「Resol Gallery Ueno」日本最大級公募展 国展出品作家によるアート作品2025年8月特設展示アーティスト・伊藤 恭子氏の作品4点を本展にて展示

「実行力」(2014年)

ツーリストホテル『ホテルリソル上野』 リビングロビー内アートギャラリー「Resol Gallery Ueno」
会期:2025年8月1日(金)~8月31日(日) 入場無料

リソル株式会社が運営する「リソルホテルズ」ブランドのツーリストホテル『ホテルリソル上野』(東京都台東区上野7丁目2-9)では、リビングロビー内アートギャラリー「Resol Gallery Ueno」にて、アーティスト 伊藤恭子氏による作品4点の特設展示を、2025年8月1日(金)~8月31日(日)の期間実施します。

『ホテルリソル上野』では、アートと下町が調和する「上野」という地域に根ざしたホテルづくりの一環として、リビングロビー内アートギャラリー「Resol Gallery Ueno」を、未来の文化を発信する新進気鋭のアーティストと、旅するお客さまとの出会いを創出する場として活用する取り組みを、昨年2月よりスタートしました。実施以来、長年アートシーンで活動されている作家や新進気鋭のアーティストが参加しています。これまでに油絵や版画など多彩なジャンルの作品を展示し、旅人(ツーリスト)たちが気軽にアートに触れる場として、宿泊者のみならず一般の方にもお楽しみいただいています。

第十弾のアーティストとなる伊藤 恭子(いとう きょうこ)氏は、武蔵野美術大学 造形学部油絵学科を卒業後、東京を拠点に、個展・グループ展・公募展を通じて精力的に作品を発表されています。現在は、国画会会員・日本美術家連盟会員としてもご活躍中です。

本展示では、長年にわたり伊藤氏が取り組んできたテーマ「生きる力」を基に、「実行力」や「包容力」といった人間の内面的なエネルギーを表現した油絵作品4点を展示します。人に宿る力強さや、生命の尊さを表現した作品をぜひご覧ください。

「リソルホテルズ」では、今後もすべての旅人(ツーリスト)たちのニーズに徹底的に応えるホテル運営を通じて、かけがえのない旅の「物語」を紡いでまいります。

 

開催概要
会 期:2025年8月1日(金)~8月31日(日)
会場:『ホテルリソル上野』リビングロビー内 アートギャラリー「Resol Gallery Ueno」
アーティスト:伊藤 恭子氏
入場料:無料  ※ご宿泊者以外の方も気軽に立ち寄っていただけます。
開館時間:【ご宿泊者様】 24時間見学いただけます。 / 【ご宿泊者以外の方】 10時~20時

 

展示作品:

「実行力」 (2014年 キャンバス、油彩 サイズ S30号)

「生きる力」シリーズ(実行力、集中力、忍耐力、包容力)の4 連作のうちの1点。
ただ待っているのではなく、一つ一つ実行していくことで前に進むことができる。
生きていく上でとても大切な生きる力、実行力。
生きる力の強さを鑑賞者にうったえかけるよう筆の勢いで躍動感を意識した作品。

「包容力」(2014年 キャンバス、油彩 サイズS30号)

「生きる力」シリーズ(実行力、集中力、忍耐力、包容力)の4連作のうちの1点。
社会の中で相手を思いやること、寄り添うこと、受け入れること。
それも生きていく上でとても大切な生きる力、包容力。
大きなU字型の形があたたかく包み込んでくれる。
あえてシンプルな構図にすることで意図の主張を強めた作品。

「大地の聲(だいちのこえ)」(2024年 キャンバス、油彩 サイズ F4号)

大地に大きく根を下ろし長い歳月を経てきた大木をモチーフに抽象化し、
その生命力をモノトーンとアクセントのバーミリオンで表現した作品。

「存在」(2025年 キャンバス、油彩 サイズ F3号)

ものや人、それぞれが持つ存在の意義を抽象表現で表した作品。
作品を目にした人それぞれのとらえ方で鑑賞してほしい。

 

プロフィール:伊藤恭子(いとう・きょうこ)-Kyoko Ito-
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業後、今日まで油絵画家として、東京を中心に個展、グループ展を通じて発表を続けている。近年は「生きる力」をテーマに作品を制作している。現在、国画会会員、日本美術家連盟会員。

 

■略歴
1992    青山学院大学文学部卒
1996    武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒

1997以降 現在まで
〈個展〉
日本橋高島屋6階美術画廊 (2006)
一番星画廊 (日本橋) (‘98, ‘99, ‘00, ‘ 01, ‘05, ‘11, ’14, ‘20)
ミュージアム長瀞一番星 (2003)
サエグサ画廊 (銀座) (1997)
檪画廊 (銀座) (2007)
シロタ画廊 (銀座) (2012)
ギャラリーあづま(銀座) (‘16‘19‘23)他

〈グループ展〉
KOKU 10/TEN  (銀座 ギャラリー向日葵) (’11, ‘12, ‘13)
国画会新会員展 (銀座 井上画廊) (2015)
冬葵展(国展メンバーの3人展)(ギャラリー向日葵)(‘21)他

〈展覧会〉
国展 (国立新美術館) 1996年以降(‘98年以外)毎年出品
昭和会展 (日動画廊) (‘97, ‘99)
フィールド・オブ・ナウ展 (日本洋画商協同組合) (’00, ‘01, ‘02)
春の祭典 (洋画商協同組合) (’17, ‘18, ‘20)
上野の森美術館大賞展 (’98,’02)
EU JAPON現代美術交流展 (パリ、ルクセンブルグ 他) (1998)
伊藤恭子展 (山形県酒田市 本間美術館) (2002)
3人の女流作家展 (本間美術館) (2005)
東京アートフェア (東京国際フォーラム) (‘08, ‘09, ‘11)他
宵の明星展(一番星画廊 星忠伸 追悼)(‘20)
現在 国画会会員 日本美術家連盟会員

〈作品収蔵〉 
展示「ラフレさいたま」(埼玉県 さいたま新都心)
「本間美術館」(山形県酒田市)
「一番星画廊」(東京都中央区日本橋)
「聖光が丘病院」(千葉県柏市)
「旭神経内科リハビリテーション病院」(千葉県松戸)
「ル・ジャポン」(東京都目黒区青葉台 レストラン)
「グランデュオ経堂Ⅱ」(東京都世田谷区経堂 マンション)
「青山学院高等部」(東京都渋谷区)
「八千代わかば幼稚園」(千葉県八千代市)
「玉川聖学院」(東京都世田谷区)
「ホテル・ドゥ・ラルパージュ」(長野県蓼科高原)
「マルサン重機建設株式会社」(千葉県市原市)

 

「Resol Gallery Ueno」について
『ホテルリソル上野』のリビングロビー内にあるアートギャラリー「Resol Gallery Ueno」では、新進気鋭のアーティストたちが、その想いや技術を具現化したアートの数々を展示しています。
アカデミズムの街上野ならではの芸術体験は、単なるホテルステイとはひと味違ったスパイスを、旅人たちに提供します。
ギャラリーでは特設展示と常設展示を隔月で交互に実施。訪れるたびに新たな発見と成長の機会を与えてくれます。

 

【特設展示について】
「Resol Gallery Ueno」では、長年アートシーンで活動されている作家をはじめ、新進気鋭のアーティストが作品を発表する場として、無償でギャラリーを提供しています。
上野の街とアートが出会う旅の拠点として、「旅、旅人、または旅先をイメージさせる作品」「下町文化、風土、歴史をイメージさせる作品」「アカデミズムを感じさせる作品」「観る者の心を癒し、新たな発見やインスピレーションを与える作品」など、様々な作品とお客さまとの出会いを創出していきます。

<出展希望者からの問い合わせ先>
Tel:  03-5325-9269(担当:伊藤)
Mail: ka.ito@resol.jp

 

【常設展示について】

(画像左から)
太陽と月(2020 清水慶太 木製パネルにアクリル絵の具 2枚1組)
パンダ(2020 石川マサル・清水慶太 樹脂製フィギュアにアクリル絵の具)
EDO, rotated 90°(2020 清水慶太 キャンバスにプリント)
うえの(2020 清水慶太 木製パネルにアクリル絵の具)

 

プロフィール:清水 慶太(しみず けいた)
デザイナー、デザインコンサルタント
1974年、東京都生まれ。
東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了後、ミラノを拠点にデザイナーとして活動を開始。
アメリカで過ごした幼少期、およびイタリアでのデザイナー生活によって培われたグローバルな価値観から作られる包含性のあるデザインは、国内外で高い評価をうける。昨今は、プロダクトのデザインのみでなく、ホテルのコンセプト開発や企業のコーポレートデザインも手掛けている。

 

『ホテルリソル上野』概要

◇所在地: 東京都台東区上野7丁目2-9
◇交通:   JR上野駅、浅草口・入谷口から徒歩1分
◇構造:  鉄骨造[地上10階]
◇客室数: 115室[モダレット(セミダブル)107 室 /ツイン8室]
◇公式サイト: https://www.resol-hotel.jp/ueno/

 

【リソル株式会社】プレスリリースより


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おしゃべりOK!常設展無料 にぎやかサタデー開催!

国立西洋美術館
© 国立西洋美術館

8月23日(土)国立西洋美術館にて開催 小さなお子さまからご年配の方までみんなでアートを気軽に楽しもう!

国立西洋美術館では、「にぎやかサタデー」を 2025年8 月 23 日(土)に開催します。「にぎやかサタデー」は、2023年からスタートし本年で3回目となるプログラムです。子どもからご年配の方までどなたでも気軽に会話しながら作品をご覧いただくなど、それぞれの鑑賞スタイルで美術館を気ままにもっと楽しんでいただける、この日限りの特別企画となります。常設展は観覧料無料です。

※通常の開館日のお客様同士の会話を制限するものではありません。

© 国立西洋美術館

「美術館では静かにしなくてはいけないから緊張する」「子どもや高齢の親とはなかなか展覧会には行きづらい」そんなお客様にも気兼ねなく美術館を楽しんでいただきたい、という想いでスタートしたこのプログラム。当日は館内数か所にベビーカー置き場を設置し、キッズスペース付き休憩エリアや乳幼児連れのお客様に向けておむつ交換などが行える赤ちゃん休憩室もご提供します。年齢を問わず、美術館が初めての方も、リピーターの方も作品鑑賞を楽しめる企画もご用意しています。


【開催概要】
日時:2025 年 8 月 23 日(土)9:30~20:00 ※入館は閉館の30分前まで
会場:国立西洋美術館 [東京・上野公園] アクセス
観覧料:常設展は無料、企画展「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展」は有料
Webサイト:https://www.nmwa.go.jp/jp/experience-learn/detail/event_120.html

© 国立西洋美術館
© 国立西洋美術館
© 国立西洋美術館

 

=「にぎやかサタデー」お楽しみ企画=

無料で楽しめる企画!その①
作品の細部に注目する「この作品をさがしに行こう!」
常設展※無料(小企画展「ピカソの人物画」開催中)

モネやルノワールなど、教科書で一度は目にしたことのある西洋絵画の名作の数々が見られる常設展では「この作品をさがしに行こう!」企画を実施。作品の一部を切り取ったポストカードを手がかりに、どの作品のどの部分か展示室内を探す中で、お気に入りの作品も見つかるかも?作品の細部に注目してゲーム感覚でアート鑑賞を楽しめます。

© 国立西洋美術館

無料で楽しめる企画!その②
国立西洋美術館が題材!「絵本『森のはずれの美術館の話』朗読会」常設展2F休憩エリア※無料

本年8月発売の国立西洋美術館を題材とした絵本『森のはずれの美術館の話』(文:梨木香歩 絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン)の朗読会を、キッズスペース付き休憩エリアにて開催します。朗読会のあとは、絵本に登場する作品がどこに展示されているか、実際に展示室に観に行ってみてはいかがでしょう。

 

素描の世界を満喫!「素描(そびょう)でビンゴ」企画展 ※企画展観覧料が必要です

開催中の企画展「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで」では当日限定の展示作品の部分を並べたビンゴ企画「素描(そびょう)でビンゴ」や、鑑賞のヒントを掲載した小冊子をお渡しし、楽しみながら絵画に親しむ機会をご用意しています。

 

=CAFÉ すいれん・ミュージアムショップ=

当日は夜20時までオープン、比較的空いている夕方以降の時間帯に美術鑑賞とあわせて、館内のカフェレストラン「CAFÉ すいれん」でディナーを楽しんだり、ミュージアムショップでお気に入りのグッズやお土産を探したり、ゆっくりと夜の美術館で夏のひとときを過ごすのもおすすめです。
CAFÉ すいれん営業時間
食事:11:00〜19:10L.O.
喫茶:10:00〜19:30L.O.

CAFÉ すいれん © 国立西洋美術館
© 国立西洋美術館
© 国立西洋美術館

国立西洋美術館は上野公園内、JR上野駅公園口改札の目の前に位置しアクセス抜群です。毎週金曜・土曜日は20時まで開館しています。夏の暑い日も、夜暗くなってからでも安心してご来館ください。

 

【国立西洋美術館】東京都台東区上野公園7-7 アクセス
開館時間:9:30~17:30(金・土は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで ※月曜休館
ウェブサイト:https://www.nmwa.go.jp/
お問い合わせ:ハローダイヤル050-5541-8600

 

【独立行政法人国立美術館 国立西洋美術館】プレスリリースより


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【松坂屋上野店】\世界のなぞを解くのはあなた!/『世界ふしぎ発見!展 in 上野』 を開催

松坂屋上野店
世界ふしぎ発見!展 in 上野

2025年7月17日(木)→8月4日(月)10時~18時(19時閉場) ※最終日は16時まで(17時閉場)/松坂屋上野店 6階催事場

あのスタジオセットがやってくる!7/17(木)~8/4(月)、大人気テレビ番組『世界ふしぎ発見!』(TBSテレビ)が展覧会になった「世界ふしぎ発見!展 in 上野」を松坂屋上野店で開催いたします。1986年から約1700回続く人気番組の貴重映像や出演者と制作者の完全撮り下ろしインタビュー映像を満載し、世界中から収集したふしぎなモノも興味深いエピソードやクイズと共に展示します。そして、番組内ではおなじみの『ボッシュート!』体験ができるスタジオセットを特別展示いたします!
世界探険旅行の擬似体験を楽しみながら、知的好奇心を満たす展覧会を是非お楽しみください♪

【特設サイト】 https://dmdepart.jp/museum/ueno/fushigi-hakken-ten/

 

・過去の展示の様子

※展示画像は愛知会場のものです。展示内容は会場ごとに異なりますので予めご了承ください。
©TBSテレビ・テレビマンユニオン

 

・展覧会公式グッズ (一例)

トートバッグ

トートバッグ
税込1,980円

クリアファイル

クリアファイル
税込440円

トレーディングアクリルキーホルダー

トレーディングアクリルキーホルダー
各税込550円

トレーディングアクリルスタンド「スーパーヒトシ君」

トレーディングアクリルスタンド「スーパーヒトシ君」
税込770円

マグカップ「ヒトシ君シルエット」

マグカップ「ヒトシ君シルエット」
各税込2,420円
※表と裏でシルエットカラーが異なります。

パスポート風ミニノート

パスポート風ミニノート
税込990円

©TBSテレビ・テレビマンユニオン

 

・受注商品

K18金のスーパーヒトシ君人形

K18金のスーパーヒトシ君人形
H61×W50.5×D25mm
税込3,080,000円

SV銀のヒトシ君人形

SV銀のヒトシ君人形
H61×W28.5×D25mm
税込143,000円

©TBSテレビ・テレビマンユニオン

 

・開催概要

展覧会名:世界ふしぎ発見!展 in 上野
会期:2025年7月17日(木)→8月4日(月)
会場:松坂屋上野店 6階催事場
入場時間:10時~18時(19時閉場) ※最終日は16時まで(17時閉場)
入場料(税込):一般・大学生1,400(1,200)円、中高生900(700)円、小学生700(500)円
※( )内は前売り料金
※未就学児は無料
※小学生以下のお子様は必ず保護者(18才以上)の方同伴でご入場ください。
※保護者の方も入場券が必要となります。

―入場券の販売について―
本展の入場は、下記日程につきましては一部日時指定制となります。なお、各日時の入場券は数量限定のため完売の場合がございます。残券がある場合、会場でも当日券の販売をいたします。

【日時指定入場区分】
7月17日(木)、7月19日(土)、7月20日(日)、7月21日(月・祝)、7月26日(土)、7月27日(日)、8月2日(土)、8月3日(日)の午前中
①10時~11時、②11時~12時
※前売券は、ローソンチケット(Lコード:35190)にて7月16日(水)まで販売いたします。
※当日券は、7月17日(木)より会場およびローソンチケット(https://l-tike.com/fushigi-hakken-ueno/)にて販売いたします(※外部サイトへリンクします)。

 

※本展覧会は、大丸・松坂屋のクレジットカード会員様、大丸・松坂屋アプリ会員様のサファイアランク以上、大丸松坂屋友の会カード、ブライダルサークル会員証をお持ちの方のご優待、及び、株主ご優待、大丸松坂屋お得意様ゴールドカードご利用のお客様、障がい者手帳、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証などをお持ちのお客様のすべてのご優待を除外とさせていただきます。あらかじめご了承願います。
※障がい者手帳(身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳)、小児慢性疾患手帳、被爆者健康手帳、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証をお持ちの方も入場券の購入が必要となります。ただし、その介添えのための同伴者1名様まで無料でご入場いただけます。

 

※再入場はできません。
※物販コーナーのご利用には、入場券が必要となります。
※展示物には一部を除き、お手を触れぬようご注意ください。
※会場混雑の状況で、整理券を配布し入場までお待ちいただく場合がございます。
※本展覧会は、他会場と展示内容等が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

主催:世界ふしぎ発見!展 実行委員会
協力:TBSテレビ/テレビマンユニオン
企画制作:ネオスペース

 

【株式会社大丸松坂屋百貨店】プレスリリースより


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正倉院初の体感型展覧会「正倉院 THE SHOW」東京会場の開催情報を発表!――幻の名香「蘭奢待」の香りがついに上野へ。

上野の森美術館

正倉院の1300年にわたる歴史や、宝物の美を全身でお楽しみいただける初の体感型展覧会「正倉院 THE SHOW―感じる。いま、ここにある奇跡―」を9月20日(土)から11月9日(日)まで、上野の森美術館(東京都台東区)で開催いたします。

本展では、宮内庁正倉院事務所監修のもと、巨大スクリーンに映し出される超高精細映像と、1300年前の正倉院宝物の姿を再現した「再現模造」を組み合わせた展示空間で、宝物の美に包まれるような体験をお届けします。また、史上初の再現展示となる織田信長らが熱望した幻の名香「蘭奢待(らんじゃたい)」の香りや、「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」といった宝物の実物を奏でた音色などを通じ、正倉院が紡いだ1300年の奇跡を全身で体感いただけます。

本リリースでは東京会場の開催情報を解禁! さらに、みどころをご紹介いたします。

 

■東京会場 開催概要
展覧会名 : 正倉院 THE SHOW―感じる。いま、ここにある奇跡―
会  場 : 上野の森美術館(東京都台東区)
会  期 : 2025年9月20日(土)~11月9日(日)※休館日はありません
開館時間 : 午前10時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
主  催 : 上野の森美術館、「正倉院 THE SHOW」実行委員会(読売テレビ、読売新聞社、TOPPAN、角川メディアハウス)、日本テレビ放送網、BS 日テレ
監  修 : 宮内庁正倉院事務所
協  賛 : タケモトピアノ
技術協力 : エプソン販売
協  力 : 高砂香料工業

お問い合わせ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)
※本展は、6月14日(土)から8月24日(日)まで、大阪歴史博物館で開催されています。

 

■東京会場 チケット料金

観覧料 前売券 当日券
一般 2,100円 2,300円
高校生・大学生 1,500円 1,700円
小学生・中学生 900円 1,100円

※未就学児は無料。
※料金は全て税込。
※障がい者手帳等をお持ちの方と介護者1名までは当日料金の半額になります。
※大学生・高校生・中学生の方は学生証をご提示ください。
※前売券は8月初旬に開始予定。詳細は決まり次第公式ウェブサイト等でお知らせします。

 

【開催趣旨】
9000件もの宝物を1300年近く守り伝えた “奇跡の宝庫”、正倉院。奈良時代を中心に、古代の東西交流を示す宝物は、天皇の許可が無いと開けられない「勅封(ちょくふう)」の制度や、継続的な修理・点検といった、宝物を守らんとする人々の努力によって今に伝わりました。奇跡的な保存状態から、世界でも唯一無二のかけがえのない存在です。
本展は、宝物と同じ材料・技法を用いた再現模造や、肉眼では確認しにくい微細な部分まで正確に写し取った高精細3Dデジタルデータを用いながら、宝物を目の前にするだけでは見えてこなかった新たな魅力に迫ります。
また、戦国武将の織田信長が熱望したことで知られる幻の香木「蘭奢待(らんじゃたい)」の香りが、科学調査に基づき初めて再現されたことを受け、会場では、天下人を魅了した香りを実際にお楽しみいただくこともできます。

 

みどころ① 超高精細映像で宝物の細部に迫る

画像はいずれも大阪会場展示風景

最新の技術で宝物をスキャンして作成した超高精細の映像を、巨大スクリーンで上映。没入感ある空間で、肉眼では捉えられない宝物の美しい意匠の細部や質感を「再現模造」の展示と合わせてたっぷりとご堪能いただけます。さらに、正倉院と宝物をめぐるストーリー映像で正倉院の「ものがたり」を体感いただけます。

 

みどころ② 史上初、蘭奢待の香りを再現展示

大阪会場展示風景

成分分析など詳細な科学調査により、史上初めて再現した天下第一の名香「蘭奢待」の香りを展示します。蘭奢待の正式名称は「黄熟香(おうじゅくこう)」。長さは156.0cm、重さ11.6kgもある見事な香木で、織田信長らが切り取った跡が残ります。謎に包まれてきたその香りが本展でついに明らかになります。

 

みどころ③ 「再現模造」で1300年前の輝きと美を体感

模造 螺鈿箱(大阪会場展示風景)
模造 螺鈿紫檀五絃琵琶(大阪会場展示風景)

実際の宝物と同じ素材や技法を使い、1300年前の宝物本来の姿を再現した「再現模造」。それらを見ると、当時の宝物がいかに高度な技術を駆使し精緻に作られているかがよくわかります。本展では、「螺鈿紫檀五絃琵琶」や「螺鈿箱(らでんのはこ)」など有名な宝物の再現模造を展示。当時の宝物の輝きとともに、映像や解説を通じてその美の裏側や超絶技巧に迫ります。
※正倉院宝物実物は展示されません。

 

みどころ④ 現代のアーティストによる新たな創造

ファッション・音楽・写真・陶芸の各分野から、最前線で活躍するアーティストたちが、正倉院やその宝物にインスピレーションを受けた作品を制作しました。本展で初公開します。

コラボレーションアーティスト

 

【スマホ版音声ガイドを無料でお楽しみいただけます】

音声ガイドのナビゲーターは、数々の人気アニメで活躍する声優・神谷浩史さん。宮内庁正倉院事務所研究員による特別解説を交えながら、正倉院をめぐる時を超えた「ものがたり」へ皆さまをご案内します。
※お客様ご自身のスマートフォンまたはタブレットで、無料でご利用いただけるガイドです。入場時にQRコードを読み取ってアクセスしていただきますので、ご利用にはデータ通信が必要です。
※端末により利用できない場合があります。
※イヤホン、ヘッドホンをご持参のうえお楽しみください。

 

【正倉院「THE SHOW」広報事務局】プレスリリースより


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企画展「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者招待展」7月19日より開催! 受賞作家の作品が一堂に!!

2025年7月19日(土) ~10月5日(日) 上野・藝大アートプラザにて開催(入場無料)

「アートで毎日を特別な日に」をコンセプトに、小学館と東京藝術大学の協働事業として東京藝術大学美術学部構内(台東区・上野)で運営するギャラリー「藝大アートプラザ(https://artplaza.geidai.ac.jp/ )」。2025年7月19日(土) より企画展「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者招待展」を開催。本展では藝大の全学生を対象に年に一度開催される「藝大アートプラザアートアワード」の受賞者らによる作品を展示販売します。入場は無料、原則撮影OK。どうぞお見逃しなく。

 

2025年7月19日(土) 開催 企画展 「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者招待展」

藝大アートプラザ・アートアワード(旧:藝大アートプラザ大賞)は初開催から2024年度で19回目を迎えました。年々認知度も上がり、本展を毎年楽しみにしてくださっているお客さまも増えています。今年も現役の学生から、作家として鋭意活動する卒業生まで、様々な年代の受賞者の皆様の新作を、一堂に展示する本展を開催いたします。

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企画展開催告知ページ
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/27804/
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■ 企画展概要

企画展名:企画展「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者招待展」
会場:藝大アートプラザ(東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内)
会期:2025年7月19日(土) 〜10月5日(日)
前期 7月19日(土) ~8月24日(日) / 後期 8月30日(土) ~10月5日(日)
入場料:無料
営業時間:10:00-18:00
定休日:月曜
※営業日時が変更になる場合がございます。最新情報は公式Webサイト・SNSをご確認ください


 藝大アートプラザとは 〜アートで毎日を特別な日に〜

トップアーティストを数多く輩出する、東京藝術大学(以下、藝大)の教職員、学生、卒業生の作品を展示販売するギャラリー「藝大アートプラザ」。藝大上野キャンパス構内において、一般の方々が、年間を通して自由に入場・見学することができる、貴重な場所のひとつです。小学館と藝大の協働事業として、2018年から運営をスタートしました。

現在は、1,2カ月ごとに異なるテーマの展示を開催。企画展には毎回10〜50名のアーティストが参加し、油画、日本画、彫刻、工芸、デザイン等、藝大ならではの多様な技法とアプローチで表現された作品が、一堂に会します。

2025年3-5月開催の企画展「藝大動物園 Welcome to the art zoo!」後期展示風景
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/27694

 

店舗内には、器やアクセサリーなど生活に寄り添うアートを中心とした常設作品コーナー「LIFE WITH ART」を設置。藝大アーティストらが直接ドローイングを行った世界で一枚だけの「ドローイングTシャツ(通称ドロT)」も複数取り扱っています。

藝大アートプラザは、入場無料。写真撮影やSNSでのシェアも原則大歓迎。アートファンのみならず、どなたさまでも、気軽にアートに触れられる場所を目指しています。

常設コーナー「LIFE WITH ART」展示風景

 

ドローイングTシャツ 展示風景

 

2024年9月には公式オンラインショップ「うつわとTシャツの店」もオープン。藝大アーティストたちによる1点もののうつわやカトラリー、急須や茶碗などに加えて、オリジナルグッズも多数販売しています。

公式オンラインショップ「うつわとTシャツの店」
https://geidaiartplz.base.shop/

 

藝大アートプラザ基本情報

■ アクセス
最寄駅:JR上野駅(公園口)、鶯谷駅 下車徒歩約10分
東京メトロ千代田線・根津駅 下車徒歩約10分
東京メトロ日比谷線・上野駅 下車徒歩約15分
京成電鉄 京成上野駅 下車徒歩約15分
都営バス上26系統(亀戸〜上野公園)谷中バス停 下車徒歩約3分

※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください

■ 公式SNSアカウント
Instagram:
https://www.instagram.com/geidai_art_plaza
X:
https://x.com/artplaza_geidai
Podcast(Spotify):
https://open.spotify.com/show/2FlkumYv9ScWy69UlBtqWy
Threads:
https://www.threads.net/@geidai_art_plaza

 

■ 2025年の展示
2024年12月-2025年1月企画展「Made in Art」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/26477/
2025年1-3月企画展「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者展 2025」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/26551/
2025年3-5月企画展「藝大動物園 Welcome to the art zoo!」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/27319/
2025年5-7月企画展「ドン・キホーテによろしく Chasing Windmills: Regards to Don Quixote」
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/27855/

 
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【株式会社小学館】プレスリリースより


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明日7月1日[火]、国立西洋美術館にて開幕!「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで」本展音声ガイドナビゲーターの 月城かなとさんが来場!

国立西洋美術館

最新コラボ&グッズ情報も公開

国立西洋美術館[東京・上野公園]にて、明日7月1日[火]より「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで」を開催します。
開幕に先立ち開催されたプレス内覧会に、本展の音声ガイドナビゲーターを務める月城かなとさんが来場し、展覧会の魅力を語りました。

今回、初めて音声ガイドナビゲーターを務める月城さんは、「普段から国立西洋美術館に通っていて、展覧会の音声ガイドナビゲーターの仕事をできたら素敵だなと思っていたので、今回このようなお話をいただき、とても嬉しかったです。一緒に展覧会を巡っているような気持ちになっていただければいいなと思って収録させていただきました。」と語りました。

展示室をご覧になった月城さんは、「素描というものをあまり知らなかったけれど、実際に観て、こんなにカラフルで温かみのあるものなんだと思いました。」と驚きを語り、特にお気に入りの作品として、「犬の寝息が聞こえてきそう。」と第4章「ネーデルラント」に展示されたコルネリス・フィッセルの《眠る犬》を紹介しました。

更に、本展公式キャラクター「すねこ(愛称:すにゃこ)」と月城さんのコラボグッズの販売が決定!このコラボについて、月城さんは「今そにしけんじ先生からの描きおろしを待っている段階なので、完成を楽しみに待っていただきたいと思います。」と語りました。
コラボグッズは8月頃の販売開始予定。詳細は随時、公式サイト・公式SNSにて発表します。

「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで」展示風景
「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで」展示風景
「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで」展示風景

東京藝大出身のアート系クリエイター集団「アートゥーン!」とコラボ!

「芸術をもっと身近に」をコンセプトに、芸術の楽しさや奥深さを体感できるエンタメコンテンツを発信する、人気急上昇中のアートクリエイター集団「アートゥーン!」と素描展がコラボ!
YouTubeチャンネル「アートゥーン! / Artoone!」にて、本展のテーマ「素描」にちなみ、メンバーが様々な画材で素描にチャレンジする特別企画が6月28日[土]に配信されました。

さらに、本展オリジナルの「アートゥーン!」ロゴをあしらった限定ノベルティステッカーも制作!
アートゥーン!メンバーの林さんが鉛筆で描きおろした「素描風」オリジナルの「アートゥーン!」ロゴと本展公式キャラクター「すねこ(愛称:すにゃこ)」がコラボした限定デザインです。
本ステッカーは、国立西洋美術館の展覧会特設ショップにて税込4,000円以上(本展図録を含む)ご購入の方、先着5,000名に配布します。
※なくなり次第、終了となります。

※ステッカーイメージ

 

❖本展公式図録

販売価格:2,500円(税込)
サイズ:B5変形(250mm×190mm)、
180ページ、ソフトカバー並製本
デューラーやルーベンス、レンブラントをはじめとする本展の全出品作品全84点のオールカラー画像に加え、専門家によるエッセー・解説を収録。ルネサンスからバロックまでの選りすぐりの素描コレクションの魅力をご紹介します。イタリア、フランス、ドイツ、ネーデルラントにわたる出品作品を、この一冊でより深くお楽しみいただけます。

※画像はイメージです

 

❖グッズ最新情報

「SUO RING 眠る犬」4,180円(税込)
暑い夏にぴったり!
首の付け根を冷やし、身体全体を効果的に冷却するSUO RINGに、コルネリス・フィッセル《眠る犬》をモチーフとした可愛い犬を散りばめました。

※画像はイメージです

「素描コレクション展×ザハンブルコー オリジナル歯ブラシ」
1,100円(税込)
実は、スウェーデンは虫歯予防の先進国!
本展では、オーラルケアと環境問題に取り組むために立ち上げられたスウェーデンの歯ブラシブランド「THE HUMBLE CO.(ザハンブルコー)」とコラボ!
ザハンブルコーを象徴するバンブー歯ブラシに、コルネリス・フィッセル《眠る犬》をモチーフとした犬と展覧会タイトルを刻印しました。

※画像はイメージです

その他にも《眠る犬》モチーフのグッズ多数!

「眠る犬すやすやマスコットBC」2,750円(税込)
「がま口」1,760円(税込)
「枕カバー」2,970円(税込) ※画像はすべてイメージです

「素描コレクション展×フグレンコーヒーオリジナルドリップバッグ」各432円(税込)
ノルウェー発の人気コーヒーブランド「Fuglen Coffee Roasters」とコラボ!
ジョヴァンニ・ダ・ウーディネ《空飛ぶ雀》など本展出品作品をあしらったオリジナルパッケージのドリップバッグを販売します。

※画像はイメージです

「『牛の習作』ビーフカレー」972円(税込)
アブラハム・ブルーマールト 《牛の習作》にちなみ、本展オリジナルパッケージ牛カレーを販売!

※画像はイメージです

「キャンディボトル」972円(税込)
ヤン・ブリューゲル(父)《旅人と牛飼いのいる森林地帯》をイメージしたカラーの本展オリジナルキャンディ。

※画像はイメージです

展覧会公式キャラクター「すねこ(愛称:すにゃこ)」オリジナルグッズも!
ポストカード、アクリルキーホルダー、ステッカーなど、すにゃこオリジナルグッズを販売!

すねこポストカード(全4種)各198円(税込)
すねこアクリルキーホルダー(ブラインド仕様・全6種)各550円(税込)
すねこダイカットステッカー(ブラインド仕様・全4種)各550円(税込)
すねこクリアファイル(A4)(1種)550円(税込)

※上記は「月城かなと × すねこ」スペシャルコラボグッズではありません。
コラボグッズ詳細は近日、公式サイト・公式SNSにて発表します。

 

❖「月城かなと × すねこ」スペシャルコラボグッズ、展覧会中盤より販売スタート!

多数のご要望にお応えして、本展の音声ガイドナビゲーターを務める元宝塚歌劇団月組トップスターの月城かなとさんと、展覧会公式キャラクター「すねこ(愛称:すにゃこ)」とのスペシャルコラボグッズの販売が決定しました。
「すねこ」の作者・そにしけんじさんが、月城さんのアイディアを元に、月城さんをモデルにした可愛らしい女の子とすねこが日常をともに過ごす様子を新たに描き下ろし。今回のイラストを使用した特別なグッズは、展覧会の会期中盤にあたる8月中旬頃より販売を予定しています。
グッズには、コラボレーションの証として「SUNEKO × KANATO TSUKISHIRO」のロゴもさりげなくデザインされる予定です。
詳細は、展覧会公式サイトおよび公式SNSにて順次お知らせいたします。どうぞお楽しみに!

 

❖国立西洋美術館 レストラン「CAFÉ すいれん」タイアップメニュー

本展にあわせ、国立西洋美術館内のレストラン「CAFÉ すいれん」にて展覧会特別メニューが登場。
本展の世界観のスウェーデンをイメージに季節の食材を盛り込んだコースメニューを1日限定12食でご提供いたします。ぜひ展覧会とともにお楽しみください。

○内容:前菜盛り合わせ、そら豆のスープ、仔牛のポワレと茄子のプレッセ、ブルーベリーのムースとバタフライピーの青いムース リンゴンベリーアイス、コーヒー又は紅茶
○料金:3,900円(税込み)

※本メニューの提供期間は7月1日~9月28日です
※定休日:美術館の休館日に準ずる


開催概要
展覧会名|スウェーデン国立美術館素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで
会  期|2025年7月1日[火]-9月28日[日]
休 館 日 |月曜日、7月22日[火]、9月16日[火]
    ※7月21日[月・祝]、8月11日[月・祝]、8月12日[火]、9月15日[月・祝]、9月22日[月]は開館
開館時間|9:30 〜 17:30(金・土曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
会  場|国立西洋美術館[東京・上野公園] 〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
主  催|国立西洋美術館、読売新聞社
企画協力|スウェーデン国立美術館
協  賛|DNP大日本印刷
協  力|スウェーデン大使館、全日本空輸、TOKYO MX、西洋美術振興財団
展覧会公式サイト|https://drawings2025.jp
展覧会公式X/Instagram|@drawings2025_ex
お問い合わせ|050-5541-8600(ハローダイヤル)

 

【スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで 広報事務局】プレスリリースより

 


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ワクワク!ドキドキ!音楽とSTEAM教育を掛け合わせた体験型イベント「STEAM FESTIVAL」上野恩賜公園竹の台広場(噴水広場)にて6月27日(金)28日(土)の2日間開催!

上野恩賜公園竹の台広場(噴水広場)

~音楽とSTEAM教育を通じて、子供たちの創造力を育む教育イベントです。キッチンカーの出店やアーティスト公演なども実施~

公益社団法人東京青年会議所台東区委員会は、創造力を育みSTEAM教育を広めるため、上野恩賜公園竹の台広場(噴水広場)にて6月27日(金)28日(土)の2日間、音楽やプログラミングなどを通じてSTEAM教育に触れ合える、体験型イベントを開催します。

6月27日(金)は前日告知企画として、アイドルSAKURADOLLのライブを開催、28日(土)はアーティストによるオープニングライブ、シンガーソングライター遠坂めぐによるフリーライブ&サイン会&特典会、また台東区の小学生を対象とした、各種STEAM体験及び楽曲制作体験を開催します。
さらに2日間にわたり、キッチンカーが35店舗が集まる、子供も大人も楽しめる企画となっています。

 

【楽曲制作体験・STEAM体験・来場者特典のご案内】
各STEAM体験会に参加後、アンケートにお答えいただいたお子様には花やしきの入場チケットをプレゼント!
・楽曲制作体験(事前申し込み制):全員にプレゼント
・ロボットワークショップ、発明アイディアワークショップ(自由参加):先着180名様にプレゼント
また会場内に貼られているQRコードからアンケートにお答えいただいた来場者の方には、抽選で1,000名様に株式会社湖池屋さんのお菓子をプレゼント!

 

事業概要

イベント名 STEAM FESTIVAL~音と色でつなぐ未来のワークショップ~
日時 2025年6月27日(金) 11:00~20:00
2025年6月28日(土) 10:00~18:00
開催場所 上野恩賜公園竹の台広場(噴水広場)
東京都台東区上野公園
アーティスト
(詳細は下記にて)
■SAKURADOLL
■遠坂めぐ
■PALM
■金田すなほ
■結城亜美
参加費 無料
主催 公益社団法人東京青年会議所台東区委員会
後援団体 台東区、台東区教育委員会、東京商工会議所台東支部
協力団体 UUUM株式会社、株式会社ジーエムピー、株式会社STAR SEARCH LABEL、台東区立小学校PTA連合会、東洋大学Bbooth (50音順)
協賛企業 いちかわ興産株式会社、株式会社eNMUSUBi、株式会社オーテクノコーポレーション、株式会社Ogatomo、関東キタック販売株式会社、現役を応援する会一同、株式会社湖池屋、株式会社三善堂、在日本朝鮮青年商工会、株式会社シー・アイ・シー、株式会社CU、株式会社城北通信サービス、株式会社ときわ、株式会社No.1パートナー、農道楽、株式会社花やしき、株式会社フィスイノベーション、株式会社藤田建装、プライムファイナンシャルパートナーズ株式会社、株式会社ボンズトラスト、ユニプラス株式会社 (50音順)

タイムスケジュール

●6月27日(金)11:00~20:00

時間 コンテンツ
11:00~ キッチンカーエリアオープン
べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館PR
18:30~ SAKURADOLL アーティストライブ公演
※SAKURADOLLのライブ公演時間については変更になる可能性があります。

●6月28日(土)10:00~18:00

時間 コンテンツ
10:00~ キッチンカーエリアオープン
金田すなほ 結城亜美オープニングライブ、総合司会
10:30~
10:30〜13:25
ロボットワークショップ
PALM 楽曲制作体験
14:00〜15:25 遠坂めぐ 楽曲制作講座
16:30~ 遠坂めぐ フリーライブ&サイン会&特典会

アーティスト紹介

SAKURADOLL

「Made in Japan to the world」をテーマに日本のアイドル文化の新たな風を世界に吹き込みSAKURADOLLの音楽とパフォーマンスで世界中に満開の桜を咲かせる。日本が誇る世界のアニメから、世界のアイドルへ情熱と輝きでエンターテイメントの新たな歴史を築きグローバルステージで日本の魅力を伝えていくことを目指している。

遠坂めぐ

ショート動画界におけるNo.1人気音楽系クリエイター/シンガーソングライター。 2022年2月末に投稿した「切れてるバターにキレてます!」がTikTok・YouTube Shortsでバズったことをきっかけに、日常での些細なストレスを軽快なリズムに乗せて歌う「キレてます!」シリーズがSNS累計再生6億回を超える大ヒット。 その功績が認められ同年末には、1年間で最も活躍した音楽クリエイターに贈られる「TikTok Awards 2022 Music部門大賞」受賞。 2023年夏にリリースした「もうすぐ花火はじまるよ」は人気インフルエンサーたちとのコラボ企画の影響力もあり累計1億回再生を超えるロングヒットを記録。 2024年1月にリリースした「明日君に会えるせいだ」はSNS関連動画再生数1.5億回超え、YouTube Shorts楽曲使用ランキングでウィークリー7位/デイリー最高3位を記録。 2024年12月にリリースした「赤点だらけの毎日でも」は、公開からわずか1ヶ月でMVが100万回再生突破・ショート動画での音源使用件数が1万件を超えハイスピードで楽曲が拡散されるなど、SNSを活用したセルフプロデュースで注目を集めている。 活躍はSNSのみに留まらず、数々のTV番組やラジオ番組にも出演。 ピアノの演奏技術も高く評価されており、フジテレビ系列「芸能界特技王決定戦TEPPEN ~ピアノ部門~」に3度出演。 アンタッチャブル山崎弘也のレギュラーラジオ番組・NACK5「エネクルpresentsまいにちザキヤマ」に準レギュラーとして出演中。 耳に溶け込んでいく声、一度聴いたら耳から離れないキャッチーな歌詞、日本人に馴染みやすいメロディを得意とするシンガーソングライター。

PALM

中学時代、姉の影響でクラブミュージックと出会い、アーティスト活動をスタート。同時に兄の影響でベースを手にし、高校時代にはアーティスト活動を本格的に展開。自身が主催するパーティやライブイベントの企画にも積極的に取り組み、アーティストとしての基盤を築く。その後、インターネットレーベルへの関心からDTMを始め、新潟のクラブ「プラネット」や「Yellow Pigs」を拠点にサブカルチャーイベントのアーティストとして活動。Okadadaやi-depといった著名アーティストとの共演を果たし、その実力を広く認知される。大学入学を機に作曲活動を本格化し、多彩なアーティストと共演。現在は音楽家として活動している。これまでにシングル6曲をリリースし、そのミュージックビデオはYouTubeで公開中。独自のスタイルでシーンに新しい風を吹き込んでいる。

金田すなほ

ミュージカルに憧れ、10歳より芸能界入り。歌やお芝居の勉強を始め、2015年より本格的にヴォーカルレッスンを開始。 2018年、アイドルグループ「すぴりたんと」でデビュー。2020年からは「Jewel☆Ciel」として活動し、4thシングル『僕らは』がオリコンデイリーランキング6位を獲得。2021年には「gran☆ciel」へ改名し、『Message!』でオリコンデイリーランキング1位を記録した。 2022年4月よりソロ活動をスタート。 2023年12月にはシングル『夢が叶うまで』をリリース。持ち前の明るさ、透明感のある歌声と確かな歌唱力を活かし、舞台・CM・YouTubeなど多方面で精力的に活動中。

結城亜美

幼少期から音楽に親しみ、エレクトーン歴25年。ポピュラーソングからジャズまで様々な楽曲を演奏し、最近ではキーター奏者としても活躍の幅を広げている。 カメラマンとして活躍している反面、自身もモデルとして写真集を出したり、司会業をしたりできるマルチタレント。

 

実施背景

昨今変化が激しい現代社会において、創造力課題解決力協調性などを育み、複雑な課題に対応できる人財育成が求められています。
そこで今回は、楽曲制作体験ライブ公演に加え、プログラミング発明を考えるワークショップなどのSTEAM教育を掛け合わせた体験イベントを開催。
参加者がさまざまな課題を見つけ、クリエイティブな発想で解決していくための手段を身につけられるきっかけを促す企画です。

STEAM教育とは、Science(科学)STechnoligy(技術)TEngineering(工学)EArt(芸術)AMathematics(数学)Mの頭文字を組み合わせた、5つの分野を横断的に学ぶ教育のことです。
一般的にSTEAM教育を学べる体験会は屋内で実施されることが多く、来場者数が限られることがあります。
そのため今回は、より多くの方がSTEAM教育に触れられる機会を提供できるよう、アクセスの良い上野恩賜公園竹の台広場(噴水広場)で実施する運びとなりました。

楽曲制作体験では、講師にアーティストのPALM氏人気YouTuberの遠坂めぐ氏を招き、iPadで制作の考え方や楽しさを学べます。
また発明アイディアワークショップでは、どういうものが世の中の役に立つ発明かを考える、創造力を育む力を促します。
そのほか、各アーティストによるライブ公演や、多くのキッチンカーも用意。
音楽STEAM教育体験会だけでなく、誰でも気軽に楽しめる無料イベントとなっています。

主催団体紹介

主催団体紹介 私たち公益社団法人東京青年会議所(略称「東京JC」以下本文中では、「東京青年会議所」と呼称) は1949年(昭和24年)、戦争の傷跡が街にも人々の心にも深く残る中、「新日本の再建は青年の仕事 である」という志を同じにする青年達によって築き上げられました。
以来、東京青年会議所は「明るい豊かな社会の実現」という理念を掲げ、様々な活動‧運動を行ってき ました。
また東京青年会議所は、人種、国籍、性別、職業および宗教の別なく、自由な個々の意志によ り入会したメンバーで構成されています。
日本の青年会議所は活動の基本を「個人の修練」、「社会への奉仕」、「世界との友情」におき、会員 相互の啓発と交流をはかり、公共心を養いながら地域との協働により社会の発展に貢献するために活動 し、社会的課題に積極的に取り組んでいます。
青年会議所におけるさまざまな実践トレーニングを経験した活動分野は幅広く、40歳をむかえ卒業し た卒業生を含め、地域のリーダーとして活躍するばかりではなく、政財界へも多くの人材を輩出してい ます。

 
問い合わせ先
〒101-0054
東京都千代田区神田錦町3-1 オームビル新館8階
TEL:03-6285-1515(事務局)
FAX:03-6285-1516(事務局)
公益社団法人東京青年会議所
台東区委員会 担当者 金子晃大
メールアドレス:akhrknk@gmail.com

【公益社団法人東京青年会議所】プレスリリースより

 

記事提供:ココシル上野


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「五大浮世絵師展―歌麿 写楽 北斎 広重 国芳」(上野の森美術館)取材レポート。浮世絵の頂点を極めたスターたちの代表作が多数

上野の森美術館

浮世絵黄金期を彩った5大スターの傑作が一堂に会する「五大浮世絵師展―歌麿 写楽 北斎 広重 国芳」が、上野の森美術館(東京・上野)で開幕しました。会期は2025年7月6日(日)まで。

先立って行われた報道内覧会のギャラリートークでは、本展の図録執筆者である川崎浮世絵ギャラリー学芸員の山本野理子さんが登壇。見どころを解説していただきましたので、展示の様子と合わせて紹介します。

展示風景

天明・寛政期に黄金期を迎えた、日本が誇る大衆美術である「浮世絵」で名を馳せた5人の絵師、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳。本展は、美人画、役者絵、風景画など、各分野で頂点を極めた彼らの代表作を中心に約140点の作品を展示し、その表現の特色と魅力を伝えるものです。

第1章「喜多川歌麿―物想う女性たち」

展示は絵師一人ずつに焦点を当てた5章構成となっており、まず登場するのは喜多川歌麿です。

喜多川歌麿《両国橋上橋下納涼之図(橋下の図)》寛政後期(1795-1800)頃

歌麿は、現在NHKで放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」でも活躍している、江戸きっての名物プロデューサー・蔦重(蔦屋重三郎)が見出した絵師として知られています。

蔦重と組み、当時役者絵で用いられていた人物の上半身にクローズアップする「大首絵」のスタイルを美人画にも導入。艶やかな女性のしぐさや想いを写した作品で一世を風靡した、美人画の第一人者です。

喜多川歌麿《五人美人愛敬競 兵庫屋花妻》寛政7-8年(1795-96)頃

展示では、着飾った艶姿より、ほつれ髪で手紙を読む遊女のオフショットを捉えた《五人美人愛敬競 兵庫屋花妻》など、日常の様子を描いた美人画が目立ちます。

女性に対する教訓を記した「教訓親の目鑑」シリーズでは、だらしない格好で酒を呷る「ばくれん」(すれっからしの女性)が登場。美人画では、庶民の憧れだった才色兼備の遊女や町で評判の看板娘といった当世の美人が描かれがちですが、歌麿はこのように、ある意味で正反対の属性の女性も区別なくモデルにしました。

喜多川歌麿《教訓親の目鑑 俗二云 ばくれん》享和2年(1802)頃

山本さんは「歌麿の美人画は、よく理想的な女性像だと表現されることが多いのですが、実はこうした悪女風の女性も得意なんです」とコメント。

家庭で遊ぶ弟を微笑ましそうに見守る姉、海岸で休息する海女、子に乳をのませる山姥など、歌麿はあらゆる女性の生態や風俗に関心を向け、それを網羅するかのように題材にしてきました。そうした多様な女性の魅力を、指先一つに至るまで背景のストーリーを想像させるような豊かな表現力で提示している点が、歌麿作品の大きな特長となっていると話しました。

喜多川歌麿《風流子寶合 大からくり》享和2年(1802)頃

ちなみに、先述の《五人美人愛敬競 兵庫屋花妻》に描かれた手紙には、「ひとまねきらい、しきうつしなし、自力画師哥麿」から始まる、歌麿の美人画絵師としての確固たる自負を窺わせる文章も見られます。崩し字が読める方はぜひ注目してください。

第2章「東洲斎写楽―役者絵の衝撃」

続く東洲斎写楽もまた、歌麿同様に蔦重に見出され、浮世絵の黄金期を彩った絵師の一人。寛政6(1794)年5月から翌年の1月までの10ヶ月間に約145点の錦絵を残したものの、その後忽然と表舞台から姿を消したため、経歴がほとんど明らかになっていないミステリアスな人物です。

個性的でインパクトの強い役者大首絵を数多く手掛けており、その作画期は取材した芝居の上演時期によって4期に分けられ、作風や仕様がきれいに分類できることが特徴です。本展に展示される写楽作品の半分以上は、とくに人気の高い第1期の大首絵で、これだけの点数が一同に揃うのはたいへんに希少な機会とのこと。

手前は東洲斎写楽《二代目嵐龍蔵の金貸石部金吉》寛政6年(1794)

山本さんが写楽作品の魅力の分かりやすい作例として挙げたのは、第1期作の《二代目嵐龍蔵の金貸石部金吉》です。

二代目嵐龍蔵は悪役を得意とした役者で、本図で描かれているのは金貸しの役どころ。袖をたくし上げて見得を切る役者の目の動き、力を込めた指の一本一本、真一文字に引いた口元にできたシワなど、鋭い観察眼による独特の写実表現に着目し、「ズームできるカメラも望遠鏡もない時代に、よくここまでというくらい細部まで描く。役者の演技の一瞬を正確に捉えようとしたのが写楽です」と述べました。

東洲斎写楽《尾上松助の松下造酒之進》寛政6年(1794)

《尾上松助の松下造酒之進》では、落ちぶれた浪人の伸びた月代に乱れた髪、うつろで落ちくぼんだ目の描写が際立っています。全体を暗い色彩でまとめることで、貧窮に陥った寂寥感を表現しているだけでなく、まるでまもなく殺されてしまう悲壮な運命をも描き出そうとしたかのようです。

東洲斎写楽《中山富三郎の宮城野》寛政6年(1794)

当時、他の絵師たちは役者を美化していましたが、写楽はたとえ女形であっても男らしい骨格をそのまま描くなど、美しさよりもリアリティや間近で舞台を望むような臨場感を重視していました。迫真の画面からは他の役者絵にはないエネルギーが伝わってきますが、あまりに真を極めようとする姿勢は、当時の役者本人やファンからの不評を買い、活動期が短命に終わった原因と言われています。

左から東洲斎写楽《大童山土俵入り 谷風、雷電、花頂山、達ヶ関、宮城野》、《大童山土俵入り 大童山文五郎》寛政6年(1794)

第3章「葛飾北斎―怒涛のブルー」

3人目は葛飾北斎(宝暦10~嘉永2年・1760~1849)です。19世紀後半に起こったジャポニズムでその名がヨーロッパ中に広まり、近年アメリカの写真情報誌『LIFE』が特集した「この1000年で最も重要な功績を残した世界の著名人100人」のアンケートでも日本人で唯一選出されるなど、世界で最も有名な日本人画家と評しても過言ではないでしょう。

葛飾北斎《仮名手本忠臣蔵 十段目》文化3年(1806)頃

北斎は90年に及ぶ生涯で、版本挿絵はもちろん、錦絵、摺物、肉筆画などあらゆる分野の仕事に着手し、風景・花鳥・人物に留まらない森羅万象を描き続けました。絵の総数は4,000図ともいわれる北斎の代表的な絵手本『北斎漫画』の尋常ではないデッサン力を見るだけでも、70年以上を画業三昧に励み、ついには「画狂老人卍」を名乗るに至ったその画歴の凄みが伝わってくるはずです。

葛飾北斎『北斎漫画』初~14編、文政11-明治11年(1828-78)

誰もが知る、富士をさまざまな視点で捉えた「冨嶽三十六景」シリーズを発表したのは70歳代の老境に入ってからですが、その前後を展示作品で概観すると、色彩が深く、豊かに変化していることがわかります。絵具の変化も理由でしょうが、何歳になろうと尽きない、北斎の探求心と向上心を感じさせるこうした変化も見どころです。

葛飾北斎《冨嶽三十六景 山下白雨》天保2年(1831)頃

中でも傑作とされる《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》は、遠景に富士の山容を構える海原で、狂ったように高く上がる波の飛沫が飛ぶ一瞬の様子を、大胆な構図で捉えています。

葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》天保2年(1831)頃

山本さんは本図を例に出し、北斎作品の魅力の一つとして「視覚のトリック」を挙げました。

「北斎は、視線を誘導する効果をあえて作品に入れていると指摘されています。人々はこの絵を見たとき、まずは荒々しくせり上がった波に視線が向かうと思います。手前の波は三角形をしていて、よく見ると遠くの富士山と対になっているという呼応関係にあります。手前の三角から遠くの三角へ、鑑賞者の視点が自然に誘導されるように工夫されているんです」

葛飾北斎《冨嶽三十六景 五百らかん寺さざゐどう》天保2年(1831)頃

同様に、視線誘導の意図がわかりやすいのは《冨嶽三十六景 五百らかん寺さざゐどう》で、堂上の床板、屋根、欄干、そして参詣客の指先まで、さまざまな描線が奥にそびえる富士に集まっています。西洋の透視図法(遠近法)を得意としていた北斎の、幾何学的な構成力の巧みさが本図からも感じられるでしょう。

葛飾北斎《諸国名橋奇覧 三河の八つ橋の古図》天保4-5年(1833-34)頃
葛飾北斎《百物語 笑ひはんにや》天保2-3年(1831-32)頃

第4章「歌川広重―雨・月・雪の江戸」

続く歌川広重(寛政9~安政5年・1797~1858)は、デビュー当初こそ美人画や役者絵を中心に制作していましたが、出世作の「東海道五拾三次之内」シリーズで風景画の絵師としての地位を確固たるものにしました。

歌川広重《東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景》天保4-5年(1833-34)頃

同シリーズは、江戸と上方を結ぶ東海道に設置された53の宿場に、日本橋と京都三条大橋を加えた55の風景を描いたもの。十返舎一九著の『東海道中膝栗毛』が起こした旅行ブームのあおりを受けて爆発的にヒットしました。風景画の名手として対比されることの多い北斎の「冨嶽三十六景」シリーズと、ほぼ同時期に発表されている点にも注目です。

歌川広重《東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪》天保4-5年(1833-34)頃

広重の風景画について、山本さんは次のように話します。

「風景画ではありますが、土着の人々や旅人、旅行の風俗、風情といったものも描かれていて、それが情趣感みたいなものを作り出しています。ただの風景画でもないし、ただの人物画でもない、ただの自然でもなくて、ただの人々の暮らしでもない。それらが一体となっているというところが広重の作品の良さです」

広重と北斎は、ともに無類の旅行好きだったといいます。自然や風土、そしてそこに生きる人々のもつ情趣を存分に生かした広重と、目に映る物の造形性を大胆に誇張した北斎。その眼差しや方向性の違いを比べてみるもの面白いでしょう。

歌川広重《月二拾八景之内 弓張月》天保3年(1832)頃
歌川広重《名所江戸百景 大はしあたけの夕立》安政4年(1857)

また、広重は各地の名所を描いた「名所絵」も得意としており、晩年の傑作と名高い「名所江戸百景」シリーズでは、風景画として異質な縦画面にも挑戦しています。

特に目を見張るのは《名所江戸百景 亀戸梅屋舗》で、近景に極端に拡大して描かれた梅の木の枝、その隙間に梅屋敷の全体的な景色を捉えることで、縦画面でも十分な遠近感を出しています。こうした構図は近像型構図と呼ばれ、晩年の広重が好んで用いていました。

歌川広重《名所江戸百景 亀戸梅屋舗》安政4年(1857)

このように広重作品は、旅人と同じ目線をとったり、鳥のように遥か高みから見下ろしたり、崖の険しさを表現するためにごつごつした岩肌をあえて画面中央に配したりと、作品ごとで構図に緩急をつけていることも大きな特長です。まるでドローン撮影したかのように想像を巡らせて描かれた縦横無尽な空間表現は、鑑賞者を飽きさせません。

第5章「歌川国芳―ヒーローとスペクタクル」

第5章は、歌川広重と同い年で幕末・明治期に活躍した歌川国芳(寛政9~文久元年・1797~1861)を特集。これまでと展示作品の雰囲気がガラリと変わり、スペクタクルな大活劇の様相を呈しています。

国芳は豪快な筆さばきによる躍動的な画面に、ダイナミックな人物描写と美しい色彩を織り交ぜた「通俗水滸伝」シリーズでブレイク。日本の英雄やヒーローを数多く手掛け、奇想天外で心躍る発想の武者絵や、反逆・諧謔精神あふれる風刺画で新境地を拓きました。

歌川国芳《通俗水滸伝豪傑百八人之壱人 浪裡白跳張順》文政末年(1827-29)頃

《通俗水滸伝豪傑百八人之壱人 浪裡白跳張順》はシリーズの中でも傑作と名高く、水軍の頭領である張順が敵の罠にかかり、無数の矢を浴びて壮絶な最期を迎える場面を描いたもの。睨みを利かせる表情、逆立つ髪の一本一本の描写が、死を覚悟した者の凄みを感じさせます。

なお、本作同様、国芳は作品の中で人物にたびたび派手な彫り物(刺青)を施していますが、それらがあまりに見事であったため、江戸では彫り物ブームが巻き起こったとか。

歌川国芳《小子部栖軽豊浦里捕雷》天保7-8年(1836-37) 頃

紙の継ぎ目を跨いだ巨大なドクロが印象的な《相馬の古内裏》は、山東京伝の読本(江戸で流行した挿絵付きの長編小説)に取材した作品。特徴的なワイドスクリーン(続き物を一つの大画面として扱う構図)の三枚続は国芳が得意とした手法です。

手前は歌川国芳《相馬の古内裏》 弘化年間 (1844-48) 頃

廃墟となった平将門の内裏の跡に、異類異形のものが出現している様子を描いていますが、読本の挿絵では小さいドクロが無数に出てくる図だったものを、独自の解釈で一つの巨大なドクロに変更。さらに三枚続で迫力を持たせている点に、国芳らしいクリエイティビティの一端が垣間見られます。

歌川国芳《酒田公時 碓井貞光 源次綱と妖怪》文久元年(1861)

活劇的な武者絵を得意とする国芳といっても、壮大なシーンばかりではありません。たとえば《酒田公時 碓井貞光 源次綱と妖怪》は、源頼光四天王らが悪事を企む妖怪たちと囲碁に興じている場面を描いたもの。難なく抑え込まれた哀れな妖怪たちと、厳めしくも何事もなかったかのような表情で囲碁を指す武士たちのユーモラスな対比にクスリと笑いがこぼれます。

《名誉 右に無敵左り甚五郎》は、江戸に名高い彫物師・甚五郎と彼を囲む彫刻作品を描いたもの。しかし、地獄変相図のどてら、芳桐印の座布団、傍らに侍らせている猫などのトレードマークが散らばっていることから、実は甚五郎に見立てた国芳本人が登場していることがわかります。

手前は歌川国芳《名誉 右に無敵左り甚五郎》嘉永元年(1848) 頃

さらに、周囲の仁王や関羽などの彫刻も、顔は役者の似顔絵風になっていると山本さんは指摘します。

「天保の改革で娯楽産業の取り締まりがあり、浮世絵師たちは役者絵や美人画を描くことを禁じられました。ですが、絵師たちはあの手この手を尽くして作品を制作し、特に国芳は非常に反骨精神が強い人だったので、改革が緩んだ後もこうして幕府をおちょくるかのように役者に似せた仏像を描いて、自分たちはこんなこともできるんだぞと見せつけました。庶民のための絵を描く庶民でありながら、こうして権力に抗う。それが国芳という絵師です」


「五大浮世絵師展―歌麿 写楽 北斎 広重 国芳」の開催は、2025年7月6日(日)まで。本展のキャッチコピーのひとつは「あなたの推しをさがせ!」となっています。浮世絵に詳しくない方も、ぜひ本展で浮世絵の頂点を極めた5大スターたちの傑作に触れ、お気に入りの絵師を見つけてみてください。

「五大浮世絵師展―歌麿 写楽 北斎 広重 国芳」概要

会期 2025年5月27日(火)~ 7月6日(日) ※休館日なし
開館時間 10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
会場 上野の森美術館(〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2)
チケット 詳細は公式ページをご覧ください。
主催 上野の森美術館 / フジテレビジョン
お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル、全日/9:00~20:00)
展覧会公式サイト https://www.5ukiyoeshi.jp/

※記事の内容は取材時点のものです。最新情報は展覧会公式サイト等でご確認ください。

 

記事提供:ココシル上野


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「大佛師 松本明慶工房 仏像彫刻展 ~運慶の流れをくむ心と技~」

松坂屋上野店

2025年6月4日(水)→6月10日(火)10時~18時30分 ※最終日は17時閉場(入場は閉場の30分前まで)/松坂屋上野店 6階催事場 ※入場無料

松坂屋上野店では6/4(水)~10(火)、6階催事場にて「大佛師 松本明慶工房 仏像彫刻展」を初開催いたします。運慶・快慶の流れをくむ佛師であり、「現代の大佛師」と呼ばれる松本明慶氏が造りあげた、息をのむほど精緻を極めた魂宿る木彫り仏像三百余体を一堂に集め、展示・販売いたします。

松本明慶氏

大佛師 松本明慶
1945年京都生まれ。1962年の17歳から佛師を志して63年。現在は京都大原野において、日々みほとけのお姿を彫り続け、艱難辛苦をかかえた現代を生きる人々の光明となれと打ち込まれています。また、2024年大本山増上寺の開宗850年御忌大会において徳川家康公像及び厨子制作安置など、ますますご活躍されています。

 

作品の一例

毘沙門天
(楠/截金/7寸/総高42.0cm)

毘沙門天(楠/截金/7寸/総高42.0cm)

 

普賢菩薩
(楠/截金/半跏3寸/総高34.0cm)

普賢菩薩(楠/截金/半跏3寸/34.0cm)

 

大黒天 (ねずみ付)
(楠/3寸2分/総高20.0cm)

大黒天 (ねずみ付)(楠/3寸2分/総高20.0cm)

 

十一面千手観音菩薩
(白檀/座2寸5分/総高27.0cm)

十一面千手観音菩薩(白檀/座2寸5分/総高27.0cm)

 

白衣観音菩薩
(桧葉/彩色/6寸/総高37.0cm)

白衣観音菩薩(桧葉/彩色/6寸/総高37.0cm)

 

[浄土宗] 阿弥陀如来
(楠/5寸/総高30.0cm)

[浄土宗] 阿弥陀如来(楠/5寸/総高30.0cm)

 

不動明王
(沈香/プラチナ截金/2寸5分/総高13.0cm)

不動明王(沈香/プラチナ截金/2寸5分/総高13.0cm)

 

鬼 (魂)
(桜/2寸5分/総高23.0cm)

鬼 (魂)(桜/2寸5分/総高23.0cm)

 

童観音 (カエル付)
(白檀/1寸1分/総高12.0cm)

童観音 (カエル付)(白檀/1寸1分/総高12.0cm)

 

香合仏
香合とはお香を入れる器で、その内側に御仏が刻み込まれたもの。生まれ年の干支に因んだ守護仏や信仰している仏様など、小さくて携帯に便利な香合仏は、お守りとしてお持ちいただけます。

香合仏 普賢菩薩
(白檀/截金/直径6.0cm)

香合仏 普賢菩薩(白檀/截金/直径6.0cm)

 

香合仏 大日如来
(白檀/截金/直径6.0cm)

香合仏 大日如来(白檀/截金/直径6.0cm)

 

※期間中、松本明慶工房スタッフが常駐し、展示品のほか、特別注文も承ります。
※古い仏像の修理、修復のお見積もりやご相談を無料にて承ります。


大佛師 松本明慶工房 仏像彫刻展 ~運慶の流れをくむ心と技~
会   期: 2025年6月4日(水)→10日(火)
会   場: 松坂屋上野店 6階催事場  入場料:無料
営 業 時 間: 10時~18時30分 ※最終日は17時閉場 ※入場は閉場の30分前まで
特設ページ: https://www.matsuzakaya.co.jp/ueno/topics/250604_matsumotomyokei.html

 

 

【株式会社大丸松坂屋百貨店】プレスリリースより

記事提供:ココシル上野


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【上野の森美術館】「生誕100年 朝倉響子展」取材レポート。洗練された女性像を中心に選りすぐりの12点を紹介

上野の森美術館
《リサ》1994年、ブロンズ

現代具象彫刻を代表する芸術家・朝倉響子(1925-2016)の生誕100年を記念した個展「生誕100年 朝倉響子展」が、2025年5月11日(日)から 5月21日(水) までの期間、上野の森美術館ギャラリーで開催されました。入場無料。


朝倉響子は、明治から昭和にかけて日本の彫刻界をけん引し、優れた自然主義的写実表現で知られる彫刻家・朝倉文夫の次女。

父が主宰する朝倉彫塑塾で彫刻を学び、1942年に第5回新文展で初入選を果たします。日展で特選を重ね、1952年には26歳の若さで最年少かつ初の女性審査員となるも、男性社会やさまざまなしがらみから決別するように日展を脱退。その後は自由な立場から、洗練された都会的な女性像を数多く生み出し、自身の様式を確立します。晩年まで第一線で精力的に活動し、2016年に90歳でこの世を去りました。

本展は、没後に遺族から台東区に寄贈された作品群の中から選りすぐりの12点、主に1970年以降にブロンズで制作された作品を紹介。朝倉響子の生誕100年という節目にあたり、作家の魅力をあらためて知ってもらおうと企画されたものです。なお、上野の森美術館ギャラリーは、生前の朝倉響子が最後に個展を開催した会場でもあります。

エントランスで来場者を出迎えた《アリサ》2005年、ブロンズ
展示風景

本展を案内してくださった朝倉彫塑館(※)の主任研究員・戸張泰子さんによると、朝倉響子は作品のモデルに並々ならぬこだわりを持っていたそうで、ときには選定に数年かけたこともあったとか。眼鏡にかなった人物の多くは外国人やハーフの若い女性で、小顔で手足が長い、スタイリッシュな体型をしているのが特徴です。

(※)…朝倉文夫が台東区谷中に構えたアトリエ兼住居であり、朝倉響子もそこで父から彫刻の基礎を学びました。現在は美術館として一般公開されています。

《ツキー》1977年、ブロンズ

精悍な顔立ちに引き込まれる《ツキー》は、シリーズで3点を展示。全身像の1点はダンスをしているのか、不思議な姿勢をとり、その研ぎ澄まされたプロポーションの美しさを遺憾なく伝えています。躍動感のある独特の構えに見られる、張りつめた下半身と弛緩する両腕という対称的な筋肉の表現や、つま先立ちを叶えるバランス感覚などに、彫刻家の確かな技量が感じられます。

手前は《ツキー》1978年、ブロンズ

大きな帽子を目深に被ったエレガントな《帽子》は、朝倉響子が特に気に入っていたと思われる作品のひとつ。正面からは表情が窺えませんが、胸のあたりで開かれた美しい手の表情が作品へ魅力的に華を添えており、鑑賞する目線の高さや角度を変えると印象も多彩に変化します。

《帽子》1976年、ブロンズ

戸張さんによれば、おおよそ本作以降、こうした手の表現が朝倉響子作品のアクセントになっていったのではないかとのこと。

「彫刻家の佐藤忠良は“確かに手という奴は、目立ちたがり屋で、こっちがちょっと気を許すと、一人歩きのおしゃべりをして俗な彫刻になってしまうのである。”と書いています。しかしながら、《帽子》などに見られる手の表現を効果的に用いた響子作品においては、作品に対峙する私たちと対話するような時間と空間を生みだしているように感じます」

手前は《クリスティン》2000年、ブロンズ

会場でひときわ目を引いたのは、朝倉響子作品には珍しい男性像であり、歌手の布施明氏をモデルにした《F》(後に《憩う》に改題)です。忙しく活動する青年歌手が少しの空き時間にテラスで休憩している姿をイメージした作品で、1979年に第7回長野市野外彫刻賞を受賞。黒い台から足の一部がはみ出しているのは、リラックスしている心のイメージを示そうとした彫刻家の意図であるとのこと。

《F(憩う)》1978年、ブロンズ

余談ですが、朝倉響子作品は日本全国のパブリック・スペースに数多く点在し、本作も長野県長野市の城山公園に設置されています。《憩う》というタイトルがピッタリの緑広がるのどかなロケーションで、石の台座から地面につま先を伸ばし、まるでピクニック中であるかのようにのびのびとくつろぐ姿は、鑑賞者の精神にも余裕を与えてくれそうです。

《リサ》1994年、ブロンズ

会場の一番奥には、本展のメインビジュアルにも選ばれた《リサ》が展示されていました。女性の自然な立ち姿を彫刻作品に昇華したもので、その特長は360度、どの角度から見ても“隙がない”ことだと話す戸張さん。

「多くの場合、作品に正面があるといいますか、作品と対峙すると、彫刻家が見せたいのはこの面だな、というのがあります。響子先生の場合は、作品をどの角度から見てもポーズが決まっている。人間にもあるような隙が響子作品にはないんです。それに気づかせてくれるのが本作です。彫刻というものが響子先生にとってどのような存在なのか、その答えのひとつが提示されている作品なのかなと考えています」

《リサ》1994年、ブロンズ

また、戸張さんは本作の足元にも注目してほしいと話しました。

足2本で立たせて彫刻を成立させることは、実はかなり技量が必要なのだそうです。よく、足元の地面まで作品と一体化した彫刻作品を目にすることがあるかと思います。あれは“地余(じあま)”といって、作品の重心を調整する重りのような役割も果たします。

「ある彫刻家の話では、“地余”を設けるとバランスが調整しやすいらしいのですが、本作にはそれがない。難しいことをさらりとやってのけているのが響子先生のすごいところですね。本作は粘土で作った原型から石膏で型を取り、ブロンズを流し込んで仕上げています。人間と同じように立たせ、粘土でかたちやバランスをとって完成に至るためには、人体研究が不可欠です。そうした過程を想像すると、スタイリッシュな響子作品は、観察眼と卓越した技術力の上に成り立っていることがわかると思います」

作品全体を見渡すと、それなりに制作から年代が経過していますが、まったく女性像に古さを感じないことに驚きます。正しく芸術作品として永遠性を獲得するに至った理由の一つには、肉体美を生かしながらシンプルにまとめられたファッションを挙げてもいいでしょう。ジーンズのポケットに指を入れ、凛とした表情を浮かべつつも、かっこつけ過ぎてはいない。自然体で自由な女性像は、まだまだ男性中心だった芸術界で、父の庇護から離れて奮闘した朝倉響子の姿と重なるようにも感じます。

数が少ないという抽象彫刻も出展されていました。《原題不明》制作年不詳、FRP

最後に戸張さんは、朝倉響子作品の魅力について次のような見解を示しました。

「朝倉文夫先生の作品は高い位置に設置されがちで、見上げて鑑賞する作品が多いです。反対に、響子先生の作品は見る者と同じ高さに設置されることが多いですね。空間と作品が一体化して、そこに私たちも溶け込んでいくような気安さ、距離感の近さがある。それが大きな魅力となっているから、今でも屋外のパブリック・スペースに先生の作品が設置され、人々に親しまれているのだと思います」

一種の清涼剤のように、街の風景に爽やかな風を吹かせる朝倉響子の彫刻群。本展を見逃してしまったという方も、ぜひ都内にも多数点在する朝倉響子作品を探して、その溌剌とした雰囲気と普遍的な美しさに触れてみてください。

 

なお、朝倉彫塑館では2025年9月13日(土)から12月14日(日)の期間、特別展として「生誕100年 ASAKURA Kyoko」の開催が決定しています。同館において初めて朝倉文夫と響子の父娘が創り出す彫刻空間が現出するとのことで、詳細は朝倉彫塑館公式HPをご覧ください。

【参考】過去の展覧会の記事を公開しています。
朝倉文夫没後60年特別展「ワンダフル猫ライフ 朝倉文夫と猫、ときどき犬」
(会期:2024年9月14日(土)~12月24日(火))

 

「生誕100年 朝倉響子展」概要

会場 上野の森美術館ギャラリー
会期 2025年5月11日 (日) 〜 5月21日 (水)
開館時間 10:00〜17:00
入館料 無料
美術館公式HP https://www.ueno-mori.org/

朝倉彫塑館(台東区谷中7-18-10)

開館時間 9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日・木曜日(祝休日は開館)
入館料 一般500円/小・中・高校生250円
TEL 03-3821-4549
朝倉彫塑館HP https://www.taitogeibun.net/asakura/

※記事の内容は取材時のものです。


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