金)
令和元年12月29日(日)~ 令和2年1月1日(水)
令和2年2月26日(水)~ 2月28日(金)

入館料
一般300円(200円)
小・中・高校生100円(50円)
※( )内は20名以上の団体料金
※障害者手帳、特定疾患医療受給者証を提示の方と、その介助者は無料
※毎週土曜日は台東区内在住・在学の小・中学生と、その引率者は無料

ギャラリートーク
担当学芸員が特別展のみどころを解説します。

<日時>
令和元年12月7日(土)・21日(土)
令和2年1月4日(土)・18日(土)
令和2年2月1日(土)・15日(土)

※各回午後2時から。20~30分程度。
※12月21日(土)と2月15日(土)は、台東区立中央図書館郷土・資料調査室専門員の平野恵によるギャラリートークを行います。
※予約不要。入館された方ならどなたでも参加いただけます。


同時開催「吉原細見の世界Ⅱ」

台東区立中央図書館で企画展「吉原細見の世界Ⅱ」が開催されます。吉原のガイドブックである『吉原細見』を活用し、吉原を題材とした浮世絵を読み解きます。
会期中は、前期・中期・後期と展示替えを行います。また、トークイベント・ギャラリートークも開催します。
詳細は台東区立中央図書館のホームページをご確認ください。

開催場所
台東区立中央図書館2階郷土・資料調査室

開催期間
令和元年12月20日(金)~ 令和2年3月15日(日)

開館時間
月~土:午前9時~午後8時
日・祝日:午前9時~午後5時

休館日
令和元年12月31日(火)~ 令和2年1月2日(木)、
1月16日(木)、2月20日(木)

 

 

企画展「下町の火事と防災 江戸から学ぶ火の用心」

本企画展は令和元年9月8日をもって終了しました。


「火事と喧嘩は江戸の華」は、江戸という町の特色を表す言葉といわれていますが、江戸の町には火事が非常に多く、特に江戸時代末期の下町地域では、江戸の人口の半分が生活していた木造の長屋が密集していたため、火事は深刻な脅威でした。ひとたび火災が発生すると、火は広範囲に延焼し、江戸の町全体を脅かしました。明治以降にも下町地域は、大正12(1923)年の関東大震災による火災、昭和20(1945)年の東京大空襲と、二度も大規模な火災による甚大な被害を受けたという歴史があります。

下町の暮らしにとって火事は忘れてはならない恐ろしい脅威であると同時に、火事によって発展した下町ならではの防災の特色も少なくありません。火災の延焼を防ぐための火除地や広小路の設置、火事を起こさないための様々な防災の備え、金銭や物をため込まない生活様式など、日ごろ忘れがちなものにも、実は防災の知恵が込められているのです。

本展では鳶口や水鉄砲、火消し半纏など、下町での防災に関する資料の展示を通して、火災の脅威と日々の防災の大切さを紹介いたします。


会場
台東区立下町風俗資料館 2階展示室

開催期間
令和元年7月2日(火)~ 9月8日(日)

開館時間
午前9時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで)
「うえの夏まつり」期間中である7月13日(土)~8月12日(月)は、午後7時まで開館時間を延長します(入館は午後6時30分まで)

休館日
毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日)

入館料
一般300円(200円)
小・中・高校生100円(50円)
※( )内は20名以上の団体料金
※障害者手帳、特定疾患医療受給者証を提示の方と、その介助者は無料
※毎週土曜日は台東区内在住・在学の小・中学生と、その引率者は無料

▼会場の様子

 

 

公募川柳 結果発表

公募川柳 結果発表北斎没後170年の今年、7月5日~9月25日の約3か月間にわたって、北斎や江戸をテーマにした川柳を募集したところ、全国各地から、1,901句の投稿をいただきました。尾藤川柳氏(十六代川柳)をはじめとする審査員の方々の厳正なる審査の結果、「すみだ北斎部門」・「江戸たいとう部門」それぞれ北斎賞・川柳賞(最優秀賞)各1句、審査員特別賞(優秀賞)各3句、秀作10句を決定しました。


すみだ北斎部門

 

北斎賞(最優秀賞)

富士越しの龍は世界を駆け巡る    知美

 

審査員特別賞(優秀賞)

北斎も刺激が欲しい転居癖      青鹿一秋

8Kが描く浮き世の北斎忌      さねかずら

御前へと駆ける鶏足の竜田川     四迷亭

 

秀作

北斎の生命線も描く絵筆       夏舟

遠眼鏡覗いた先の蛸と海女      芳雄

赤富士は今日も生きろと美しい    しらさぎ郷

奔放に生きて北斎美を残す      フーマー

北斎の絵から聞こえる江戸の声    湘路

紙屑の中で眠っている小判      雅生

江戸の世でハンドルネーム彩なして  香をり

にんげんを打つ北斎の波飛沫     充衣

一筆で世界へ届く波飛沫       俊宗

百回に七つ足りずに終の宿      村井方遠

 

江戸たいとう部門

川柳賞(最優秀)

月の松 弁天堂を指呼にして                   安田蝸牛

 

審査員特別賞(優秀賞)

吉宗の祈りを繋ぐ空の華             水曜

江戸さがし まずは上野のお山から        好日郎

川柳横丁柳は太く高くなり                    美智子

 

秀作

浅草で江戸を味わう異邦人                    一雄

雷門ことばの渦の車引き                      ヨシ江

台東区花に親しむ心意気                      ゆきだるま

徳川の御代から響く時の鐘                   よしはな

天海に吉野桜の礼を言い                      にごじゅう

子規愛す根岸の里の絹豆富                    陽子

寺町の猫も見上げる築地塀                    和巳

おとりさま客を熊手でかき集め                かすが

北斎と令和が結ぶ江戸の四季                 淳一

宵越しの銭は持たねぇキャッシュレス       祥太

すみだ北斎部門
・北斎賞(最優秀賞)1名…江戸切子オールドグラス ペア
・審査員特別賞(優秀賞) 3名…北斎屏風 2種セット
・秀作10名…北斎箸(江戸木箸)2種セット

江戸切子オールドグラス 北斎屏風2種セット 北斎箸(江戸木箸)2種セット

 

江戸たいとう部門
・川柳賞(最優秀賞)1名…銅 タンブラー ペア
・審査員特別賞(優秀賞) 3名…桐工芸 米びつ 5kg
・秀作 10名…江戸手描提灯(名入れあり)

銅 タンブラー ペア 桐工芸 米びつ 江戸手描提灯(名入れあり)

※賞画像はイメージです。

審査員

すみだ北斎部門
尾藤川柳氏(十六代川柳)
田中八洲志氏(川柳向島顧問)
橋本光明氏(すみだ北斎美術館館長)

江戸たいとう部門
尾藤川柳氏(十六代川柳)
内田博柳氏(台東川柳人連盟理事長)
浦井正明氏(東叡山寛永寺長臈)