第6回『浅草猿若町と幕末・明治の歌舞伎』

歌舞伎は、江戸時代の初め、慶長8年(1603)頃に、出雲阿国が始め、やがて、京・江戸・大坂の三都を中心に興隆しました。その後、江戸では、天保の改革で市中の芝居町が浅草の猿若町へ移転します。幕末・維新という、激動の時代における歌舞伎界の軌跡をご紹介します。

日時 平成30年 11月25日(日)開演14:00 開場13:30
会場 生涯学習センター(台東区西浅草3-25-16)

講師 宮本 瑞夫 氏(台東区文化財保護審議会委員)
昭和13年生まれ東京都出身。立教大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程単位取得。専門は近世演劇・民俗学。一般財団法人宮本記念財団代表理事、立教女学院短期大学名誉教授、台東区文化財保護審議会委員等を務める。著書に『竹本座浄瑠璃集二』(国書刊行会 刊)、『隅田川の伝説と歴史』(共著東京堂出版 刊)等がある。

第5回『美術に見る江戸ー台東区を巡ってー』

都内最多の有形文化財数を誇る台東区。その文化財の中でも、とりわけ美術作品に焦点を置いた講演会です。具体的な江戸美術作品を通し、そこから「どんな歴史を知ることができるか」また「何を学ぶことができるか」。江戸美術には「たいとう」の魅力があふれています。

日時 平成30年 11月4日(日)開演14:00 開場13:30
会場 台東区民会館(台東区花川戸2-6-5)

講師 河合 正朝 氏(東京都台東区文化財保護審議会委員、千葉市美術館館長)
昭和16 年生まれ東京都台東区出身。慶應義塾大学大学院博士課程修了、日本中世・近世絵画史専攻。慶應義塾大学文学部教授を歴任。現在は同大学名誉教授。千葉市美術館館長。著書に『日本美術絵画全集 友松/等顔』(集英社)、『日本水墨名品図譜』『禅林画賛』(毎日新聞社)などがある。

第4回『初代川柳生誕300年ー江戸からTOKYO 川柳の文化と楽しみー』

川柳は、江戸が上方文化から抜けて独自の文化を生み出すようになった江戸時中期に浅草で産声を上げました。爛熟する江戸文化の中で育まれ、江戸を江戸っ子の目で切り取った十七音は、上野で文芸として確立しました。発祥から260余、元祖の生誕から300年を迎える本年、今なおブームが続く川柳の文化を辿ります。

日時 平成30年 10月14日(日)開演14:00 開場13:30
会場 寿区民館(台東区寿1-10-12)

講師 尾藤 川柳 氏(十六代目川柳(櫻木庵))
昭和35年、東京生まれ。川柳公論社代表。「川柳はいふう」主宰。女子美術大学特別招聘教授。川柳の史料館・朱雀洞文管理人。編著書に『川柳総合大事典』(雄山閣)、『川柳の楽しみ』(新葉館出版)、『目で識る川柳250年』他多数。句集に『門前の道』、『尾藤一泉』他。

第3回『江戸と浅草寺』

現在では「江戸」と「浅草寺」は極めて親近感のある言葉だと感じる人が多いと思います。しかし、かたや都市・時代、かたや寺院の名称であることから、空間的にも時間的にも異なる位置にある言葉だと言うことができます。その「江戸」と「浅草寺」が、いかにして親近感を持つに至ったか。接近のプロセスを顧みることで、そこから学べることは何かを考えていきます。

日時 平成30年 7月1日(日)開演14:00 開場13:30
会場 浅草寺五重塔院(台東区浅草2-3-1)

講師 壬生 真康 氏(浅草寺教化部執事・勧学所長)
昭和26年生まれ。東京大学文学部卒業後、同大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。浅草寺泉蔵院住職を経て平成12 年に浅草寺寿命院住職に就任。同寺院において寺史編纂主任、こども図書館主任を務めるほか、丸の内マイプラザにて毎月開催される仏教文化講座の企画進行を担当する。

 

第2回『江戸と寛永寺』

創建当時、幕閣と対立関係にあった寛永寺が、なぜ和解できたのか。幕閣の思惑、創建者の信念、大名並と言われた寺院規模……さらには、維新後の上野エリアの変遷までをご講演いただきます。

日時 平成30年 9月16日(日)開演10:00 開場9:30
会場 寛永寺輪王殿(台東区上野公園14-5)

講師 浦井 正明氏(寛永寺長臈)
昭和12年生まれ東京都台東区出身。
慶應義塾大学文学部史学科卒業。東叡山寛永寺山内現龍院住職を経て、現在は同寺長臈。元台東区教育委員会委員長。台東区文化財保護審議会委員、台東区文化政策懇談会委員、上野の山文化ゾーン連絡協議会顧問などを務める。平成29年10月に台東区文化功労栄誉章を受章。

第1回『上野の山から江戸がみえるー町づくりと大工棟梁ー』

上野の山が京都をモデルとしたことは、よく知られています。比叡山延暦寺-東寛永、琵琶湖-不忍池・・。江戸の町も、 都市計画から建築まで、すべて京を理想としました。それを担った大工棟梁も、京の流れをくむ人々でした。しかし、やがて江戸独自の文化建築をつくりあげていきます。
そのダイナミックな展開を、屏風絵や実際の建築から解き明かします。

日時 平成30年 7月1日(日)14:00~16:00 開場 13:30
会場 上野区民館 4階 多目的ホール(台東区池之端1-1-12)

講師 波多野 純 氏(日本工業大学名誉教授)
昭和21年生まれ神奈川県出身。日本工業大学教授、同学長を歴任。現在は、波多野純建築設計室代表。工学博士。『江戸城Ⅱ』で建築史学会賞、「ネパールにおける仏教僧院の保存修復」で日本建築学会賞(業績・共同)。

キックオフイベント 基調講演「私の見た江戸時代」・トークセッション「今も生き続ける江戸・台東区」

日時 2018年 5月27日(日)13:00~15:30(開場12:30)
会場 東京国立博物館 平成館 大講堂(台東区上野公園13-9)

第一部 基調講演「私の見た江戸時代」 13:00~14:00
<講師>
徳川 恒孝 氏(徳川家御宗家十八代当主)
日本郵船株式会社入社後、取締役、代表取締役副社長、顧問を歴任。2003年財団法人德川記念財団を設立し、理事長に就任。以後、日本文化の大きな原点である江戸時代の研究とその結果の発表を精力的に行っている。

第二部 トークセッション「今も生き続ける江戸・台東区」 14:30~15:30
<出演者>
徳川 恒孝 氏(徳川家御宗家十八代当主)

竹内 誠氏 氏(東京都江戸東京博物館名誉館長)
専攻は江戸文化史・近世都市史。現職のほか徳川林政史研究所 所長、台東区文化政策懇談会委員等を務める。「江戸社会史の研究」をはじめ著書・編著多数。

浦井 正明 氏(寛永寺長臈)
昭和12年生まれ東京都台東区出身。
慶應義塾大学文学部史学科卒業。東叡山寛永寺山内現龍院住職を経て、現在は同寺長臈。元台東区教育委員会委員長。
台東区文化財保護審議会委員、台東区文化政策懇談会委員、上野の山文化ゾーン連絡協議会顧問などを務める。平成29年10月に台東区文化功労栄誉章を受章。

服部征夫台東区長

 

「北斎と川柳」史跡めぐり

※申込み方法は、ページ下方をご確認ください。

台東区内・墨田区内の川柳・北斎ゆかりの地を専門家と一緒に歩きます。

史跡めぐりは全3回開催、すべて事前申し込み・抽選制です。
一緒に歩く講師やエリアが異なりますので、ご確認のうえお申込みください。

※史跡めぐりは終了しました。
 沢山のご参加ありがとうございました。


開催概要

1.上野エリア

日  時:令和元年10月20日(日)13:00~15:00
ル  ー  ト:柳多留発祥記念碑~不忍池~上野東照宮など
講  師:尾藤川柳氏(十六代川柳)・五味和之氏(元すみだ北斎美術館学芸員)
定  員:20名
申込締切9月25日(水)

2.浅草エリア

日  時:令和元年10月26日(土)13:00~15:00
ル  ー  ト:誓教寺~川柳発祥記念碑~龍宝寺(蔵前)など
講  師:内田博柳氏(台東川柳人連盟理事長)・五味和之氏(元すみだ北斎美術館学芸員)
定  員:20名
申込締切:9月25日(水)

3.墨田区エリア

日  時:令和元年11月10日(日)14:00~15:30
ル  ー  ト:回向院(鼠小僧の墓)~大高源吾の句碑~吉良邸跡~すみだ北斎美術館など
講  師:尾藤川柳氏(十六代川柳)・墨田区観光協会(すみだ観光ガイド)
定  員:40名(2班)
申込締切:10月15日(火)

参加料

無料

応募方法

上野・浅草エリア

WEBまたは往復はがきでお申込みください。
※受付を終了しました

注意事項

※締切日必着です。
※同一者による複数口のお申込みはご遠慮ください。
※開催日の10日前までに、当落いずれの場合も抽選結果をお知らせします。当選者には参加券をお送りします。
※ご提供いただいた個人情報は、当該の目的にのみ使用させていただきます。
※雨天決行、荒天中止。

申込・問合わせ先

◇上野・浅草の史跡めぐりについて
〒110-8615 台東区東上野4-5-6
台東区文化振興課「北斎と川柳」担当
電話:03-5246-1153

◆墨田区の史跡めぐりについて
〒130-8640 墨田区吾妻橋1-23-20
墨田区文化芸術振興課「北斎と川柳」担当
電話:03-5608-6115

第10回『隅田川の水辺空間史』

たくさんのお申込みありがとうございました。当落通知は9月中旬頃発送の予定です。

締切 8月30日(金)

江戸文化を生んだ隅田川は、古代・中世の時代に遡る歴史を背景に、江戸の人々に親し まれ、水と密接に繋がる聖と俗の特徴ある空間を生み出してきました。隅田川の空間史 を、舟運、寺社、盛り場、名所、芝居町、遊郭、物流機能、水害など、時にパリのセー ヌ川、ロンドンのテムズ川とも比較しながら、多面的に描きます。

日時 令和元年 10月6日(日)14:00開演 13:00開場
会場 ミレニアムホール(台東区生涯学習センター・台東区西浅草3丁目25-16)

講師 陣内 秀信 氏(法政大学特任教授)
東京大学大学院工学系研究科博士課程修 了。イタリア政府給費留学⽣としてヴェネツィア 建築⼤学に留学。専⾨はイタリア建築史・都市 史。地中海学会会⻑、都市史学会会⻑を歴 任。中央区⽴郷⼟天⽂館館⻑、国交省都市 景観⼤賞審査委員⻑他。 著書:『東京の空間人類学』(筑摩書房、サ ントリー学芸賞)、『ヴェネツィア-水上の迷宮都 市』(講談社)、『水の都市 江⼾・東京』 (編著、講談社)他。

 

 

 

 

東京都美術館 今注目の画家・伊庭靖子の新境地!美術館で10年ぶり、東京の美術館で初個展!!新作含む52点を展示!!

東京都美術館


7/20(土)より東京都美術館にて、「伊庭靖子展 まなざしのあわい」が開催されます。
〈会期:2019年7月20日(土)~10月9日(水)、会場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C〉

画家の眼とモティーフのあわいにある世界に魅せられた伊庭靖子(1967-)は、触れたくなるようなモティーフの質感やそれがまとう光を描くことで、その景色を表現し続けてきました。
自ら撮影した写真をもとに制作するスタイルは変わりませんが、近年、それまで接近していたモティーフとの距離が少しずつ広がってきました。
空間や風景といったものへの関心が高まり、まわりの風景が広がることで、伊庭の絵画は新たな展開を見せています。本展覧会では、東京都美術館で撮影した写真をもとにした絵画をはじめ、版画、さらに新たな試みとして映像作品を発表します。
伊庭の個展は、2009年の「伊庭靖子――まばゆさの在処――」(神奈川県立近代美術館)以来、美術館では10年ぶりの開催となります。近作・新作を中心に紹介しながら、そこに至る以前の作品も併せて展示することで、この10年の変化とともに伊庭靖子の変わらない関心の核に迫ります。開幕に先駆けて、この度初挑戦をした映像作品のほか、出品作品や会期中の様々なイベントをご紹介します。

【みどころ】
1、新作を中心とした個展
2、映像作品に初挑戦!
3、10年ぶりとなる美術館での個展(東京の美術館では初めての個展!)
詳細はこちらhttps://www.tobikan.jp/yasukoiba/information.html
                                      
【伊庭靖子さんより展覧会についてのコメント】
神奈川県立近代美術館での個展からちょうど10年となる年に、東京都美術館で新たな個展の依頼をいただき、大変嬉しく思っております。この機会に、新しいことに挑戦してみたいと思い、今回は、絵画、版画、映像などの新作に取り組んでいます。
タイトルに「まなざし」とありますが、さまざまに“見る方法”を試しながら制作を続けています。これまで実験を繰り返すなかで、自分の想像を超えるものとも出会うことができました。“見る”ことを解体し組み直すことで、日常のなかでも新たな見方に出会えるかもしれません。この展覧会でそんなことを共感していただけると幸いです。


■主な作品紹介




【イベント情報】
■対談 清水穣×伊庭靖子

伊庭靖子さんの作品を初期から知る美術評論家・清水穣さんをお招きし、制作の変遷や作品の魅力を語っていただきます。
日時: 7月20日(土) 14:00~15:00(13:30開場)
会場:東京都美術館 講堂(定員225名)
※聴講無料。ただし本展観覧券(半券可)が必要です。
※当日13:00より講堂前で整理券を配布し、定員になり次第、受付を終了。

■アーティスト・トーク
展覧会会場にて、伊庭靖子さんから制作の様子や作品についてお話をうかがいます。
日時: ① 8月3日(土) 11:00~11:45
② 8月24日(土) 11:00~11:45
※聴講無料。ただし、本展観覧券が必要です。展覧会会場にお集まりください。

■ギャラリートーク
本展担当の学芸員が展覧会のみどころ等をご紹介します。
日時: ① 7月26日(金) 19:00~19:30
② 8月16日(金) 19:00~19:30
※聴講無料。ただし、本展観覧券が必要です。展覧会会場にお集まりください。

■ キッズ+U18デー
小中高校生や乳幼児をお連れの保護者の皆様のために、閉室日を特別に無料でオープンします。
日時:8月13日(火) 9:30~16:00(入室は15:30まで)
会場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C
対象:高校3年生以下の子どもとその保護者
※小学校3年生以下は保護者同伴での入室をお願いします。
※大人(大学生以上)のみでの入室はできません。
参加費:無料

■ ダイアローグ・ナイト「あわいをまなざす」
作品から感じたり考えたりしたことをアート・コミュニケータと話しながら楽しむ、金曜夜に実施する参加型プログラムです。
日時:    8月9日(金)、8月23日(金)、8月30日(金) 、9月6日(金) 、9月20日(金)  各回19:00~19:45
定員:各回先着20名程度
参加費:無料※ただし、当日の観覧券が必要です。展覧会会場にお集まりください。

■ダンス・ウェル からだ全体で作品をあじわうプログラム
作品を見ながら、からだとこころを広げていく、ダンスを介したアートプログラムです。パーキンソン病と共に生きる方を中心に、からだにさまざまな不自由さをお持ちの方やそのご家族、こどもから大人まで、どなたでもご参加いただけます。
日時:① 7月30日(火) 10:30~12:00
② 8月6日(火) 10:30~12:00
会場:東京都美術館 ギャラリー(本展会場)、ホワイエ(企画棟 ロビー階)
講師:なかむらくるみ(ダンサー、振付家、Dance Well石川実行委員会代表)
対象:どなたでも参加可
定員:各回先着20名(要事前申込、6月18日(火)受付開始)参加費:無料 ※ただし、本展観覧券が必要です。
申込方法:展覧会特設サイトよりお申し込み。【定員に達しました】

●展覧会概要

展覧会名:伊庭靖子展 まなざしのあわい
主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
会期:2019年7月20日(土)~10月9日(水)(計70日間)
休室日:月曜日、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)
※   8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)は開室
開室時間:9:30~17:30、金曜日は9:30~20:00(いずれも入室は閉室の30分前まで)
※   ただし、7月26日(金)、8月2日(金)、9日(金)、16日(金)、23(金)、30日(金)は9:30~21:00
会場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C
観 覧 料:一般 800円/団体(20名以上) 600円/65歳以上 500円/大学生・専門学校生 400円
※   高校生以下無料
※   7月20日(土)、21日(日)、8月17日(土)、18日(日)、9月21日(土)、22日(日)は、「家族ふれあいの日」により、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住、2名まで)は、当日一般料金の半額(証明できるものをお持ちください)
※   8月21日(水)、9月16日(月・祝)、18日(水)は「シルバーデー」などにより、65歳以上の方は無料。当日は混雑が予想されます。(証明できるものをお持ちください)
※   10月1日(火)は「都民の日」により、どなたでも無料
※   身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料(証明できるものをお持ちください)
※   都内の小学・中学・高校生に準ずる者とその引率の教員が学校教育活動として観賞するときは無料(要事前申請)
「サマーナイトミュージアム割引」
7月26日(金)、8月2日(金)、9日(金)、16日(金)、23日(金)、30日(金)の17:00~21:00は、一般600円、大学生・専門学校生無料(証明できるものをお持ちください)

公式HP:https://www.tobikan.jp/yasukoiba

記事提供:ココシル上野


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