東京国立博物館で文化財との一期一会の出会いを楽しむ  体験型展示「日本美術のとびら」 2026年6月30日(火)にリニューアルオープン

東京国立博物館

東京・上野公園にある東京国立博物館(以下、東博)本館の体験型展示「日本美術のとびら」が2026年6月30日(火)よりリニューアルオープンします。
新しいコンテンツ「とーはくワンダーウォール」のコンセプトは「一期一会」。約12万件に及ぶ膨大なコレクションの中から、来館者の操作に応じてインタラクティブにおすすめの一点を提示し、“文化財との新しい出会い”へと導きます。

「とーはくワンダーウォール」展示室内イメージ

■コーナー1:あなたと文化財の幸せな一期一会を演出する「とーはくワンダーウォール」

東博には、国宝・重要文化財をはじめとする約12万件のコレクションがあります。けれども、今日展示されている文化財は、このうち約3000件。来館者にとってはお目当ての文化財にはなかなかお目にかかれないと同時に、複数ある展示館の“どこで何を見るべきか分からない”という声も聞かれます。保存上の理由から展示替えも定期的に行われるため、今日出会えた文化財に、次回出会えるともかぎりません。しかしそれは、決してマイナスなことではありません。言い換えれば、東博は毎回未知の文化財との出会いがある、「一期一会の博物館」なのです。

「とーはくワンダーウォール」は、その壮大な文化財の世界への入口として、来館者の好奇心を喚起し、鑑賞体験をより主体的で豊かなものへと導くインタラクティブコンテンツです。東博のWEB情報や収蔵品データベース「ColBase」を活用し、“その日確実に見られる文化財”を、来館者の多様な興味関心に応じてマッチングする仕組みを構築することで、新たな来館者の博物館体験のあり方を提案します。

【コンテンツ制作:株式会社内田洋行( https://www.uchida.co.jp/ )・パワープレイス株式会社( https://www.powerplace.co.jp/ )】

 

≪コンテンツ前半:150年の歴史と名品をめぐる特別映像作品(ショートムービー)≫
東博の全体像をつかむ、約2分間のスペシャル映像。1872年の湯島聖堂博覧会にはじまり、2022年の創立150周年に至るまでの歩みを軸に、日本およびアジアの文化財が持つダイナミックな広がりを、映像と音楽による演出で表現しています。映像内では「松林図屏風」や「古今和歌集(元永本)」、「遮光器土偶」など、東博を代表する名品が登場し、時代やジャンルを超えた多彩なコレクションの魅力を体感的に伝えます。

「とーはくワンダーウォール」スペシャルムービーの1シーン

 

≪コンテンツ後半:「きょう、出会う一点」へ導く、体験型インタラクティブコンテンツ≫
研究員が選び抜いた名品を紹介する「研究員の推しと出会う!」コーナーや、ガラポンのようにくじを回し“何が当たるかはその日のお楽しみ”として文化財と出会うコーナーなど、さまざまな仕掛けのあるデジタルコンテンツです。6種類の切り口の中からランダムに選ばれた4つのコンテンツが、当日展示されている約3,000件の作品情報と連動しながらリアルタイムに生成・表示され、最後には「あなたへのおすすめの一点」が提案される仕組みとなっており、実物の文化財を見に思わず展示室へと足が向くことでしょう。日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語対応になっており、国内外の多くの来館者が直感的に楽しめる内容です。あなたと博物館、そして文化財との出会いを今までよりももっと楽しく、予想外なものに。

「とーはくワンダーウォール」インタラクティブコンテンツの体験イメージ

 

■コーナー2:ガラス越しではない距離感が感動をもたらす「高精細複製品と出会う」(継続展示)

文化財活用センター〈ぶんかつ〉が、企業等と連携してつくる文化財の複製のなかから、屏風と掛け軸の高精細複製品を、季節にあわせて展示します。
日本の文化財は、光や熱、湿度に弱いものが多く、100年後、1000年後に受け継いでゆくために、展示の照明、温湿度などを厳しく管理し、年間の展示日数にも制限を設けています。本来これらのものは、人の手から手へ受け渡され暮らしの中で使われてきましたが、今はそのような距離感で楽しむことはできません。

このコーナーでは、最新のデジタル技術と伝統的な職人の技によって、本物そっくりに制作された高精細複製品を、ガラスケースなしで、細部までじっくり見ることができます。間近で見て、感じて、そこから広がる景色や空間を想像する、本物ではできない複製品ならではの鑑賞体験をお楽しみいただけます。
また、これら高精細複製の原本は、名品であるほど他館への貸し出し依頼も多く、東博で展示されるのは数年に一度ということもあります。本物そっくりの高精細複製によって、多くの人に愛される名宝との出会いを確実なものにすることができました。

全て【高精細複製品】 左から 国宝「花下遊楽図屏風」 (展示期間:~5/17)、 国宝「納涼図屏風」 (展示期間:6/30~8/30)、「焔」 (展示期間:~8/30)

 

■展示情報
東京国立博物館 本館1階B室 「日本美術のとびら」
オープン日 : 2026年6月30日(火)
       *5月18日(月)~6月29日(月)までリニューアル工事のため閉室
会場    : 東京国立博物館 本館1階B室(東京都台東区上野公園13-9)
開館時間  : 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
       *毎週金と土曜日は夜20:00まで開館
       *東博コレクション展に準じます
休館日   : 月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)、年末年始、その他臨時休館あり。
観覧料   : (東博コレクション展)一般1,000円、大学生500円、高校生以下無料
       *東博コレクション展観覧料または開催中の特別展観覧料(観覧当日に限る)でご覧いただけます。
ホームページ: https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=dtl&id=53

 

【文化財活用センター】
2018年に国立文化財機構に設置された、文化財活用のためのナショナルセンターです。「文化財を1000年先、2000年先の未来に伝えるために、すべての人びとが、考え、参加する社会をつくる」というビジョンを掲げ、「ひとりでも多くの人が文化財に親しむ機会をつくる」ことをミッションとして、さまざまな活動をしています。
https://cpcp.nich.go.jp/

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【国立文化財機構 文化財活用センター】プレスリリースより


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東京藝術大学出身・在籍中の新進気鋭のアーティスト3名による展示「工芸生態系ーA World of Kogeiー」開催

2026年5月16日(土)〜6月14日(日)上野・藝大アートプラザにて開催(入場無料)

小学館と東京藝術大学の協働事業として東京藝術大学美術学部構内(台東区・上野)で運営するギャラリー「藝大アートプラザ(https://artplaza.geidai.ac.jp/ )」。2026年5月16日(土)より河﨑海斗、野村俊介、望月嶺による展示「工芸生態系 ーA World in Kogeiー」を開催します。

入場無料・撮影も可能です。

2026年5月16日(土)開催
「工芸生態系ーA World of Kogeiー」

「工芸」とは何だろうか。私たちは、しばしば技の集積として捉える。しかし日本の多様な風土と文化の中で育まれてきた工芸は、技の積み重ねや極みだけではない。それは同時に、土地の気候や素材、人々の暮らし、歴史や時間が重なり合い、その中に美を見つけ出す営みでもある。工芸は、人の生き方や環境と結びつきながら立ち現れる、人をも含めた「生態系」を表現するものなのではないか。本展に参加する三人の作家は、そうしたいまの工芸のあり方を、それぞれの実践の中で探り続けているように見える。そこには人と自然、過去と現在がゆるやかにつながる、一つの生態系が確かに息づいている。
(藝大アートプラザ 高木史郎)

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展示開催告知ページ
https://artplaza.geidai.ac.jp/column/30994/
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■ 展示概要
展示名:「工芸生態系ーA World of Kogeiー」
会場:藝大アートプラザ(東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内)
会期:2026年5月16日(土) 〜 6月14日(日)
 ※5月15日(金) 13時よりプレオープン
入場料:無料
営業時間:10:00-18:00
定休日:月曜 ※祝日の場合は営業、翌火曜日が休業

※営業日時が変更になる場合がございます。最新情報は公式Webサイト・SNSをご確認ください

【出展作家】
河﨑海斗

2000年    広島県呉市生まれ
2018年    原爆の絵「爆風で亡くなった女性」製作
2019年    広島市立基町高校 普通科創造表現コース 卒業
2020年4月   東京藝術大学 美術学部 工芸科 入学
2021年4月 東京藝術大学 美術学部 工芸科 鋳金専攻進学
2021年11月 大和ミュージアム クラウドファンディング返礼品デザインコンペ 最優秀賞
2022年    東京藝術大学奨学金制度 安宅賞
2023年1月 藝大アートプラザ大賞展 入選
2024年1月 藝大アートプラザ・アートアワード 審査員特別賞
2024年1月 平成芸術賞
2025年    藝大アートプラザ・アートアワード 小学館賞
2026年    サロン・ド・プランタン賞
2026年3月 東京藝術大学 美術学部 工芸科 鋳金専攻 修了

Instagram:@kkchaki

野村俊介

2000年 東京生まれ
2016年 都立工芸高校アートクラフト科 入学
2019年 都立工芸高校アートクラフト科 卒業
2020年 東京藝術大学美術学部工芸科 入学
2023年 「第59回杜窯会作陶展」日本橋三越本店 本館6階 美術館工芸サロン
2023年 「セラミック・シナジー展」 京都市京セラ美術館
2023年 「KOGEI Art Fair Kanazawa」 ハイアットセントリック金沢
2024年 「アートフェア東京2024」 東京国際フォーラム ホールE
2025年 三菱UFJ銀行 成城支店 個展
2025年 「OSAKA INTERNATIONAL ART」 大阪城ホール
2025年 「現代作家茶碗特集」日本橋三越本店 アートスクエア
2026年 東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻陶芸分野 修了

2022年 「藝大アートプラザ大賞展」入選
2023年 「藝大アートプラザ大賞展」アートプラザ賞
2023年 「セラミック・シナジー展」セラミック・シナジー賞、文教小アワード
2023年 「国際瀧冨士美術賞」特別賞
2023年 「藝大アートフェス」佳作
2026年 「Artの力賞」修了制作(株式会社インソース)

Instagram:@nomura_shunsuke_

望月嶺

1998年 愛知県生まれ
2020年 東京藝術大学美術学部工芸科入学
2024年 東京藝術大学美術学部工芸科 卒業
2024年 卒業制作「冴ゆる夜」レクトーレ葉山湘南国際村所蔵、設置
2024年 東京藝術大学大学院 美術研究科修士課程 工芸専攻彫金 入学
2026年 東京藝術大学大学院 美術研究科修士課程 工芸専攻彫金 卒業
2026年 修了制作『杪冬』東京都荒川区収蔵、荒川区総合スポーツセンターに設置
2026年 東京藝術大学大学院 美術研究科博士後期課程 工芸専攻彫金 入学
現在 東京藝術大学大学院 美術研究科博士後期課程 彫金研究室 在籍

2024年 全日本金銀創作展東京都産業労働局長賞
2024年 東京藝術大学奨学金制度安宅賞
2026年 藝大アートプラザ・アートアワード準大賞
2026年 荒川区長賞

Instagram:@mochrei


藝大アートプラザとは

トップアーティストを数多く輩出する、東京藝術大学(以下、藝大)の教職員、学生、卒業生の作品を展示販売するギャラリー「藝大アートプラザ」。藝大上野キャンパス構内において、一般の方々が、年間を通して自由に入場・見学することができる、貴重な場所のひとつです。小学館と藝大の協働事業として、2018年から運営をスタートしました。

現在は、1,2カ月ごとに異なるテーマの展示を開催。企画展には毎回10〜50名のアーティストが参加し、油画、日本画、彫刻、工芸、デザイン等、藝大ならではの多様な技法とアプローチで表現された作品が、一堂に会します。

 
■ アクセス
最寄駅:JR上野駅(公園口)、鶯谷駅 下車徒歩約10分
東京メトロ千代田線・根津駅 下車徒歩約10分
東京メトロ日比谷線・上野駅 下車徒歩約15分
京成電鉄 京成上野駅 下車徒歩約15分
都営バス上26系統(亀戸〜上野公園)谷中バス停 下車徒歩約3分

※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください

 
■ 公式SNSアカウント
Instagram:
https://www.instagram.com/geidai_art_plaza
X:
https://x.com/artplaza_geidai
Podcast(Spotify):
https://open.spotify.com/show/2FlkumYv9ScWy69UlBtqWy
Threads:
https://www.threads.net/@geidai_art_plaza

 
■ お問合せ
よくあるご質問はこちら
https://artplaza.geidai.ac.jp/qa/

 

【株式会社小学館】プレスリリースより


その他の展覧会情報を見る

文化が薫り、活気が踊る。ミュージアムウィークで体験する上野まるごと博覧会が堂々開催!

5月8日(金)~5月24日(日)は、上野エリアのミュージアム&人気スポット&グルメなど!文化・芸術を楽しみながらおトクにまちを巡るスペシャルウィーク!

上野エリアでは、5月18日の “国際博物館の日” にちなみ、上野恩賜公園周辺にある博物館や美術館、動物園など 13 施設と、上野のれん会の加盟店が協力し、「上野ミュージアムウィーク」が開催されます。今年も昨年に続き大好評でしたデジタルスタンプラリーが継続して行われ、まちでも多くの展覧会が開催されるなどより一層魅力的なスペシャルウィークとなります。毎年恒例の “まちのお楽しみ” クーポンと合わせ、上野全体が文化のドキドキワクワクに満ち溢れたテーマパークになる特別な時間、ぜひフルにお楽しみください。

今回も一番の注目は“国際博物館の日” にちなんで行われる “無料観覧” です。今年は5月19日(火)となっておりますのでご注意ください。東京国立博物館(東博コレクション展) 、国立科学博物館、国立西洋美術館、旧東京音楽学校奏楽堂、したまちミュージアムの5館の常設展示が無料観覧できます。

松坂屋上野店の美術画廊では百貨店文化の発展とともに歩んできた歴史ある美術品が並び、上野マルイでは使うことでミュージアムの応援につながるクレジットカードもフィーチャーされます。上野駅の交番跡地をリノベーションし誕生したギャラリー CREATIVE HUB UENO “es”(上野駅)、まちのアーティストがパンダをテーマとした展示を行うPARCO_ya上野など、公園内の文化施設だけでなく、まちの中でもアートを感じられるスポットもラリーポイントとなります。

国際博物館の日とスタンプラリーともにアートのまち上野の風情をぜひお楽しみください。

 

■開催概要■
「国際博物館の日」記念事業2026 上野ミュージアムウィーク
開催期間:2026年5月8日(金)~5月24日(日)
会場(参加施設・団体):東京国立博物館/国立科学博物館/国立西洋美術館/東京藝術大学大学美術館/東京都美術館/東京都恩賜上野動物園/上野の森美術館/台東区立旧東京音楽学校奏楽堂/旧岩崎庭園/国立近現代建築資料館/国立国会図書館国際子ども図書館/東叡山寛永寺/台東区立したまちミュージアム/上野のれん会参加店舗(順不同)
※会期中に休館日あり
主催:上野ミュージアムウィーク実行組織連盟
共同主催:上野のれん会
協賛:(一財)全国科学博物館振興財団
協力:東京都東部公園緑地事務所、台東区、(公財)台東区芸術文化財団
公式サイト:http://www.ueno-mw.com/

 

■【ueno杜まちふらり】上野ミュージアムウィーク2026~国際博物館の日~■
『杜でときめき、まちで満腹。上野よくばり散歩』

5月8日(金)~5月24日(日)の間、デジタルスタンプラリーが開催されます。下記の参加施設内にスタンプポイントが出現します。

【チェックポイント紹介】
1.東京国立博物館
2.国立科学博物館
3.国立西洋美術館
4.国立国会図書館国際子ども図書館
5.東京都美術館
6.上野の森美術館
7.旧東京音楽学校奏楽堂
8.東京藝術大学大学美術館
9.東叡山寛永寺 根本中堂
10.旧岩崎邸庭園
11.したまちミュージアム
12.上野マルイ
13.CREATIVE HUB UENO “es”(JR上野駅)
14.松坂屋上野店
15.PARCO_ya上野

【利用方法】
お手持ちのスマートフォンにでジタルスタンプラリーfurariをダウンロード。スタンプラリー加盟の参加施設の指定の場所に行き、スタンプをゲットする。

スタンプ0個・・・・・上野エリアのグルメ、ショッピングのお店で使える杜まちクーポン
スタンプ3個・・・・・藝を育むまち同好会・上野ミュージアムウィーク2026 スペシャル直筆ドローイング作品
スタンプ7個・・・・・参加各館の賞品
スタンプ15個・・・・・参加各館の賞品(当選確率2倍)

※賞品の発送は、ミュージアムウィーク終了後1から2か月後に当選者に届きます。

★スタンプ0個
上野エリアのグルメ、ショッピングのお店で使える杜まちクーポン
うなぎ、焼肉、洋食、甘味から婦人服、バッグ、スカジャンまで
幅広く使えるスペシャルクーポンをこの機会にぜひご利用ください。
アプリの登録をするだけでご利用いただけます。

デジタルクーポンが使える店舗・施設一覧
https://ueno-morimachi.jp/coupon

★スタンプ3個
上野ミュージアムウィーク2026 スペシャル直筆ドローイング作品 40枚(40組)
上野のアート団体・藝を育むまち同好会のアーティスト4名それぞれが思い思いのドローイングを10枚ずつ描きます。直筆ドローイング作品は抽選でプレゼント。

★スタンプ7個
参加各館の賞品一覧

★スタンプ7個 (&15個)
参加各館の賞品
※ご応募いただいた方の中から抽選でプレゼント
参加各館(11館)より提供の賞品です。

〇東京国立博物館賞
・東博コレクション展招待券+オリジナルチケットフォルダセット 20組40枚
・URL:https://www.tnm.jp/

〇国立科学博物館賞
・共通招待券
2枚組20名様 ※お一人1回、各施設(上野本館・筑波実験植物園・自然教育園)のいずれかの常設展示にご入館できます。
・URL:http://www.kahaku.go.jp

〇国立西洋美術館賞
・企画展「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」の無料観覧券20組40枚
・URL:https://www.nmwa.go.jp/

〇東京藝術大学大学美術館賞
・大学美術館オリジナルポストカード 20名様 (20名様)
・URL:https://museum.geidai.ac.jp/

〇東京都美術館賞
・企画展「この場所の風景―上野・大牟田・ブエノスアイレス」の無料観覧券20組40枚
・URL:https://www.tobikan.jp/

〇上野の森美術館賞
・『大ゴッホ展 夜のカフェテラス』招待券(5組10名様)
・URL:http://www.ueno-mori.org/

〇旧東京音楽学校奏楽堂賞
・「招待券2枚+チケットフォルダ」を20組
・URL:https://www.taitogeibun.net/sougakudou/

〇旧岩崎邸庭園賞
・旧岩崎邸庭園オリジナルミニクリアファイル+オリジナルポストカード【20セット】(20名様)
・URL:https://www.tokyo-park.or.jp/park/kyu-iwasaki-tei/

〇国立近現代建築資料館賞
・ポストカード4枚入りを20セット
・URL:https://nama.bunka.go.jp/

〇したまちミュージアム賞
ポストカード3枚入りを20セット
・URL:https://www.taitogeibun.net/shitamachi/

〇東叡山寛永寺賞
・非売品の特製ご朱印帳(お一人様1冊):10名様
・URL:http://kaneiji.jp/

〇ものとアート賞
・アーティストが描いた印刷ではなく手書きのリングノート:10名様
・URL:https://www.mono-to-art.com/

 

 

【チェックポイント紹介】

上野マルイ

上野マルイは、JR上野駅・東京メトロ上野駅から徒歩数分に位置する地域のランドマーク的な商業施設です。地下2階から9階まで、ファッション、雑貨、家電、レストランなど約100のテナントが揃い、買い物から食事まで幅広く楽しめます。各階でイベントやポップアップも頻繁に開催されており、地元の方から観光客まで多くの人が行き交う、上野の街の賑わいを象徴するスポットです。

ミュージアム エポスカードは、いつものお買い物がミュージアムの応援になるクレジットカード。年会費はずっと無料で、お気に入りのミュージアムデザインを選べます。使うたびに利用額の0.1%が対象ミュージアムに届き、文化財や美術品、標本資料を未来へつなぐ活動に役立てられます。カード好きにもアート好きにもうれしい一枚です。

ウェブサイトはこちらから

上野マルイ(東京都台東区上野6丁目15番1号)
営業時間:11:00〜20:00

 

CREATIVE HUB UENO “es”

東京藝大とJR東日本の包括連携協定の第一弾として、上野駅の交番跡地をリノベーションし誕生したギャラリーです。東京藝大の学生・卒業生の若手アーティストの作品を展示し、時代を映し出す芸術作品に触れ合う機会をつくります。また、上野駅全体を美術館に見立て、駅構内に点在するアート作品等をご案内し、多様な文化交流の場を創出していきます。 ギャラリー名の”es”(エス)とは、心理学用語で「無意識の領域」を指し、多様な欲望やエネルギーを内在し、小さくとも無限の表現領域を体現できるスペースを目指して命名しました。

会場:CREATIVE HUB UENO “es”(東京都台東区上野7丁目1番1)
開催期間:2026年4月28日(火) 〜 2026年5月31日(日) 会期日数 / 30日間
休廊日 :5/11 (月) 、5/18 (月) 、5/25 (月)
開廊時間:11:00〜19:00(最終入場18:45)
展示内容:齋藤 愛未個展「小さな乗り物」
Manami Saito solo exhibition “An Exhibition of Small Vehicles”
「小さな乗り物」と題し、今まで描いてきた作品を展⽰します。

『本と汽車』2025年 膠・麻紙・岩絵具

齋藤 愛未(Manami Saito)

齋藤は岩絵具を用いて絵画制作を行います。鉱石を砕いてつくられた粒子状の絵具は、その色合いや質感が独特であり目を惹きます。日常の機微を描き留めていくなかで、改めて「乗り物」とは魅力的な造形であると考え、本展示ではモチーフを乗り物に絞り作品を展示いたします。

経歴
2018年 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
2020年 大学院美術研究科修士課程絵画専攻日本画研究分野
2023年 大学院美術研究科博士後期課程美術専攻日本画研究領域
現在 日本美術院 院友

主な展示歴
2022年 レスポワール新人選抜展(銀座スルガ台画廊)
2024年 個展「-在りし日の-」(松坂屋上野店・松坂屋名古屋店)

 

松坂屋上野店

松坂屋上野店の美術画廊は、百貨店文化の発展とともに歩んできた歴史ある売場です。戦後より、日本画・洋画・工芸など幅広い分野の展覧会を開催し、著名作家から新進作家まで多くの作品を紹介してきました。文化・芸術の街である上野に位置することから、美術文化の発信と作家の発表の場として、現在も多くの展覧会を開催しています。この機会にぜひご気軽にお越しくださいませ。

展覧会スケジュールは下記の通りでございます。なお、最新情報は随時更新しておりますので、詳細は下記ページをご覧くださいませ。
https://shopblog.dmdepart.jp/ueno/art/

松坂屋上野店は、1768年創業の歴史を誇る上野エリアを代表する老舗百貨店です。東京メトロ銀座線「上野広小路駅」と直結しており、JR御徒町駅からも徒歩2分とアクセス抜群。地下1階から8階まで、食品からファッション、暮らしの品まで幅広く揃い、地元の方々に長く愛され続けている上野のランドマークです。

松坂屋上野店(東京都台東区上野3-29-5)
営業時間:10:00〜20:00(美術画廊は18:30まで)

PARCO_ya上野

「ちょっと上の、おとなの、パルコ。」をコンセプトにした上野フロンティアタワー内の商業施設です。地下1階から6階まで、こだわりのファッションやグルメが揃い、7階以上にはTOHOシネマズ上野も。ショッピングも映画も一度に楽しめる、大人のためのおでかけスポットです。

PANDER WONDER  〜SAYAKA KOBORIのわくわくパンダ美術館〜も同時開催
2Fエスカレーター横で藝育会アーティストのコボリサヤカ氏による個展が行われます。ピンクのうえのパンダなどミュージアムウィークならではのレアパンダが勢揃い。まちの春節イベントで制作されたGOGOパンダペインティングも並びます。

※5月15日(金)〜5月17日(日)の間のみ抽選の即売会が行われます。

上野ミュージアムウィーク特別企画!パルコヤ上野に「スペシャルうえのパンダ」が登場

今回お披露目となるのは、ふんわりとした白とピンクの毛並みが目を惹く「スペシャルうえのパンダ」です。

思わず撫でたくなるような柔らかな質感と、首元に結ばれた上品なリボン。

そして、じっとこちらを見つめるような、透明感のある丸い瞳が魅力です。手仕事ならではの温もりと繊細な表現が詰まった、愛らしさ満点の作品に仕上がっています。

上野のアート散策の思い出や、日常を彩る特別な癒やしとして、あなただけのお気に入りをお迎えしてみませんか? ぜひパルコヤ上野の会場で、その愛らしい姿を直接ご覧ください。

PARCO_ya上野(東京都台東区上野3-24-6)
営業時間:10:00〜20:00(6F レストランフロア「口福回廊」は11:00〜23:00)

 

 

藝を育むまち同好会 上野ミュージアムウィーク・スペシャル直筆ドローイング・アーティスト

コボリサヤカ ドローイング例
飯田めぐみ ドローイング例
柳澤樹 ドローイング例
チカトイズ(CHIKA) ドローイング例

 

コボリサヤカ

ソフト・スカルプチュア・アーティスト。”かわいいは世界を救う”を信念に、抑圧的な社会のなかで生きる人々に癒しと希望を届けることをテーマに活動。ドイツ製のファー生地など上質な素材を用い、型紙の制作から縫製、染色、小物に至るまで一貫してハイエンドなハンドメイドにこだわる。ウチノコシリーズをメインに広告ビジュアルやイベント出店、SNSでの発信を通じ、ぬいぐるみというメディアの可能性を開拓する。上野観光連盟とコラボした「うえのパンダ」はパンダがいなくなった今も上野に訪れる多くのパンダファンの心を癒しています。藝を育むまち同好会 所属。

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上野観光連盟公認ぬいぐるみ「うえのパンダ」こちらから

略歴・展示歴
2020年 上野の未来展(東京・上野マルイ)
初個展「コボリサヤカのぬいぐるみ展」(東京・表参道ヒルズ ギャラリー ROCKET)
2021年 Future Artists Tokyo 2021(東京国際フォーラム・アートフェア東京2021)
個展「コボリサヤカ展」(東京・ラフォーレ原宿)
2022年 ラフォーレ原宿 愛と狂喜のマーケット出展

 

飯田めぐみ

ペインター。 認識出来なくなっていく記憶や出来事について関心を持ち制作している。おぼろげで不確かになっていくものの存在を絵画に記録する事で見えないものの存在を認識しようとしている。2000年生まれ 千葉県出身

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略歴・展示歴
2024年3月 武蔵野美術大学造形学部油絵学科 卒業
2024年4月 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程 入学
現在 修士課程在学展示
2024年1月 2023年度 武蔵野美術大学卒業·修了制作展/武蔵野美術大学鷹の台キャンパス
2024年11月 Group Exhibition:EPIC PAINTERS Vol:14@THE blank GALLERY,Tokyo

 

柳澤 樹

“質感”をテーマに油絵を描く。蛇の鱗を拡大して画面を構成し、細かい描写や色の層を重ねることで不思議な質感が生まれ、鑑賞者によってそれぞれ想像する対象物の肌触りや温度、質量の認識が異なる。これは鑑賞者を取り巻く環境や知識、経験が各々異なるからである。

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略歴・展示歴
2001年 埼玉県川越市生まれ
2024年 武蔵野美術大学 造形学部 油絵学科 油絵専攻 卒業
2024.2 藝を育むまち同好会「大藝育会展」松坂屋上野店 7階 アートギャラリー
2024.2 八犬堂「ヤングアーティスト公募展“いい芽ふくら芽”in TOKYO2024」松坂屋上野店
2024.9 八犬堂「KANZEN-完全-」伊勢丹新宿店

 

チカトイズ(CHIKA)

彫刻家。フューチャーレトロなデザインの造形を通じ、AIと人間の共存の形を探求する作品を展開している。異形の頭部を持つロボットたちはその無骨で錆びた外観とは異なり可愛らしいユーモアと、時にどこか哀愁を感じさせる。テクノロジーと人間の関係性を問い直し、持続可能な未来を批評的に眼差す。社会と自分自身の在り方を通じ、人間らしさとは何かを観る者に考えさせる独自の世界観を表現する。累計フォロワー10万超えの超人気アーティスト。

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略歴・展示歴
広島県福山市生まれ。
2013年「デザインフェスタ vol.38」初出展、創作活動を本格始動
2014年「ワンダーフェスティバル」初参加、デザインフェスタの双方を中心に活動を展開 2020年 上野の未来展(東京・上野マルイ)
2021年 Future Artists Tokyo 2021(東京国際フォーラム・アートフェア東京2021)
2023年 活動10周年記念展「CHIKA WORLD」(東京・谷中「HOWHOUSE」)

 

■その半券、捨てないで!クーポンサービス■
開催期間中、下記店舗にて各館の半券をご提示いただくと無料サービスが受けられます。サービスの内容などの詳細は、上野ミュージアムウィーク公式サイトをご覧ください。

【参加店舗】 ​
黒船亭(デザートサービス)
伊豆栄(ウーロン茶または緑茶1杯サービス)
あんみつ みはし(白玉2個トッピングサービス)
太昌園(生ビールまたはソフトドリンク1杯サービス)
厳選洋食さくらい(生ビールまたはソフトドリンク1杯サービス)
天寿々(野菜天一品プレゼント)
亀屋 一睡亭(あずき最中アイス1つサービス)
会席中国料理 古月(ソフトドリンクまたはビール1杯サービス)
鉢の木(グラスワイン1杯またはデザート、ランチはコーヒーサービス)
よし寿司(生ビールまたはソフトドリンク1杯サービス)
上野マルイ(ミュージアムオリジナルステッカー1枚プレゼント ※先着200名さま)
デリー 上野店(70周年記念オリジナルステッカープレゼント ※先着200名さま)

【利用方法】
上野公園の文化施設の半券を提示
スマホのQRコード、コンビニやチケット売り場で印刷したものもOK
※お1人様1枚提示
※クーポンサービス併用不可

 

■国際博物館の日とは ■
「国際博物館の日」は1977年に国際博物館会議(ICOM)が設けた、博物館の役割について広く理解を深めるための国際的な日です。多くの方に博物館に親しんでいただくこと、博物館の役割をより広く知っていただくことなどを目的に、5月18日とその前後に世界中の博物館で記念行事が行われます。国際的にも稀なほど、博物館・美術館などの文化施設が多数集まる上野では、毎年「国際博物館の日」の前後を「上野ミュージアムウィーク」として文化施設と上野のれん会が様々な記念イベントを行っています。

 

■上野のれん会■
花の雲、上野は大江戸このかたの盛り場代表。明治このかた芸術文化の発信地。 上野のれん会は、その上野の有名店約100店の連合体です。1959年(昭和34年)の創立以来この地の文化的伝統の再発見をめざして、タウン誌「うえの」を、毎月発行してきました。通巻796号(2026年4月現在)になります。

 

■フライヤー■

◎お問い合わせ
上野ミュージアムウィーク実行委員会事務局
TEL 03-3833-8016 FAX 03-3839-2765(上野のれん会内 平日10:00~17:00)

 

【上野のれん会】プレスリリースより


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2027年4月、待望の開催!「デュフィ展」

東京都美術館

東京都美術館では、2027年4月24日(土)から8月22日(日)まで、「デュフィ展」を開催いたします。

6メートルの大作! パリ万博で制作されたフレスコ画《電気の精》の原画が来日!
ラウル・デュフィ(1877~1953)は、20世紀フランスを代表する、「色と光」の画家です。海、船、音楽、麦畑、田園風景など、穏やかで心地よい題材を、鮮やかな色彩で描いた作品を多数残しています。その創作活動はカンヴァスにとどまらず、テキスタイル、衣装デザイン、陶器、タペストリー、家具にまで及び、多彩なアーティストとしても広く知られています。

本展はデュフィの生誕150年を記念し、その全貌を、パリ市立近代美術館が所蔵する多数の作品を中心に紹介します。中でも、1937年のパリ万国博覧会のために制作された巨大フレスコ画《電気の精》の原画となる、10分の1スケールの貴重な絵画(幅6メートル)は必見です。

2027年の春、華やかで明るい色彩が、東京・上野に広がります。

電気の精
《電気の精》は、1937年パリ万国博覧会の「電気と光のパビリオン」のために制作された、幅60メートルに及ぶ巨大なフレスコ画です。現在はパリ市立近代美術館の専用展示室に設置され、来場者を包み込む壮麗な空間を創り出しています。技術的な見事さとモチーフの豊かさにおいて、デュフィの芸術の集大成であると同時に、装飾芸術の最高峰の一つと言えるでしょう。

 

【開催概要】
展覧会名:デュフィ展
会 期:2027年4月24日(土)~8月22日(日)
会 場:東京都美術館(東京・上野公園)〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
主 催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、パリ市立近代美術館、パリ・ミュゼ、読売新聞社
公式サイト:https://dufy2027.jp

<巡回>
2027年9月11日(土)~12月12日(日)京都市京セラ美術館

 

【デュフィ展 広報事務局】プレスリリースより


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【書道博物館】「中村不折 生誕160年記念特集」レポート。洋画、書、新聞挿絵…多彩な才能を示した創設者の生涯を辿る

台東区立書道博物館
左から中村不折《湖畔》昭和15年(1940年)前期展示、《猗器の誡》昭和16年(1941年)通期展示

東京都台東区・根岸にある台東区立書道博物館は、日本でも珍しい書道に特化した専門博物館。中国および日本の書道史研究上重要な、約1万6000点のコレクションを有しています。「書道」と聞いて多くの方がイメージするだろう紙の墨書にとどまらず、亀の甲羅や骨に刻まれた現存最古の漢字である「甲骨文字」や、儒教経典を石に刻んだ「石経」など、多様な文字資料を通して、漢字の書法や文字の歴史を辿れる点が魅力となっています。

そんな書道博物館では現在、洋画家であり書家でもあった創設者・中村不折ふせつ(1866-1943)の生誕160年を記念し、生涯にわたる作品や資料を紹介する企画展「中村不折 生誕160年記念特集」が開催中です。(会期は令和8年7月12日(日)まで)

通常の館内展示とは趣が異なり、油彩画や水彩画、新聞挿絵などが多く空間を彩っているため、「書は難しそう・取っつきにくい」と感じているアートファンも触れやすい展覧会だといえそうです。

今回は、同館の主任研究員である中村信宏さんに展示を案内していただきました。

※会期中に展示替えがあります。展示一覧はこちらから
前期展示:4月4日(土)~5月24日(日)
後期展示:5月26日(火)~7月12日(日)

※紹介作品はすべて台東区立書道博物館所蔵です。

中村不折《裸婦頭胸像》1903~1905年(明治36~38年)通期展示
不折のチャーミングな自画像。中村不折『不折画集 第一』明治43年(1910年)通期展示

「新宿中村屋」の看板文字を手掛けたことで有名な中村不折(改名前は中村鈼太郎)は、明治・大正・昭和にわたり、洋画界と書道界の両分野において大きな足跡を残した人物です。

慶応2(1866)年に江戸・京橋に生まれ、5歳の時、明治維新の混乱で幕府側の役人であった父が失職。母の縁を頼って長野へ移り、呉服屋の丁稚奉公や菓子職人として働きながら、余暇には漢学や南画、書を学ぶ少年時代を送ります。数学者を志し、19歳で小学校教員として算数や図画を教えるも、より高度な数学を学ぶには語学の習得が不可欠であることを痛感します。聴覚に不自由を抱えていた不折にとって、それは容易な道ではなく、次点の希望であった絵画の世界へと本格的に踏み出すことになりました。

「こうした経験から、もう自分は挫けない、心を折らない、という決意を込めて“不折”を名乗るようになりました」(中村さん)

明治21(1887)年、23歳で上京し、縁者を頼って後の首相である高橋是清の別邸の空き部屋に下宿。洋画家・小山正太郎が主宰する画塾「不同舎」に入門し、以降十数年にわたり絵画の指導を受けます。

中村不折《吉祥寺村農家》明治20年代(1888~1896)前期展示

1階展示室の冒頭で紹介されているのは、西洋画の一点透視図法を用いた風景画の素描や水彩画、現存する最初の油彩画《自画像》など、塾生時代に描かれた作品群です。画塾の教育方針は徹底した素描重視であり、鉛筆画の素描を十分に習得して、ようやく水彩画、続いて油彩画を描くことが許されるというものでした。そのため、不折ら塾生は不同舎のあった千駄木から、吉祥寺などの郊外にも足を延ばし、朝から晩まで風景をスケッチしては講評を受ける生活を送りました。

中村不折《農家内部》明治22年(1889年)前期展示
中村不折《自画像》明治24年(1891年)前期展示

 国粋主義の潮流の中、洋画で生計を立てる難しさに苦心していた不折の人生に大きな転機が訪れたのは、明治27(1894)年、29歳の時でした。俳人でありジャーナリストでもあった正岡子規が編集主任を務める新聞『小日本』の挿絵画家に抜擢されたのです。それが文豪や俳人たちの目にとまり、次第に本や雑誌の挿絵や装幀の依頼が舞い込むようになります。

「当時、子規の所属する日本新聞社は、紙面で政府の外交態度や欧化政策を厳しく批判する記事を書いては、たびたび発行停止処分を受けていました。発行停止中の損失を抑えるために企画されたのが、家庭向けの絵入り新聞『小日本』です。子規が友人の画家・浅井忠に挿絵が得意な画家を探してほしいと頼んだところ、不同舎で付き合いのあった不折を紹介されます。画力の高さはもちろん、版木の彫師が扱いやすい省略と強調が利いた線が描けて、画面の構成力もある。子規は一目で不折の実力を見抜きました。不折は絵も字も得意なうえに締め切りを守るため、非常に信頼されていたようです」(中村さん)

年齢が近いこともあり、無二の友人となった子規と不折は、翌年の明治28(1895)年に日清戦争の従軍記者(絵師)として中国に渡ります。ところが、赴いた先で休戦状態に入ったために仕事がなくなります。不折は子規の誘いに乗る形で、約4か月かけて中国や朝鮮半島をスケッチしながら巡遊しました。

中村不折《財神廟》明治28年(1895年)前期展示
中村不折《遼左画稿乙集》明治28年(1895年)通期展示

初めて大陸の文化に触れた不折は、本格的に書の魅力にのめり込みます。取材のかたわら、拓本(石碑などに刻まれた文字を紙と墨で写し取ったもの。臨書の手本)をはじめとする貴重な考古資料を目にし、帰国後には古書店や骨董屋で私財を投げうって資料を蒐集。今日の書道博物館におけるコレクションを築きます。

2階展示室の前半部では、不折の洋画家としての展開を辿っています。

画家としてさらに飛躍しようとした不折は、1901(明治34)年、36歳でパリに留学。黒田清輝を指導したフランス・アカデミズムの画家ラファエル・コラン、続いて歴史画家ジャン=ポール・ローランスに師事し、約4年にわたり研鑽を積みます。

「当時の留学というと、政府や財閥からの援助か、ジャポニズムが流行していたアメリカで作品を売って資金を作り、そこから本場フランスへ向かうルートが一般的でした。しかし、幼い頃から金銭面で苦しんだ不折は独立独歩、質素倹約の気が強かったため、新聞挿絵などで得た収入を地道に貯蓄し、当時としては非常に珍しく、渡航前に独力で高額な留学資金を工面しています。さらに、留学前年にはアトリエ付きの一軒家を一括購入し、妻子にまとまった生活費も与えてから旅立ちました。並大抵ではない覚悟をみせる不折に対し、伊藤左千夫(歌人・小説家)は深い友情と成功への願いを込め、《君が渡欧を送る短歌十章》を贈っています。その“熱すぎる”メッセージにぜひ注目してみてください」(中村さん)

伊藤左千夫《君が渡欧を送る短歌十章》明治34年(1901年)通期展示/「天職 身におひもちて 益荒夫か 出立つこゝろ 尊くもあるか」など、短歌はいずれも不折に対する最大級の敬愛を感じさせます。

パリ留学中の展示では、4点の裸体習作が目を引きます。

不同舎で写生技術を磨いてきた不折ですが、手やつま先が曖昧に処理されている留学初期の裸体習作からもわかるように、人体描写について十分な訓練を積んだとは言いがたい状況でした。ローランスはこうしたデッサンを見て、全身を描く段階には達していないと判断。手足の部分素描から厳しい指導をはじめ、数か月の間に人体描写の厳密な技法を身に着けさせました。

左から中村不折《裸婦習作》1902年(明治35年)頃、《裸婦習作》1901年(明治34年)いずれも通期展示
左から中村不折《裸婦習作》1903~1904年(明治36~37年)通期展示、《裸婦習作》1902~1903年(明治35~36年)前期展示

「1900年前後には、すでに印象派など新しい潮流も生まれていましたが、アカデミックな美術教育においては、依然として宗教や神話などを扱った伝統的な歴史画がヒエラルキーの頂点にありました。群像による歴史画に挑むには、老若男女の骨格や肌の質感を描き分けなければ、画面の説得力を欠いてしまいます。そのため、基礎として裸体図を徹底的に学ぶ必要があったのです。寝る間も惜しんだ甲斐があり、2年後には画塾の競技会で200人中10位に選ばれるほど実力をつけています」(中村さん)

中村不折《ダンテの地獄巡り》1904年(明治37年)通期展示/指定された歴史画の下絵を短時間で仕上げるエスキース(構図下絵)の競技会で10位を獲得した作品。
『龍門二十品』北魏~唐時代・4~10世紀 通期展示/不折はこうした無骨で力強い楷書を好み、留学の余暇に学びました。周囲から「漢字研究のためにパリに来た」と揶揄されるほど研究熱心だったといいます。

明治38(1905)年に40歳で帰国した後の不折は、太平洋画会会員や帝国美術院会員、文部省美術展覧会の審査員を務めるなど、洋画壇の重鎮として活躍。また、太平洋画会研究所(後の太平洋美術学校)の初代校長として後進の育成にも尽力します。自身の制作においては、ローランスから学んだ歴史画をライフワークとし、書の研究で培った知識を生かして東洋故事を題材とする洋画を多く手掛けました。

その代表作と呼べるのが、晩年に制作された《猗器の誡 きき いましめ》です。画面中央にいるのは孔子であり、中身が空でも満杯でも覆る“猗器”が、水を半分ほど入れると水平になる様子を指差しています。名君たる者は実力以上を求めて慢心せず、中庸を戒めとすることを弟子に説く、中国春秋時代の故事を表した一作です。

中村不折《猗器の誡》昭和16年(1941年)通期展示

2階展示室の後半部では、書や日本画、新聞挿絵、そして文豪との交流に焦点を当てています。

明治41(1908)年、43歳となった不折は、多忙の末に神経衰弱に陥り、医師から一切の仕事を止められます。療養のために滞在した群馬県・磯部温泉で手掛けたのは、北宋の文人である蘇轍の詩二十首を書き連ねた『龍眠帖』でした。療養中の手慰みのように書かれたこの作品が、思いがけない転機となります。本作を目にした俳人・河東碧梧桐が出版を強く勧めたのです。「手を加えれば作品の気が失われてしまう」とのアドバイスを受け、不折は書き損じもそのままにデビュー作として刊行します。結果として、本作は法則にとらわれない大胆で自由な書風によって注目を集め、いわゆる“不折流”として一世を風靡しました。

中村不折『龍眠帖』明治41年(1908年)前期展示

先に紹介した、重厚で力強い『龍門二十品』など、不折が熱心に研究していた南北朝時代の書と比べて、『龍眠帖』の書きぶりは大きく異なります。書に詳しくない方は戸惑うかもしれませんが、その疑問を中村さんは「かたちを重視する日本人らしい感覚だ」と指摘します。

「日本人は、お手本が隣にあると似せようと努力しますよね。大陸だと、基本的にかたちは重視されません。そのお手本がもつ気(オーラ)を吸い込んで吐き出した結果、その人らしい異なる書が生まれます。これは西洋と東洋の芸術の違いでもあり、目に見えるものをリアルに追求していくのが西洋、目に見えないものを表そうとするのが東洋です。そのため、古代中国の政治文化をけん引した文人たちは、心の中から現れる言葉を紡いでかたちにする詩、そしてそれを文字に残す書を何よりも大切にしました」(中村さん)

中村不折《西宮酒造株式会社長 伊藤君紀徳碑稿軸》大正7年(1918年)前期展示

また、ひとつの作品の中で文字のかたちを固定せず、さまざまな字体や字形を織り交ぜることを良しとしている点も特徴です。実際に、700字以上からなる《西宮酒造株式会社長 伊藤君紀徳碑稿軸》という石碑の原稿では、同じ文字が何度も登場しますが、同じかたちはほぼ存在しません。「醸」の字の「八」の部分を「□□」や「△△」に変えた異体字など、その種類の多さから不折の深い造詣がうかがえます。石碑として彫刻されることを前提としているため、にじみやかすれといった表現は抑えられていますが、なお個性が失われない点に不折流の強みがあるといえそうです。

中村不折《鶏頭 子規居士之写生》明治42年(1909年)前期展示/新聞挿絵の先駆者であった不折は、文章がなくとも挿絵単体で意味が通じる「コマ絵」で読者を楽しませました。
中村不折《高砂初旭図軸》明治~昭和時代(20世紀)前期展示/不折にとっての日本画は、生活や研究資料収集の資金集めを目的としたもの。時には数分で仕上げることもあったとか。
中村不折《夏目漱石『吾輩ハ猫デアル』挿絵》明治38年(1905年)通期展示

明治の文豪たちとの交遊関係を示す資料も、非常に興味深いものばかりです。留学から帰国したばかりの不折が、夏目漱石の『吾輩ハ猫デアル』の挿絵を担当した際には、初版本がわずか20日で完売するほど人気を博しました。小説家としてのデビュー作の成功を受け、漱石は丁寧な礼状を送っています。

夏目漱石《漱石居士書翰 下 3通目》明治38年(1905年)前期展示

「漱石の普段の書は、わりとボソボソとした線質なのですが、この礼状は非常に爽快感のある美しい文字で書かれています。よほど完売が嬉しかったのだと思います」(中村さん)

不折の書に深く傾倒していたのは森鷗外です。鷗外は臨終に際し、自らの墓には不折の書で、「森鷗外」や「陸軍軍医」といった肩書ではなく本名の「森林太郎墓」だけを刻むよう遺言を残し、大正11(1922)年に世を去りました。遺言を受けた不折が揮毫した墓碑は、現在も東京都三鷹市の禅林寺で見ることができます。

ところが、鷗外の死後に全集刊行が計画されると、題字をめぐって議論が生じます。晩年の鷗外が「森鷗外」という号を用いることを好まなかった意向を尊重し、『森林太郎全集』とすべきか、それとも知名度を考慮して『鷗外全集』とすべきかで意見が分かれたのです。その決定に大きく影響したのが、後者の派閥に属していた与謝野鉄幹の書簡でした。

「与謝野鉄幹は先んじて、何も事情を知らない不折に『鷗外全集』という題字を依頼したのです。すでに書いてもらった以上、そのまま進めるしかないという状況をつくったわけですね。結果として、不折が揮毫に苦労した点も考慮され、題字の横に『森林太郎著』と添えることで折り合いがつけられました」(中村さん)

賀古鶴所《森鷗外遺言書(複製)》大正11年(1922年)、与謝野鉄幹《中村不折宛書簡軸》大正11年(1922年)など、いずれも前期展示

自認はあくまで洋画家であり、「書は余戯である」とも語っていた不折。だからこそ、形式にとらわれない純粋な表現欲求としての書に取り組むことができ、その伸びやかな書風が気難しい文豪たちをはじめ、多くの人々を惹きつけたのでしょう。

後期展示では、さらに深く正岡子規との交流に焦点を当てた内容に替わる予定です。展示一覧を確認のうえ、ぜひ足を運んでみてください。

■企画展「中村不折 生誕160年記念特集」概要

会期 令和8年4月4日(土) ~ 7月12日(日)

※会期中に展示替えあり
前期展示:4月4日(土)~5月24日(日)
後期展示:5月26日(火)~7月12日(日)

会場 台東区立書道博物館
開館時間 午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日 月曜日(祝休日と重なる場合は翌平日)
入館料 一般 500円 小、中、高校生 250円
※詳細は公式サイトをご確認ください。
公式サイト https://www.taitogeibun.net/shodou/

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