福岡発・クリスマスアドベント11月19日東京・上野公園で初開催

累計1,200万人が訪れた福岡のクリスマスアドベントついに東京に

場所:上野恩賜公園 袴腰広場
日程:2025年 11/19 (水)-12/25(木) 営業時間:全日11:00-22:30
11/19 (水) 18:00点灯式開催 サプライズゲスト登壇

公式サイト:https://christmas-advent.jp/ueno/

福岡の冬を彩る風物詩「クリスマスアドベント」は、今年も11月1日(土)より福岡市内各所でスタートしました。累計約1,200万人の来場者数を誇る本イベントは、光・音楽・芸術を融合させた「五感で楽しむクリスマス」として、世代や国境を超えて多くの人々に愛されています。そして2025年11月19日(水)、いよいよ東京・上野恩賜公園 袴腰広場に初開催いたします。18時からの点灯式には福岡県知事や台東区長、上野観光連盟理事長、女性ボーカルユニット「Luminous(ルミナス)」テノール歌手工藤和真らが登壇し、光と音に包まれる華やかなセレモニーが行われます。

日時:2025年11月19日 (水)
場所:上野恩賜公園 袴腰広場
登壇者:福岡県知事 服部誠太郎氏、台東区区長 服部 征夫氏、上野観光連盟 理事長 長岡信裕氏、総合プロデューサー 佐伯岳大、女性ボーカルユニット「Luminous(ルミナス)」テノール歌手工藤和真

 

■光・音・芸術が紡ぐ、未来へ受け継がれるクリスマス文化

これまで日本のクリスマスイベントは、イルミネーションを「見る」、マーケットで「食べる」といった消費型の体験が中心でした。
私たちは東京での開催を通じ、街全体を劇場に変える“体験型の文化”を創出します。目指すのは「イベント」ではなく「文化」。
光・音・芸術の三本柱が融合することで、人々は五感を通じて愛・喜び・安らぎ・希望といった幸福を感じ取ります。
その幸福感は利他の心や共感となって広がり、街全体に“幸せの連鎖”を生み出します。2030年には、ドイツ・シュトゥットガルトのクリスマスマーケット(約280店舗)を超える、 世界最大規模・300店舗での開催を目指しています。福岡から東京、そして世界へ。
今、人々が安心や希望を求める時代にこそ、街が愛と光に包まれ「世界一幸せなクリスマス」を届けていきます。

 

■見どころ【光】幅5Mの巨大サンタ・クリスマスツリーが灯す“冬の新名所”

幅5Mの巨大サンタ

東京のクリスマスイルミネーションの新スポットとして注目を集める上野公園。その中心には、横5M、高さ3Mの巨大サンタクロース登場します。無数のイルミネーションが木々を包み込み、公園全体が幻想的な光の世界に変わります。昼は木々の緑と澄んだ青空の中でサンタが、自然と調和したフォトスポットとして来場者を迎えます。夜になると一転、無数の光が公園を包み込み、ロマンチックで幻想的な雰囲気が広がります。季節の移ろいとともに変化する上野公園の景色が、冬の東京に新しい物語を添えています。

 

■見どころ【音】毎日開催されるアーティストの生LIVE (無料)

Luminous
工藤和真
松原凜子

音楽祭のステージでは、期間中毎日多彩なアーティストが登場し、クラシックとポップスが響き合う特別な夜が繰り広げられます。オープニングを飾るのは、音楽大学出身の女性ボーカルユニット「Luminous(ルミナス)」。その名の通り“光を発する”ような歌声で、クラシックからポップスまでを華やかに彩ります。続いて、世界的なオペラコンクールで受賞を重ねる若手テノール・工藤和真が登場。澄んだ響きと情熱的な表現で観客を魅了します。そして12月14日 (日)からは、「レ・ゼラブル」エポニーヌ役や「ミス・サイゴン」エレン役など、数々の名作ミュージカルで高い評価を得ているミュージカル女優で歌手の松原凜子が特別出演。舞台で培った圧倒的な表現力とクリアな歌声で、冬の夜に感動のひとときを届けます。

 

■見どころ【芸術】新生アーティスト鳥越一樹による、幅6Mの巨大壁画が登場

幅6メートルと3メートルの巨大壁画が会場に登場。荒々しい筆致と独自技法「beyond stroke」で知られる福岡出身のアーティスト・鳥越一輝が手がけ、見る者の感情を揺さぶる圧倒的なエネルギーで空間を包み込みます。前衛美術「九州派」の精神を受け継ぐ作品としても注目されています。

鳥越一輝
1986年福岡県生まれ。日本デザイナー学院九州校卒業。荒々しく画面と格闘するような抽象表現で知られる。人間の感情や存在の奥底に迫るため、筆致の限界を超える独自手法「beyond stroke」を確立。その激烈な表現は、かつて福岡で生まれた前衛美術集団「九州派」の精神をも想起させる。

 

■その他の見どころ【飲食】
東京上野限定のマグカップ登場!  毎年福岡で行列ができるおいしいグルメが勢揃い

東京上野限定マグカップ(11/28〜)

会場を彩るのは、心まで温まる本格グルメの数々。今年は、福岡で人気を集めた12店舗が東京に集結し、本場の味を堪能できます。目玉は毎年福岡で行列ができる名物クリスマスアドベント公式キャラクター「さんちゃん」の人形焼き、粗挽きの豚肉を絶妙に配合し、パリッとはじける皮と芳ばしい旨みが魅力の「ぐるぐるソーセージ」。さらに、寒い夜には東京限定マグで味わう濃厚ホットチョコレートを。とろける口あたりと深いカカオの香りが、冬のひとときを優しく包みます。
※東京限定マグカップは11/28 (金)から発売開始

ぐるぐるソーセージ
東京限定マグで味わう濃厚ホットチョコレート
クリスマスアドベント公式キャラクター「さんちゃん」の人形焼き

 

■見どころ【物販】
限定の冬を彩る本場ヨーロッパ直輸入の雑貨・職人技のクラフトアイテム
「スノードーム」・「キャンドルホルダー」

スノードーム
キャンドルホルダー

会場では、冬を彩るクラフトアイテムにも注目です。ひとつは、オーストリアの純度の高い水で作られたスノードーム。透明な水と繊細な雪の粉にこだわり、ゆっくりと舞う雪が幻想的な世界を生み出します。眺めるだけで心が和む、冬の情景を閉じ込めた癒しのアイテムです。さらに、ドイツの伝統技術で作られたクレイ細工のキャンドルホルダーも登場。色とりどりの粘土を重ねて模様を作り、灯りをともすと絵柄が浮かび上がる職人技の逸品です。キャンドルの柔らかな光がテーブルや窓辺を包み込み、ヨーロッパの冬市を思わせる温もりある雰囲気を演出します。どちらも、自分へのご褒美や大切な人へのギフトにぴったりです。

 

■運営会社概要
クリスマスアドベント事務局
企画・運営:企画・運営:株式会社Mr.Weihnachtsmann
クリスマスアドベント2025 東京上野公式HP
https://christmas-advent.jp/ueno/

 

【株式会社Mr.Weihnachtsmann】プレスリリースより


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【一葉記念館】特別展「一葉が暮らした下谷龍泉寺町」取材レポート。名作「たけくらべ」を生んだ創作の転換点をたどる

台東区立一葉記念館

 

台東区立一葉記念館では、代表作「たけくらべ」の舞台にもなった、下谷龍泉寺町(現・竜泉)での樋口一葉の暮らしを紹介する特別展「一葉が暮らした下谷龍泉寺町」が開催中です。会期は令和7年10月25日(土)から12月21日(日)まで。

台東区立一葉記念館
■台東区立 一葉記念館
明治期の傑出した女流作家・樋口一葉の文学業績を永く後世に遺すべく集まった有志らの尽力により、昭和36年(1961)に日本初となる女性作家の単独文学館として開館。一葉が新五千円札の肖像画に選ばれたことを契機に、平成18年(2006)に老朽化した旧館をリニューアル。建築家・柳澤孝彦設計によるデザインの美しさも見どころとなっています。館内には「たけくらべ」の未定稿をはじめ、書簡、和歌短冊といった、一葉の創作活動や暮らしぶりを伝える貴重な資料が多数収蔵・展示されています。

〈奇跡の14か月〉の糧となった、下谷龍泉寺町の生活体験

樋口一葉(本名:奈津)は明治5年(1872)生まれ、当時の中流家庭の出身です。幼い頃から才気にあふれ、14歳で中島歌子の歌塾「萩の舎」に入り、古典や和歌、書を学びました。

明治22年、病没した父が遺した多額の負債を抱え、わずか17歳で戸主として母たき・妹くにを支える苦しい生活を余儀なくされます。新聞記者兼作家の半井桃水に師事し、明治25年に文芸雑誌『武蔵野』に掲載した「闇桜」で小説家デビュー。原稿料で家族を養おうとしますが、窮乏から脱することは叶わず、明治26年7月、閑静な本郷菊坂町から吉原遊郭近くの下谷龍泉寺町368番町に転居し、荒物(※日用品)駄菓子屋を開業。千束稲荷の祭礼や酉の市など地域の年中行事の熱気に触れ、遊郭に出入りする人々を観察しながら日々を過ごします。

結局、商売は軌道に乗らず、わずか9か月余りで本郷丸山福山町へ移り住むことになりましたが、そこから執筆活動に専念し、下谷龍泉寺町での生活体験に取材した「たけくらべ」や「にごりえ」、「十三夜」など傑作小説を次々に発表。のちに〈奇跡の14か月〉と評されます。森鷗外や幸田露伴らに絶賛され、執筆依頼も相次ぎますが、明治29年(1896)、肺結核のため24歳の若さでこの世を去ります。

展示風景

特別展「一葉が暮らした下谷龍泉寺町」は、一葉が作家として才能を開花させる土壌となった下谷龍泉寺町の地域性を紹介し、彼女がここでどのように暮らし、何を見て、何を学んだのかをひも解くものです。

一葉が暮らした貧しい長屋街

展示室に入ると、綿密な時代考証と聞き取り調査にもとづき再現された、当時の下谷龍泉寺町の模型が来場者を迎えます。中央には一葉が暮らしていた二軒長屋があり、そこからまっすぐ伸びる大音寺通り(現・茶屋町通り)の先に見えるのは、吉原遊郭との境界を示す「お歯黒どぶ」の石垣と非常門。歩いて数分ほどの近さです。

「明治26年頃の下谷龍泉寺町」昭和36年(1961)/考証:上島金太郎他
「明治26年頃の下谷龍泉寺町」昭和36年(1961)/考証:上島金太郎他
「お歯ぐろ溝に燈火うつる三階の騒ぎも手に取る如く、明けくれなしの車の行来にはかり知られぬ全盛をうらなひて(中略)三嶋神社の角をまがりてよりこれぞと見ゆる大厦(いへ)もなく、かたぶく軒端の十軒長屋二十軒長や……」(「たけくらべ」冒頭より)

現代語訳:お歯黒どぶにまで灯りが映る三階建ての遊郭の騒ぎが、手に取るように聞こえてくる。朝夕の区別がない車の往来の多さに、計り知れない栄華があることが伺える。(中略)しかし、三嶋神社の角を曲がって進むと、目立つような大きな屋敷は見当たらず、傾いた軒の長屋が十軒、二十軒並んでいる。

■「此家ハ下谷よりよし原がよひの只一筋道にて 夕がたよりとゞろく車の音飛びちがふ燈火の光り たとへん詞になし」(日記「塵之中」より)

現代語訳:この家は下谷から吉原へ通じるただ一本の道沿いにあり、夕方になると人力車の音が響き、明かりがあちこちに揺れている。その様子は言葉でたとえようがないほどだ。

三島神社から吉原遊郭へ繋がる大音寺通りは、吉原通いの人力車が行き交う主要なルートでした。一葉の残した言葉と模型を合わせて眺めると、吉原の華やかな灯りや三階建て妓楼の賑わい、絶え間ない車の往来と、そのすぐ近くの粗末な長屋街という、強い対比が鮮明に立ち上がってきます。

三浦宏「下谷竜泉寺町 一葉旧居」昭和50年代
二軒長屋の隣は人力車の車宿として使われていました。
樋口一葉自筆 西村釧之助宛書簡、明治26年7月9日
転居の前、一葉が商いを始めるための融資について問い合わせた手紙。

明治時代の吉原の姿――仁和賀は子供たちも熱中

「たけくらべ」は、下谷龍泉寺町界隈と吉原遊郭を舞台に、いずれ僧侶となる信如と、遊女となる美登利、そしてその幼馴染・正太郎の淡い恋心や大人に近づいていく葛藤を、季節の行事を背景に情緒豊かに描いた作品です。

物語は千束稲荷の祭礼2日前の8月18日に始まり、三の酉の後、11月末から12月初め頃に終わりますが、それは一葉が下谷龍泉寺町で過ごした期間と重なります。一葉自身の生活体験が作品に色濃く反映されているのは明らかで、登場人物も多くは実在の人物をモデルにしていたといわれます。

明治時代の吉原の写真資料

今にも喧騒が伝わってきそうな錦絵「新吉原角街稲本樓ヨリ仲之街仁和賀一覧之図」で描かれているのは、作中にも登場する秋の仁和賀(にわか)。街頭の屋台で芸者衆が即興芝居を披露する行事です。吉原では春の仲之町桜(夜桜)、夏の玉菊灯篭、秋の仁和賀が吉原三景物として人気を集めており、一葉はこれらを作品に取り入れることで四季の移ろいを美しく表現しました。

上:落合芳幾「新吉原角街稲本樓ヨリ仲之街仁和賀一覧之図」明治2年(1869)
下:楊州周延「新吉原俄の賑ひ」明治12年(1879)

また作中では、吉原の空気にすっかり染まった訳知り顔の子どもたちが、仁和賀の時期になると芸者の真似をし始める様子が描かれていますが、一葉はその上達の早さを「孟子の母も驚くだろう」と半ば呆れを滲ませるように記しています。こうしたリアルな所感が盛り込まれるのも、実際の生活者であった一葉ならではと言えるでしょう。

一葉は吉原を外から眺めるだけでなく、実際に足を運ぶこともあったといいます。仕事を斡旋してくれた引手茶屋の女中頭から廓内の事情を聞いたり、玉菊灯篭を見物したり、廓内を流す新内節の女大夫の年齢・服装・佇まいまで細かく書きとめたり……。そうした一つひとつの取材が、のちの『たけくらべ』を形づくっていったのです。

荒物駄菓子屋で試行錯誤する日々――ときには愚痴をこぼすことも

瀧澤康裕「仕入れ帰りの一葉」昭和59年(1984)

ひときわ目を引く一葉の肖像画は、日記「塵之中」にある明治26年(1893)8月6日の記述「六日、晴れ。店を開く、(略)今宵はじめて荷をせをふ、中々に重きものなり……」から着想を得たとされています。8月6日は店の開店日であり、当初ははたき、石鹸、たわし、浅草紙などの雑貨を販売していました。すぐにそれだけでは商売にならないことを察し、菓子卸売業を営む友人の父を頼り、めんこ、風船、絵草紙といった玩具や駄菓子の扱いも開始。集まった子供たちとも親しく接する日々を送りました。

樋口一葉自筆 仕入帳、明治26年(1893)9月1日~11月23日

夏の暑さの中、転居先探しに下駄か草履で一日20kmを歩き回るほど元気溌剌な一葉でも、商いの目まぐるしさは堪えたようで、手紙や日記にはさまざまな愚痴が残されています。たとえば、友人・野々宮起久子から故郷の千葉県多古町へ保養に誘われた一葉は、

■「せめては三日がほどを塵外にのがれ度と願ひながら(中略)厘毛のあらそひに寸の暇もなく火宅のやどにうごめき居候次第御笑い可被下候」

現代語訳:せめて三日でもいいから、この煩わしい俗世の外へ逃れたいと願っているのですが、些細な問題事が絶えず起こり、少しの暇もなく、苦しい生活環境でもがいているありさまです。どうか笑ってやってください。

と、返事の手紙の中で自身の境遇を自嘲気味に綴っています。

樋口一葉筆 野々宮起久子宛書簡、明治26年(1893)9月28日

方々に手を尽くしたものの、翌年1月には茶屋町通りに同業者が開業したこともあり、経営は悪化。結局、わずか9か月余りで荒物駄菓子屋を畳み、転居した本郷丸山福山町で腹をくくり、執筆活動に専念することとなりました。

再び小説家の道に戻った一葉

ところで、ほぼ絶筆状態だった下谷龍泉寺町での生活の最中も、「うもれ木」で一葉の才能を高く評価していた作家・星野天知や平田禿木は、多忙を理由に執筆をためらう一葉を根気よく説得し続けていました。その結果、彼らが創刊した雑誌『文学界』に「琴の音」と「花ごもり」の2作を発表するに至っています。本展では、推敲の跡や大幅な削除が見られ、執筆の苦心が伝わる「花ごもり」の未定稿や、「琴の音」執筆時の呻吟の様子を記した日記資料、両作の初出掲載誌などを展示しています。

『文学界』12月号(「琴の音」掲載)、明治26年(1893)12月30日、文学界雑誌社
樋口一葉自筆 小説「花ごもり」未定稿、明治27年(1894)

会場の最後には「たけくらべ」の関連資料が並び、未定稿や折画本『たけくらべ絵巻』、さらには『文芸倶楽部』一括掲載時の原稿を掲載した書籍などを鑑賞できます。未定稿は完成稿とは大きく内容が異なるため、読み比べてみると新たな発見があるでしょう。

小説「たけくらべ」未定稿、明治28年(1895)
左:豊原国周「見立昼夜廿四時之内 午后十二時(新内)」明治24年(1891)
右:昇斎一景「東京名所四十八景 新吉原見かえり柳」明治4年(1891)

ありふれた悲恋物をはじめ、空想的な作風だった初期から、下谷龍泉寺町での鮮烈な生活体験をもとに、ときに貧困や女性の苦境など過酷な現実を捉えたリアルな作風へ変化した一葉。明治期を代表する作家として高い評価を受けることとなった彼女の、重大な創作の転換点を紹介する本展にぜひ足を運んでみてください。

樋口一葉旧居跡碑

なお、一葉記念館から2分ほど歩いた茶屋町通りには「樋口一葉旧居跡碑」があります。竜泉界隈は、関東大震災後の帝都復興計画による土地区画整理事業の影響で、一葉が暮らしていた当時とは大きく姿を変えていますが、「下谷よりよし原がよひの只一筋道にて」の面影は残っています。

茶屋町通りを東側に進むと、吉原揚屋町の非常門の場所を示す柱も建っています。特別展の鑑賞とあわせて、一葉の長屋から吉原遊郭がどのように見えていたか、現地で思いを馳せてはいかがでしょうか。

特別展「一葉が暮らした下谷龍泉寺町」概要

会期 令和7年10月25日(土)~12月21日(日)
会場 台東区立 一葉記念館(東京都台東区竜泉3丁目18番4号)
開館時間 午前9時~午後4時30分(入館は4時まで)
休館日 毎週月曜日
入館料 大人 300円、小中高生 100円

※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、特定疾患医療受給者証をお持ちの方とその介護者の方は無料。
※毎週土曜日は台東区在住・在学の小、中学生とその引率者の入館料が無料。

お問い合わせ 一葉記念館 03-3873-0004
公式サイト https://www.taitogeibun.net/ichiyo/

※記事の内容は取材日時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。


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【国立科学博物館】「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」取材レポート。絶滅と進化の歴史を最新研究で紐解く

国立科学博物館

 

地球40億年の歴史上で起きた5回の「大量絶滅」事変、通称ビッグファイブをテーマとした特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」が、国立科学博物館で開催中です。会期は2025年11月1日(土)から2026年2月23日(月・祝)まで。

会場風景

生命史において「絶滅」と「進化」は隣り合わせです。ある生物種が子孫を残さずに死に絶えることを絶滅と呼び、通常では100万年ごとに10%程度の種が絶滅すると考えられています。一方で、異なる分類群の生物種が、地質学的に極めて短期間で一斉に絶滅する現象を大量絶滅と呼びます。

ときに生物種の約90%が死に絶え、生態系に甚大な影響を及ぼしてきた――。こう聞くと、大量絶滅という現象にネガティブな印象を抱くかもしれません。しかし、約6600万年前の小惑星衝突は「恐竜時代」に終焉をもたらした一方で、空白となった陸上生態系の主導権を哺乳類が引き継ぎ、その後の多様な進化の過程が私たち人類の誕生へとつながりました。このように、絶滅した分類群に代わって新しい分類群が繁栄することは、生命史を通じて繰り返されてきました。つまり、大量絶滅は生命史における大きな転換点であり、生命の進化と多様化を促す原動力としても捉えることができるのです。

特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」は、生命史を大きく方向づけた、特に大規模な5回の大量絶滅事変、通称ビッグファイブをテーマに、それぞれの要因や絶滅前後の生物多様性を、最新研究にもとづくエビデンスとともに紐解くものです。

会場風景、中央は「大絶滅スフィア」

イントロダクションを抜けると、ビッグファイブのダイジェストイメージを流す球状の映像展示「大絶滅スフィア」が来場者を出迎えます。

この大絶滅スフィアを中心として、ビッグファイブをエピソード別に解説するエリアに、その後に続く新生代の世界について触れるエリアを加えた、計6エリアを放射状で配置。一つのエリアを見終わるたびに大絶滅スフィアに戻っているという、科博の特別展ではやや珍しい展示構成になっており、各エリアの行き来がしやすいのがポイントです。

展示内容は次のとおり。

エピソード1「O-S境界 海の環境の多様化」 
エピソード2「F-F境界 陸上生態系の発展」
エピソード3「P-T境界 史上最大の絶滅」
エピソード4「T-J境界 恐竜の時代への大変革」
エピソード5「K-Pg境界 中生代の終焉」
エピソード6「新生代に起きた生物の多様性 ビッグファイブ後の世界」

「〇-〇境界」は地質年代区分の用語であり、たとえば「O-S境界」は、第1の大量絶滅が起きた約4億4400万年前、オルドビス紀とシルル紀の境界を表しています。

エピソード1「O-S境界 海の環境の多様化」の展示風景/主にカンブリア紀~オルドビス紀に生息した、アノマロカリスに代表されるラディオドンタ類の展示
エピソード1「O-S境界 海の環境の多様化」の展示風景/第1の大量絶滅後、シルル紀の水中生態系で多様化した動物の一つであるウミサソリ類、アクティラムスとユーリプテルスの展示
エピソード2「F-F境界 陸上生態系の発展」の展示風景/デボン紀前期に誕生したアンモナイトは、絶滅と回復を繰り返しながら、白亜紀末に起きた第5の大量絶滅まで世界中の海で繁栄した

なお、本展開催にあたっては、ビッグファイブと関連の深いモロッコにおいて、オルドビス紀末の大量絶滅前の世界を垣間見られる「フェゾウアタ化石群」や、三葉虫などの採集標本、三畳紀末の大量絶滅に関わる火山活動の調査なども実施し、調査結果を世界初公開しています。エピソード2で登場する巨大な甲冑魚、板皮類のダンクルオステウスの化石標本もその成果の一つです。

エピソード2「F-F境界 陸上生態系の発展」の展示風景/ダンクルオステウスの展示
エピソード2「F-F境界 陸上生態系の発展」の展示風景/モロッコ南部で発見されたダンクルオステウスの化石、東京都市大学蔵

約3億8000万年前~約3億6000万年前、F-F境界(デボン紀後期に相当)で段階的に発生した大量絶滅は、火山噴火などによる急激な寒冷化と、海洋無酸性化の二重打撃が原因とされています。規模はビッグファイブの中で最小であったものの、主に海域生物が甚大な被害を受け、属の18~41%、種の42~69%が絶滅。サンゴ礁の大崩壊が起き、顎をもたない魚類はほぼ100%が姿を消しました。

ダンクルオステウスは4mを超える体長、強力な顎を備えた頭骨を持つ大型の板皮類。デボン紀後期の海の支配者として君臨していましたが、板皮類もまた、石灰紀まで生き延びることはできなかったようです。

エピソード2「F-F境界 陸上生態系の発展」の展示風景/ワッティエザ(幹と葉)の化石(レプリカ)、国立科学博物館蔵

一方で陸域を見ると、根も葉ももたなかった植物は、デボン紀を通じて体の構造の急速な進化を果たし、デボン紀中期以降には太い幹をつくり木となる複数の分類群が登場。このうち、世界最古の木として知られるのがアメリカ・ニューヨーク州で発見された原始的なシダ類、ワッティエザです。(本展ではレプリカを展示)初期の全裸子植物や小葉類なども現れ、デボン紀後期には史上初めての森林が形成されました。

こうした森林の登場による大規模な二酸化炭素の消費が気候の寒冷化を促し、海洋生物の大量絶滅を助長した可能性も指摘されています。

エピソード3「P-T境界 史上最大の絶滅」の展示風景/第3の大量絶滅前、ペルム紀に栄えた螺旋形に巻く奇妙な歯をもつ軟骨魚類ヘリコプリオンの化石、群馬県立自然史博物館蔵
エピソード3「P-T境界 史上最大の絶滅」の展示風景/ペルム紀に地上の支配者となった単弓類の一種、コティロリンクスの全身骨格化石(レプリカ)、栃木県立博物館蔵
エピソード4「T-J境界 恐竜の時代への大変革」の展示風景/第4の大量絶滅前、三畳紀後期に繁栄したフィトサウルス類のレドンダサウルスと、絶滅後のジュラ紀に繁栄した恐竜類のクリオロフォサウルスの比較展示
エピソード4「T-J境界 恐竜の時代への大変革」の展示風景/足跡は意外とかわいい、恐竜類の行跡化石(レプリカ)、ジュラシカミュージアム(スイス)蔵

エピソード5「K-Pg境界 中生代の終焉」では、約6600万年前の白亜紀末に起きた第5の大量絶滅について解説しています。引き金となったのは、メキシコのユカタン半島付近に落下した、直径約10kmもの小惑星の衝突です。

落下の衝撃エネルギーは大量の硫黄を含む蒸気を発生させ、それが水蒸気と反応して硫酸塩エアロゾルとなり、森林火災により発生した煤とともに数年~数十年間にわたり太陽光を遮断。食物連鎖の基盤たる植物の光合成を停止させたうえ、硫酸塩エアロゾルが硫酸の酸性雨を発生させたことで、生物に大打撃を与えました。

会場では、その小惑星と同タイプだと推定される、1969年にオーストラリア・マーチソン地方に落下したCM2型の炭素質コンドライト隕石や、小惑星衝突の際に発生した地震と巨大津波が形成した地層の標本を展示しています。

エピソード5「K-Pg境界 中生代の終焉」の展示風景/左がマーチソン隕石、国立科学博物館蔵

また、第5の大量絶滅を生き延びた中生代の哺乳類や森林の回復を取り上げるパートでは、世界有数の脊椎動物と植物の化石コレクションを誇る、アメリカのデンバー自然科学博物館から来日した貴重な化石標本が多数登場しています。

エピソード5「K-Pg境界 中生代の終焉」の展示風景/デンバー自然科学博物館提供の化石展示

貴重な標本といえば、続くエピソード6「新生代に起きた生物の多様性 ビッグファイブ後の世界」では、東京・多摩川で発見されたステラーダイカイギュウの全身骨格化石を世界初公開しています。ステラーダイカイギュウは北太平洋に生息していた海藻食の大型哺乳類で、今回展示している全長約6mの化石は世界最古のもの。この種は1768年の目撃情報を最後に姿を消しており、人間活動が絶滅を早めたのではないかとする説もあるようです。

エピソード6「新生代に起きた生物の多様性 ビッグファイブ後の世界」の展示風景/ステラーダイカイギュウの全身骨格化石(一部レプリカ)、国立科学博物館蔵

近年、人間活動が起因したと考えられる環境変化や生物多様性の消失が世界各地で話題となり、現代は「第6の大量絶滅期」であるとも表現されています。本展を訪れたなら、通覧してきたような自然科学研究から得られた知見で、いま起こっている絶滅や気候変動が将来何をもたらしうるかを予測し、準備や対策につなげることの重要性を理解できるでしょう。

本展総合監修をつとめた矢部淳先生と福山雅治さん

先立って行われた報道発表会では、本展のスペシャルナビゲーターをつとめる福山雅治さんが登壇しました。

福山さんは、NHKの自然ドキュメンタリー番組『ホットスポット 最後の楽園』でナビゲーターを務め、15年にわたり世界各地を巡りながら、絶滅の危機にある野生動物たちの驚きの生態や進化の不思議を追いかけてきました。第2会場では、福山さんが撮影した動物たちの写真27枚を、ステートメント「生命の声、地球の歌」とともに特別展示しています。

第2会場の展示風景

創作活動の原点には、女手一つで4人の子どもを育てながら、農業で自然と向き合い続けた祖母の存在があったと話す福山さん。「自然は、遠くにあるすごく美しいものであると同時に、生きていくには非常に大変な場所、という考えが幼い頃からありました。ですので、自然番組のオファーをいただいたときに、なにか美しいものを見に行きたいというよりは、僕たち家族が生きてきた、生きさせてもらえた自然というものが、今どうなっているのかということに関する興味がありました」と番組への想いを明かします。

また、福山さんは本展を通じて、地球を一つの生命体と捉えたときの“代謝”として、地殻変動や火山活動が起きているように感じたそう。「大絶滅が起こったときは70%、場合によっては90%の生物が絶滅してしまうということで。それは地球という生命体が成⾧・進化するための生贄だったのか。生き残った生物は地球にとって必要な生物だったのだろうなと考えると……。であれば、現在を“第6の絶滅期”と考えたときに、果たして我々は地球という生命体に対して何ができているのか。もしかしたら我々も、地球の成長・変化の生贄になってしまうのか」と、さまざまに考えを巡らせたと語りました。

福山雅治さん

最後に、本展を訪れる子どもたちに向けて次のようなメッセージを贈りました。

「展示を見て、(周囲の環境や運など)与えられたものと、自分で一生懸命つかんでいくもの、両方がなければ生き残っていけないのだと感じました。なぜ勉強しなければならないのか、なぜ学校に行かなければいけないのか、といった思いがあるかもしれません。しかし、世界に貧困、差別、分裂、断絶がある中で、義務教育として学校に行ける、学べるという環境があることは、非常に恵まれているのだと気づいてもらえたらいいなと。大絶滅展を見て怖いなと思っても、大好きな家族や友達と生き残るためにはどうすればいいかな、頑張らなきゃいけないな、という気持ちになってもらいたいですね」

特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」概要

会期 2025年11月1日(土)~2026年2月23日(月・祝)
会場 国立科学博物館(東京・上野公園)
開館時間 9:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日 月曜日、11月4日(火)、11月25日(火)、12月28日(日)~2026年1月1日(木)、1月13日(火)
※ただし、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)、1月12日(月・祝)、2月16日(月)、2月23日(月・祝)は開館
観覧料 一般・大学生 2,300円 小・中・高校生 600円

※未就学児は無料。
※障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料。
※そのほか、詳細は展覧会公式サイトでご確認ください。

主催 国立科学博物館、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式HP https://daizetsumetsu.jp/

※記事の内容は取材日時点のものです。最新の情報は展覧会公式HP等でご確認ください。


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【国立西洋美術館】「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」取材レポート。“室内”という舞台を鮮やかに照らす、印象派のもう一つの魅力

国立西洋美術館
「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」展示風景、国立西洋美術館、2025年

印象派画家たちの室内をめぐる表象に焦点を当てた展覧会「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」が国立西洋美術館にて開催されています。会期は2025年10月25日(土)から2026年2月15日(日)まで。

「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」展示風景、国立西洋美術館、2025年

私たちが「印象派」と聞いてまず思い浮かべるのは、戸外の光、あるいは移ろう大気をとらえた風景画ではないでしょうか。彼らの風景画における制作態度や外光表現は、たしかに近代美術に一つの革新をもたらしました。一方で、自然光よりも人工的な照明の効果を探求し、磨かれた人間観察による室内画の傑作を多く残したエドガー・ドガを筆頭に、屋内空間への関心もまた、印象派の欠くことのできない一側面をなしています。

第1回印象派展は、大々的な都市整備事業、いわゆるオスマンの大改造を経て、近代化が急速に進む1874年のパリで開催されました。このせわしなくも活気に満ちた大都市において、人々が多くの時間を過ごした屋内環境の情景は、むしろ戸外より親密な関係にあり、本質的に現代的な主題の一つだったといえます。つまり、時代に応じた新しい絵画を生み出そうと目論む画家たちにインスピレーションを与える、格好の画題となったのです。

本展では、「印象派の殿堂」ともいわれるパリ・オルセー美術館所蔵の傑作約70点を中心に、国内外の重要作品も加えたおよそ100点の絵画、素描、装飾美術を展示。ドガ、マネ、モネ、ルノワールなど、印象派あるいは同時代の画家たちの室内をめぐる関心のありかや表現上の挑戦を、全4章でたどる内容になっています。

 

第1章「室内の肖像」では、19世紀後半のサロンや美術市場で非常に高い人気を誇り、印象派にとっても重要な表現手段であった肖像画に着目。彼らは肖像画において、モデルを日常環境の中で描写することで、その人となりや職業、社会階級、美的趣味といった社会的属性を、時に周到な演出を織り交ぜながら表現しようと試みました。

左はエドゥアール・マネ《エミール・ゾラ》1868年、オルセー美術館、パリ
フレデリック・バジール《バジールのアトリエ(ラ・コンダミンヌ通り)》1870年、オルセー美術館、パリ
ジェームズ・ティソ《L. L.嬢の肖像》1864年、オルセー美術館、パリ

本章のハイライトは、修復を経て日本初公開となった、若かりし頃のドガによる傑作《家族の肖像(ベレッリ家)》(1858-69)です。フィレンツェに亡命していたドガの叔母一家を描いた本作は、青色が映えるブルジョワらしい誂えのアパルトマンの一室を舞台にした、一見フォーマルな家族の肖像画に映ります。しかし、そこでは個々人の性格や個性を率直に取り入れるのみならず、緊張状態にあったという夫婦関係や互いの心理的な隔たりをも、表情やポーズ、配置などの巧みな操作によって心理劇のように示唆しています。旧来の表面的に理想化された家族像を逸脱するアプローチは非常に近代的であり、若きドガの誠実さと辛辣なまでの観察眼の鋭さが感じられるでしょう。

エドガー・ドガ《家族の肖像(ベレッリ家)》1858-1869年、オルセー美術館、パリ

パリ近郊アルジャントゥイユのモネの住まいを描いた、詩情豊かな《アパルトマンの一隅》(1875)は、数少ないモネの室内画。光の効果に対するモネの鋭敏な感覚がいかんなく発揮されており、画面手前の開かれたカーテンと植物、その奥に続く薄暗い室内が、光と陰、暖色と寒色のドラマティックなコントラストをなしています。息子ジャンと妻カミーユと思われる女性の姿はごく控えめに、ほとんどシルエットでとらえていますが、カーテンや寄木模様の床で繰り返す斜線が視線を誘導し、その印象を強調しています。

クロード・モネ《アパルトマンの一隅》1875年 オルセー美術館、パリ

また、職場と住まいに明確な境界が引かれつつあった19世紀後半、公共空間を闊歩していた男性とは対照的に、自由な外出が許されなかったブルジョワ階級の女性たちは、家庭室内を主な活動領域としていました。第2章「日常の情景」では、そうした女性たちの奏楽会、読書、針仕事といった、くつろいだ家庭で趣味や手仕事に興じる何気ない情景を描きとめた作品を紹介しています。

アンリ・ファンタン=ラトゥール《ヴィクトリア・デュブール》1873年、オルセー美術館、パリ
ピエール=オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》1892年 オルセー美術館、パリ

本展のメインビジュアルにも採用されているルノワールの《ピアノを弾く少女たち》(1892)は、時の美術局長官の要請で、リュクサンブール美術館(当時の国立現代美術館)の栄誉ある買い上げを前提に制作されたもの。この頃、ピアノを持つことは裕福さと文化的な生活を意味し、その演奏は上流階級の子女の嗜みとされ、画題としても人気を集めていました。本作は、温かみのある色調と柔らかな筆致でまとめられた眩い画面に、顔を寄せ合い楽譜をのぞき込む少女たちを、ブルジョワ家庭の理想的なイメージとして表しています。

右はエルネスト・デュエズ《ランプを囲んで》1882年頃、オルセー美術館、パリ
アルフレッド・ステヴァンス《入浴》1873-1874年、オルセー美術館、パリ

印象派が戸外の光や自然への関心を、いかに室内に取り入れていったのかを展覧する第3章「室内の外光と自然」では、バルコニーやテラス、19世紀に社交の場として流行した温室といった、室内と戸外をつなぐ複合的空間を舞台とする作品が並びます。

ベルト・モリゾ《テラスにて》1874年 東京富士美術館

アルベール・バルトロメの《温室の中で》(c1881)は、自邸に誂えたガラス張りの温室での一幕を描いた作品です。強い日差しを後に、ヤシやゼラニウムが生き生きと葉を伸ばす温室の薄暗がりへと足を進めるのは、涼やかな紫のサマードレスをまとったバルトロメの妻プロスペリー。顔やドレスを不規則に陰らせる和らいだ光が、心地よい夏の雰囲気を漂わせます。

左から《アルベール・バルトロメ夫人のドレス》1880年、オルセー美術館、パリ/アルベール・バルトロメ《温室の中で》1881年頃、オルセー美術館、パリ

プロスペリーは本作が描かれてまもなく病に倒れ、1887年に亡くなりました。悲しみに沈んだバルトロメは、本作でとらえた輝かしい一日の思い出を大切にし、絵画だけでなくドレスも終生手放すことがなかったそう。会場では特別に、ドレスの実物を絵画と併置しています。

また、同章では、室内に持ち込まれた装飾的な自然としての静物画や、自然を最大の着想源に斬新な装飾美術を生み出したジャポニズムの展開についても紹介しています。

右はポール・セザンヌ《大きなデルフト陶器にいけられたダリア》1873年頃、オルセー美術館、パリ
エミール・ガレ《花挿:湖水風景》1878年頃 オルセー美術館、パリ
エミール=オーギュスト・レイベール(図案)、クリストフル社による「暖炉飾り(時計と燭台)」1873年、オルセー美術館、パリ

第4章「印象派の装飾」では、旧来低級で浅薄な表現形態とみなされていた「装飾美術」が肯定的にとらえられていく中で、印象派による室内への自然の取り込みが生み出した、さまざまな室内装飾の表象について取り上げます。ルーマニアの貴族ビベスコ公のために、若きルノワールと建築家シャルル=ジュスタン・ル・クールが協業した邸宅の設計案や、モリゾが自ら設計した応接間兼アトリエを再現した模型では、装飾画が生活空間にどのような精彩を添えていたのか、その効果が垣間見えます。

シャルル=ジュスタン・ル・クールによる「ジョルジュ・ビベスコ公の邸宅設計案」1870-1872年、オルセー美術館、パリ

マネとモネは、支援者だった実業家エルネスト・オシュデが所有する城館を装飾するための絵画を制作しました。庭園に繁殖する草花から顔をのぞかせるオシュデ家の長男ジャックを描いたマネの《花の中の子ども(ジャック・オシュデ)》(1876)と、城を背景に草地をそぞろ歩く家禽の群れを描いたモネの《七面鳥》(1877)。いずれも、オシュデ家になじみの深い情景やモチーフを印象派らしい明るい色調と大胆な筆致でとらえており、依頼主の趣味とともに印象派の美学が堪能できます。

エドゥアール・マネ《花の中の子ども(ジャック・オシュデ)》1876年、国立西洋美術館
クロード・モネ《七面鳥》1877年、オルセー美術館、パリ

園芸や造園への情熱をモネと共有していたギュスターヴ・カイユボットは、植物の装飾画にも強い関心を寄せていました。《ヒナギクの花壇》(1892-1893)は自邸の壁面装飾として構想されたと思われる未完成の作品。白いヒナギクを俯瞰視点で画面いっぱいに散らすことで、鑑賞者を包み込むような没入感を生んでいます。始まりも終わりもない無限に広がるイメージは、モネの「大装飾画」プロジェクトへ結実した「睡蓮」連作とも重なります。

ギュスターヴ・カイユボット《ヒナギクの花壇》1892-1893年、ジヴェルニー印象派美術館
クロード・モネ《睡蓮》1916年、国立西洋美術館(松方コレクション)

19世紀パリの都市生活の中で、自然と室内の境界を越える革新的な芸術にたどりついた印象派の魅力に触れられる展覧会「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」は、2026年2月15日(日)まで開催されています。

「オルセー美術館所蔵 印象派—室内をめぐる物語」概要

会期 2025年10月25日(土)~2026年2月15日(日)
会場 国立西洋美術館(東京・上野公園)
開館時間 9:30~17:30(金・土曜日は20:00まで)
休館日 月曜日、11月4日(火)、11月25日(火)、12月28日(日)-2026年1月1日(木・祝)、1月13日(火)
※ただし、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)、1月12日(月・祝)、2月9日(月)は開館。
観覧料(税込) 一般:2,300円 大学生:1,400円 高校生:1,000円

※中学生以下、心身に障害のある方及び付添者1名は無料。(学生証または年齢の確認できるもの、障害者手帳の提示が必要です)
※観覧当日に限り本展観覧券で常設展もご覧いただけます。
※そのほか、チケット情報の詳細は展覧会公式サイトをご確認ください。

主催 国立西洋美術館、オルセー美術館、読売新聞社、日本テレビ放送網
問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式サイト https://www.orsay2025.jp

※記事の内容は取材時点のものです。最新情報は展覧会公式サイト等でご確認ください。


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その“キケン”、ワケがあります! 特別展「超危険生物展科学で挑む生き物の本気」

国立科学博物館

「危険生物」必殺技 = 弱肉強食の世界を生き抜くための「本気」の力

TBSグロウディアは、2026年3月14日(土)から6月14日(日)まで、国立科学博物館(東京・上野公園)にて特別展「超危険生物展 科学で挑む生き物の本気」を開催いたします。

本展では、私たち人間にとって時に脅威となる生態、能力を持つ生物を「危険生物」として紹介し、その生物が秘めた「必殺技」の数々を科学的な視点から解き明かします。地球上には「食うため」「身を守るため」驚異的な能力「必殺技」を秘めている生物が数多く存在します。
「超危険生物展」では人間が太刀打ちできない「危険生物」の「必殺技」に焦点を当て、あなたの知らない危険生物の驚くべき生態から身近な生物が隠し持つ危険性まで、科学の力でその秘密に挑みます。
8つのラボで構成された「危険生物研究所」を巡る展示は、生命の不思議さと奥深さへの知的好奇心をかき立て、危険生物の迫力をご体感いただけます。

ようこそ!秘密の危険生物研究所へ!

【見どころ】
①怪力を生み出すアフリカゾウの鼻を解剖学と最新ホログラム技術で立体化!
②マダニ、ツツガムシなどミクロの危険生物を巨大化! その秘密に科学で迫る
③電気を武器とする生物の体内発電メカニズムを最新の透明標本技術で完全見える化!
④世界5大陸、7つの海で40年以上をかけて撮影してきた貴重映像から超危険生物、その必殺技の瞬間を厳選して紹介!

■エリアA 「肉弾攻撃系 危険生物」

自らの肉体を究極の武器とする生物たちを紹介します。

ラボ1:パワーファイター型
アフリカゾウ、オオアナコンダなどの巨大生物たち。その巨体が生み出す圧倒的なパワーを解明。

ラボ2:キラーバイト型
鋭い牙で獲物を仕留めるトラやホホジロザメ、猛獣たちが大集結! 咬む力No.1の生物とは?

ラボ3:ウェポン型
鋭い角や爪、トゲ、ハサミ、ハンマー、さらにはノコギリまで。身体の一部が武器となる危険生物の不思議に迫る。

ラボ4:大群型
一見すると小さな虫や魚。しかし集団になると全てをのみ込み、とんでもない脅威となる生物たち。

 ■エリアB 「特殊攻撃系 危険生物」

物理的な攻撃にとどまらない、人間には真似できない特殊な能力を持つ生物たちを紹介します。

ラボ5:猛毒型
昆虫、爬虫類から哺乳類まで様々な生物の持つ毒を科学で解析。

ラボ6:化学攻撃型
強烈なオナラ、摂氏100℃の高温ガス、強酸性の胃液といった化学実験さながらの必殺技を持つ生物たち。

ラボ7:電撃型
デンキウナギなど、電撃を武器とする生物たち。その驚くべき発電メカニズムを特殊な透明標本で展示。

ラボ8:吸血型
脅威の吸血生物たち。血を吸う仕組みだけでなく、媒介される感染症の危険性もわかりやすく解説。

 

【開催概要】
展覧会名: 特別展「超危険生物展 科学で挑む生き物の本気」
会   期: 2026年3月14日(土)~6月14日(日)
会   場: 国立科学博物館(東京・上野公園)
主   催: 国立科学博物館、TBS、TBSグロウディア、朝日新聞社
協   賛: 野崎印刷紙業
お問合せ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)

 

展覧会公式サイト: https://chokikenseibutsuten.jp
公式X:@chokiken2026
公式Instagram:@chokiken2026
※会期、開館時間等は変更する場合があります。
※入場料等最新情報は、確定し次第公式サイト等でお知らせします。

【TBSグロウディア】プレスリリースより


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“観る” の一歩先へ。 アートを買う楽しみを体験する 藝大アートプラザ企画展「Made in Art」開催

2025年12月6日(土) 〜2026年1月12日(月・祝) 上野・藝大アートプラザにて開催(入場無料)

「アートで毎日を特別な日に」をコンセプトに小学館と東京藝術大学の協働事業として東京藝術大学美術学部構内(台東区・上野)で運営するギャラリー「藝大アートプラザ(https://artplaza.geidai.ac.jp/ )」。2025年12月6日(土)より、企画展「Made in Art」を開催します。
2023年から続く本展は、日常の中で “アートを持つ楽しみ” を紹介するシリーズ企画として毎年好評を博しており、今年で3回目の開催となります。アートを “観る” の一歩先へ。入場無料、原則撮影OK。どうぞお見逃しなく。

2025年12月6日(土) 開催
企画展「Made in Art」

藝大アートプラザは、東京国立博物館や東京都美術館、藝大美術館など、さまざまな美術館に隣接し、あわせて立ち寄る方が多くいらっしゃいます。ただ、アートに関心はあるものの、現代の作家によるアート作品を購入した経験がまだない方が多いのが現状です。

そこで藝大アートプラザでは、「はじめてのアートを買う!」をコンセプトにした企画展「Made in Art」を、今年も開催いたします。2023年から始まり、今年で3回目となる本展では、平面・立体さまざまな作品を展示販売し、「アートを購入し飾る楽しみ」をより多くの方に体験していただける企画展を目指しています。

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企画展開催告知ページ
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/28826/

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出展作家(予定)

立体
青木飴色・アンファロポプハギ・石田菜々子・岡田杏里・小坂梨絵・作田美智子・高井碧・たかすぎるな・長久保華子・中里泉・平島鉄也・三上想・三澤 萌寧・横手太紀

平面
青木愛弓・市川詩織・岩澤慶典・大杉 祥子・太田剛気・岡田百合・尾形凌・小澤幸歩・筧由佳里・桂川美帆・片山譲・川上椰乃子・甘甜・小林あずさ・須澤芽生・島方皓平・白倉正樹・外田 千賀・林樹里・古谷葵・渡邊 美波

■ 企画展概要

企画展名:企画展「Made in Art」
会場:藝大アートプラザ(東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内)
会期:2025年12月6日(土) 〜2026年1月12日(月・祝)
入場料:無料
営業時間:10:00-18:00
定休日:月曜 ※12/29(月) から1/5(月) は年末年始休業 1/12(月・祝) は営業

※営業日時が変更になる場合がございます。最新情報は公式Webサイト・SNSをご確認ください


藝大アートプラザとは 〜アートで毎日を特別な日に〜

トップアーティストを数多く輩出する、東京藝術大学(以下、藝大)の教職員、学生、卒業生の作品を展示販売するギャラリー「藝大アートプラザ」。藝大上野キャンパス構内において、一般の方々が、年間を通して自由に入場・見学することができる、貴重な場所のひとつです。小学館と藝大の協働事業として、2018年から運営をスタートしました。

現在は、1,2カ月ごとに異なるテーマの展示を開催。企画展には毎回10〜50名のアーティストが参加し、油画、日本画、彫刻、工芸、デザイン等、藝大ならではの多様な技法とアプローチで表現された作品が、一堂に会します。


2025年9-10月開催の企画展「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者招待展」後期展示風景
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/28423/

 

店舗内には、器やアクセサリーなど生活に寄り添うアートを中心とした常設作品コーナー「LIFE WITH ART」を設置。藝大アーティストらが直接ドローイングを行った世界で一枚だけの「ドローイングTシャツ(通称ドロT)」も複数取り扱っています。藝大アートプラザは、入場無料。

写真撮影やSNSでのシェアも原則大歓迎。アートファンのみならず、どなたさまでも、気軽にアートに触れられる場所を目指しています。


常設コーナー「LIFE WITH ART」展示風景

 

ドローイングTシャツ 展示風景

 

2024年9月には公式オンラインショップ「うつわとTシャツの店」もオープン。藝大アーティストたちによる1点もののうつわやカトラリー、急須や茶碗などに加えて、オリジナルグッズも多数販売しています。


公式オンラインショップ「うつわとTシャツの店」
https://geidaiartplz.base.shop/

藝大アートプラザ基本情報

■ アクセス

最寄駅:JR上野駅(公園口)、鶯谷駅 下車徒歩約10分
東京メトロ千代田線・根津駅 下車徒歩約10分
東京メトロ日比谷線・上野駅 下車徒歩約15分
京成電鉄 京成上野駅 下車徒歩約15分
都営バス上26系統(亀戸〜上野公園)谷中バス停 下車徒歩約3分

※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください

 

■ 公式SNSアカウント

Instagram:
https://www.instagram.com/geidai_art_plaza
X:
https://x.com/artplaza_geidai
Podcast(Spotify):
https://open.spotify.com/show/2FlkumYv9ScWy69UlBtqWy
Threads:
https://www.threads.net/@geidai_art_plaza

 

■ 2025年の展示

2024年12月-2025年1月「企画展 Made in Art」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/26477/
2025年1-3月企画展「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者展 2025」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/26551/
2025年3-5月 企画展「藝大動物園 Welcome to the art zoo!」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/27319/
2025年5-7月 企画展「ドン・キホーテによろしく Chasing Windmills: Regards to Don Quixote」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/27855/
2025年8-10月 企画展「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者招待展」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/27804/

 

■ お問合せ
よくあるご質問はこちら
https://artplaza.geidai.ac.jp/qa/

 

【株式会社小学館】プレスリリースより


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400点を超える直筆原画と伝説の<新宿の伝言板>や<喫茶キャッツアイ>などのフォトスポットを含む、「シティーハンター大原画展」の展示詳細を一挙公開!

上野の森美術館

ファンお馴染みの舞台を再現したフォトスポットを含むシティーハンターの世界観に没入できる体験型展示の全容が解禁!-名シーンや描き下ろし原画をモチーフにした会場限定オリジナルグッズも販売-

©北条司/コアミックス 1985

本委員会は、『シティーハンター』が2025年に40周年を迎えたことを記念して開催する、作品史上最大規模の原画展「シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER‼~」(以下シティーハンター大原画展)の展示詳細を公開します。

『シティーハンター』は、1985年から1991年まで「週刊少年ジャンプ」で連載された世界累計発行部数は5,000万部以上の人気アクションコメディ漫画です。超一流の腕前を持つものの、美女に目がない始末屋(スイーパー)・冴羽獠と、そんな彼を公私にわたり支える相棒の槇村香のコンビが、軽妙なユーモアと胸躍るアクションで様々な依頼を解決していく姿は、時代を越え世界中で愛され続けています。近年も新作アニメ映画、舞台化、そして国内外での実写映画化など、様々な形でメディア展開され、常に大きな注目を集めています。

本展は、獠と香、二人の運命的な出会いから、最高のパートナーになるまでの絆の物語を、400点を超える貴重な直筆原画と共に追体験できる原画展です。会場では、北条司の卓越した筆致が冴える美麗なカラーイラストや、数々の名場面が描かれたモノクロ原稿を一挙公開。さらに、作中でおなじみの「伝言板」や、等身大の冴羽獠がいる「喫茶キャッツアイ」を再現したフォトスポットなどもご用意しており、シティーハンターの世界観に深く没入できる体験型展示をお楽しみいただけます。

会場では、ファン必見の展覧会オリジナルグッズを多数販売します。さらに、開催地であるJR上野駅限定の特別企画も実施。ここでしか見られない告知映像の放映や、「モバイルSuica限定カードフェイス」がもらえるプレゼントキャンペーンなど、展示以外にも様々な企画の実施を予定しています。

ぜひこの機会に、40年の時を超えて輝き続ける『シティーハンター』の尽きることのない魅力を、心ゆくまでご堪能ください。

 

原作者 北条司コメント

『シティーハンター』が40周年を迎えられたのは、これまで支えてくださったファンの皆さんのおかげです。今回の原画展では、獠や香たちが生きた時代の熱気や、自分自身が作品に込めた思いを少しでも感じていただけたら嬉しいです。これからも彼らの物語を、皆さんの心の中で生かし続けてください。

シティーハンターの世界観に没入できる体験型展示

■これが生のシティーハンター。史上最大400点以上の原画が、あなたの心を撃ち抜く!

本展では、『シティーハンター』の冴羽獠と槇村香の運命的な出会いから、個性豊かな仲間たちや依頼人と築き上げた信頼、そして、獠と香がかけがえのないパートナーとして互いを認め合うまでの軌跡を全7章構成で辿ります。クールでコミカル、時に切なく、心を揺さぶる『シティーハンター』の物語を、ここに凝縮いたしました。

 

【展示エリア抜粋】

▼エントランス 
新宿の街並みを抜けると、 新宿駅東口のあの伝言板が…!!
”依頼人”が伝言板に『XYZ』と書き込むと…!?
冴羽獠と槇村香のふたりがあなたを『シティーハンター』の世界へ誘います!!

▼冴羽アパート地下射撃場
緊迫感あふれるシューティングレンジで、二人の側に
立って撮影ができるフォトスポット。

▼喫茶キャッツアイ
海坊主が営む喫茶キャッツアイの店内では、
等身大の冴羽獠がお出迎え!!

 

【展示原画抜粋】

バリエーション豊かな会場限定オリジナルグッズの販売

会場のみで入手可能な”限定”オリジナルグッズを多数販売いたします。
ご来場の記念に、そして最高の思い出の証にぜひ手に入れてください。

◾️シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER!!~
ガラス越しのKISS スノードーム
作品の名シーン「ガラス越しのKISS」がスノードームとして登場!
7,700円

◾️シティーハンター40thビジュアル 回転アクリルスタンド
回転するアクリルスタンドです。ぜひ一度手に取って回転させてみてください♪
3,520円

◾️シティーハンタートレーディング キャラクタークリアカード(全7種)
作中に登場する名シーンを使用したキャラクタークリアカードです。
500円

◾️シティーハンター大原画展行ってきました!プリントクッキー
ロゴや獠と香などがプリントされた”行ってきました!クッキー”が登場!
1,296円

◾️アクリルFOREVER(万年)カレンダー
日付パネルをスライドさせるだけで、繰り返し使える万年カレンダー。
3,300円

◾️トレーディングアクリルカード(全6種)
獠と香を始めとする全6種。コンプリートを目指して、
お気に入りのキャラクターをぜひ手に入れてください。
770円

◾️ロックグラス
表裏に獠と香をプリントし、正面から眺めると物語の名シーンが
浮かび上がる、特別なロックグラスです。
1,980円

◾️つながるアクリルスタンド(冴羽獠/槇村香)
名シーンを集めたアクリルスタンド。
獠と香のアクリルスタンドを組み合わせると、
名シーンが完成する仕掛けも楽しめます。
2,420円

◾️10gハンマーキーホルダー
あのハンマーを重量10gで忠実にミニチュア化。見た目の再現度はもちろん、
手に取ったときのリアルな重みも楽しめるファン必携のアイテムです。
2,970円

◾️ランダムウッドコースター(6種)
MDF素材のコースターに美麗なイラストをプリント。
グラフィカルなデザインが際立つスタイリッシュなアイテムです。
各770円

シティーハンター大原画展×JR東日本

シティーハンター大原画展とJRE MALLチケットのタイアップ企画として、原画展開催地「JR上野駅」での告知映像の放映や開催記念「モバイルSuica限定カードフェイス」プレゼントキャンペーンなどを実施いたします。

■「JR上野駅」でここでしか見られない大原画展の告知映像が放映
「上野駅」のPLATFORM13で、開催を記念した告知映像が放映されます。
さらにあの場所でも・・・?続報をお待ちください。

※画像はイメージです

【「JR上野駅」 PLATFORM13 放映概要】
・放映期間:2025 年 11 月 17日(月)~2025 年 11 月 30 日(日)
・放映時間:8:00~21:30
※下記時間帯は放映を行っておりません。
月曜日 8:00 ~ 11:30 / 木曜日 17:00 ~ 19:00
土曜日 8:00 ~ 10:00 / 日曜日 16:00 ~ 19:00
※輸送障害時など、都合により13番線ホームへの立ち入りを規制する場合や、事前の告知なく放映を停止・スケジュールを変更する場合がございます。
 

■シティーハンター大原画展開催記念「モバイルSuica限定カードフェイス」プレゼントキャンペーン
キャンペーン期間中、JRE POINT WEBサイトに登録したモバイルSuicaで2,500円以上お買い物
いただいた方に、モバイルSuicaを着せ替えできる限定カードフェイスを10万名にプレゼント!

▲iOSデザイン
▲Android™

【キャンペーン概要】
以下の特設ページより、キャンペーンにエントリーしてください。当選のお知らせは2026年1月下旬~2月上旬予定を予定しており、対象のモバイルSuicaへのカードフェイスのプレゼントをもってかえさせていただきます。
・特設ページ:https://event.jreast.co.jp/pages/cityhunter40th_mobilesuica
・エントリー期間:2025年11月1日(土)~12月28日(日)
 ※参加にあたっての注意事項は特設ページをご確認ください。
 ※参加数が10万名を超えた場合は抽選となります。
 ※カードフェイスの着せ替えが可能な期間(有効期間)はプレゼント後~2026年8月頃まで予定しています。
 ※全国のSuica等交通系電子マネーが利用できる全ての店舗・サービスが対象です。(電車・バス等の交通利用は除く)
 ※Androidは、Google LLCの商標です。

 

■エキュート上野でSuicaを使って買い物をするとステッカープレゼント!
原画展の開催地、上野の「エキュート上野」でSuicaを使って1回500円(税込)以上お買い物をすると、オリジナルステッカーをプレゼント!

ステッカーデザイン

※ステッカーはなくなり次第配布終了です。
※営業時間は各店舗により異なります。配布対象外の店舗もございます。
 詳細はエキュート上野公式サイトをご覧ください。
 エキュート上野公式サイト:https://www.ecute.jp/ueno
※Androidは、Google LLCの商標です。
※本件プレスリリースの写真・イラストはすべてイメージです。
※キャンペーンは予告なく変更・中止となることがあります。

展覧会チケット情報

通常チケットのほか、先駆けいち早く展覧会を楽しみたい方のために、11/22-23日時指定券をご用意いたしました。ほかにも、「オリジナルスノードーム」や「オリジナルピンズ」が特典のセット券、バラエティ豊かなチケットを販売いたします。チケットの詳細は展覧会HPや各プレイガイドをご参照ください。

■発売中
■チケット販売URL
イープラス
通期券・11/22-23日時指定券
https://eplus.jp/cityhunter40th_ex/
JRE MALL
・通期券
https://event.jreast.co.jp/activity/detail/a075/a075-00012
・11/22-23日時指定券
https://event.jreast.co.jp/activity/detail/a075/a075-00001

■チケット詳細
11/22-23日時指定券:3,500円※1
当日券:一般 2,900円 小・中学生 1,100円
前売券:一般 2,500円 小・中学生 800円
特典グッズ付きチケット①:10,000円※2
特典グッズ付きチケット②:13,000円※2

※価格は全て税込です。
※特典画像はイメージです。予告なくデザインが変更になる場合があります。
※1 
11月22日(土)、23日(日)、1時間毎の時間指定、入場特典 ※非売品
この2日間は通常の前売券・当日券ではご入場いただけません。
※2 
特典グッズ①「シティーハンター大原画展オリジナルスノードーム」
特典グッズ②「シティーハンター大原画展オリジナルピンズセット」

スノードーム
ピンズ

「シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER‼~」開催概要

開催期間:2025年11月22日(土)~12月28日(日)
開場時間:10:00~17:00 (最終入場 16:30)
会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園 1-2)
主催:東映・コアミックス
協賛: TOPPANクロレ
公式サイト: https://www.cityhunter-ex.jp
X: https://x.com/cityhunter_ex
Instagram: https://www.instagram.com/cityhunter_ex/

【「シティーハンター」について】

新宿駅東口の伝言板に書き込まれる「XYZ」のアルファベット3文字──それは、“もう後がない”という依頼人からの切実なメッセージ。腕は超一流ながら無類の美女好き・冴羽獠と、そのパートナー・槇村香のコンビが、裏社会の始末屋(スイーパー)「シティーハンター」として、時に依頼人の美女にもっこりしながら、さまざまな依頼を解決するアクションコメディ作品です。「週刊少年ジャンプ」に1985年から1991年まで連載され、2025年2月26日に連載開始から40周年を迎えました。

©北条司/コアミックス 1985

 

権利表記©北条司/コアミックス 1985

 

【シティーハンター大原画展東京会場実行委員会】プレスリリースより


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蔦重めぐり~ 台東区×東武鉄道×東京メトロ 手ぬぐいスタンプラリー ~

2025年10月31日(金)から2025年11月25日(火)まで開催

東京地下鉄株式会社(以下「東京メトロ」)は、当社線をご利用いただきながら東京の魅力ある街を訪れていただくことを目的に台東区・東武鉄道株式会社と共催で、「蔦重めぐり~台東区×東武鉄道×東京メトロ 手ぬぐいスタンプラリー~」を2025年10月31日(金)から11月25日(火)まで開催いたします。

本スタンプラリーは、江戸の出版文化を支えた蔦屋重三郎ゆかりの地を巡りながら、オリジナルの「手ぬぐい」を完成させる企画です。台東区内にある「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」をスタート地点とし、浅草エリアを中心とする観光名所を散策しながら、各所に設置されたスタンプを手ぬぐいに押していただきます。

スタンプラリーへの参加には「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」への入館(有料)が必要です。ご入館のうえ、スタンプラリーに参加を大河ドラマ館受付にてお申し出ください。「手ぬぐい」と「散策マップ」をお渡しいたします。
散策マップを片手に蔦屋重三郎ゆかりの地を巡り、スタンプを押すことで、世界に一つだけのオリジナル手ぬぐいが完成します。

本企画を通じて、お客様には蔦屋重三郎が生きた江戸の歴史や文化に触れていただくとともに、台東区の新たな魅力をお楽しみいただけます。

東京メトロは、今後も東京の都市内観光「City Tourism」を推進し、沿線地域のにぎわい創出に貢献してまいります。
詳細は以下をご覧ください。

 

「蔦重めぐり~台東区×東武鉄道×東京メトロ手ぬぐいスタンプラリー~」詳細

1 実施期間
2025年10月31日(金)から2025年11月25日(火)まで

2 参加方法
(1) 「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」(台東区民会館9階)の入館時、スタッフに「蔦重めぐり 手ぬぐいスタンプラリー」の参加意向をお伝えください。
  ※入館時には入館料が必要です。
(2) 手ぬぐいと散策マップを受け取ったら5 手ぬぐいスタンプ設置場所や観光地をめぐり、台東区の観光をお楽しみください。
(3) 4か所に設置された5 手ぬぐいスタンプ設置場所で、手ぬぐいのお好きな場所にスタンプを押してください。

3 手ぬぐい引換・スタンプ設置期間
2025年10月31日(金)から2025年11月25日(火)まで
  ※スタンプ設置時間は各施設により異なります。

4 手ぬぐい引換場所
「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」(台東区民会館9階)
(1) 開館時間  : 9時00分から17時00分まで(最終入館16時30分)
(2) 休館日  : 毎月第2月曜日(第2月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始等
(3) 入館料  : 大人(中学生以上)800円/小人(小学生)400円 ※未就学児は無料
(4) URL   : https://taito-tsutaju.jp/features/exhibition

5 手ぬぐいスタンプ設置場所
(1) 東京メトロ/上野駅  日比谷線エレベーター専用改札付近
   設置時間:9時00分から20時00分まで
(2) 東武鉄道/浅草駅 正面改札口付近
   設置時間:始発から終列車まで
(3) 江戸新吉原耕書堂 店舗内
   ア 設置時間:10時00分から17時00分まで
   イ 休館日  :毎月第2月曜日(第2月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始等
   ウ URL   :https://taito-tsutaju.jp/features/know-satellite
(4)正法寺 境内
   ア 設置時間:10時00分から17時00分まで
   イ URL   :https://temple.nichiren.or.jp/0041045-shoboji/

6 注意事項
(1) 「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」(主催:台東区大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会)の入館には入館料が必要です。
(2) 手ぬぐいのお渡しはお一人様につき一枚です。
(3) スタンプ設置場所の巡る順番は自由です。
(4) ラリーに必要な交通費等はお客様のご負担となります。
(5) 諸事情により、イベント内容の変更及び開催を中止する場合がございます。
(6) 参加中の怪我、事故等については責任を負いかねます。
(7) 手ぬぐいスタンプ用インクが手など意図しない場所に付着する事を防ぐ為、インクが完全に乾いた事をご確認下さい。
(8) 速乾性のあるインクを使用しておりますが、インクの乾燥時間はその日の温度や湿度等の環境により異なります。雨や洗濯等の水濡れにより、色落ちや色移りする場合がございますので十分にご注意下さい。
(9) 手ぬぐいの数に限りがありますので、早期に配布を終了する場合があります。

7 お問い合わせ先
東京メトロお問い合わせページ https://www.tokyometro.jp/support/index.html

 

【東京メトロ】プレスリリースより


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「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」”印象派の巨匠”ウィーク開催決定!

国立西洋美術館

アトレ上野とのコラボ企画、東京メトロオリジナル24時間券を販売

10月25日[土]に国立西洋美術館[東京・上野公園]にて「オルセー美術館所蔵 印象派—室内をめぐる物語」が開幕します。会期中の対象期間(平日)にご来場いただいた各日先着200名様に、オリジナルステッカー(非売品)をプレゼント! 本展にも多くの作品が展示される”印象派の巨匠”たち3人にちなみ、「モネ・ウィーク」「ドガ・ウィーク」「ルノワール・ウィーク」を開催します。週替わりで、本展に展示されるそれぞれの作品の絵柄をご用意しました。

そのほか展覧会公式図録、オリジナルグッズなどご紹介します。

◆モネ・ウィーク

期間:11月11日[火]~14日[金]
配布物:クロード・モネ《アパルトマンの一隅》オリジナルステッカー

◆ドガ・ウィーク

期間:11月18日[火]~21日[金]
配布物:エドガー・ドガ《家族の肖像(ベレッリ家)》オリジナルステッカー

◆ルノワール・ウィーク

期間:12月2日[火]~5日[金]
配布物:ピエール=オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》オリジナルステッカー

◆対象:上記期間に本展にご来場のお客様、各日先着200名様 ※予定枚数に達し次第終了
◆配布場所:国立西洋美術館「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」企画展示室改札
※お1人様1枚。
※割引クーポンは付いておりません。

展覧会公式図録は表紙デザインが2種類!

販売価格:3,300円 (税込)
A4変形サイズ、252ページ、ハードカバー上製本
※作品情報等一部英文併記

本展の全出品作品97点のオールカラー画像に加え、国内外の専門家による論文・コラムを日本語・英語で収録。日本初公開作品のエドガー・ドガ《家族の肖像(ベレッリ家)》は見開きで大きく掲載し、作品の魅力を存分にご堪能いただけます。
表紙デザインはドガ《家族の肖像(ベレッリ家)》とピエール=オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》の2種類をご用意。
「印象派と室内」をめぐる芸術家たちの挑戦をより深く理解できる、充実した一冊となっています!

※在庫状況により、表紙の種類をお選びいただけない場合がございます。

発行:国立西洋美術館、読売新聞社
監修:袴田紘代(国立西洋美術館主任研究員)、アンヌ・ロビンス(オルセー美術館絵画学芸員)
執筆:袴田紘代、アンヌ・ロビンス、シルヴィ・パトリ(シニア・キュレーター、オルセー美術館・オランジュリー美術館創立記念行事責任者)、天野知香(お茶の水女子大学名誉教授)、シリル・シアマ(ジヴェルニー印象派美術館館長)、アナイス・アルシュス(オルセー美術館装飾芸術学芸員)ほか

展覧会オリジナルグッズ

【コラボグッズ】
PAPIER TIGRE ノート・メッシュポーチ・ボールペン
ノート:各3,300円 メッシュポーチ:各2,640円 ボールペン:1,980円

2012年にパリで設立したステーショナリーを中心にものづくりを行うプロダクトブランド「PAPIER TIGRE(パピエ ティグル」。「紙(パピエ)」の名を冠するブランドならではのこだわりアイテムのノートをはじめ、メッシュポーチ、ボールペンをご用意しました。本展限定デザインです。

 

ame ピアス・イヤリング
各6,820円

リサイクルプラスチックの美しさを追求する、ライフスタイルブランド「ame」とのコラボレーショングッズ。ドガ《家族の肖像(ベレッリ家)》、ルノワール《ピアノを弾く少女たち》の色遣いや光の表現から着想を得て、ピアスとイヤリングを作り上げました。
それぞれ6種で計12種展開。お好みのアクセサリーをお選びください。

そのほかオリジナルグッズも一部ご紹介します。

アクリルキーホルダー(ブラインド) 550円
シュシュ  各2,200円
豆皿 各1,650円
トートバッグ 各1,980円
ブランケット 3,520円

※料金はすべて税込です。
※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。
※各商品の在庫には限りがあります。一部商品は購入個数制限を設けることがあります。
※転売目的でのご購入はご遠慮ください。

オルセー印象派展×アトレ上野 「アトレでひたる、オルセー印象派展のアートの余韻」を開催!

JR上野駅直結のショッピングセンター・アトレ上野(所在地:東京都台東区)とのコラボ企画が実現!
2025年10月25日[土]~11月30日[日]の期間、一部ショップでの限定ノベルティのプレゼントや、「The Arts Fusion by L’écrin」にてコラボメニューを展開。展覧会の世界観を反映した、ここだけの特別企画を提供します。

オリジナルビジュアル

 

【① コラボメニュー】

■The Arts Fusion by L’écrin(EAST 1F)
「印象派スペシャルコラボメニュー~食事を楽しむ物語~」4,800円(税込)
モネ、ルノワール、ドガなどの作品から、食材×世界観を融合させた前菜、魚、肉、デザートの計4品。展覧会とのコラボをぜひお楽しみください。
※ワインは料金に含まれません。

 

【② 限定ショッパー、オリジナルステッカープレゼント】
対象ショップにて税込2,000円以上お買い物されたお客様に、先着で限定のオリジナルショッパーと、割引クーポン付オリジナルステッカーを1枚ずつプレゼントします。

ショッパー
ステッカー

【配布期間】2025年10月25日(土)~なくなり次第終了
【対象ショップ】アトレ上野公式ホームページをご確認ください。
※お1人様それぞれ(各)1枚限りのお渡しとなります。

 

【③オリジナルコースタープレゼント】
一部レストラン・カフェにてドリンクをご注文されたお客様に、先着でオリジナルの割引クーポン付コースターを1枚プレゼントします。

【配布期間】2025年10月25日(土)~なくなり次第終了
【対象ショップ】アトレ上野公式ホームページをご確認ください。
※お1人様1枚限りのお渡しとなります。

詳細はアトレ上野公式ホームページをご覧ください。
https://www.atre.co.jp/ueno/news/5748/

 

東京メトロオリジナル24時間券を発売!

本展の開催を記念し東京メトロより、エドガー・ドガ《家族の肖像(ベレッリ家)》およびピエール=オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》を券面デザインにしたオリジナル24時間券を発売します。

券面イメージ

販売金額:各700円(税込)
販売数量:各10,000枚(計20,000枚) ※なくなり次第終了
販売期間・販売箇所:
2025年10月25日[土]から2026年2月15日[日]まで
「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」特設ショップ
2025年10月27日[月]から2026年2月15日[日]まで
東京メトロ旅客案内所(表参道駅、池袋駅、新宿駅)
浅草文化観光センター
中央区観光情報センター
東京シティアイ 観光・ビジネス情報センター
TERMINAL GINZA 観光案内所

乗車券に関するお問い合わせ:東京メトロお客様センター
https://www.tokyometro.jp/support/index.html

スペシャルチケット好評販売中!

●スペシャルチケット 印象派展×大絶滅展 上野おとなりセット券
販売価格 4,100円(税込)
販売期間 8月8日(金)10:00~2026年2月15日(日)16:30
販売場所 アソビュー!

特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」(11月1日~2026年2月23日、国立科学博物館)との、上野公園でおとなり同士の美術館・博物館で同時期に行われる展覧会のセット券!
両展の当日券を別々で購入いただくよりも計500円安い、お得な割引チケットです。

※「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」展の一般観覧券1枚と、「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」の一般・大学生観覧券1枚がセットになったチケットです。
※1組のお申込でQRチケットが1枚発券され、同一のQRコードで両展を各1回ずつ観覧できます。

 

●ポストカード付き券
販売価格 前売券・当日券とも通常料金+100円
販売期間 5月29日(木)10:00~2026年2月15日(日)16:30まで
販売場所 セブンチケット

本展キービジュアルの、どちらかお好きなデザイン1種のポストカードがついたチケット!
※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。
※ポストカードは、セブンチケットにて「ポストカード付き券」をご購入いただくと、2種の中からお好きなデザインを1枚、セブン-イレブン店内マルチコピー機にて印刷できます。
※一部マルチコピー機が設置されていない店舗があります。

 

【展覧会概要】
本展は、「印象派の殿堂」ともいわれるパリ・オルセー美術館所蔵の傑作約70点を中心に、国内外の重要作品も加えたおよそ100点により、マネ、モネ、ドガ、ルノワール、セザンヌら印象派の画家たちの、室内というテーマに対する関心のありかや表現上の挑戦をたどります。
オルセー美術館の印象派コレクションがこの規模で来日するのはおよそ10年ぶりです。
「室内」という視点から、印象派の新たな魅力を実感できる貴重な機会となります。

 

【開催概要】
◆展覧会名:オルセー美術館所蔵 印象派—室内をめぐる物語
◆会期:2025年10月25日[土]~2026年2月15日[日]
◆会場:国立西洋美術館[東京・上野公園]
◆開館時間:午前9時30分~午後5時30分(金・土曜日は午後8時まで)
休館日:月曜日、11月4日[火]、11月25日[火]、12月28日[日]-2026年1月1日[木・祝]、1月13日[火](ただし、11月3日[月・祝]、11月24日[月・休]、1月12日[月・祝]、2月9日[月]は開館)

◆観覧料(税込):
一般:2,300円(2,100円) 大学生:1,400円(1,300円) 高校生:1,000円(900円)
※()内は前売り料金。
※中学生以下、心身に障害のある方及び付添者1名は無料。(学生証または年齢の確認できるもの、障害者手帳をご提示ください)
※大学生及び高校生の方は、入館の際に券売窓口にて学生証をご提示ください。
※国立美術館キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員は、本展を学生1,200円、教職員2,100円でご覧いただけます。(学生証または教職員証をご提示のうえ会期中、ご来場当日に国立西洋美術館の券売窓口にてお求めください)
※12月12日[金]~12月26日[金]は高校生無料観覧日。 入館の際に券売窓口にて学生証をご提示ください。
※観覧当日に限り本展観覧券で常設展もご覧いただけます。
※前売券は5月29日[木]から10月24日[金]までの販売。(国立西洋美術館インフォメーションでの販売は10月22日[水]まで)
※チケット情報の詳細は、展覧会公式サイトをご確認ください。

◆主催:国立西洋美術館、オルセー美術館、読売新聞社、日本テレビ放送網
◆特別協賛:キヤノン、大和証券グループ
◆協賛:DNP大日本印刷
◆後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
◆協力:日本航空、日本貨物航空、ルフトハンザ カーゴ AG、ヤマト運輸、西洋美術振興財団

◆公式サイト:https://www.orsay2025.jp
◆お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

 

【「オルセー美術館所蔵 印象派-室内をめぐる物語」広報事務局】プレスリリースより


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【国立科学博物館】企画展「量子の世紀」開催のお知らせ

国立科学博物館

国立科学博物館は、2025(令和7)年10月21日(火)から11月30日(日)までの期間、下記のとおり、企画展「量子の世紀」を開催いたします。

【詳細URL:https://www.kahaku.go.jp/event/2025/10quantumcentury/

企画展「量子の世紀」ポスタービジュアル

 

いまからおよそ100年前、物理学者たちによって作り上げられたとある理論が、自然についての人間の知識に、大きな変革をもたらしました。
その名は「量子力学」。現代のサイエンスの根幹を成すと同時に、その応用を通じて、われわれの生活や社会を変える原動力となっている理論です。
2025年は、量子力学の1世紀を記念する「国際量子科学技術年」(International Year of Quantum Science and Technology; IQY)。本展では、量子力学の理論のエッセンスを紹介するとともに、この理論のあゆみを、自然界の不可思議なメカニズムに魅せられた科学者たちの挑戦として描きます。
当館新規収蔵・初公開となるアインシュタイン直筆メッセージ入り肖像写真や、ハイゼンベルク、ディラックらの手紙のほか、量子のあゆみに関わった科学者の貴重資料を展示します(一部複製品を含む)。また、「シュレーディンガーの猫」や「量子もつれ」といった量子力学の概念を体験的に学べる物理現象・ハンズオン展示を設置します。

開催概要

企画展「量子の世紀」

【開 催 場 所】国立科学博物館(東京・上野公園)地球館2階 常設展示室内
【開 催 期 間】2025(令和7)年10月21日(火)~11月30日(日)
【開 館 時 間】9時~17時 ※入館は閉館時刻の30分前まで
【休 館 日】月曜日、月曜日が祝日の場合は火曜日
【入 館 料】一般・大学生:630円(団体510円)、高校生以下及び65歳以上:無料
    ※本展は常設展示入館料のみでご覧いただけます ※団体は20名以上
    ※入館方法の詳細等については、当館ホームページをご覧ください
https://www.kahaku.go.jp/
【主   催】国立科学博物館
【共   催】日本物理学会

展示紹介

第I部 量子力学の誕生

量子力学は、100年前に突如としてその全貌をあらわしたというわけではありません。19世紀から20世紀への転換期のころから、鍵となるアイデアが、徐々に積み重ねられていったのです。しかし1920年代の半ばの勢いはすさまじく、1925年からものの2年たらずで、おおよその理論の骨子が見出されました。ただしそれは、自然界の不思議な「謎」をめぐる探究の幕開けに過ぎませんでした。

ハイゼンベルク・ディラックの手紙
『物理学文献抄』

第II部 量子力学の挑戦

量子力学は、自然界におけるさまざまな階層の現象を極めてよく説明しました。その知見を応用した技術は、わたしたちの社会の基盤となっています。理論が示す自然界の不可思議な性質についても、その探究の一方、これを積極的に活用してかつてないテクノロジーを創出する試みが注目を集めています。量子力学の物語は、まだ始まったばかりなのかもしれません。

グラファイト磁気浮上 体験展示イメージ
スピン波 体験展示イメージ
量子ビット 体験展示イメージ

展覧会の見どころ

PICK UP1

科学者の貴重資料でたどる量子のあゆみ

PICK UP2

物理現象・ハンズオン展示で体感する量子のふしぎ

光の干渉縞(二重スリット実験)体験展示イメージ
シュレーディンガーの猫 体験展示イメージ

PICK UP3

実物資料で学ぶ量子テクノロジーの最先端

本展監修者

理学研究部 理化学グループ
研究員 河野 洋人(こうの ひろと)
専門は科学史、とくに近現代の物理科学史を研究しています。とりわけ明治期以降の日本の物理学史に関心があり、学説の分析や国際比較を通じて、学問形成のダイナミズムに着目した研究を行っています。近年は、日本における物性物理学の形成過程について調査しています。

 

【文化庁】プレスリリースより


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