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※申込み方法は、ページ下方をご確認ください。
川柳ってなに?川柳をよんだことがない!という
初心者の方向けに、川柳をよむワークショップを開催します。
川柳体験ワークショップは全3回開催、すべて事前申し込み・抽選制です。
講師や会場が異なりますので、下記をご確認のうえお申込みください。
※本イベントは終了しました。ご参加ありがとうございました。
日 時:令和元年8月11日(日)13:00~15:00
会 場:すみだ北斎美術館 MARUGEN100(講座室)
講 師:五味和之(元すみだ北斎美術館学芸員)・尾藤川柳(十六代川柳)
定 員:40名
申込締切:7月22日(月)
日 時:令和元年8月17日(土)13:30~15:00
会 場:浅草文化観光センター6F 多目的スペース
講 師:内田博柳(台東川柳人連盟理事長)
定 員:50名
申込締切:8月15日(木)
日 時:令和元年9月8日(日)13:30~15:00
会 場:寛永寺清水観音堂
講 師:尾藤川柳(十六代川柳)
定 員:50名
申込締切:9月6日(金)
募集対象:川柳に興味のある方・川柳をよんでみたい方ならどなたでも
参 加 料 :無料
メールまたは往復はがきでお申込みください。
※終了しました
WEBまたは往復はがきでお申込みください。
※終了しました
※往復はがきは消印有効です。
※同一者による複数口のお申込みはご遠慮ください。
※開催日の10日前までに、当落いずれの場合も抽選結果をお知らせします。当選者には参加券をお送りします。
※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該の目的にのみ使用させていただきます。
◆墨田区開催のワークショップについて
〒130-8640 墨田区吾妻橋1-23-20
墨田区文化芸術振興課「北斎と川柳」担当
電話:03-5608-6115
◇台東区開催のワークショップについて
〒110-8615 台東区東上野4-5-6
台東区文化振興課「北斎と川柳」担当
電話:03-5246-1153

江戸城無血開城の背景についての講演です。西郷隆盛と勝海舟の談判、益満休之助(ますみつきゅうのすけ)・山岡鉄舟・高橋泥舟(でいしゅう)の果たした役割、時の将軍慶喜の立場……。さらには、上野の山に西郷像が建ったという不思議について、その裏話をご紹介します。
日時 2019年 6月30日(日)10:30開演 10:00開場
会場 寛永寺輪王殿(台東区上野公園14-5)
講師 浦井 正明 氏(寛永寺長臈)
昭和12年生まれ東京都出身。慶應義塾大学文学部史 学科卒業。東叡山寛永寺山内現龍院住職を経て、現 在は同寺長臈。元台東区教育委員会委員長。台東区 文化財保護審議会委員、台東区文化政策懇談会委員、 上野の山文化ゾーン連絡協議会顧問などを務める。 平成29年10月に台東区文化功労栄誉章を受章。
※投稿方法は、ページ下方をご確認ください。
墨田区で生まれた世界的絵師・葛飾北斎は、同時期に台東区で発祥した川柳をよむことにも熱心でした。北斎没後170年の今年、北斎や江戸をテーマにした川柳を募集します。
※令和元年9月25日を以て、募集は終了しました。
沢山のご投稿、ありがとうございました。
結果発表は10月末を予定しています。
令和元年年7月5日(金)~9月25日(水)15:00まで
※はがきの場合は9月25日(水)必着
※WEBでの応募は9月25日(水)15:00まで
(1)すみだ北斎部門…北斎やその作品などを題材とした、または、連想させる川柳
(2)江戸たいとう部門…台東区に息づく江戸のこころや文化を題材にした川柳
(1)すみだ北斎部門
・北斎賞(最優秀賞)1名…江戸切子オールドグラス ペア
・審査員特別賞(優秀賞) 3名…北斎屏風 2種セット
・秀作10名…北斎箸(江戸木箸)2種セット
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| 江戸切子オールドグラス | 北斎屏風2種セット | 北斎箸(江戸木箸)2種セット |
(2)江戸たいとう部門
・川柳賞(最優秀賞)1名…銅 タンブラー ペア
・審査員特別賞(優秀賞) 3名…桐工芸 米びつ 5kg
・秀作 10名…江戸手描提灯(名入れあり)
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| 銅 タンブラー ペア | 桐工芸 米びつ | 江戸手描提灯(名入れあり) |
※賞画像はイメージです。
尾藤川柳氏(十六代川柳)
内田博柳氏(台東川柳人連盟理事長)
田中八洲志氏(川柳向島顧問)
橋本光明氏(すみだ北斎美術館館長)
浦井正明氏(東叡山寛永寺長臈)
日時 令和元年11月9日(土)14:00~(予定)
会場 すみだ北斎美術館
応募資格は問いません。奮ってご応募ください。
作品(1部門につき、1人3句まで)を下記提出先に、はがきにて郵送。
または、下記WEB応募フォームより投稿
はがき(1部門につき、1枚必要です)
以下の事項をご記入の上、ご応募ください。
・作品(1人3句まで)
・応募する部門
・郵便番号・住所・氏名(フリガナ)
・年齢・性別
・電話番号
・柳号(ペンネーム)
入選作については、入賞者本人に通知するとともに、各区公式ホームページ等で発表
※応募は一人、各部門3句までです。
※作品は応募者本人が創作した未発表作品に限らせていただきます。
※入選作の発表は「柳号」で行いますが、「柳号」の明記がない方はお名前を発表させていただきます。
※応募作品の著作権(著作権法第27条および第28条に定める権利を含む)、その他の一切の権利を、応募をもって主催者に譲渡すること、ならびに応募作品に関して著作者人格権を一切行使しないことを承諾のうえ、ご応募ください。
※応募作品を、主催者の広報物・ホームページ等で紹介する場合があります。
※ご応募の際ご提供いただいた個人情報は、当該の目的にのみ使用させていただきます。

2019年、墨田区と台東区の文化交流の一環として、川柳家でもある葛飾北斎の没後170周年を契機に、川柳の公募・ワークショップ、北斎と川柳に関する講演会・展示やゆかりの地を巡る史跡巡りなどを開催しました。
※本イベントは全て終了しました。沢山のご参加ありがとうございました。
葛飾北斎と川柳に関する講演会を開催します。
台東区内にある、葛飾北斎と川柳のゆかりの地を専門家と一緒にめぐります。
浅草文化観光センター7階展示スペースにて、北斎と川柳のパネル展を開催。
台東区役所文化振興課「北斎と川柳」担当
TEL.03(5246)1153

2019年4月23日(火)から7月10日(水)の期間、『クリムト展 ウィーンと日本 1900』が東京都美術館にて開催されます。開幕に先立ち、4月22日にプレス内覧会がおこなわれましたので、その模様をお伝えいたします。
金箔を多用した華やかな装飾性。死とエロス、そして生命の連鎖をも感じさせる世紀末的な官能性。19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト(1862-1918)の手がけた甘美な女性像や風景画は、今なお圧倒的な人気を誇っています。
没後100年を記念して開催される本展では、初期の自然主義的な作品から誰もが知る「黄金時代」の時代の様式、女性画や風景画まで、クリムトの油彩画では日本では過去最多の25点以上の作品が集結。さらに同時代に活躍した画家たちの作品、クリムトが影響を受けた日本の美術品なども合わせて紹介し、クリムトの画業の全貌に迫ります。






本展は全八章構成です。
Ⅰ クリムトとその家族
Ⅱ 修行時代と劇場装飾
Ⅲ 私生活
Ⅳ ウィーンと日本 1990
Ⅴ ウィーン分離派
Ⅵ 風景画
Ⅶ 肖像画
Ⅷ 生命の連環
クリムトは生前多くを語らず、「私について知りたいならば、私の絵を注意深く観察するべきです」と語っていました。
その言葉を裏付けるように、彼の絵から伝わってくるのはまさに「人生」そのもの。展示構成もクリムトの画業をその始めから辿るように構成されています。
クリムトといえば豪華絢爛な黄金様式ですが、その作風は試行錯誤の末に生まれたもの。クリムトは初期はアトリエ「芸術家カンパニー」の経営を通じて正統的な古典絵画を手がけていましたが、共同経営者だった弟が早世すると1897年に「ウィーン分離派」を設立。クリムトはその初代会長となり、アカデミックで保守的な作風を脱し、独自の世界観を開花させていったのです。
また、本展では移ろうクリムトの画風をつまびらかに紹介しますが、見逃せないのが第4章です。
クリムトは浮世絵や甲冑など、日本の美術品を好んで収集していましたが、《17歳のエミリーリエ・フレーゲ》など、その研究成果が現れた作品を展示。「日本とクリムト」という文脈でその絵画世界を読み解きます。

クリムトの代表作として知られる《ユディト Ⅰ》。
「この作品は、今日クリムトを有名な画家にしている全ての要素を備えている」と語ったのは、展示解説をしてくださったマークス・フェリンガー氏(ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 学芸長)。
主題は旧約聖書外典の一場面。ユダヤの町ベトゥリアを包囲したホロフェルネスを、若い未亡人ユディトが誘惑し、その首を切り落としています。
様式化された構図、装飾的な文様、裸身を晒す未亡人のエロティシズム。そして何より初めて本物の金箔が使われ、まさに「黄金時代の幕開け」となった象徴的な作品です。
うつろな瞳でこちらを見るユディトの表情には怖気が走りますが、この頃、クリムトは二人の非摘出子ができたことで扶養義務を負うことになり、そうした私生活上の事情が作品に反映されているそうです(!)。

クリムトの最も重要な支援者のひとりであり、裕福な銀行家の妻でもある女性の肖像画。
画面には色とりどりの花、そして右上の隅には磁器、もしくは七宝の置物から着想を得たと思われる幸運と長寿を象徴する鳳凰が描かれています。
注目すべきは背景の黄色の鮮やかさ。クリムトは後期の作品のほとんどに補色を取り入れており、本作においても背景の黄色とオイゲニアのドレスの色、そして花の装飾が対比的に表現されています。

第八章では「生命の連環」と題し、生殖から死に至るまでの生命と男女の関係という、クリムトの絵画世界において決定的な影響を及ぼしたテーマについて考察しています。
本作は、まさにそうしたテーマを直接的に扱った作品で、本展において公開されたクリムト作品の中でもひときわ謎めいた存在感を放っています。

眠る幼児と、花々に彩られ、生命力あふれる若い女性。その背後にうなだれた姿勢で嘆息する、老いた女性。
まさに「女の三世代」をひとつの画面で描き分けた大作で、一生を通じての各段階の女性の姿が象徴的に描写されています。
彼女たちを彩る三角、円、うずまきなどの装飾性の奇妙さも印象に残ります。
1911年から1913年の間にローマで本作品を見た日本画家・太田喜二郎は、本作には日本画の霞の表現や友禅の模様など、「日本画の趣向」が見られると指摘。クリムトの作品には構図、色の組み合わせ、そして模様に日本の独自性が感じられると語りました。この作品にも、日本画がウィーンに、そしてクリムト絵画に吹き込んだ命は脈々と受け継がれているようです。

「全ての作品が、それが肖像画であれ風景画であれ共通しているのは、グスタフ・クリムトにとって絵画作品は装飾品であった、ということです。彼の風景画にしても、自然をそのまま捉える眼差しで描かれたものではありません。肖像画も同様にデコラティブなモノとして扱われる、これがクリムト絵画の特色のひとつです」
マークス・フェリンガー氏は展示解説の中でクリムト絵画における「装飾性」について強調し、同時に彼が19世紀ウィーン美術界の文脈において、「最も重要な存在」であると語りました。
数々の会場を順番に回ることで見えてくる、彼の思考の宇宙。そして生涯。
革新性とエロス、そして「黄金様式」をはじめとする多彩な表現を、ぜひ会場でお楽しみください。
| 会期 | 2019年4月23日(火)〜 7月10日(水) |
| 会場 | 東京都美術館 企画展示室 |
| 開室時間 | 午前9時30分~午後5時30分 ※金曜日は午後8時まで(入室は閉室の30分前まで) |
| 休室日 | 5月7日(火)、20日(月)、27日(月)、 6月3日(月)、17日(月)、7月1日(月) |
| 問合せ | ○公式サイト https://klimt2019.jp/outline.html ○ハローダイヤル 03-5777-8600 |
| 観覧料 | 一般 1,600円 / 大学生・専門学校生 1,300円 / 高校生 800円 / 65歳以上 1,000円
※中学生以下は無料 |
記事提供:ココシル上野

19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト(1862-1918)。華やかな装飾性と世紀末的な官能性をあわせもつその作品は、いまなお圧倒的な人気を誇ります。没後100年を記念する本展覧会では、初期の自然主義的な作品から、分離派結成後の黄金様式の時代の代表作、甘美な女性像や数多く手掛けた風景画まで、日本では過去最多となる25点以上の油彩画を紹介します。ウィーンの分離派会館を飾る壁画の精巧な複製による再現展示のほか、同時代のウィーンで活動した画家たちの作品や、クリムトが影響を受けた日本の美術品などもあわせ、ウィーン世紀末美術の精華をご覧ください。
1. 過去最大級のクリムト展
初期の自然主義的な作品から、「黄金様式」の時代の代表作、甘美な女性像や清々しい風景画まで、日本では過去最多となるクリムトの油彩画25点以上を通して、その芸術の全容に迫ります。
2. 《女の三世代》、初来日
円熟期のクリムトが手がけた《女の三世代》(ローマ国立近代美術館所蔵)が初来日します。銀などの素材が用いられたクリムトならではの繊細な技法と装飾的な表現を、この機会にご堪能ください。
3. 世紀末ウィーンと日本
19世紀後半のヨーロッパでの流行を受け、ウィーンでも日本美術が人気を博し、その表現やモティーフが美術に取り入れられました。日本美術に影響を受けたクリムトや同時代画家たちの作品とともに、彼らに影響を与えた日本の美術品を展示し、美術におけるウィーンと日本とのつながりを明らかにします。




| 会期 | 2019年4月23日(火)~7月10日(水) |
|---|---|
| 会場 | 企画展示室 |
| 休室日 | 5月7日(火)、20日(月)、27日(月)、6月3日(月)、17日(月)、7月1日(月) |
| 開室時間 | 9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで) |
| 夜間開室 | 金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで) |
| 観覧料 | 前売券 | 一般 1,400円 / 大学生・専門学校生 1,100円 / 高校生 600円 / 65歳以上 800円 ※各種観覧券等の詳細は特設WEBサイトへ 当日券 | 一般 1,600円 / 大学生・専門学校生 1,300円 / 高校生 800円 / 65歳以上 1,000円 団体券 | 一般 1,400円 / 大学生・専門学校生 1,100円 / 高校生 600円 / 65歳以上 800円 ※団体割引の対象は20名以上 ※中学生以下は無料 *6月1日(土)~6月14日(金)は大学生・専門学校生・高校生無料 ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料 ※いずれも証明できるものをご持参ください |
| 主催 | 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、TBS、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 |
| 後援 | オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム |
| 協賛 | ショップチャンネル、セコム、損保ジャパン日本興亜、大日本印刷、竹中工務店、トヨタ自動車、三菱商事、パナソニック、みずほ銀行 |
| 協力 | 全日本空輸 |
| 特設WEBサイト | https://klimt2019.jp |
| お問い合わせ先 | TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル) |
記事提供:ココシル上野
締切 7月12日(金)

江戸の都市設計は、花の都・京を理想としました。上野の山には、比叡山延暦寺に 倣って東叡山寛永寺を設け、懸造(かけづく)りの舞台をもつ清水観音堂も建てられました。明治維新の戦火により灰燼(かいじん)に帰しますが、文化の拠点として蘇ります。東照宮・五重塔から博物館・ 美術館・文化会館まで、質が高い建築が揃う建築博物館・上野の山を、歴史の重層性を視点に体感します。
日時 2019年 8月25日(日)14:00開演 13:00開場
会場 ミレニアムホール(台東区生涯学習センター・台東区西浅草3丁目25-16)
講師 波多野 純 氏(日本工業大学名誉教授)
1946年、神奈川県生まれ。日本工業大学名誉教授(前学長)、波多野純建築設計室代表。工学博士。『江戸城Ⅱ』で建築史学会賞。「ネパールにおける仏教僧院の保存修復」で日本建築学会賞(業績・共同)。

東京国立博物館平成館では、2019年3月26日(火)~6月2日(日)の期間、特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」が開催されます。
開催に先立ち行われたプレス向け内覧会に参加しましのたで、その様子をお伝えします。
東寺(教王護国寺)は、平安京遷都に伴い、王城鎮護の官寺として西寺とともに建立されました。唐で新しい仏教である密教を学んで帰国した弘法大師空海は、823年に嵯峨天皇より東寺を賜り、真言密教の根本道場としました。
空海は、「密教は奥深く、文章で表すことは困難である。かわりに図画をかりて悟らないものに開き示す」(『御請来目録(ごしょうらいもくろく)』)と語り、造形物を重視しました。このことから、密教美術にはすぐれた名品が数多く残っています。
本展では、空海にまつわる数々の名宝をはじめ、東寺に伝わる文化財の全貌を紹介しています。
空海は、経典に従って修法(すほう)を行い効験を得るのが密教と述べています。様々な修法のなかで最も重要なのが、宮中に設けられた密教奏上である真言院(しんごんいん)で行われた後七日御修法です。
国家の安泰や天皇の健康が祈願され、明治以降は東寺で行われています。
どのような修法が行われているかは明らかにされませんが、本展覧会のために、儀式の際の道場内のしつらえの写真撮影が許可され、その様子が展覧会場に再現されています。貴重な儀式の様子を伺い知ることのできる貴重なチャンスです!


曼荼羅とは、仏教の経典の世界観を様々な方法で視覚的にわかりやすく表したもの。空海が重視していた「両界曼荼羅」は、『大日経(だいにちきょう)』と『金剛頂経(こんごうちょうぎょう)』という経典の世界をそれぞれ表した「胎蔵界曼荼羅」と「金剛界曼荼羅」を指します。両界曼荼羅は後七日御修法でも使用されます。
本展では期間中に3組の両界曼荼羅(計6つ)を入れ替えて展示します。
3月26日(火)~4月7日(日)に展示されるのがこちら。空海が中国から持ち帰った彩色曼荼羅(根本曼荼羅)の第二転写本であり、重要文化財に指定されています。

曼荼羅は奥深い密教の教えを誰にでもわかるように示したもの。曼荼羅の配置図も一緒に展示されているので、大日如来を中心とした世界の解読にチャレンジしてみてください。

東寺の講堂には、密教の根本経典である『金剛頂経』の世界観を立体的に表したとされる21体の仏像群が並びます。これらの立体曼荼羅は空海が構想したものです。本展にはこれらのうち、史上最多の出品となる15体が展示されています。

空海は「曼荼羅の仏は整然と森の木のように並び、赤や青さまざまな彩色が輝いている」と述べています。金剛界曼荼羅を意識した言葉と考えられています。その言葉のように、広い展示会場に15体の仏像が立ち並ぶ様子は圧巻です。

「仏像界一のイケメン」との呼び声高い帝釈天騎象像もじっくり拝観できます。

本展開催にあわせ、東京国立博物館地下1階にてVR作品『空海 祈りの形』を上映しています。
空海の入唐から行動建立目での軌跡をたどるほか、立体曼荼羅21体の仏像をVR技術で再現した映像を堪能できます。立体曼荼羅の中央に配置された高さ7メートルの「大日如来」が実物大で投影されるなど、迫力満点です。本展とあわせてぜひお楽しみください!


| 展覧会名 | 特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」 |
| 会 期 | 2019年3月26日(火) ~6月2日(日) |
| 会場 | 東京国立博物館平成館 (台東区上野公園13-9) |
| 開館時間 | 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで) ※ただし、会期中の金曜・土曜は21:00まで |
| 休館日 | 月曜日、5月7日(火) ※ただし4月1日(月)[東寺展会場のみ開館]、4月29日(月・祝)、5月6日(月・休)は開館 |
| 問合せ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
| 観覧料 | 一般1600円(1400円/1300円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円) ※中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ※障がい者とその介護者一名は無料。入館の際に障がい者手帳などを要提示。 |
| 公式サイト | https://toji2019.jp/ |
記事提供:ココシル上野

下町の雰囲気を色濃く残す、谷中銀座商店街から徒歩3分のところに位置する朝倉彫塑館。彫刻家の朝倉文夫(1883‐1964)のアトリエ兼住居だった建物を一般公開しています。朝倉の手による彫刻作品が鑑賞できるのはもちろんですが、朝倉自身が設計を手掛けた建物は国の有形文化財に登録(2001)されており、敷地全体が「旧朝倉文夫氏庭園」として国の名勝に指定(2008)されています。作品、建物、庭園が楽しめる朝倉彫塑館は、近年海外の観光客からも注目されています。
今回はそんな朝倉彫塑館で2019年3月8日(金)~6月5日(水)の期間に催されている企画展「独断で選んだイケメン★オシメン」を取材しましたので、その様子をお伝えします。
常設展示内の特集では、朝倉彫塑館が所蔵する作品のうち、職員の皆さんがイケメンだと思った作品を展示しています。

大きく窓を取り、自然光が降り注ぐアトリエ。コンクリート造ながらもどこか温かい雰囲気なのは曲線を多用しているから。影もやわらかくなるそうです。天井高は8.5mとのこと。




アトリエから書斎へと続きます。

作り付けの本棚に収められた膨大な書籍の約半数は洋書です。洋書のほとんどは、朝倉の東京美術学校(現東京藝術大学)時代の恩師である岩村透の蔵書だったものでした。岩村の死後、朝倉はその蔵書が散逸しないよう、借金をしてまとめて引き取りました。朝倉は岩村を深く尊敬しており、彼から多くのことを学びました。


ここまではコンクリート造でしたが、住居に続く応接間からは木造になります。優れた美的感覚を持つ朝倉は、異なる複数の要素を調和させることを得意としていました。コンクリート造のアトリエと木造で数寄屋造の住居部分は違和感なく隣接しています。

木造部分で特筆すべきは回廊式の庭園です。全ての部屋から豊富な水を湛えた庭が見えるように設計されており、見る場所によって異なる景色を楽しめます。水の豊かな大分県出身の朝倉は、この庭園造りには特に力を入れたそうです。朝倉はこの住居で、季節の移ろいを肌で感じる生活を送っていたことでしょう。



3階には「朝陽の間」という来賓を迎えるための日本間を設えています。神代杉の杉皮を裏張りした天井、砕いたメノウを塗り込んだ壁など贅沢な材料を用い、朝倉のこだわりが感じられる一室です。

コンクリート建築の屋上には庭園が。


朝倉はここを「朝倉彫塑塾」と命名し、多くの弟子を迎え入れています。その教育の一環として、屋上庭園で野菜を栽培し、弟子に土に触れて野菜が種から実になる過程をつぶさに観察する機会を与えていました。朝倉の作風は自然主義的写実と呼ばれますが、モデルを仔細に観察し、忠実に再現することに心を砕いていました。その技術はこうして自分の手で対象に触れて、感じるところから磨かれるものだという信念があったのでしょう。

現在、屋上庭園にはアガパンサスやバラなどが植えられており、季節ごとに来館者の目を楽しませています。また、一部に菜園が再現され、野菜が栽培されています。
東洋蘭を愛した朝倉は、2階に蘭の栽培のための温室を作りました。現在「蘭の間」には、猫の彫刻が展示されています。朝倉は猫が好きで、数々の猫をモチーフとした作品を残しています。

今回の企画展と同期間に、『台東鳥瞰』関連企画「齋藤陽道 写真展」も開催。
台東区が発行している文化芸術広報誌『台東鳥瞰』のために写真家・齋藤陽道氏が撮り下ろした朝倉彫塑館の作品5点が館内に展示されています。


朝倉彫塑館は庭園や建築も含めてすべてが朝倉の美意識のもとに生まれた作品と言えるでしょう。隅々にまで朝倉のこだわりが感じられ、見ごたえが十分でした。ユニークな企画展「独断で選んだイケメン★オシメン」と『台東鳥瞰』関連企画「齋藤陽道 写真展」は2019年6月5日(水)まで開催されています。この機会にぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
| 開館時間 | 午前9時30分~午後4時30分 (入館は午後4時まで) |
| 休館日 | 月・木曜日(祝休日と重なる場合は翌平日) 年末年始 展示替え等のため臨時休館することがございます |
| 入館料 | 一般 500円(300円) 小・中・高校生 250円(150円) ※( )内は、20人以上の団体料金 ※障害者手帳提示者及びその介護者は無料となります ※特定疾患医療受給者証提示者及びその介護者は無料となります ※毎週土曜日は台東区在住・在学の小、中学生とその引率者の入館料が無料です年間パスポート等のお得なサービスを 各種ご用意していますので、ぜひご利用ください |
| 所在地 | 〒110-0001 台東区谷中7丁目18番10号 TEL:03-3821-4549 FAX:03-3821-5225 |
| 公式サイト | http://www.taitocity.net/zaidan/asakura/ |
※ご入館の際は靴下をご用意ください